121. シカゴ(2002)
殺人事件をすべてショーとして商品化するマスコミ、消費する大衆、法廷をショー化する弁護士。そして、ショービジネスで輝くという欲望だけに忠実なロキシーとヴェルマ。ミュージカルが「すべてはショーのために」感を盛り上げていて、シカゴという街がどこまでもシニカルに描かれる。そこに隠し味のようにまろやかさをあたえているのがアンディじゃなかった、エイモスだ。彼だけがショービジネスとは無縁の存在。法廷を去るペーソス感あふれる姿は、セロファンどころではない。私には最も残像感あるシーンであった。ミスター・セロファンに幸あれ。 7点(2004-03-07 17:42:58)(良:2票) |
122. シービスケット
《ネタバレ》 シービスケットの隣に寄り添うパンプキン、なんかけなげというか無邪気にえさを食べているところなど、シービスケットのバイタリティをいい按配で劇画化していてほのぼのさせられました。内容的には、ラスト。個人的にはどんじりのまま終わってほしかった。もしくは、ウルフが下がってきてシービスケットにエンジンがかかった瞬間にストップモーション、そしてナレーションだったらなー。ついでに最後の日本語ナレーション「人と馬が互いに癒された」というのもねー。癒しって言葉ここに当てはまるのかなー。 7点(2004-03-03 01:03:32) |
123. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 ラストの無邪気にパレードに参加するマイケル、拍手をするジミーの姿を見ていて、これは続編を作れるなと感じた。20年後、マイケルが事件の真相を知りジミーへの復讐が始まる。そこにジミーの娘やレイの息子らを絡ませれば、ミスティックリバー2の出来上がり。コピー「川の流れは止まらない」。しかし、真犯人については、その動機、現場状況、実行力すべてにおいて腑に落ちない。でも役者の演技はみんな巧ー。 7点(2004-03-03 00:50:42) |
124. 陰陽師
陰陽師戦隊安倍レンジャーかと思いました。 3点(2004-03-02 00:24:27) |
125. 群青の夜の羽毛布
物語の流れに乗りそこねた私は、痛い家族をただ眺めていた。そのことが茨の海だった。この日は、この映画を見た後、鬼束のコンサートへ行った。「茨の海」が心に溶け込んできた。 4点(2004-03-01 23:24:25) |
126. 13階段
内容的には特筆すべきものはなし。罪だけを憎むことなどそんなに簡単にできるわけはないし。忠実に再現したという死刑執行の仕組みが勉強になりました。 6点(2004-02-29 14:23:26) |
127. サイン
大滝秀治が隣で見ていたら「シャマラン、つまらん。おまえの映画はつまらん」とでも言うのが聞こえてきそうだ。 3点(2004-02-29 12:51:19)(笑:4票) |
128. GO(2001・行定勲監督作品)
テーマも考えさせるし、セリフもそこそこに印象に残るのあるし、窪塚洋介も柴咲コウも巧い。でも一番印象に残ったのが、平田満が平田満で出てきたところでした。 7点(2004-02-29 12:31:10) |
129. Dolls ドールズ(2002)
幻想美と浄瑠璃観。映画館で見たかった。 7点(2004-02-29 12:16:15) |
130. ドラッグストア・ガール
クドカンの書き下ろし脚本ということでかなり楽しみにしていたのですが・・・。だらしない人間というのは、どこかシンパシーを感じたりして愛しいものですが、本作の中年男性たちは、女子大生一人に夢中になるというなんとも情けなくイライラさせてくれます。その対象となる女子大生は愛玩的で、それでも彼らは最後には自らの足で凛と立ち上がる姿を期待したのですが最後まで女子大生への依存から抜けきらず。現代の閉塞感の中で癒されたがっている大人たちに辟易しているものには、正直、逆に元気を吸いとられてしまう映画でした。 3点(2004-02-28 00:45:46) |
131. ラブ・アクチュアリー
うーん、なんか福袋みたいな感じの映画。あれもこれも入っていて、すっげー得したと思わせといて、考えたらこんな品物いらんぞ、これ何に使うねん、とそんなもんの集まり。元はとってるかもしれんが、結局、買って得したのか損したのかわからん、そんな映画たど思いました。微妙だ。 5点(2004-02-26 22:01:00)(笑:2票) |
132. 解夏
デオドラントな映画ですね。もっと、げげっとさせてもいいかも。 5点(2004-02-22 22:15:44) |
133. 嗤う伊右衛門
《ネタバレ》 原作読んでないからか、わかりにくいとこおおすぎ。はあ?はあ? 映像が暗いしグロいし。ラストシーンで嗤ってるのは伊右衛門だけじゃなく岩も嗤っとるし、「嗤う伊右衛門と岩」になっとるじゃないか。 2点(2004-02-21 01:18:28) |
134. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
村上水軍をモデルにして日本でリメイクというのはどうだ。タイトルは『パイレーツ・オブ・セトナイカイ』。コメディータッチで、スパロウに阿部寛、エリザベスに仲間由紀恵のトリックコンビ、ウィルに木村祐二。これはおもろい、はず。 6点(2004-02-18 22:35:57) |
135. ラスト サムライ
ラストサムライ2を作るなら、寡黙な侍ボブが実は生き残っていたという設定を。勝元の仇をとるためにひとり明治政府に立ち向かう。コピー「本当のラストサムライはボブだった」。んー、ボブの存在感はいいぞ。 8点(2004-02-18 19:36:01)(笑:1票) (良:2票) |
136. Jam Films
ARITAのモデルは有田修三氏なわけないな。 4点(2004-02-18 18:11:22) |
137. ココニイルコト
観た後、すーっと心地いい映画です。おしつけがましさのないマイナスイオンの空気感がマル。 8点(2004-02-18 12:51:36) |
138. 赤い月
愛への情念がそれほど伝わってこない。「生きる」ために愛するというメッセージがぼやけている。凄まじさがもうワンパンチほしい。男の子に扮するために髪を切った女の子がむちゃ似合っていたのがマル。 5点(2004-02-18 12:41:41) |
139. トランスポーター
なんら感ずるところのない映画でした。 1点(2003-09-14 16:30:52) |
140. アメリ
おせっかいな女だなー、としか思いませんでした。 3点(2003-09-14 16:25:44) |