1401. ハウルの動く城
多少ストーリーがわからないところもあるが、まずまず楽しめる作品だと思う。荒地の魔女が悪役だと思っていたら、後半やさしいお婆ちゃんになったことにまずびっくり。そして声優は倍賞さんが若い娘と老婆の両方をやっていることにびっくり。途中までは別の人だと思っていた。絵が大変美しいし、音楽も格調高い。 [DVD(邦画)] 6点(2013-01-04 18:09:19) |
1402. 007は二度死ぬ
《ネタバレ》 タイトルが二度死ぬだから、冒頭でボンドが死んでもちっともおどろかなかったが、東京に来てびっくり、何と人力車が走っている。そして横綱佐田の山に琴櫻、富士錦の相撲取りが登場。何だ佐田の山は切符を渡すだけか。そのほか、見ていると驚くこと多々、奇想天外なストーリーでおもしろいと言えば相当おもしろい。それに女にだらしがないのは毎度のことだが、これじゃ二度死ぬじゃなく、三度も四度も死にそう・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2012-12-28 16:15:32) |
1403. 三人の妻への手紙
出発する船の上から電話ボックスを恨めしそうに見つめるシーン、列車が通るたびに揺れ動く部屋など、ちょっとしたおもしろさが続くのが良い。話の展開は理解できないところもありやや思ったるいが、ラストの締め具合が良いので目をつぶろう。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-22 17:11:15) |
1404. まごころを君に
学会論文のための非人道的実験や手術という前半は、どうも好きになれない設定なのだが、チャーリーの賢くなりたいという気持ちに負けて最後まで見てしまった。テーマは賢くなることが本当に幸せなのかということだろうと思う。公園で遊ぶ彼は大変幸せそうだった。パン工場の仲間から馬鹿にされても彼らを友達と思っていた。それが・・・ クリフ・ロバートソンは好演だが、主人公の頭が良くなるのが早すぎるし、映画についていけないところもある。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-21 22:26:19) |
1405. ガールズ
《ネタバレ》 エマニエル夫人で一躍人気となったジュスト・ジャカン監督映画なので、さぞエロティックかと思いきや(もちろんそういう部分もある)、結構まじめな作りというか青春物語で、「Boys be ambitious」ならぬ「Girls be ambitious」 4人の中の1人が性体験の結果妊娠、それを他の3人が助け合う友情の物語でもある。そこそこにおもしろい。 [映画館(字幕)] 6点(2012-12-16 15:16:10) |
1406. みんなで一緒に暮らしたら
人生のエンディングをどう迎えるか、誰にも必ず訪れる人生最後の選択を扱った映画。この映画では5人が共同生活を送ることになるのだが、日本では簡単にこうはいかないだろう。遠慮とかプライバシーとか必ずついて回るが、欧州は開放的で明るいし、少しもジメジメしたところがない。75歳というのにヌード写真に凝ったり、セックスにも興味どころか実践まで・・・。ところでジェーン・フォンダだが、黄昏で共演した父ヘンリーフォンダとそっくりで驚くと共に、彼女もその歳になったのだとしみじみ思った。またピエール・リシャールは「おかしなおかしな高校教師」を見て以来だった。何十年ぶり [映画館(字幕)] 6点(2012-12-08 15:14:07) |
1407. ニッポン無責任時代
この頃クレージー・キャッツはテレビで大活躍だったし、植木等の歌もヒットの連続だった。しかし映画は見たことがなく、そうかこれが日本一の無責任男の異名をとった映画だったのかと改めて関心。 でもクレージーはテレビの方がおもしろかったと思う。ところで森繁社長夫人がこの映画でも社長夫人で登場しびっくり。 [DVD(邦画)] 6点(2012-12-05 19:05:49) |
1408. 雨の中に消えて
1軒の借家で共同生活をする若い3人女性の物語で、主演は吉永小百合。原作は石坂洋次郎で、いかにも青春ものという感じがする。選挙運動のアルバイトをする中盤が非常におもしろい。伊藤雄之助もなかなかだし、弁の立つ高橋英樹がとても良い。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-01 10:46:43) |
1409. 赤頭巾ちゃん気をつけて
最初と最後に安田講堂事件の東大紛争シーンが入るが、時代背景を物語っているとはいえ、映画とは直接関係ない。あるとすればその事件によって、東大入試が中止になったということだけ。 映画のストーリーはあってなきがごとしの散文的スタイルだが、これは当時のベストセラー芥川賞小説を映画化したものだから仕方がない。おもしろくも何ともない部分もあるが、同年代で大学紛争にも巻き込まれた当時の私にとって感じるところも多かった。 改めて見てみると、主題歌を歌っている佐良直美をはじめ、いしだあゆみ、ピンキーとキラーズなどなつかしい。 [映画館(邦画)] 6点(2012-11-29 20:32:40) |
1410. 続・サラリーマン清水港
前作と比べると残念ながらおもしろくない。フランキー堺がいなくなったのも一つの原因だが、清水次郎長らしさが失われ歯切れがいまいち。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-11-28 21:18:34) |
1411. 隣りの八重ちゃん
とても仲の良いお隣さん同士だけど、昔はさほどめずらしいものではなかった。だが隣家におじゃまして飯までとなると格別、恵太郎と八重ちゃんも兄妹同然というかそれ以上。割って入るのが高杉早苗の女友達かと思いきや出戻りの姉とは。そうか岡田嘉子と言えば実生活でも波乱に富んだ人生を送ったんだったっけ。このモーションをかける姉と落ち着かない態度の妹の心理描写が実に良い。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-25 19:18:15) |
1412. コント55号と水前寺清子の神様の恋人
理屈抜きでたいへんおもしろい。私が子どもの頃人気があった欽ちゃん、二郎ちゃんのコント55号のコンビに、チータこと水前寺清子が加わっての大爆笑コメディ。益田喜頓、伴淳三郎を初めとする脇役陣もコメディアンが多数だ。そうそう、ザ・タイガースの人気もすごかった。 [映画館(邦画)] 6点(2012-11-24 08:25:48) |
1413. ガラスの中の少女(1960)
ストーリーはともかくとして吉永浜田の若いカップルが何としても新鮮。そのはずで、浜田光夫にとっては映画デビュー作、いきなりの吉永小百合との共演で、配役字幕も浜田光曠となっている。映画は67分と非常に短いしラストがあっけない。純潔云々と言っても今の時代には通用しないか・・・ [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-11-20 21:24:34) |
1414. 危険な斜面<TVM>(2000)
松本清張の小説は、長編短編を問わず数多くの作品が映画化TVドラマ化されている。この「危険な斜面」は短編ながらTVドラマ化8回という記録を持つが、映画化はされていない。なぜ? (私は過去何回かこのTVドラマを見たが、DVD化されているのはこのTBS版のみ) 物語は不倫もののトリック殺人なのだが、心理描写の妙はやはり清張作品。田中美佐子演じる野崎利江が何となくいじらしく、艶っぽく悩ましい。 [地上波(邦画)] 6点(2012-11-19 05:36:27) |
1415. 王妃の紋章
超豪華絢爛で宮廷内の装飾もすごいが、画面いっぱいの数の兵士が出てきたときにはさらに驚いた。どれだけたくさんの資金費用をつぎ込んだのだろうか。映画はその華やかさの中にあって、王家とその周辺をめぐる愛憎と策略が入り交じり途中までは大変おもしろい。だが終わってみれば豪華さの中にストーリー内容の薄さをひしひしと感じる。それにチャン・イーモ監督の良さが消されてしまっているようにも思う。スケールの大きい映画向きではないのかも。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-13 07:54:17) |
1416. ラストエンペラー
多くの賞をとり前評判の高かった映画だが、私にとってはそれほどでもなかった。それよりも溥儀については、テレビのドキュメンタリーで見た時の方が印象深かった。DVDに南京事件の映像が入っていたことに驚いた。 [映画館(字幕)] 6点(2012-11-10 22:26:25) |
1417. 銀心中
男がもう会わないと何度逃げても、探し求め追いかけてくる女の執念はすさまじい。元はといえば戦死の誤報が引き起こした悲劇なのだが、こういう悲劇は現実にもあったらしい。新藤監督は自ら戦争体験を持つだけに、直接的にまた間接的に戦争の悲惨さを訴えるものが多い。これもそのひとつと言えるかもしれない。終盤花巻の街を走る極端に幅の狭い電車にびっくりする。馬面電車とよばれていたそうな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-11-06 07:32:25) |
1418. モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル
「モニカ・ベルッチの・・・」というタイトルだから、彼女が主役かと思いきや第1章のみ、いやエピローグでも出てくるが・・・。前作の「イタリア的、恋愛マニュアル」と同様オムニバス形式で切れ目なく続くことも同じ。最初と最後の話はおもしろかったが、まん中の2つはどうも・・・。モニカ・ベルッチはもちろん有名だが、若いエルサ・パタキが魅力的、Elisaの歌う"Eppure Sentire"も印象的 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-05 20:42:33) |
1419. 新諸国物語 笛吹童子 第三部 満月城の凱歌
あれほど人気が高かったラジオドラマも、今見てみるとそれほどとは思えない。年月が経ったからかもしれないし、子ども心が失われたからかもしれない。そして白鳥の面も、しゃれこうべの面が活躍するのに対してあっけなかった。もう少し意味があるものかと思ったが・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-02 06:34:21) |
1420. 新諸国物語 笛吹童子 第一部 どくろの旗
「ヒャラーリ、ヒヤラリーコ、ヒャリーロ、ヒャラレロ」子どもの頃毎日のようにラジオから流れ、毎日のように聴いたラジオ番組、これが映画になっていたとは知らなかった。東千代之介、中村錦之助、大友柳太朗、そして月形龍之介と当時の時代劇スターが勢揃いする。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-01 23:16:12) |