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ゆうろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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121.  武士の家計簿
黒澤明が好きそうな題材ですねえ。同時期に仲代達矢主演の「切腹」を鑑賞していたせいか、とても対照的な物語だなあ、と感じました。「武士道」という前提の価値観を持ちつつ、どう自分らしく生きていくか、考えさせられます。幕末から明治にかけて、日本が歴史上もっとも劇的な変化を経験し、価値観がひっくりかえるような世の中、大事なものって何だろうか。現代でも生き方のヒントになるような物語だったと思います。娯楽映画としての面白みは正直言って弱かったけど、原作の新書と合わせて観るのがいいと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-14 12:22:40)(良:2票)
122.  ブルーバレンタイン
普通なら映画になりにくそうな2つの年代のドラマが、交互に展開することで反響しながら面白さが増していく、そんな映画でした。  自分にとっては、若いカップルがイチャイチャしつつ愛を深めていくのを見せられても、「エエ、よろしいですねえ」と他人事。 けれど、冷め切った中年時代も同時に描かれるので、まるでサスペンス映画のようなドキドキがありました。物語が進むにつれて2人の状況の全体が次第に明らかになっていくのも巧~い。  自分には彼女も居ないし結婚もしてないし(汗)もちろん子供なんていないけど、後半に行くにつれ、より感情移入させられました。  2人の喧嘩のシーンは、見てるこっちも一緒にイライラ。何度もDVDを一時停止!冷静になるまで画面の前を行ったり来たりして「フンガー」と息を整えました(ゴリラか)。興奮→一時停止→クールダウン→再生→興奮を何度も繰り返し、随分時間をかけて鑑賞することになりました。これ映画館で観てたら絶対 悶え死にします!  最後は壊滅的な状況になってしまいますが、それでもまだ描かれていない「この先の物語」があるはずだから、そこに希望を託したいですね。でないと人生お先真っ暗。たとえ輝いているのが過去の思い出だけでも、それがこの先を明るく照らしてくれるといいんですけどねえ。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-13 04:16:44)
123.  ワイルド・スピード/EURO MISSION
もはやシリーズのどれを観てどれを観てないかよくわからないまま鑑賞。ド派手なアクションものの割りに、世界観が一貫したまま長く続いている珍しいシリーズですね。ただ、ドラマパートは割としっかり観てたんですが、アクションシーンになると途端に詰まらなくなって、正直眠気に襲われました(普通逆だよなあ・・・)。とりあえず敵と出会えばボコボコの殴り合いなので、単調に感じてしまいました。尋問シーンもすべて力づくだったので、もうちょっと頭使っても良かったのでは・・・。ザ・ロック師匠の筋肉ムンムン戦略には笑っちゃいましたけどね。男性脇役キャラたちがコメディリリーフ的でそこは好きでした。
[映画館(字幕)] 6点(2013-07-07 11:30:44)(良:1票)
124.  レンタネコ
「ギスギスした日常からちょっと離れて、この映画でも見てほっこりしてくださいな」という映画なんだろうけど、自分には現実舐め過ぎなように感じちゃいました。レンタネコ屋はまあいいとして、「副業」としてやってる仕事のいい加減なことといったら。株も音楽制作も占い師も、片手間でテキトーにやって金がもらえる仕事だとでも言いたいんでしょうか。だったら監督さん、株とか音楽制作とか占い師で金を稼いで、映画は500円で公開とかしてくださいよ。人の仕事をバカにするような真似してたらいずれ自分の首を絞めることになりかねませんよ。
[DVD(字幕)] 1点(2013-07-06 11:39:28)(良:1票)
125.  ハングオーバー!!! 最後の反省会 《ネタバレ》 
もはやチャウが主役だなあ。1作目から思い出してみれば、よくあのキャラがここまで膨らんだなあ、と思います。前2作とはまったく別パターンの物語で、もはや「二日酔い」ではなくなってますね。早い段階で、なぜ主人公たちがトラブルに巻き込まれるのかがすべて説明されるのはマイナスだったと思います。事情も分からないままチャウを捕まえることを命じられ、チャウを追いながらトラブルの原因が次第に分かってくる、という展開のほうが面白かったし、「ハングオーバー」らしい物語になったんじゃないかなあと思います。まだ明かされていないパート1、2での大失敗があった!というようなお話になりきってなかったですね。あと、死人(動物含む)が出てしまうのもモヤモヤが残ります。主人公たちが殺したわけじゃなくても、目の前で殺人を目撃してしまったら、もう以前のような能天気には戻れないのでは?これでは皆で楽しく旨い酒は飲めないでしょう。・・・と、ここまで割と批判的に書いてきましたが、映画館で観てる最中は結講声を出して笑ってしまうシーンも多く、劇場全体が楽しいムードでよかったです。一応これが完結編ってことで、最後はしっかりキメてくれました。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-06 09:50:50)
126.  アフター・アース
映画を観た直後の自分の感情を言葉で言い表せない(笑)。かなり退屈だったんだけど、クライマックスの怪物との戦いは、それだけでも胸が熱くなる展開で、そこは結講好きでした。映画を観終わってから数日たってふと思ったんですが、これってSF版「ライフ・オブ・パイ」・・・ってことでいいんでしょうか(笑)。「恐怖に反応して襲ってくる怪物」って、「ライフ~」でいうところのトラと同じ存在ではないかな、と。他にも色々動物出てくるし、船に揺られながら朦朧として幻覚(?)を見る場面もあるし(適当~)。そう思ってみれば、結講深みのある物語だったと思わなくもない・・・・・・か? 「ライフ~」をじっくり堪能しきってから見ればより楽しめるかもしれないし、逆にショボさが際立つかもしれません。どうすりゃいいんだ~。 ティムバートンも「猿の惑星」とか撮っちゃったことあるし、シャマランも今後ブレイクスルーがあるといいですね~。
[映画館(字幕)] 6点(2013-07-02 10:16:51)
127.  ジャッジ・ドレッド(2012) 《ネタバレ》 
スタローン版を子どもの時に観ています。トホホ映画ですが、なんやかんや言って嫌いじゃないです。内容は全く覚えてないですけどね。ホバーバイクがカッコ良かったなあ。DVDは絶版だそうで。ほんの十数年前の作品なのに難儀なもんです。 そして今回の新作。やってることは「ザ・レイド」とほぼ同じ。けれど「パクリじゃねえか!」と腹を立てることもなく、楽しむことができました。 低予算なのは伝わって来ますが、色々工夫して世界観を表現していたと思います。 現代の町並みに極端に巨大なメカメカしいビル。ビジュアル面は描きつつ、館内アナウンスのセリフで「死体の再利用処理」とか、「フードコートはあと30分で再開予定です」など、ダークな世界観を想像させてくれます。セリフだけならお金も掛からないですしね。 超能力設定は、安易なご都合主義にならないバランスで物語に活かされているし、スローモーション映像も、「特殊なドラッグ」という設定があるだけで随分変わって見えます。 クライマックスでもスローモーション映像になりますが、ここで、この世界に住む善良な人々をじっくり映したら良かったんじゃないかな?と思いました。 今まで鑑みもしなかった、普通だったら一瞬で通り過ぎて行く風景。そこで必死に生きている、悪党どもが傷つけてきた普通の人々。悪党が死に際、スーパースローでそんな光景を見せられたら、正気じゃいられないかも。そんなクライマックスなら泣いちゃうなオレ。勝手に妄想して勝手に感動しちゃった。 
[映画館(字幕)] 8点(2013-06-28 10:09:47)
128.  スプリング・ブレイカーズ 《ネタバレ》 
日本で春といえば、「桜舞い散る出会いと分かれの季節」だというのにコイツラは・・・まったくウマヤマけしからん!!けど、映画を最後まで観たら、これはこれで「"桜"舞い散る出会いと分かれ」の映画だったな、と(笑)。ただ女の体がぶるんぶるんしてるだけではなく、確かな映像センスで面白みのある作品だったと思います。極彩色の照明や、複雑に入り乱れるフラッシュフォワードとフラッシュバック、なぜか何度も繰り返される同じ会話のやりとり。観た直後は「ナンダコレ」と思いましたが、下手な作り手が手がけていたら、目も当てられない悲惨な映画になっていたと思います。現状の出来でも「悲惨」と思う方もいると思いますが・・・水着の女子大生が覆面かぶった状態で輪になってブリトニーを歌ったり、ボートに載って襲撃をかけるシーンの絵ヅラはなかなか破壊力ありましたね・・・。 けど、個人的には北野武監督作品「ソナチネ」のメスブタ版だと思えば結構楽しめました。
[映画館(字幕)] 7点(2013-06-25 10:42:51)
129.  はじまりのみち 《ネタバレ》 
「木下恵介監督の半生を映画化」と聞いて見に行きましたが、実際の映画はほんの2、3日の間の出来事を描いたもの。良い意味で期待が外れて楽しかったです。しかもごくごくシンプルなストーリー。病気の母をリヤカーに乗せて山越え。見ている途中で、「なんだかイラン映画みたいだなあ」と思いました。運動靴を探しまわる兄弟とか、友達のうちを探す男の子とか、黒板を背負って延々歩く教師とか・・・イラン映画で描かれる主人公たちと重なる部分があったと思います。イランでは国からの規制が激しいため、結果的にそういう内容の映画が多い・・・という点も、当時の木下監督の境遇と重なるのかもしれません。今だったら予算を割いて、戦争シーンをもっと派手にしたり、監督の人生を順を追って追いかけたり、主題歌を人気歌手にしたりも出来たはずだし、そうしなければ映画を作れない環境だと思います。しかし、そういう「ノイズ」を見事にはね除けた作り手は英断したなあ!と感動しました。そして本編の内容が、その後の木下作品と見事に呼応していて、ラストは落涙必至です。(個人的には、作品の引用はあれで良かったと思います。元々作品を見ている人以外の、木下映画を知らない人に向けて「あとでレンタルするんじゃなく、いますぐこの場で体験してくれ!」って姿勢はいいと思いました。) 涙を流してカレーライスを食べる「破れ太鼓」のお父さん、教育方針に納得出来ず、学校を辞めてしまう「二十四の瞳」の先生、親を背負って山を登る「楢山節考」の息子・・・。どんな時代だろうが、規制があろうが、イランのような遠い国だろうが、人間の想像力と創造力だけは奪えないし、自らそれを捨ててはいけない、と思わされました。ああ、映画って本当に素晴らしいなあ!
[映画館(字幕)] 9点(2013-06-23 21:33:07)(良:1票)
130.  DOCUMENTARY of AKB48 No flower without rain 少女たちは涙の後に何を見る? 《ネタバレ》 
AKB48についてあまり知らないまま前作のドキュメンタリーを観て、悔しいけどすっかりこのシリーズにハマってしまいました。けれど、絶賛された前回の作り方に(監督よりも上の)運営サイドが味をしめている感じがして、今回はあまり楽しめませんでした。ようはシラケたと。文字通り舞台裏にまで照明が設置され(安全対策でもあるだろうけど)、スイテディカムまで導入して撮られた映像はちょっと異様でした。デビュー当時の前田敦子の後ろ姿は、あくまで「イメージ」だからいいんですが。なんだか、どんどん裏側というものが削り取られて、全部「表」になってしまってるような気がして、観てるこっちが息苦しく感じます。メンバーのプライベートや、本当の「裏」は映していないとはいえ、「裏側」はあくまで「裏側」としてとっておいたほうがいいのでは?と思いました。涙の連続にも映画としては、健気さよりもあざとさを感じます。この辺は黒澤明の「一番美しく」(戦中のプロバガンダ映画)を観たときと同じ気分を味わいました。メンバー本人の感情は別として、”この映画に映っている涙”って本当に美しいの?
[映画館(字幕)] 6点(2013-06-22 12:08:02)
131.  ローマでアモーレ
相変わらずコンスタントに発表されるウディ・アレン映画。毎日歯を磨き、毎週ゴミを捨て、毎月給料日を待ちわびるのと同じようなテンションで、毎年映画を作っているのが面白いなあ。ウディ・アレンにとって映画を作るのは生活習慣の一部なのでは?と思えるほど。肩肘張らないその制作スタイルのおかげか、安心して十二分に楽しめる作品です。それぞれのエピソードが繋がりすぎていないところは、個人的には好きでした。群像劇でよくある「誰と彼はここで繋がっていて、実はこの場面は裏ではこの場面と繋がっていたのだ(ドヤァ…」って感じになってなくて良かったです。単独では映画にならない没ネタ寄せ集めラブコメ群像劇とは一線を画す作品になっていると思います。
[映画館(字幕)] 8点(2013-06-19 02:46:23)(良:1票)
132.  ルビー・スパークス 《ネタバレ》 
理想の恋人が現れる理想的な映画なんだけど、そうすべてが上手く行くわけじゃない・・・というのもある意味理想なのかもしれないですね。見てる途中で、「あれ?これって南キャン山里亮太の妄想なんじゃないか?」と脳裏に浮かんでからは、ロマンチックな場面でも笑いを堪えるのが必死でした。ラストで再会するという場面も、まだ妄想が続いてる感じがして、ちょっとメタ構造的にもなってるような気がしました。主人公の男も、山里亮太を限りなく美化すればこうなるんじゃないかと思うとゾクゾクします。
[映画館(字幕)] 8点(2013-06-10 10:40:44)(笑:1票)
133.  リアル 完全なる首長竜の日 《ネタバレ》 
日本では『SFやモンスターものといったジャンル映画は受けないから(ホラーは例外?)、宣伝でもそういうキーワードは使わない』と聞いたことがあります。この映画も、表立ったキャッチコピーは「このミステリーがすごい!大賞受賞!」というものだけ。映画ファンからすればあまり気分の良いものでありませんが、この映画は、そういう邦画(宣伝)業界の環境を逆手にとって見事にジャンル映画の楽しさをブチ込んだ作品だな、と思います。主演2人のラブストーリーに加え、「センシング」という、他人の意識下に潜り込む機械によって、色々な垣根が取っ払われてるわけですね。「意識の中ならどうにでもなる」「意識の共有による副作用」というオールオッケー☆な状況だから、幽霊が出ようが恐竜が出ようが、「アタシ、そういうのパス」ってな客でもハードルを上げずに観ることができるんじゃないでしょうか。ある意味だまし討ちだネ。 ちゃんと視覚的にも楽しめる映画で、「意識下」のマンションは、まるで迷路のようで悪夢的だし、「一体どこに連れて行かれるのだろう」とハラハラしました。まさかの恐竜出現には大興奮。映像の完成度も高くて驚きです。「ジュラパ」でさえ水棲の首長竜は映像化されていなかったので、お得感もモリモリ。 ただひとつ気になったのは、主人公2人が抱える「罪悪感」について。2人は過去の過ちを延々と悔いてますが、口では「自分が悪かった」と言っておきながら、態度は「自分以外の周りが悪い」という風に見えちゃうんです。罪悪感の元であるモリオ君は、実際にはとっくの昔に死んでいるのに、2人の中ではいつまでも追いかけてくる恐怖の存在。「こんなに反省してるんだから、もういい加減に許してちょーだい!」って感じで、自分が納得するかしないかしか考えてなさそう。社会的にどう落とし前を付けるかは感心なさそうなんですね。モリオ君が死んだのは自業自得な面もあるとは言え、死んだ後も2人の意識の中で「自分たちを許してくれない厄介者」として生き続けなかればならなかったと思うと、そっちのほうが不憫だなあと思っちゃいました。
[映画館(字幕)] 8点(2013-06-09 11:47:10)
134.  G.I.ジョー バック2リベンジ 《ネタバレ》 
前作のことを、「ガジェット含め、諸々のデザインがダサイ」と思っていたんだけれど、今回の続編を見てちょっと反省。少々ダサくても前作のほうが断然良かったですね。虫型スパイロボも、十分には活かしきれてなかったし、基本的に現実にある兵器ばかりで新鮮みは無かったです。見せ場の連続は結講ですが、逆に盛り上がりが無くなり、ラストにカタルシスもなく「ああ、ここで終わるのね。りょーかいりょーかい」って感じで終幕しました。もはやどーでもいい。冒頭で前作からの流れを説明しておきながら、それをあっさり無視するような展開も、とても残念。バジェットが増えれば有名キャストをなんとなく入れて、パッとしない(失礼)役者は主役と言えども用済みですかそうですか。前作のメインキャラがあっさり退場することで緊張感が生まれるタイプの作品もありますが、さすがにこの作品には合わないでしょう。次回作があるならまた都合良く設定を変えて、その時の旬の役者を投入するんでしょうね。作り手に対する信用が無くなる作品でした。
[映画館(字幕)] 2点(2013-06-09 01:02:50)(良:1票)
135.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
「月に囚われた男」ならぬ「地球に囚われた男」ってところでしょうか。映画前半の状況説明(人類が勝ったはずなのに敵は負けを認めず、自分たちが撤退)...は、イラク戦争後のアメリカの心象風景って感じで、いかにもな雰囲気。そこから状況は二転三転しますが、真相はこれまた古典的なパターンだし、新鮮味はこれっぱかしもないけれど、戦闘シーンなどは大規模で見応えありました。ハリウッドの手練たちにヤられちまった哀しみに、なんだかんだで楽しんじゃった。悔しいなあ。月が破壊された光景のビジュアルなども新鮮でした。破片が飛び散って、まるで土星の輪のようなものが出来かけている等など、面白いと思います。映像のクオリティが高い分、もうちょっとストーリーにもオリジナリティが欲しかったです。
[映画館(字幕)] 6点(2013-06-08 17:33:47)(良:2票)
136.  ホーリー・モーターズ 《ネタバレ》 
まさにレオス・カラックス版の「Takeshi's」。「Takeshi's」も好きだけど、完成度で言えば「ホーリー・モーターズ」のほうに軍配が上がる・・・かなあ。行く先々で色々な人間を演じて行く摩訶不思議な物語。印象に残っている場面は、CGのモーションキャプチャースタジオ。光のセンサーを全身に付けた状態で、ぬめぬめタコ女と交わるシーンが強烈。次第に人物のシルエットが見えなくなって、光センサーだけが蠢いている様子が異様でした。CGクリエーターだったら絶対にやらないような発想であり映像です。これも「演じる」という行為なんだな。そしてラスト。その日の「アポ」をすべて終えて停車場に戻ると、なんとそこには他のリムジンの行列が!ちょっとこの場面で鼻水が出そうになりました。主人公以外にも、毎日を「演じる」ことで暮らしている人がこんなにいるとは・・・。とどめに、そのリムジンたちまで会話し始めます。リムジンでさえ、リムジンであることを演じていたのか・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2013-06-06 01:22:40)
137.  グランド・マスター
「初恋のきた道」で、水餃子の入った鍋をブンブン振りながら健気に走っていたチャンツィーが、今ではもうカンフーの達人とは!("もう"ってなんだよ) 期待しつつ見に行きましたが、個人的には冒頭部分でもうガッカリしてしまいました。マトリックス・レボリューションのような雨がビシャビシャ降り注ぎ、スローと早回しの波状攻撃で、悪い意味でハリウッド的。カンフーの動きが持つ美しさではなく、あくまで映像テクニックの格好良さでしかないのが物足りなかったです。キャストたちの猛特訓したアクションが、誤摩化しの編集で台無しにされているのでは?あと、映画全編クローズアップばかりで異常に見づらいのも気になりました。見てくれの指摘ばかりになってしまいましたが、これで「カンフーの心」は描けていたんでしょうか・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-02 04:36:53)
138.  ライジング・ドラゴン
映画の中盤が恐ろしく荒削りで、不親切な映画だなあ、と思う点が多々あり。最初に説明的なシーンを盛り込んで物語を発展させるわけでもなければ、次第に情報を小出しにしていく描写もあまりない。CGなども含めて、邦画と比べても雑なんじゃないかと思うところが多かった。けれど、さすがジャッキー。彼の怒濤のアクションシーンは本当に面白かった。これには細かい突っ込み所もぶっ飛ぶ。ジャッキーこそ中国の宝だなあ。
[映画館(字幕)] 6点(2013-06-01 19:56:19)
139.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
豪華な「2時間サスペンスドラマ」。けど映画として観ると物足りない。原作は読んだことないけれど、「小説→映画」の変換が巧くいってないんじゃなかろうか。それくらい「映画的な快感」がない。スキージャンプ台に連れて行かれる場面や、おっぱいくらいしか無い。そして物語には影響を全く与えていない。勿体ない映画だなあ。主人公は携帯を持たない男という設定なんだろうけど、それも物語になんの影響も与えていない。あっさり他人に借りて電話しちゃう。その設定無駄!こういうところを何故サスペンスに活かさないのだろう。相棒の存在価値も、都合良く車を持ってきて都合良く携帯を貸してくれて都合良く助けてくれる存在でしかない。ないないづくし、ないづくし~。大泉洋と松田龍平のコンビは嫌いじゃないし、続編も作られるとのこと。面白い「探偵はBARにいる」を観たい。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-01 19:46:31)(良:1票)
140.  高地戦 《ネタバレ》 
反戦映画でありながら、キッチリ娯楽作としても楽しめる(?)映画になっていて凄い。日本でこんな戦争映画作れるだろうか。境界線を巡って南北の両軍が一つの山を奪っては奪い返され、奪っては奪い返されを延々繰り返している戦場が舞台。シチュエーション設定だけで「面白そう」と思って見てみたけれど、そこから発展する物語やキャラクターもことごとく魅力的。こりゃもう降参だわい。次から次へと襲いかかる困難に、もうゲッソリ。「生きて帰れると思ったのか?」と言われた時には、観てるこっちが「はい、思ってました・・・」と言いそうになるほど。全編見終わった後に冒頭部分をもう一度見直してみると、物語の重要な要素が1カット目から盛り込まれていて、そういうところも巧いなあ・・・と溜め息がでた。完敗。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-06-01 19:16:25)
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