121. ケープ・フィアー
この時期はサイコ・サスペンス全盛期で、たぶんその流れからリメイク企画がでたのだと想像する。が、そもそも直接的な「力」で攻撃してくるという点で、デニーロには容易に感情移入できる。つまりただの人間なのだ。そこに得体の知れない怖さはない。 5点(2002-01-29 01:56:40) |
122. 身代金
「誘拐犯に向けて一世一代の大博打」というプロットなら、もっと面白い筋書きに出来るはず。 4点(2002-11-27 20:43:31) |
123. 道(1954)
名作という触れ込みで観たが、ストーリーは平坦だし、男女間の機敏の描き方もありふれていると思う。 4点(2002-11-27 20:39:14) |
124. マネキン2
魔法使いだの王女だのと言い出すととたんに話がやすっぽくなる。まあ前作だって安いのだが、余計な味付けをせずにワン・アイデアに焦点を絞っていたから大人の鑑賞に堪えた。何だか手塚治虫の短編『るんは風の中』を思い出した。 4点(2002-11-27 20:17:21) |
125. マッドマックス
バイクに全く興味がないので感情移入できない。メル・ギブソンが注目された低予算映画だが、それ以上の価値は特にないと思う。 4点(2002-11-27 20:08:03) |
126. ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝
ハガード原作というのが冒涜でしかない。インディ・ジョーンズの真似がしたいなら違う畑でやってほしい。 4点(2002-11-26 03:25:53) |
127. RONIN
ケースの中身が何なのかは結局最後までわからない。だがこの事実を最初に把握していたとしても確実につまらなかったと思う。登場人物が各自何がしたくて何をしなくてはならないか全然把握できない。物語の骨子をわかりやすすぎるほどに出してくれないと、主役級のキャスト同士の関係をつかむことすら難しい。失敗作。 4点(2002-11-26 03:23:52) |
128. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
アドベンチャーはむかしから好きなほうで、子どもの頃からハガードの小説なんかを読み漁ったりしていたのだけれど、レイダースはちっとも燃えなかった。自分でも何で燃えないのかよくわからないのだが、どうも「ジェット・コースター・ムービー」なのがいけないようだ。同じスピルバーグでも、後年の作品である『ジュラシック・パーク』なんかは、緩急がとれていて楽しかったが、レイダースはただアクションがどんどん続く、という印象しかないし、インディ・ジョーンズも基本的に「巻き込まれて」いくタイプで没個性的だ。冒険をしている、というよりさせられている感じがする。その意味でハリソン・フォードは適役なのだが、主人公に能動的な印象がないのはしまらない。敵であるナチスのキャラクターもステロタイプでのめりこめない。何回もみている(何せ繰り返し放送される)にもかかわらず、冒頭と聖柩の開くシークエンスしか印象に残らないのはどういうわけか。正直軒並みの高い評価が疑問である(ちなみに最初にあげたハガード『ソロモン王の洞窟』を原作とする、『ロマンシング・ストーン』が85年に公開された。原作のかけらも感じさせないレイダースのばったもんだった) 4点(2002-11-26 02:36:25)(良:2票) |
129. ラスト・ボーイスカウト
「かっこ悪いかっこよさ」を過剰にやろうとして失敗していると思う。 4点(2002-11-26 01:33:06) |
130. ラストサマー
ひとを車ではねておいて隠蔽するのが主人公の側、というのがまずよろしくない。カギ爪男の正体に関するミステリーじたての展開は少し面白かったけど、標準以下の出来。 4点(2002-11-26 01:26:58) |
131. 死国
四国出身の人間にとっては、タイトルからしてすでにギャグである。高木彬光の小説『一、二、三、――死』と同じセンスを感じる。よって死点。 4点(2002-03-24 04:52:17) |
132. 地獄(1960)
天地茂が地獄で死んだ女房に会う。女房は子供を身ごもったまま母子ともに交通事故死していたのだ。女「赤ちゃんが生まれたのよ」天「そうか俺の子が・・・」女「あなた名前をつけて」天「え、・・・(考え込む)」女「ハルミってつけたの」(つけとるやんけ!)女「あ、たいへん」天「どうした」女「私一人じゃ育てられないから、ハルミをハスの葉に乗せて、三途の川へ流しちゃったの。あなたつかまえて」(何でやねん!)かくて天地青年は娘ハルミを追いかけて地獄の業火に焼かれ・・・ 4点(2002-01-29 02:02:56)(笑:1票) |
133. ランボー3/怒りのアフガン
反ソ連として持ち上げていたアフガニスタンを、その後アメリカが空爆することになろうとは、スタローンも当時知るよしもなかったろう。こういう娯楽大作で安直にイデオロギーを扱うべきでない、といういい見本である。まあよくも悪くも日本では無理だと思うが。 3点(2002-11-26 01:48:05) |
134. シベリア超特急
交換殺人を「走る密室」列車の中でやってもしょうがない。「いや、彼はもう死んでいる」の一言で忘れ去られたロシア人将校。つっぱしる監督を誰も止められなかったという悲劇の超特急。巻末のNG集とタイトル・ソングも収録されたビデオ版は必見。 1点(2002-01-29 02:08:10)(笑:6票) (良:1票) |