1541. パッチ・アダムス
医療は技術のみでは成り立たない。愛に基づく医療を実践したパッチ・アダムス、その人物を幅広く紹介した映画だ。またその医師を演ずる役者はロビン以外には考えられない。気になるのはどこまでが実話なのかだが・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-22 22:27:31) |
1542. 戦艦ポチョムキン
評判の高い映画らしいが私には合わない。有名な「オデッサの階段」のシーンだけは見るべきものがあったが、あとはまったくおもしろくない。それにウジ虫が出てくるなんて生理的に嫌だ。 [DVD(字幕)] 4点(2012-01-22 16:23:26) |
1543. ローラ殺人事件
つっこみどころが多いばかりか、登場人物に好感が持てない映画だ。サスペンスにしては、はらはらするところもないし、謎解きという場面も少ない。だいたいこの手の映画は後でなるほどと思わせる伏線があるものだがそれもない。 警察の捜査はずさんで被害者を間違えるし、捜査も勝手に部屋に上がり込んでいじくり回す、基本がなっていない。 見所といえば、美しいローラだけか。その美しさに惑わされた物語なのだろうか、刑事まで公私混同。そして最悪なのは犯人を逮捕せずに撃ち殺したこと、いかにも米国、銃社会らしい。 [DVD(字幕)] 4点(2012-01-22 16:21:28) |
1544. スクリーム(1996)
昔6点、今は4点。以前見たときは、怖いのと犯人が誰かの興味本位で見ていたが、今もう一度見直してみると、凄く残酷な映画だ。リアルといえばリアルだが、目を覆いたくなるシーンが何か所もある。そしてもっとわからないのは動機、映画の中でも語られてはいるが、いかにも薄弱。そしてもっと恐ろしいのは、何の関係もない人を次々殺していっていることだ。見直していくうちにどんどん評価が下がる。 [DVD(字幕)] 4点(2012-01-22 16:18:32) |
1545. 駅馬車(1939)
昔見たときはおもしろい映画だと思ったが、今見るとつまらないし、首をかしげることが多々ある。 まずは、アパッチ=悪と決めてかかっているところ、なぜジェロニモが駅馬車を襲うのかがわからないし、この映画では単に暴れ回っているとしか描かれていない。 次に、脱獄囚が決闘を目的にやってくるのに周りが止めないし、容認している。殺し合いこそ悪であるはずなのに。 その他、命令一つで駅馬車の護衛を放棄するし、アパッチは鉄砲の対して弓で対抗するし、ラストは安易だし・・・。 前半の、駅馬車に乗り合わせた客たちの人間模様はおもしろいのだが・・・。(特に酒飲みの医者) [映画館(字幕)] 5点(2012-01-22 16:11:26)(良:1票) |
1546. 霧の旗(1977)
松本清張の好きな小説であり、倍賞千恵子の映画によってますます好きになった私は、当然のごとくこの映画も期待して見た。 山口百恵はデビューした頃は主に都倉俊一の歌を歌っていたが、この頃になると宇崎竜童の歌を歌うようになり、少女から大人の女性への変貌を遂げる。そしてこの映画でも、アイドル女優を超えた精一杯の演技をしていると思う。 しかし所詮十代の若さでは、大人の世界を操るには早すぎた。しかもお決まりの三浦友和、さすがにこの映画では役どころはないだろうと思っていたが雑誌記者としてやっぱり出てきた。こうなるとやはりアイドル映画の枠は超えられない。すぐれた作品であり、脇役陣もしっかりしているのに惜しい。 [映画館(邦画)] 5点(2012-01-22 16:09:51) |
1547. プッチーニの愛人
《ネタバレ》 ドーリア・マンフレーディ事件の新解釈によって映画が作られているというので興味深く見たが、いやー、まいった。こういう映画は苦手だ。 オペラ作曲家の劇的な物語かというと静かなもの、淡々と進んでいく。流れるようにではなく、切れ切れに。そう思うのは会話がきわめて少ないのだ。 進行の内容がわかるのは、電報だったり手紙だったり、不思議な手法である。プッチーニやメイドを演じた俳優さんたちはほとんど素人のこと。そのプッチーニが作曲する姿、ピアノ演奏するシーンはなかなか堂にはまっていると思ったら、本職の作曲家だそうだ。 メイドの突然の死によって映画は終わるが、そのとき運命的に鳴るのがシューベルトの「死と乙女」 [映画館(字幕)] 5点(2012-01-22 16:08:35) |
1548. もう頬づえはつかない
ベストセラー小説の映画化ということで見たけど、さほどおもしろくなかった。桃井かおりのけだるさは役にあっているとと思うが、だらだらとした雰囲気が私には合わない。 [映画館(邦画)] 5点(2012-01-22 16:03:08) |
1549. 親愛なるきみへ
日本の兵隊は、招集令状で無理矢理戦争に引きずり出されるわけだから運命の別れになるのだろうが、この映画の場合は違う。自分で志願して兵隊になったわけであり、除隊できるところを兵役を延長してまで戦地に行ったわけであるから文句は言えまい。むしろ非難されるのはテロを行った側と大量に兵隊を送り込んだブッシュ大統領に非があるわけだ。また映画のように、上官が兵士の意志に任せるなども現実にはあり得ないだろう。 一見ラブストーリーに見えて、主人公の二人に感情移入しづらい映画である。また自閉症のとらえ方も軽度かもしれないがこんなものではない。 [映画館(字幕)] 5点(2012-01-22 15:58:20) |
1550. 女の一生(1967)
長編小説の映画化だけに、前半のシーンが細切れになるのはやむをえないだろう。よくぞ120分にまとめ上げたという感じだし、日本への置き換えも悪くない。ただ増村保造の「女の一生」は未見なので、比較は出来ないが・・・。 この映画では左幸子・時枝の、年の離れた姉妹が共演する。二人が相対する場面もあって、印象深かった。 [映画館(邦画)] 7点(2012-01-22 15:48:31) |
1551. 風の谷のナウシカ
登場人物が多く物語も複雑で難解、アクションシーンも好きでない。久石譲の音楽は良いのだけど・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-22 10:54:34) |
1552. 上と下
ミレーヌ・ドモンジョがメイドに挑戦、デビュー間もないC・カルディナーレも出演ということで、大いに期待したが・・・。カルディナーレは初めの方だけで姿を消してしまうし、ドモンジョは中盤になってもなかなか現れない。コメディとしては悪くないのだが、ちと軽すぎる映画。中盤までは家政婦さんに泣かされっぱなし、ラストはお巡りさんが・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-22 08:10:49) |
1553. もののけ姫
アニメながらすごくメッセージ性の高い映画。これをどう受け取るかによって評価が分かれると思う。事実私も最初は物語がよく理解できず、それまでのジブリ映画より低く見ていたが、今日再びDVDで見てそれは誤りだと思った。今ではジブリ映画の中では間違いなく最高峰の映画だと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2012-01-20 22:51:25) |
1554. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
昔映画館で見たときはずいぶん興奮した記憶があるが、DVDで再度見てみるとこんなものだったのかと拍子抜け。それに気持ち悪いものも結構出てくるし・・・。若い人の冒険ものとしては良いかもしれない。 [映画館(字幕)] 5点(2012-01-19 21:50:20) |
1555. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
前作「魔宮の伝説」はドタバタが過ぎてたが、こっちの方は比較的落ち着いて見ることができる。父親が出てくることも前作の登場人物より良く、脚本も練られていると思う。 [DVD(字幕)] 6点(2012-01-19 21:44:28) |
1556. がんばれ!ベアーズ
野球が下手でも映画にはなると思うが、もっと一生懸命にやらないとおもしろくない。素人の私が思うくらいだから、野球を一生懸命やった経験者が見たら、恥ずかしくて見られないのではなかろうか。 映画のストーリーも決して良いとは言えない。勝てば何でもありみたいに思っていた者が、急にチームプレーにはならないだろうと思うし・・・。 子どもが主役の映画であり、私も子どもの頃見ていればもう少し評価も上がっただろうと思うが、映画ができたのはもっと後だった。 ところで見てる途中で、昔高校野球で全打席敬遠された選手のことを思い出したのだが・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-19 08:36:34) |
1557. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 そこそこにおもしろいし、よくまとまっている。さすが黒沢映画だ。しかしなんと言っても、三十郎が室戸半兵衛を一太刀で切ってしまうほど強すぎてはおもしろさも半減。 それに話も三十郎の言うとおりに都合良く行き過ぎて、嫌になるくらい。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-19 06:51:12) |
1558. バッファロー'66
《ネタバレ》 初めの方は突っ込みどころ満載だし、主人公の性格も嫌で見る映画を間違えたかなと思うほどだった。しかしどういう訳か、嫌でたまらない映画なのに何か引きつけるものがあった。こういう素直になれない人物は私の身近にもいるし、私自身も昔はこういういじけた性格だったからかもしれない。レイラと出会ってともに行動していくうち、少しずつだが彼の心が変わっていくのを感じた。最後まで辛抱して見て本当に良かったと思う。 レイラはビリーにとっては天使だったのかもしれない。映画は途中はどうであれ、最後が一番大切だと思う。それを感じさせてくれる映画だった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-01-18 22:50:45)(良:1票) |
1559. ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~
《ネタバレ》 有名なゲーテの「若きウェルテルの悩み」、想像はつけど実際には読んだことがない。べたなストーリー展開を予想し、まったく期待していなかったが、なかなかどうしての出来。ゲーテが詩人・劇作家のみならず、自然科学者、哲学者、法律家でもあったという。いうならば天才文豪ゲーテなのだが、若き日の情熱的な青春時代を垣間見ることができた。けっこうドラマ性もあり感動を呼ぶ。 [映画館(字幕)] 8点(2012-01-18 14:46:03) |
1560. ロード・オブ・ザ・リング
最初の方だけおもしろいというか、これから壮大な物語が始まるのだという期待感があったが、徐々におもしろくなくなって、とてつもなく長く感じた。 映画館で、このように早く終わってくれと思った映画は初めてだった。 [映画館(字幕)] 4点(2012-01-18 06:14:10) |