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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1521.  チェ 39歳 別れの手紙 《ネタバレ》 
今回も積極的に映画に向き合う姿勢でいないと何も入ってこないという作りは変わりません。いや、むしろ前作ではまだ時代背景や政治的背景が見えておりましたが、今回はゲバラがボリビアに渡るものの革命に失敗して敗走し処刑されるまでの1年足らずの出来事だけしか描かれていません。前作からちゃんと繋がっているという訳でもなく(前作がシネスコだったのに対して、今回はビスタと、サイズも変えてありますし)、下手をすると中東地域の映画みたいな突き放し方とB級アクション映画の如きダラダラとした戦場描写ばかりに映ります。前作と合わせても『ゲバラに見る革命が成功する理由・失敗する理由』ってハウトゥものみたいな印象。ゲバラが何をし、何が起こったのかが描かれるだけで、ここからゲバラの人としてのドラマを得られる事はありません。映画の目的もドラマ性なんてところにはないのでしょう。いたずらにゲバラを神聖化したり肯定したりするつもりもないのでしょう。ゲバラを通して歴史の中にあった革命の真実から、理想や平和を考える切欠になれば、みたいな。でも、いかんせん映画としての味付けが絶対的に不足してしまっているように思え、通してみて結局この程度の映画だったのか、という肩透かし感を抱いた事は否めません。ゲバラの生き様が妙に軽く感じられてしまったのは、映画世界が革命によって流された血までも巧妙に避けてしまっているがゆえかと。公正さは場合によっては物事を軽薄で退屈なものに見せてしまうのですね。
[映画館(字幕)] 6点(2009-02-01 23:45:51)(良:1票)
1522.  20世紀少年 《ネタバレ》 
ださっ!ダサいわぁ。なんなんでしょう?この映画全編から漂う洗練されてないカンジ。って、判ってるんですけどね。堤演出だわさ。この人が監督したんじゃこれが限界ですわねぇ。なんで即物的でつまんない画がこうも羅列されるかなぁ。邦画って何故かお金かければかけるほどダサくなるのよねぇ・・・(ゲストに有名タレントをチョイ役で出すと、絶対ダサいっていうのは、みんな判っててワザとやるよね、コレとか『模倣犯』とか『デビルマン』とか)。でも、私が気になったのはそもそも物語が面白いのか?どこか魅力があるのか?という部分。私、彼らと同世代なワケですよ。昭和30年代生まれで40年代に子供時代過ごしてて。この映画見てても、そこになんのキモチも湧いて来ません。同世代として、その世代に設定されている事の意味がちっとも感じられず、沢山の登場人物の表情一つ一つが全く印象に残らず(唯一残るのはハットリくん風な「ともだち」のお面だけね)、「ともだち」の行為同様に、ただ強引に進行してゆくばかりの映画にポカーンって感じ。後半はもう時計とにらめっこ。スティーブン・キングの『IT』に昭和キッズのノスタルジーアレンジをしてみました、って以上の何かが感じられないのですわ。これはきっつい。しかも長々と描いた末にこれで終わらず、あと2本見ろって言うんでしょ。しかし、この世代として、敷島博士を消し、金田正太郎とモロボシ・ダンを殺した(あ、ゴリさんも)意味が、果たして単なる悪趣味なパロディなのか、原作者の何らかの思い上がりなのか、それとももっともっと深ぁ~い意味を持っているのかを見極めるためには、このダサさにあと2回付き合わねばならないという訳ですね。まったくもう・・・
[映画館(邦画)] 3点(2009-01-31 01:55:56)
1523.  感染列島 《ネタバレ》 
多くの人が頑張って、苦労して作ったであろう事が画面に表れていて、だけどそういう人々には申し訳ないのですが、酷い映画です。あまりに酷いので文句だけで本一冊書けてしまいそうですけど、スペースは限られているのでポイントだけ。映画製作の核になる方の中に「観客はとてつもなく馬鹿」って思ってる人がいるようで。映画の殆どが「説明」で作られてます。説明のための映像、説明のための台詞、説明のためのキャプション。「本当の事を言うと」って台詞に、あなたは最初から最後まで本当の事しか言ってないですよ、気持ち全部台詞にしてますよ、って。説明的な要素1つは見ている人の心を数センチ映画から遠ざけます。一体この映画、最終的に何十メートル遠ざけたやら。鳥インフルエンザを意味あり気に出しながら実は単なるミスリードの道具、余分なキャラが多すぎ(存在する意味が薄かった脇キャラにまでキャプション付ける意味がどこにあったの?)、全編説明ばっかりなのにキャラの行動は突飛で理解不能、本質はただの悪趣味な娯楽エンターテイメントだった映画は、最後、まるでデキの悪い韓国映画みたいに単なる男女の悲劇へと矮小化し収束しちゃう・・・。本題が最後には蛇足みたいになっていて、一体どういう感性がこういうモノを作り出しちゃうんだろ?と頭をヒネるばかりなのでした。ところで、ごく一部の「キレイに死ぬ人」は他の多くの「血まみれで死ぬ人」と一体ナニが違うのぉ?
[映画館(邦画)] 2点(2009-01-26 12:25:03)(良:3票)
1524.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
前作に比べると遥かに毎度のジェームズ・ボンドに近付きました。お約束がいっぱい復活してますからね。今回思ったのは、ダニエル・クレイグのボンドはショーン・コネリーのボンドへの回帰を目指しているのかな、という感じ。ベッドのオイル美女は『ゴールドフィンガー』のオマージュなのでしょうし、『ドクター・ノオ』に次ぎ、シリーズで二番目に短い尺も、コネリーボンド的(レイゼンビー以降は2時間超が当たり前になってます)。そんな、007映画を見てるという感覚でいられるのは嬉しいのですが(前作では007として見るのが困難過ぎて途中で諦めたような状態でした)、冒頭から前半のアクションシーンでのカメラの音痴さ加減には辟易。何やってんだかワケ判りません。また、短尺ながら間延びして退屈な展開や、前作見てないとちゃんと判らない物語もマイナス、っていうか、前作を見ていながら結構忘れてて、ちゃんと思い出せないままに終わってしまいました。あと、カットバック多用し過ぎ。でも、なんと言っても粗暴な荒くれクレイグボンドは、やっぱりまだまだスマートなボンド像からは遠い気がしてしまいます。結構エージェント姿がサマになってきていますが、映画全体に漂う湿りっ気共々、シリーズを重ねたら、マティーニのように、もう少しクール&ドライな方向へ移行してくれるのでしょうかねぇ。
[映画館(字幕)] 6点(2009-01-17 21:00:15)
1525.  ヒンデンブルグ
ヒンデンブルグ号を襲った歴史的大惨事を中心に、フィクションとしてサスペンスたっぷりに描いたスペクタクル。最初から結末は判っている状態なので、そこに至るまでの物語がキモになるワケですが、当時の雰囲気が再現されていて、そこに描かれる、陰謀に迫るジョージ・C・スコットの渋い存在感が映画を骨太な印象にしています。空をゆくヒンデンブルグも美しく描かれておりました。クライマックスで白黒になるのは当時の事故を捉えた記録フィルムと合わせるためでしょうけれど、パンフレットに載っていたカラースチールは生々し過ぎな感じがしたので、程よい効果を生んでいた気がします。でも、当初予定されていたセンサラウンドヴァージョンで見たかったなぁ。家にいると、タマにぎょんぎょん、と独特な音がして「お、これは!」と空をゆく飛行船を見に出たりするのですが、もちろん、その行動に駆り立てるのは、この映画の存在ゆえ。高層ビルを眺めるのが好きなのは『タワーリング・インフェルノ』のせいですし、私って行動が映画的原理に基づいている気がします(もちろん、大惨事を期待してるワケじゃないですよ)。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-15 20:29:58)
1526.  地球へ・・・ 《ネタバレ》 
佐藤勝の音楽が荘厳過ぎて、ダ・カーポのかる~い主題歌と全然マッチしてないのがヘンでした。竹宮恵子の絵をアニメにするのは、ムリがあるなぁ、という印象も強かったですし。物語は善と悪との闘いではなく、ハッピーエンドが訪れる訳でもないので、一般的とは言い難く、気持ちよく劇場を出られる映画ではありませんでしたが(それでも原作に比べれば、単にフェイドアウトしちゃうだけなマツカ、仲間と旅立つトォニィなど、まだ希望が残されておりましたか)、恩地日出夫監督の、アニメ的演出をしない、という姿勢のお陰で、ショットの1つ1つは見応えのあるものに仕上がっていたと思います。時間的な省略をしないとアニメじゃキツい、ってところもそのままだったので、間延びしたカットが多かったのも事実ではありますが。当時のアニメファン向けに「爆発の金田」のオマケも付いて(全体のトーンからして異質なシーンになっちゃってますけど)そこそこお腹は満たしてくれたアニメでした。
[映画館(邦画)] 6点(2009-01-15 20:21:14)
1527.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
ハイパースペシャルゴージャスデリシャスバカ映画として、好きです。だって≪超ネタバレ≫『未知との遭遇』が『アキラ』とゆーか『T2』とゆーかしちゃって、じゃ『トップガン』しちゃうぞぉ!って。そしたら『エイリアン』したんで『スター・ウォーズ』じゃあ!って『ライトスタッフ』しました、めでたしめでたし、って。「この国は大統領からしてバカです!」と高らかに宣言してみせる、天下無敵のギャグ映画でしょ。ちょっと長いけど。全編CGバリバリ、ではなくって、かなりのカットに渡ってミニチュアワークが冴えを見せる、特撮オタク的に結構見どころアリな映画でもあります。新宿プラザ劇場恒例の先行オールナイトお祭り映画としての役割をキチッと果たした映画としても、記憶に留めておきたいところ。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-15 20:08:50)
1528.  じゃりン子チエ
原作に忠実過ぎる、っていうのは意外に退屈なモンなんだなぁ、というのを思い知った映画です。これが小説の映画化ならば、そのイメージの相違を楽しめたりもするのですが、マンガをかなりきっちり忠実に表現したキャラクターデザイン、画面構成となると、あとは「いやもう物語的には判ってるから、なんか他の事してくんない?」って思ってしまって。『ゴジラの息子』あたりが数少ないお楽しみポイント、みたいな。声に関しては、テツは最高、チエやおばあはんもいい、でも他はどうしても芸人さんの顔が見えてきてしまうなぁ、って感じでツラいものがありました。思うに高畑演出って毎回どうも関西の浪花節的なノリで、関東な私には鼻に付いてしまって馴染めなかったりするのでしょうかねぇ。原作の方は10巻くらいまでは好きだったんですけどね。あ、初日プレゼントのセル、併映の『フリテンくん』を貰って思いっきり萎えた記憶が・・・
[映画館(邦画)] 5点(2009-01-15 20:01:10)
1529.  モダン・タイムス
子供時代、母にせがんで連れて行ってもらいました。それはそれは楽しい映画で、しばらくはチャップリン、最高!って状態。今見れば「チャップリンの笑いってクドくて笑えない、むしろヒくところがあるなぁ」なんて思ったりもするんですけれど(機械の中に巻き込まれた上役に対して執拗に嫌がらせをしてみせるところなんて)、色んな才能がたっぷりぎゅっとチャップリンの中に詰まっていて、それが人を楽しませる、そう考えると、やっぱりチャップリンって偉大だったんだな、ってつくづく思います。それにしても当時、ロードショー劇場の最高峰、有楽座の指定席を親子4席分買ってまでこの映画を見せてくれた母に今更ながら感謝。そういう子供時代の経験があって、映画を「見に行く事」(「見る事」でなくて)の愉しみ、悦びを今も味わえているのですから。
[映画館(字幕)] 9点(2009-01-15 19:49:04)
1530.  獄門島(1977)
『悪魔の手毬唄』から一転、ブルーの海に島影が映えるこの映画は、シリーズ中でも最も明るい色調となり(音楽も明るめ)、軽いタッチの映画になりました。狂い咲く三人娘の描写も煌びやかでなんとなくユーモラスで、その分、モンペ姿の大原麗子は、ちょっとワリ食っちゃった感がありますが。前作からたった4ヶ月で登場したにも関わらず、急ごしらえ感は一切なしの、きっちり作られた一本となりました。原作のイメージからは離れていましたが(テレビの古谷一行版の方がずっと忠実でした)、市川=石坂金田一の楽しさをたっぷり味わえる一編でした。ただ、了沢が「シャア」なモノですから、『ガンダム』以降、この映画を見るたびに「小坊主なのにシャアの声・・・」って。頭の中で了沢に「今はいいのさ全てを忘れて」ってテーマソング付けちゃうし。
[映画館(邦画)] 8点(2009-01-15 01:31:05)
1531.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 
シリーズ中で、一番好きな映画。色々な要素が賑やかに盛り込まれた『犬神家』から一転、寒々しくも落ち着いたトーンの中に展開する物語、岸恵子の魅力(フランス臭なし)、そしてやっぱりラストシーンの悲しさ、渋さ全開な若山富三郎の存在感にとどめを刺す、と。細かいところをよ~く考えると「ん?」っていう部分もないことはないですけれど(いくら相手の目が悪いからって、変装して騙せるモンなのかなぁ? 金田一さんもあんなにも怪しい存在にすれ違っていながらスルーしちゃってるし)、確かな演出と演技によって、おどろおどろしさよりも、しっとりとした深い味わいが後に残る映画になりました。
[映画館(邦画)] 9点(2009-01-15 01:22:00)
1532.  犬神家の一族(1976)
公開当時は予想外の面白さ(原作本の表紙が恐い、テレビCMが恐い、で、最初は全く気が進まず・・・)だったのですが、その後、シリーズを重ねる事で、もっといい作品が出て、相対的に評価が落ちちゃった感じです。まだ作品全体を貫くイメージの統一感に欠けていたり、やたらホラー映画風だったり。でも、全編、作為に満ちた画面作り、編集は、ワザとらしくてダメな人もいるでしょうけれど、私は大好きです。それにしても有名なテーマ曲はリメイクの方ではキレイな曲として扱われてる感じでしたが、当時はチイチイの首が菊人形から落ちるショットから始まるCMで悲鳴と共に流れ出す曲だったワケで、不気味で恐ろしい曲、だったんですけどねぇ。
[映画館(邦画)] 7点(2009-01-15 01:14:54)
1533.  超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
作画監督な人がリアリズム路線に傾倒し出してた頃の映画なので、テレビシリーズに比べてちょっと絵がキモかったりしました。にしても、主人公の身勝手なラブラブバカ行動による迷惑展開には口あんぐり。テレビ版は、も少しマトモな人間だった気がするんですが。ラブソングが流れる中で展開するハデハデな戦闘シーンというのは革新的だったかもしれませんが、生首~、みたいな映像まで描かれてるのはどーかと思うんですけどねぇ。「ラブソングに生首を」。しょーもない推理小説みたい。さて、映画内容とは直接関係ない話なんですが、公開初日前日、何やら並んでる人間とモメたらしくて、深夜時点で並んだら列に向って無届集会で警察に訴えると脅し(映画見るのに並ぶと無届集会ならば、そもそも映画館のシステム自体が違法、もしくは違法行為を助長してるって事?)、臨時に1回増やした早朝上映ではエンドクレジットが始まると同時に場内に向って拡声器で「早く出て下さい!」とやらかして観客全員からブーイングを食らった新宿スカラ座!コラ!・・・って閉館しちゃいましたね。東宝系って東急・松竹・東映系に比べて、80年代までアニメオタクにすっげー冷たかったわぁ。その後、媚び媚びになりやがりましたが(笑)
[映画館(字幕)] 4点(2009-01-11 02:11:29)
1534.  科学忍者隊ガッチャマン(1978) 《ネタバレ》 
テレビシリーズの再編集もの、彩色ミスも修正されていない状態のダイジェスト、ではありましたが、全105話中、物語の軸となるほんの10話ほどに絞った構成と(メインはタートルキング、レッドインパルスの最期、そして地球消滅0002ですな)、新録音のすぎやまこういち氏作曲・指揮、NHK交響楽団によるBGM、『4chフェニックスサウンド』(笑。でも、ただのモノラルな『ヤマトサウンド』よりはずっとマシ)によって、結構楽しめるものになりました。何より他の再編集ものよりも映画としてキレイに繋がってちゃんとまとまってます。テレビシリーズからのファンからすれば、素顔のカッツェすら出てこないダメ映画かもしれませんけど。元から35ミリ撮影なので、劇場でも映像のクオリティはそこそこのものでしたし。でも、初日の舞台挨拶の回のパンテオンは満員でしたが、場内、『ガッチャマン』本編が終わって始まった『さらば宇宙戦艦ヤマト』の予告が最も盛り上がって、あんたら、一体何見に来たの・・・と思ったものでした。
[映画館(邦画)] 6点(2009-01-11 01:17:16)(良:1票)
1535.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 
中学生時代、土曜の雨の午後、ニュー東宝シネマのリバイバル上映、女子高生で溢れかえった中で埋もれて見た事を今でも思い出します。白黒の、メロディがダニエルの頬にキスをしているポスターを買って、家に帰ってそれを廊下で母に広げて見せた事も、母が「いいじゃない」って言った事も思い出します。そんな、映画本編だけでなくって、映画にまつわる思い出も何もかも全部、大切にしまっておきたい、そんな映画。子供の可能性を抑圧してしまうとか、大人の身勝手な良識の押し付けとか、とりあえずそんなのどうでもよくて。現実で考えたらあの後一体・・・とかもどうでもよくて。ときめきがあって、世界が広がって、そして未来が開けてる、それだけで十分なのです。
[映画館(字幕)] 10点(2009-01-11 00:58:00)(良:1票)
1536.  オーメン(1976) 《ネタバレ》 
ホラーが苦手な(ワリには見てますが)私が、学校の友達のつきあいで嫌々見に行った映画。せっかくの大スクリーンな有楽座なのに、私の好きな前の方じゃなくってみんなに合わせて後ろの方で見たせいもあってか、ちっとも恐くなくて「あー、はいはい終りましたね、結局努力は全然無駄だったってコトね」って印象しか持ちませんでした(今でも記憶に残る、遠くから見たシネスコスクリーンに大映しになる銃弾)。首コロコロ~ってしても、なんだかお人形さんだよね、みたいな印象でしたし、串刺しも「なんか背中のトコに棒が立ってるだけじゃない?」って思いましたし。なんつーか、冷めまくり。今見れば、もしかすると全然違った印象を受けるのかもしれませんが、どうも初見の印象が悪くて・・・。悪魔がやる事のセコさとか、ダミアン出生の秘密とか、どうもB級っぽくてピンと来ないんですよねぇ。
[映画館(字幕)] 5点(2009-01-11 00:38:46)
1537.  キルミー・レイター
セルマ・ブレアが主演でなければ、せいぜい5点ってところですねぇ。そのくらい、彼女の魅力に支えられている映画。あの、愛想なさそーな、恨めしそーな三白眼、その「媚び」とは正反対を感じさせる部分こそが彼女の最大の魅力。冷たい融資係役なんてピッタリ。映画は色々なコトしてる実験的な映像や音楽がアングラ、オフビートの世界を感じさせながら(それに見たのがかの有名な銀座シネパトスだし)、映画全体の姿がハッキリと見えてくると実は古めかしい「いつか王子様が」物語だったりするので、ちょっと気持ちが萎えてしまいますけど(そうなってしまうと単に音痴で笑えないラブコメ映画)、普段、名脇役状態のセルマがずっと見られる貴重な映画ではあります。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-11 00:15:55)
1538.  タイタニック(1997)
初見の時、感動しまくった自分の気持ちを素直に肯定するとしましょう(結局公開当時4回見に行ったしね)。私は男ではありますが、ローズに感情移入しまくりで見ていたので、ジャックと離れてゆく→やっぱり一緒に!のシーンで「はふ~ん」と夢見る乙女状態。ああだこうだと色々言われる映画ではありますが(そして私自身、今ではDVDで見ても自殺しようとするシーンとかダイヤをコートに隠すシーンなんか、イライラして早送りしちゃいますが)、これだけのスケールを制御する能力は、やっぱり凄いと思います。それに、当時の映画館での熱狂度、自分の周囲の盛り上がりを見ても、この一本の映画が作り出した世界的な大きなうねりっていうのは凄かったなぁ、と。『ジョーズ』『E.T.』と共に特別なノリを体験した映画として刻まれてる、今となってはイベントとしての貴重さも評価したいと思います。まあ、ジェームズ・ホーナーのワンパターン音楽のせいで、いつ見てもジャックとローズが水から逃げるシーンでは後ろからエイリアンがやってきそうに思えて仕方ないですけど。
[映画館(字幕)] 9点(2009-01-11 00:02:58)
1539.  キングコング(1976) 《ネタバレ》 
純粋な映画少年(?)だった当時「騙された!」と思った映画。イラストじゃ貿易センタービルをまたいでるコング、実際には貿易センタービルの間を飛び移るだけで必死だし。実物大を作った!と宣伝してたコングは腕とか首とか、ごくごく部分的に、のたーのたーと動くだけだし(着ぐるみと毛並みも色も違うヨ!)、固定ショットと移動ショットを合成しちゃってるし、落下するコングが空中から突如現れたりするし。でも、今思い返すと渋谷のガラガラのボロい映画館の淋しい状況と、映画に漂う空虚なイメージとが重なって、切ない思い出が甦ってノスタルジー気分。コング大暴れ!という映画じゃなくて、ガラーンとしたニューヨークをコングがとぼとぼ歩き、なんだかやたら編成の少ないオケによるジョン・バリーの音楽が淋しい気分を更に盛り上げてくれる、大作って言ってもナカミがないモノもあるのよ、っていうのを実際のカタチにして映画少年に現実を見せつけてくれたよーな映画だったんだなぁ、と。だからって評価高くしたりはしないですけどね。
[映画館(字幕)] 5点(2009-01-10 23:46:38)
1540.  機動戦士ガンダム 《ネタバレ》 
ありゃ、映画じゃないや、って感じでした。16ミリのブローアップは画面ザラザラ、線ガタガタで、劇場の大きなスクリーンで見るにはキビシ過ぎ(と言いながら、小さい劇場の、あんまり大きくないスクリーンでの鑑賞だったのですが)、物語はテレビのものを繋げただけで映画としての構成はあまり考えられておらず、オープニングとエンディングだけくっつけて映画でござい、と言われてもねぇ・・・(対ガルマで物語的なピークが訪れてしまっていて、あと蛇足っぽくなっちゃってます)。音楽は『交響詩ガンダム』という名盤がこの時点で既に存在しているにも関わらず、それよりショボい編成での演奏。しかし、画面の質を考えれば音楽だけ高級にもできませんか(『ガッチャマン』は元が35ミリゆえか、4chでN響鳴らしてもサマになってましたが)。でも、そのクセ、テレビシリーズにあった空気感はポロリと欠落しちゃってるんですよね。当時のサンライズ独自のマイナー臭(『ザンボット3』や『ダイターン3』にも漂ってた共通の匂い)がキレイに浄化されちゃってて。製作費も大してかからない、商売としちゃこんなにおいしいモノはないんでしょうけれど、アニメ新世紀宣言!とかしちゃうんだったら、もっと人に見せて誇れるレベルに仕上げてくれないとねぇ・・・(知ってます?新宿駅前のガンダム信者の祭典の如きイベント。アレ、行きましたヨ・・・)。
[映画館(邦画)] 4点(2009-01-10 23:37:08)
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1220.87%
2421.67%
31234.89%
431912.67%
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654521.65%
745518.08%
829811.84%
91827.23%
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