Menu
 > レビュワー
 > ゴシックヘッド さんの口コミ一覧。7ページ目
ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
>> カレンダー表示
>> 通常表示
121.  マルコムX 《ネタバレ》 
黒人マルコムⅩ。 一人の偉人を通して見えてくるのは、 この世界の仕組みは差別と迫害と搾取と私欲でできてるのだということでした。 残念な気持ちです。 しかし一人の人間としてそこに闘い続けなければならないという精神を宿した映画だと感じます。  最初は逆人種差別みたいな「白人が今まで黒人にしてきたのと同じように拒絶してやるぜ」みたいな内容の映画だと思っていました。 しかしそういった過激で好戦的な内容の映画でないことは徐々にわかってきます。過剰なプライドを示す映画ではありません。 しかしもっと深いところで自尊心が湧くような内容でした。 (・・・なんだか"教祖イライジャ"の吹き替えがちょっと変だなと思っていました。 そしてイライジャがやたらと性的なことを強調していうところに違和感を感じていましたら、なんだそういうことだったのですね)  僕が感銘を受けるのは偉人マルコムⅩという人が富や名誉といったものに無頓着であったということです。 感じたことは、"神との繋がり"を得た人ほどそういった私欲に無頓着になるということです。 それとは逆に指導者イライジャやブラックモスリムの人々は私腹を肥やし裕福になっていったようです。 序盤に登場した黒人のヤクザとブラックモスリムとはそんなに変わらないのかもしれません。 ただそこを責めるでもなく、自分を守ることもせず、黒人を兄弟と呼び心を開いた偉人マルコムⅩの聖人ぶり。 素晴らしすぎます。神聖な雰囲気も漂わせる映画でした。
[DVD(吹替)] 8点(2015-04-02 23:12:58)
122.  ザ・ハリケーン(1999) 《ネタバレ》 
素晴らしいヒューマンドラマ映画でした。 好きなアメリカのヒューマン映画でTOP10に入るかもしれません。 闇に落とされた英雄ルービンカーターと少年との心の交流が生き生きと描かれます。 この少年というのがまた心の綺麗そうな少年です。 カナダの慈善団体?のさり気なさもそうですが、 彼らの優しさがルービンカーターの心の牢獄をそっと包み込み、 やがては彼をそこから解放するかのような過程が観ている側も非常に癒されます。 人種差別の歴史は憎しむべきものだといえます。 なのでこういう映画を見ていると自分は得体のしれぬ黒い憎しみに囚われるのですが、 この映画は不思議とそういった感情に自分が支配されることは少なかったです。 判決が下された時に相手側はあまり映されなかったと思います。 そういった憎しみに偏らないようなところが好感の持てる映画でした。 この映画の登場人物の何人かには聖人の姿がほんのりと重ねられているためか、 何か神聖な雰囲気さえ感じられました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-04-02 23:12:51)
123.  デス・レース2000年 《ネタバレ》 
暴走した未来、暴走した改造車の殺戮は止まらない。 未来のアメリカ独裁国家で人気の“デスレース”は人を轢き殺すとポイントが加算される 殺人カーレースです。 轢かれる相手が老人や子供だとポイントが高くなるという不謹慎な内容です。 そんなレースの模様が笑顔で解説、実況される様子が狂ってます。 暴力運転をナビゲーションするのはセクシー美女。 暴力とエロが同時に楽しめるわけです。 キレのあるスピード・カー・アクションと、スカッとした明るい残酷さが最高です。 アイディアセンス抜群の作品です。 そしてかなりぶっ飛んでいて面白いです。  無名だった頃のシルヴェスター・スタローンの演技も見どころです。
[DVD(吹替)] 8点(2015-01-28 00:41:58)
124.  ビッグ 《ネタバレ》 
トムハンクスの演技が初々しくも適役すぎる傑作ファンタジックコメディ。 全体的に優しい感じの物語で、鑑賞後も温かな感動が残りました。 ラブストーリーは儚げで、素敵だったと思います。 小道具の怪しさはファンタジーな色合いを引き立てています。 大人の世界と子供の世界が対比されているのはファンタジー映画の特徴といってもいいかもしれません。 また大人になっても出来る限りの純真さを持ち続けることの大切さも感じました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-24 23:24:56)(良:1票)
125.  パッチ・アダムス 《ネタバレ》 
人の心を解きほぐすヒューマンで感動的な映画でした。 ロビンウィリアムズの笑顔は最高にファンタジーです。 医者とは患者の肉体のみを治療するものというのが医師会の通説であるみたいですが、 この映画のロビンウィリアムズ演じるパッチという人物はそれよりも患者の心を治癒することに重きを置くようです。 患者を病名ではなく人として向き合い、 患者を心から救っていく過程が感動的に描かれます。 しかし人を癒すことの難しさもまた衝撃的に伝えています。 人の中にはプレデターのような人間がいることも事実で、 そういう人間を"パッチアダムス療法"で治癒することは非常に難しいんだと思います。 美女が館に入って行く時のヴァンパイア映画かサスペンス映画であるかのような不気味さが忘れられません。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-24 23:24:47)
126.  悪い種子 《ネタバレ》 
可愛らしいまるで天使のような洋少女。 しかし、なんということでしょう。彼女はサイコパスだったのです。 つまり殺しまくりというわけです。 幼女が殺人鬼という当時としては衝撃的な内容は、 某雑誌で伝説のトラウマ映画として紹介されていました。 実際はトラウマ映画というよりも良質なサイコサスペンス映画でした。 母にとっても子にとっても「悪い種子」を受けたことは悪運程度の些細なことだったのかもしれません。 そのような運命にあながうかのような親子愛は歪な中にあっても感動的でさえありました。 しかし無邪気に何も知らず、自分の欲しいもののために殺しまくる少女は狂気じみて身勝手です。 天使のような見た目とのギャップが凄まじいのが本作の見どころの一つです。 最後に山場らしいものを持ってきますが、 それよりも一段階前で終わってくれた方が悲壮的な親子愛がひきたって美しかった気もします。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-11 15:11:56)
127.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 
「ハリセンボンでのお仕事お疲れ様です」「マイケルムーア監督だよ!」 のネタでお馴染みの監督のドキュメンタリー作品を久々に見ました。 ムーア監督の視点はユーモラスでありながら鋭く、 アメリカ社会に蔓延する“恐怖”が銃社会と深いかかわりにあること、 そしてその恐怖の出所を探ります。  さらにマリリンマンソンがアメリカ人の抱く恐怖の正体を(ムーアとは違った切り口で) 知的に的確に語っているところが印象深いです。
[DVD(吹替)] 8点(2015-01-06 00:07:36)
128.  プロメテウス 《ネタバレ》 
タイトルが”エイリアン5”とか”エイリアンzero”とかだと「ちょっと違う」ってなりますが、 タイトルを変えたことで許容範囲内ですし、オリジナルの世界観も広がったかなと思います。 最初に宇宙人の顔でビビった。 ストリートファイターシリーズのボスキャラにでもいそうなマッチョな宇宙人です。 またこの”プロメテウス”は「ギーガー」というよりも「ベクシンスキー」っぽくて芸術的です。 映像の美しさは満点だと思います。 しかし残念なのは(ギーガー・デザインによる)グロテスク要素が減ったことです。 大胆にいっちゃえばスピリチュアルファンタジー系です。 ダークさよりも宇宙と生命の神秘です。 色々な宇宙生物が出てきます。どれもデザインが素晴らしく知的な感じさえしますがエイリアンとは異質です。 あと高度な文明はラピュタを思わせます。 それからバイオハザードのタイラントも出てきましたし、 アルビノ化したジルバレンタインも出てきたかもしれません。 どの映画でも食事シーンで箸を使って食べているシーンがあれば日本文化が作品に浸透している確率が高いとか思ってます。 もし”プロメテウス2”があるとすると監督はキャメロンでしょう。けっこうこの作品はアバターっぽいところがありましたし。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-16 23:22:39)
129.  ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人 《ネタバレ》 
アートを長年コレクションし、それが物凄いことになっている老夫婦のドキュメンタリー。 コレクションという行為そのものがアートであるという。 老夫婦にとって、アート作品のコレクションは金儲けではなく、 あくまで「好きだから買う」というスタンスはかなり気に入った。 金儲けではないが故にアート市場の価値の変動に老夫婦は無頓着で、 自分の収集したアートは一切売らなかった。 何かをコレクションしてる人はぜひ見てほしいです。 現代アートを少しだけ分かった気になれる映画だった。  それ以上に老夫婦の姿が愛しく素敵であった。 近代美術館のような、ミニマルアートを意識したかのような全体のつくりがお洒落で好印象。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-13 00:48:24)
130.  マッドマックス2 《ネタバレ》 
ヒロインなんて関係ねぇ!まさに男の映画。 人の心は荒みきり、ほぼ全員が悪役。 前作から一転し、世界は完全な世紀末の荒野と化していた。 ガソリンを巡る争奪戦が繰り広げられる。 ガソリンがあんまり無いのに走りこむところが男らしい。 悪党どもはどう見ても絶対に北斗の拳のザコキャラの元ネタだ。 悪役は1作目よりも緩いのが残念だ。 お金をかけた分だけ世界観は出せたが、 1よりも粗野な感じが薄くなったのは少し残念。 しかし終盤のカーアクションは最高にカッコいい。 パニックシーンで使われてる音楽も良かったと思う。 アドレナリン出まくりでした。 錆びた改造車が砂埃を巻き上げるソリッド感。 荒野で繰り広げられるデスレース。 エンジンとスピードが好きならば是非とも見てください。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-01 21:51:53)
131.  バタリアン 《ネタバレ》 
コメディホラーの傑作。 バカなエネルギーに満ちている。 以前何かの映画で「走るゾンビ」について書いたが、この映画をまるっきり忘れていた。 まぁこのバタリアン(オバンバ?)どもがゾンビであるかは「?」であるが。 どちらかというと「ゾンビ」というよりも「悪魔憑き」に近い感じがする。 それはおいておいて何よりも魅力的なのは世紀末なパンクロック野郎どもだ。 意外と好青年っぽいところがあるし、暇だからって墓でパーティーしようとする突拍子もなさが素敵。 中でも赤い髪の女は必見である。もしも”バカ賞”があるとするならば彼女で決定だ。 登場人物みんなふざけまくってて面白いです。 バタリアンどもはヒステリーがかった演技を見せて迫力満点、予測不可能。 ゾンビ映画にしては珍しく中ボスキャラ”タールマン”がいる。 このタールマンがまた最強にして最高で、凄い存在感なのだ。 この薬品のもとになっているのは放射能だろうか。 とにかくバタリアンどもが地獄からあふれ出た感じだし、バイオハザード起こりまくってるし、世紀末感たっぷりだし、もうどうしようもねー。 音楽もすごく良いし。 なんかマイケルジャクソンのスリラーを思い出す場面もあった。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-01 21:44:01)(良:2票)
132.  レベッカ(1940) 《ネタバレ》 
サスペンスの巨匠ヒッチコックが手がけた作品に唯一ゴシック映画があるというので当時観てみた記憶があります。 今回が2度目の鑑賞です。 ゴシックの観点でいうと怪奇といえるものはないにしても、 ヒッチコックの作風にしては幻想性がとても高いです。 狂おしい退廃ロマンです。 登場人物の心は闇にとらわれ、 亡きレベッカの因縁は強く館にあり続けます(まるで生きているかのように)。 霧と荒波に覆われた舞台。 不気味な小間使いなど、怪奇幻想映画のシチュエーションをほぼ満たしてる模様。 まさしくゴシック・ミステリーの傑作でした。 「レベッカ」「マンダレー」という単語の響きにさえなにか幻想性を感じてしまうのはちょっといきすぎでしょうか。 ただ現存するフィルムが質の悪いせいか、映像が鮮明でなくこもってるのが残念です。 それもこの物語の幻想性に拍車をかけているともいえなくないのですが。 出来ればこの美しい物語を鮮明な映像で見てみたいものです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-30 23:50:39)
133.  フェノミナ 《ネタバレ》 
ダリオアルジェントらしさが開花してる作品。 サスペリアの姉妹作といえそうだ。  少女ばかりを狙う殺人鬼の猟奇性と異常性そして変態性はホラー映画随一といっていい。 ダリオアルジェントはホント変態だと思う(敬意をもって)。 そしてこの作品は狂気が漲ってる。 ヒロイン(ジェニファー・コネリー)があまりにも美しい。 美と酷の対比がされていて、この点もホラー映画で一番かもしれない。 多感な時期にある少女のサイキックな力が事件を解き明かす鍵となる話は他にもありそうだが、 この映画では少女のサイキックと虫が結びつく独創性が最も評価されると思う。 また猟奇殺人とともに、その土地の気候や自然現象もそこに影響してくるかのように描かれている感じがする。 さらに動物までもそこに関わらせてしまうところにダリオのホラーワールドの深さを感じる。  清涼感あふれるスイスの風景と戦慄を感じる電子音楽が白昼夢のような独特の雰囲気を作り出す。 メタル(アイアンメイデン)のギターは猟奇的にかき鳴らされ、一種のアドレナリン効果をもたらす。  不条理な謎解きは まるでプレステのホラーアドベンチャーゲームをプレイした時の興奮と、 不思議の国のアリスを感じさせる場面もある。  閉鎖的な恐怖を感じる映画で、1回目に見たときよりも畸形児は怖かった。  「クロックタワー」の元ネタを感じさせる恐怖と展開、そして美しすぎるヒロインに大満足です。 名作サスペリアと比べると美術や演出は抑え目にされ、エッジは弱いが、 独特のダークな雰囲気が見事。 (「虫と少女」といえば同年に「風の谷のナウシカ」が重なったというのが個人的に興味深いです)
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-18 23:18:38)(良:1票)
134.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
とりあえずラプンツェルが可愛かった。 それからめっちゃ怖そうな人たちが歌ったらサイコーに愉快だった。 これがまさにディズニーマジック。 あと、ラプンツェルの気分の浮き沈みが激し過ぎたりとか、 なんかネタが現代的な感じがした。  長い髪をまるで鞭のようにし、ステージを生かしたジャンプアクションなど、 もしかしてゲーム化してガッポガッポの予定ですか?なんてしょーもないこと考えてしまった。 本作の敵はディズニー史上もっとも恐ろしい悪キャラ。 「過保護の母親」を上手く表し、愛と鞭で相手を支配するなんて怖すぎる。 トイストーリー3のピンクの奴といい怖すぎるでしょコレ。 美少女の18年どうしてくれんだよババア。  ・・・ファンタジーとしてのレベルは高く、無数の灯篭が湖上を覆う場面とかはもうファンタジーの極致といえます。 そしてアラジンと同じくらいロマンチックだと思う。  ここで同意を得られない喩をすると、 FFⅨっぽいなと思ってたらラプンツェルの最後はFFXのユウナみたいになってビックリした。 そして衰退の一途をたどるFFとは違い、ディズニーマジックは衰退という言葉をまだ知らないようだ(なんちゅー喩だ・・・)。
[地上波(吹替)] 8点(2014-03-19 23:20:06)(良:1票)
135.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 
まさにアクションエンターテイメント。 チャンバラ、カンフー、ウェスタン、さらにはアニメなどの要素がミックスされ、 高水準のエンターテイメント作品になってます。 僕にはタランティーノの作品は激しいけど何か捉えどころのないという印象ですが、 他の映画よりも一線を越えた感じがとても面白いと思います。 カメラの配分とか時間軸の使い方からするとほんとに器用で頭のいい人なんだと思いますが。 音楽の使い方も面白いですし。 たぶん人を驚かせることが大好きな人なんだと思います。 子供向けではない独創的なエンターテイメントを作ることなら右に出る者はなかなかいないと思います。 日本の粋な感じとオタク要素とがミックスされてとても変だけどなんかサイコーでした。 外人の作る日本映画って面白いです。  栗山千明はセーラー服が良かったですし、武器を美しく使いこなしていて素敵でした。 ×××(ザ・ブライド)さんすごくセクシーです。 僕にもお尻ぺんぺんしてください。
[DVD(吹替)] 8点(2014-03-09 15:46:30)
136.  ある戦慄 《ネタバレ》 
未体験な戦慄を覚える 圧倒的なまでにトラウマな映画でした。 人々の腐った様を前半から見せられますが、 お腹がキリキリと痛むほど嫌な気分になります。 しかしこの"性格の悪さ"がよく人々の特徴をとらえていると思います。 これが病んだアメリカの肖像なんだと思いました。 ソリッドなモノクロ映像がなかなかいい感じです。 最初はイタいだけの人にも見える二人の迷惑者ですが、しかしだんだんと度を超えてこの二人が悪魔にしか見えなくなってきます。 隔離された特殊なシチュエーションの中で起こる 迷惑者二人によるある暴力はまさに異常でした。 その不条理さは観客の神経を逆立てます。 もしかするとファニーゲームの先駆けなのかもしれません。 人々の裏の表情をどんどん暴いていく面白さと、人々を追いつめていく緊迫感が素晴らしく、 社会派な感じもして面白かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-06 00:53:40)
137.  ザ・ロック 《ネタバレ》 
カッチョイイしおもろいしもう最高。 クオリティーが凄く高いアクション映画だった。 ぶっ壊しまくりのカーアクションが超ワイルドで興奮する。 路面電車の運ちゃんがなんか笑える。 敵リーダーがジャスティスかかげてるのがなんかイイ。 軍人は狂ってるのが多いけど。 アルカトラズのロケーションも最高。 なんか男らしい。 音楽はテレビとかでたまに聴くけどめちゃカッコいいし。 ショーン・コネリーはあいかわらず渋いし、 ニコラス刑事は面白くて親しみやすいし、 アクションも動きがあってギリギリで 全体的にとても良かった。  それにしても余計な話、人類史上最悪の兵器がトイレの芳香剤にも見えてしまったのは僕だけだろうか。
[DVD(吹替)] 8点(2014-03-04 23:03:22)
138.  猿の惑星 《ネタバレ》 
当時の人々に衝撃的な結末を突き付けた名作カルトSF。 古いSF作品であるが、いろいろと迫力がある映画だった。 猿の特殊メイクは当時としてはかなりすごかったと思うが、 今見てもなかなかユニークで手の込んだものだと分かる。 この映画にあるある種のトラウマは人間の真実を的確についているものだと思う。 猿の世界は人間の歴史の見事な縮図であると感じた。 人間狩りの迫力はなかなか見ものだった。 今さら感がハンパないが改めてみると新たな発見や気づくことが多い。 野性的な人間やこの管理社会の様を見ていると何かムラムラとしてくるのは自分だけだろうか。 いくらネタバレしていても衝撃を受ける最後はまさに伝説の名場面といえる。 人がなぜあんなに大勢いるのに言葉を失うまでに退化したのかがよく分からなかったですが、 もし科学的な矛盾があっても全然ぶれない軸がこの作品にはある。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-03 21:44:04)
139.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
ジョニーは戦場へ行った(ピース)は最高の反戦映画である。 戦争の負う暗さを描き、また一人の人として生きることの尊厳を描いた。 戦争映画というと国単位の大きな視点で描かれたり論じられたりすると思うが、 この映画は一人の負傷者の視点で淡々と語られることでリアルさというか深刻さがかなり伝わってくる。 ジョニーの若き青春時代の夢は美しいカラーで描かれるが、 軍事病院での彼は暗いモノクロで描かれる。 この大胆ともいえる表現方法は、主人公のおかれる極限状態を的確に伝えていて、 原作者ゆえにここまで的確な表現になったのだと思う。 全てを失ったジョニーをモノクロ映像が見事に伝えている。 またこの軍事病院でのジョニーの姿は、多くの人が味わう苦境や不遇の時代の絶望感と通じるところがあって(彼ほど過酷でないにしろ)共感できる部分もあると思う。 ジョニーの夢は変な感じがして、とても内面的な感じで面白かった。 かなり衝撃的な作品であったが、暗闇にいても必至で生きる光を見出そうとする彼の姿は感動的だった。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-02 18:12:00)
140.  屋敷女 《ネタバレ》 
噂になるだけのことはあります。 まさにトラウマ映画というコアなジャンルの頂点。 生理的な不快さがホラーであるならこの映画はホラー映画の頂点。 とにかくグロい。 ゴアあり、サイコあり、生々しさあり、とホラー三点セットがそろってる。 それにB級ではない。 B級ではないところでグロいのをやるのが凄い。 考えてみればB級Z級映画こそ安易といえるハッピーエンドや中途半端なバッドエンドを持ち出す。 この映画はそういうのではない。 生々しい暗さが重く後味として鑑賞後に残る。芸術とさえ感じるとは言い過ぎか。 美と酷、生と死、これらの混在が終わりを深いものにしているのか。 この映画のホラーとしての評価点は脳のダメージまでもホラーとして怖くやってること。 このサイコ女はどんなホラー映画にも出てこない不気味さだ。 不条理な狂暴さがホラーというジャンルにおいて素晴らしい。 そしてこの女のゴスなファッションスタイルがナイス(個人的にサイレントヒル3(TVゲーム)のクローディアを終始思い出した)。 この作品はホラー映画にあるべき狂気というものがしっかりとしている。 部屋の照明が不思議な雰囲気を出す。 音楽は時にメランコリックに美しく、時に奇妙な電子音が箍の外れた狂気を彩る。 ホラーへの妥協が生む明るさも一切ない。 愛憎の切り替わり、モンスターの切り替わり、強さと弱さの切り替わりがあって面白い。 母性本能の強さと、自衛本能の強さと、赤ちゃんってスゲーなーってのと、女って怖えぇ。 マっジで胎教に悪い映画だなと思った。 それに僕は先端恐怖症の人も見ないほうがいいと思う。 (2012年の映画メモより)
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-02 18:06:01)
010.12%
170.86%
2334.07%
3627.64%
4566.91%
58710.73%
69211.34%
715218.74%
820925.77%
910112.45%
10111.36%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS