121. シーラ号の謎
気にはなっていましたが見逃していた作品でした。この度、やっと鑑賞できました。役者もロケも実にゴージャスです。お話の方は、映画館に行って見たとしら、文句があるかもしれませんが、DVD鑑賞なら元は取れるといったところでしょうか。残念ながら、推理しても、しっかり解けるようにはできていないと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-21 05:05:47) |
122. タワーリング・インフェルノ
公開当時、2大スターの競演に大きく期待したものでした。他の役者陣もこれでもかと言わんばかりの豪華キャストです。なんでもかんでもてんこ盛りで、パニック映画の金字塔のような作品ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2010-08-17 00:56:45) |
123. ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
《ネタバレ》 リアルタイムで見ました。観賞後、「どおして、最後スローモーションで血しぶきを巻き散らかしてくれなかったんだぁあー!!」と思ったものです。ペキンパー作品の質は流血量に比例すると私は思っています。後半の流血少なめに不満がありますが、前半は見所たっぷりです。ボブ・ディランの音楽と出演が嬉しいですね。 [映画館(字幕)] 8点(2010-08-15 22:37:14) |
124. ガルシアの首
これは燃えました。金、酒、女、そして拳銃。ウォーレン・オーツの魅力で溢れています。しびれました。 [映画館(字幕)] 9点(2010-08-15 22:33:21) |
125. 戦争のはらわた
アメリカ人が英語でドイツ人役を演じる異色作です。公開当時は否定的な意見が多くて、受けが悪かったと記憶しています。私も同様で、大きな期待をかけていたこともありますが、とくに結末は不完全燃焼感が強かったです。皆さんの評価がとても高いのにビックリしてしまうくらいです。しかし、多量の血しぶき飛び散るバイオレンスシーンは素晴らしかったです。なんだかんだ言って、ペキンパー作品は好みなので、この点数です。ジェームズ・コバーンの代表主演作を選ぶならこの映画と思います。 [映画館(字幕)] 8点(2010-08-15 22:28:00) |
126. 重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス
ロイ・シャイダーにとっては「フレンチ・コネクション」にあやかった作品で、ついに主役を得ることができました。しかし、当時の彼は、主役を張るにしては今ひとつ魅力不足で、作品の不出来もあり本作は日本で全くヒットしなかった記憶があります。この後、単なるアクション映画俳優に終わらず、ヒット作にも恵まれ、役の幅を広げていったことは、大変に立派だったと思います。 [地上波(吹替)] 5点(2010-08-15 21:50:30) |
127. フレンチ・コネクション2
「2」ができようとは思っていませんでした。ストーリーは「1」を補う形になっていますが、監督が代わったこともあり、味わいは別物です。ロイ・シャイダーが出演していないのが残念です。しかし、溜飲が下がる思いがしましたので見て良かったと思わせてくれます。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-15 21:44:18) |
128. フレンチ・コネクション
刑事物でアカデミー賞の作品・監督・主演男優の各賞を受賞したことは驚きです。エンターテインメントというよりドキュメンタリーのような乾いた描き方が他の作品と一線を画するところでしょうか。ロケーションが素晴らしいです。 [映画館(字幕)] 9点(2010-08-15 21:37:32) |
129. グライド・イン・ブルー
《ネタバレ》 最初は名画座での鑑賞でした。突然に訪れるクライマックスと、とてつもなく長いエンディングをスクリーンで味わえたのは幸せだったと思います。その後、テレビで見て再び感動し、ビデオもDVDも購入してしまいました。勧善懲悪でもなければ、ヒーローものでもなく、ストーリーもけしてスッキリとはしていません。しかし、撮影、音楽、アクションと随所でしびれさせてくれるものがあります。オープニングのタイトルバックはまさに秀逸です。アメリカンニューシネマや、サム・ペキンパーのスローモーション撮影が好きな映画ファンには是非見てもらいたいです。モニュメント・ヴァレーを美しく撮ってくれています。思わず「駅馬車」「イージーライダー」「フォレストガンプ」らと比較してしまいます。思い入れのある作品なので10点を捧げます。 [映画館(字幕)] 10点(2010-08-15 10:50:16) |
130. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 音楽がとてもよかったし、ジョーズの造型が素晴らしかったですね。劇場内の全員が腰を浮かすほどびっくりしたシーンが三カ所ありました。みんなが感覚を共有し、一蓮托生の気分になるのは劇場鑑賞の良い点ですね。観賞後は無事に生きて帰ってきた気分を味わえました。 めちゃくちゃに面白かったといえる作品です。 [映画館(字幕)] 10点(2010-08-15 10:31:04) |
131. ミッドウェイ(1976)
リアルタイムで映画館にて観賞しました。貴重な実写フィルムには迫力ありましたが、全体の構成がちぐはぐで、感動は薄いといわざるを得ません。良い俳優がたくさん登場しているのに、それを生かしきっていないのはもったいないことです。これは売らんかなという製作側におそらく問題があって、 戦記をしっかり後世に残すといった心が欠如しているからと思います。 [映画館(字幕)] 3点(2010-08-15 01:32:58) |
132. ゴッドファーザー PART Ⅱ
アカデミー賞をたくさん取りましたが、1作目にあげそこなった分をアカデミー会員がごめんなさいといった感じであげたのではないかと勝手に思っています。もちろん本作も名作です。原作を読みましたが(原作面白いです!)、「1」で割愛したストーリーを「2」で丹念に拾いなおしてうまくまとめたことがわかります。とくに、デ・ニーロのパートが素晴らしいですね。 [映画館(字幕)] 9点(2010-08-14 10:21:18) |
133. 旅の重さ
汗がギラつく夏の風景が良いですね。 期待度はそれほど高くなかったのですが、観賞後さわやかな感動がありました。高橋洋子と高橋悦史の組み合わせがアンバランスなので奇異に思えましたが、高橋洋子の存在感は立派でした。観賞は30年以上も前で、場末の名画座でした。 [映画館(邦画)] 5点(2010-08-14 09:40:07) |
134. 激突!<TVM>
「ジョーズ」「激突!」「続・激突!カージャック」の順に私はスピルバーグ作品に触れたと思います。映画デビュー作の「続・激突!」(ひどい邦題ですが)より、本作のほうが優れていますね。シンプルなストーリーですが、ぐいぐいと引き込まれました。「得体の知れないもの」の怖さをうまく生かした傑作と思います。 [地上波(吹替)] 7点(2010-08-14 08:42:46) |
135. 続・激突!/カージャック
その昔、試写会で見ました。映画の知識に乏しかった私は「激突」のバッタもんだろうと思っていました。けっこう深刻な方向へ話が展開し、少し驚いたものです。観賞後の感想は、試写会なら文句は言わないが、前売り券を買って劇場まではちょっと、といったくらいでししょうか。しかし、スピルバーグの劇場映画デビュー作で、役者もゴールディ・ホーン、ベン・ジョンソンと粒がそろっています。バッタもんどころではありません。ゴールディ・ホーンはアメリカでは大人気女優なのだけれど、なぜか日本でヒット作に恵まれないジンクスを持っていました。残念ながら本作も、日本公開時にヒット作といえる興行成績ではありませんでした。スピルバーグはテレビ映画「激突」の成功、そして本作で劇場映画デビューと、才能を開花させていくわけで、今日的に振り返って見る価値十分の佳作です。ジェームズ・キャメロンの「殺人魚フライングキラー」による銀幕デビューに比べて、何と幸せな滑り出しだったことでしょう。 [試写会(字幕)] 6点(2010-08-14 08:31:57) |
136. シャンプー
《ネタバレ》 ゴールディ・ホーンの出演映画は日本でヒットしないというジンクスがありました。この映画も公開時は惨憺たる興行成績だったはずです。なぜ各部門でアカデミー賞の候補になったのか知りたくて、それを確かめに私は映画館に足を運びましたが、謎は深まるばかりでした。クライマックスでウォーレン・ベイティにボカシがかかっていましたが、ボカシ無しはどんな映像だったのだろうと、それだけが気にかかりもやもやとした気持ちになりました。 [映画館(字幕)] 2点(2010-08-14 07:13:12) |
137. マッキントッシュの男
監督はジョン・ヒューストン、脚本はなんとウォルター・ヒル。これで面白くないわけがない、と思いきや、もうひとつといった出来映えです。原作の面白さの七掛けくらいでしょうか。ポール・ニューマンはいい味出しています。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-08-19 01:23:04) |
138. 小さな目撃者(1970)
当時、飛ぶ鳥落とす勢いだったスーパー子役のマーク・レスターを豪快に無駄遣いした珍作です。スーザン・ジョージも魅力発揮することなく終わっているところがさらにすごいです。脚本、撮影、編集、音楽と、すべてひどいものです。イギリス映画である点がハリウッド映画とは一線画する風味ですが、ただそれだけです。音声吹き替えによるテレビ放送は、オリジナルの出来を損なうことがありますが、本作に損なうべき良さがあったとは到底思えません。愚作にツッコミを入れるのが大好きだという方に、強くお勧めします。 [地上波(吹替)] 2点(2009-07-27 01:16:22) |
139. オリエント急行殺人事件(1974)
原作未読で、公開時映画館で鑑賞しました。非常にわかりやすく、ストーリーをしっかりと追える作りになっており、面白かったです。シドニー・ルメットは自分の作風を抑えて、エンターテインメントに徹したのではないかと推測します。豪華キャストを無駄なく使い切っているのも見事です。素晴らしい出来上がりの極上ミステリー。 [映画館(字幕)] 8点(2009-07-23 01:11:51) |
140. ベニスに死す
《ネタバレ》 多感な十代に劇場で見ました。タッジオの美しさに魅せられました。映画の終わり近くまで女の子だと思っていました。ダーク・ボガートの心境は正直なところよくわかっていなかったと思います。けれど、胸かき乱される思いがしました。美しい映像が心に残っています。名作ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2009-02-02 00:45:01) |