121. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 見終わったあと、すごくぐったりしました。役者もストーリーもよくできていて、良質な映画だったと思いますが、もう一度見たいかと言われたら確実にノーです。世界の嫌な部分を見せられた気になった。それを作品の深さと呼ぶのかもしれませんが、僕が映画に求めているものとは違いました。ジョーカーの計画があまりにもうまく行き過ぎるのにもイライラしたし、検事が急に性格が豹変してしまうのにも違和感があった。あんな都市があると考えるとイライラしたし、とにかくところどころにイライラポイントがあった。でもそれだけこの映画に力があったということなのかもしれません。重くて良質な純文学を読んだ時の感想に近いです。評価はするけど、好きになれない。そんな映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-11 23:17:43) |
122. 崖の上のポニョ
ポニョ、かわいいじゃん。海、すごいじゃん。絵、きれいじゃん。みたいな、二語くらいで評価したほうがいい映画だと思います。 最初、あまりのエンディングのあっけなさに、えっ?と思ってしまったのですが、時間がたった今、もう一度見たくて仕方がない。こんな効き方をする映画はめったにない、と思います。 [映画館(邦画)] 7点(2008-07-24 21:12:07)(良:2票) |
123. うた魂♪
《ネタバレ》 湯の川の皆さんの歌声には心が震えた。ああいう合唱方法もあると思う。自分の学校の合唱では、なんであんな変な歌ばっかり歌わされるんだろうとずっと疑問だったので、フニクラの女の子がその点をすぱっと指摘してくれたシーンは気持ちよかった。ただ、指摘させたわりに、それを映画のストーリーの中で解決しないまま放り投げてたのは残念だった。すごくよくなるはずだったのに、いろいろもったいなかった気がする。だから、僕が入れた点数は、すべて歌そのものに入れた点です。「15の夜」で3点。「僕が僕であるために」で3点。「あなたに」で2点。歌はとても素晴らしかった。ただ、ゴスペラーズの歌とか、ああいう凡庸な曲をラストに入れたのはいろいろ裏側があったのかもしれないけど最悪な判断だったと思う。 [映画館(邦画)] 7点(2008-05-06 18:24:31) |
124. 天然コケッコー
《ネタバレ》 面白かった。夏帆がとてもかわいく、絶妙の演技をしていた。ちょっとどんくさい感じがいかにもリアルな田舎の高校生だったし、「あんたと一緒に歩きたかったけえ、一緒に歩いてくれる?」とボタンつけながら頼むシーンは正直やばいと思った。なにそのいじらしさ。そりゃ大沢くんも高校変えるわ。これはしょうがない決断。やむなし。基本的に冗長なくらいドラマは起きないので、おだやかな気持ちになりたい時にゆっくりと行くのがいいかも。そういう、「ぼくのなつやすみ」的な映画です。最後のくるりの歌もいいんだよな。映画館でたあとずっと歌っちゃう。ただ、もうちょっとギュッと凝縮したバージョンも見てみたかったのが正直なところ。お父さんがかつての恋人と抱き合ってるシーンとか、いらなかったんじゃないかなあと思う。伏線放置だし。 [映画館(邦画)] 7点(2007-09-11 02:41:03)(良:1票) |
125. フラガール
《ネタバレ》 この映画でよかったところ。1、蒼井優のダンス(完全に主役を食ってた。この人いつもこの展開だなぁ)2、「ストーブ貸してくんちぇ」のくだり(方言は卑怯なまでに、かわいくて切ない。)3、音楽(特にメインテーマは秀逸すぎ)あとは、普通でした。普通であること、というレベルすらあんまり期待できない現代邦画の中で、いい意味で非常に普通で好感を持ちました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-09 02:45:15) |
126. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 惜しい。 全体のトーン、キャスト、間、どれもとても素晴らしい。普通の日常の描き方抜群にうまい。 だけど、それだけに、日常の中の非日常であるラストシーンに少し物足りなさを感じてしまった。ラストシーンだけでなく、例えば夢のシュールさ。ピエールが出てきたところはさすがに笑ったけれど、必要かといわれたらまったく不必要だと思う。プレゼントが大きな手というネタも、ふざけすぎの感が否めなかった。後半の賛美歌の女の子も、明らかに歌がうますぎてラストを食ってる感があった。ところどころに見所を作ろうとしたことによって、日常の淡々とした静かな良さが魅力として際立っていかない。だから凄く惜しいと思った。例えば、ベースの関根詩織が主役でもおかしくないくらいの、ものすごく空気のある凛とした映画にすることもできただろうし、もっと盛り上げていくなら、ラストシーンのインパクトはさらに増やしていくべきだっただろうと思った。見終わったあと、こんなに改良を考えたくなる惜しい映画もない。それだけ魅力のかけらがいっぱいあるってことだと思います。 [地上波(字幕)] 7点(2006-11-16 00:21:23) |
127. 下妻物語
《ネタバレ》 最後のシーン、泥だらけのゴスロリ深田の絵は、なんか異様にキャラが立ってる気がした。土屋アンナも完全にハマってるし、うまい。この二人のキャラ映画という印象。それ以上のものはないと思う。 [地上波(字幕)] 7点(2006-06-04 02:24:25) |
128. バグズ・ライフ
この作品の目的は、子供に世界の新しい見方を提唱することじゃないだろうか。たぶん小さい頃の自分が見ても感銘を受けたと思う。かわいいイメージで描かれることの多い鳥があそこまで恐怖の象徴になること(ヒヨコもすげーこえー)。最後のシーンで、カメラがぐっとひいて、いろいろあったように思えた壮大なストーリーも、実際は一本の木の根元の話に過ぎなかった、という演出。これを見た子供は、たぶんこれからミクロな世界に注目することになるだろうし、その複雑さにきっと感動すると思う。さらに、ということは僕らも世界全体から見たら小さな存在なんだ、という認識まで持てるんじゃないかなぁと思う。映画としても良作だと思うけれど、教材としての点数がとても高いです。教育学部生としては。 [地上波(吹替)] 7点(2006-01-17 05:28:56)(良:1票) |
129. 座頭市(2003)
ストーリーははっきりいって3点なんだけども、たけしの圧倒的な存在感と、何よりリズム感がこの作品を面白くしている。最後のタップを例に出すまでもなく、シーンが進むリズムや、音のリズムがとてもいい。これは感性の作品だ。だからストーリーの面白さを求めるのではなくて、感覚を楽しむのが正解だと思う。面白かった。 [地上波(字幕)] 7点(2005-11-07 18:21:09) |
130. アイアン・ジャイアント
《ネタバレ》 面白かった。なんかどこかで見たような展開も感じさせたけど、映像もシナリオもしっかり作りこまれているから気にならず、快感として処理できる。メカはすごいかっこいいし。ただ、ラストは、耳のネジが転がっていくだけで良かった気もする。ジャイアントの顔出しちゃうのはちょっとやりすぎかなと。でもやっぱワーナーの子供映画だからそれでいいのかも。 「ワーナーの子供映画」という枠を外さずに一番高い点を出した作品という感じだった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-20 18:29:55) |
131. 花とアリス〈web〉
淡々としてていいなぁと思った。 終わり方が潔くてすごくいい。スケッチ的な撮り方で、スケッチに適していて、それがWEB映画にすごく合っていた。このやり方、いいんじゃないでしょうか。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-21 01:08:08) |
132. 花とアリス〈劇場版〉
岩井作品の映像は見ただけでそれとわかる映像のぼかしのようなものがありますね。なんかやってるんだよな絶対。何やってるのかわからないけど。それが実に雰囲気ある絵作りになっている。それで撮られてる女の子は、やっぱりすごくきれいに見える。でもやっぱりスケッチかな。ところどころすごくいいシーンがあるけれども、まとまりには欠ける。スケッチに徹するならWEB版くらいの淡々さのほうがよかった。やや長い。正直アリスのスカウト関連の話なんかは蛇足だったような気がしないでもない。なんでこんなに蒼井優が推されてるのか。たぶん、映画とるときに蒼井優があんまり良かったからエピソードガンガン増やしちゃったんだと思う。もちろん成功してる部分はあるけれど、そのせいで蒼井優のプロモーションビデオ感が否めなかった。結論として、個人的にはWEB版のほうがよかったです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-21 01:05:35) |
133. スウィングガールズ
川を挟んで『A列車で行こう』を演奏しているシーンはほんといい。 あと、最後の演奏シーンはほんとがんばってる。観客の手拍子が裏打ちになっていくのとか、どんどん盛り上がっていくのとか、自分があそこに座ってるみたいな気持ちになって心地よかった。 あといなせなのはエンドロール。『L-O-V-E』に合わせて出てくるあの映像が実に楽しそうで。女の子たちはモロに青春しててそれが映画になっているわけだけど、製作現場もそれにつられて青春な感じでやってたんだろうなあと思って清清しい気持ちになった。楽しげに作られたものを見るのは楽しいです。 7点(2005-03-24 18:47:57)(良:1票) |
134. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
あんな風にいきなりじんめんじゅが大量に襲ってきて、一生懸命作ったやぐらとか家とかどんどん破壊されちゃったらたぶん俺は泣くと思う。 7点(2005-01-28 19:01:06)(笑:1票) |
135. ネバーエンディング・ストーリー
こういう映画もあったほうがいいよね、っていう映画。原作の小説のほうが100倍面白いけど、それでもその良さのいくつかはきちんと引き出せている。子鬼の老夫婦がかわいい。 7点(2003-12-05 05:38:43) |
136. ゴーストバスターズ(1984)
「ゴーストバスターズ!」って一緒に言いたくなります。 7点(2003-12-05 05:33:27) |
137. ぼくらの七日間戦争(1988)
当時はとても面白いと思ってみていました。 今見たらどうだろう。でも戦車がかっこいいからいいね。 7点(2003-12-05 05:22:31) |
138. 学校
テーマがよかった。こういう世界もあるって、中学生の頃に思えてよかった。 7点(2003-12-05 01:19:22) |
139. ベイブ
豚がかわいいと思える作品。 7点(2003-12-05 01:15:48) |
140. 幸福の黄色いハンカチ
ケン・タカクラがかっこいい。 7点(2003-12-05 00:36:39) |