Menu
 > レビュワー
 > 紅蓮天国 さんの口コミ一覧。8ページ目
紅蓮天国さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 451
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/guren_heaven_2
自己紹介 今年のベストは『コーヒー&シガレッツ』。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
212223
投稿日付順1234567891011121314151617181920
212223
変更日付順1234567891011121314151617181920
212223
>> カレンダー表示
>> 通常表示
141.  椿三十郎(1962)
当時黄金時代の真っ只中だった東映時代劇は、東宝の「用心棒」と本作「椿三十郎」によって衰退の道を辿り始めたという。当時の人々がどれだけこの作品に熱狂したかが見て取れるではないか。   三十郎という豪快な主人公にも負けず劣らず、ユーモラスでどこまでも魅力的な登場人物達。バカで憎めない若侍、のんびりした性格が物語りにゆとりを持たせる奥方と娘さん、そしてピンポイントで冷静に物事を見極める押入れの侍。それは敵役だって同じ、三人の親玉たちのあたふた振りには笑ってしまうし、室戸半兵衛には善悪を超えた一人の侍としてのカッコ良さがある。全員がパーフェクトでコンパクトな物語の中、奇跡のような輝きをこれでもかと放っているのだ。  迫力ある殺陣、そして映画史に輝く伝説の名勝負。娯楽映画に求める全てが詰まっていると言っていい。もしもこの映画を「邦画だから」「白黒だから」「時代劇は苦手」等の理由で敬遠している人がいたとしたら、断言する、それは愚かだ。あぁ、そんな人々に言ってやりたい。そう、ちょっと間をタメて。「・・・、あばよっ!」
9点(2004-05-29 15:32:20)(良:3票)
142.  キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 
ウマ・サーマンよ、この俺を殺してくれ。さぁひと思いにバッサリと。 血と汗と涙の壮絶な復讐劇の果てに、ふと抱いた些細な夢想。  Vol.1と明らかにテイストが違うとか、映画の文法がどうとか、タランティーノはそんなこと微塵も考えていない。第一、俺はそんなものに感動しているのではない。スクリーンを通してヒシヒシと伝わってくるその魂に。そう心意気だよ、ココロイキ。だからこそ教会でブライドが見せる笑顔の輝きに惹かれ、生き埋めと暗闇の閉鎖感に潰されそうになり、パイ・メイの修行に燃えて、ワゴンカーでの鍔迫り合いに息を呑みながら、この『キル・ビル』にシビ・レルんだ。 『キル・ビル』にはワクワクが満ちている。一秒先への期待感が溢れている。これぞ紛れも無い映画体験だ。映画の喜びに満ち満ちている。客に笑みを、映画に拍手を。  頭の中の妄想をぶちまけたタランティーノは、恐らく世界一アタマの良いバカだろう。言うなれば天才バカボン。バカほど純粋な人間はいない。この冷めた世の中で、将来の夢すら持ちにくい現代で、一人の映画オタクが中学生のハートのまま天下を取った。それだけで無性に顔がニヤけてくるじゃないか。  先日ニュースで見たが、どこかの学者がメスのマウスだけで子孫を造る事に成功したらしい。もしかしたらこの世界に、もう男は必要ないのかもしれない。そう思ってしまうほど『キル・ビル』の女たちには胸が震える。ブライドもオーレンも、GOGOにもエルにも。そして残念ながら男たちは死に逝くだけだ。刀で斬られ、毒を食わされ、目玉を抜かれてツボを押されて。 そう、だから、だからこそウマ・サーマンよ、ブライドよ、ブラック・マンバよ、ベアトリクスよ、ママよ、この俺を殺してくれ。ひと思いにバッサリと、もしよければ必殺の五点掌爆心拳で。俺は血まみれの後ろ姿を、いつまでもずっと見続けていく。薄れ行く記憶の中で。霞みゆく瞳の先に。
9点(2004-05-29 15:20:32)(良:2票)
143.  トロイ(2004)
満を持して登場した、男たちの超大型スペクタクル英雄叙事詩。   乾いたギリシアの大地、地平線まで覆い尽くす黒い軍勢。大地を揺るがす足音、槍と盾のぶつかり合う金属音、馬の嘶き、男たちの叫び声。二つの津波がぶつかり合う時、そこに生じる史上最大の戦い。兵士と兵士が、剣と剣が、怒りと怒りが、魂と魂が衝突を繰り返す。そして残るのは死体と血と涙と嘆き。その全てが、全てが俺の”男ゴコロ”を揺さぶり狂わすんだ。  原作に登場するワガママな神の要素をほぼ消した事で、神話が史劇に生まれ変わった。圧倒的な映像のパワー、そしてパワー。女たちは華麗に咲き誇り、男たちはその美しい花を守るため、無惨にも愚かにただ散ってゆく。俺たちは格好良く生きるために闘うんじゃない。格好良く死ぬために闘うんだ。トロイア戦争で燃え尽きた英雄たちの魂が、燻ること無く三千年後のスクリーンで再び炎を上げる。その赤い残像が、俺の黒い瞳孔に宿り続けていく。
8点(2004-05-29 15:17:04)(良:2票)
144.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
「絶望とは未来を知る者が陥るもの。未来は誰にも分からない。したがって絶望するのはとんでもない間違い。人間が未来を知りえない以上、希望は常にある」(J.R.R.トールキン)。   美しいエンドロールを見つめながら、中つ国を縦断した足掛け3年にも及ぶ壮大な旅路を思い浮かべる。ホビット庄の青空と緑、霧ふり山脈の眺め、裂け谷の輝く滝、ロスロリアンの灯火、ローハンの草原、聳え立つミナス・ティリス・・・。そしてこの胸に強く残ったもの、胸を張って言う、それは希望と友情である。   真夜中の大海原の如く、どこまでも黒く広がるサウロンの大群。余りにも過酷な滅びの山への道。そして感じるのは深い絶望。だがしかし、彼らは決して逃げようとしなかった。死を恐れずに果てしない闇の中へ挑んでいき、遂に勝利を掴んだのだ。中つ国の優麗な山脈を駆け抜けていく炎の狼煙が、地平線上で太陽に照らされるローハンの騎士たちが、希望を持つことの可能性を見せ付けてくれる。そしてフロドを背負い崖を登っていくサムの姿が、軍勢の中を走り抜けるメリーとピピンが、友情の尊さに気付かせてくれるのだ。   将来の夢を描く事すら困難な今の時代、希望、友情、もはやこれらの言葉は使い古され、安っぽくさえ聞こえてしまう。だが、だからこそ我々は史上最大の幻想世界である『ロード・オブ・ザ・リング』の中で、その素晴らしさに対し素直に涙できるのだ。信頼できる仲間と、小さな勇気。そして常に希望を持ち続ければ、どんな困難も乗り越える事が出来る!    恐らく人類が存在する限り語り継がれるであろう最高傑作。これまで自分は多くの映画を観てきたし、これから先もきっと観続けていく。だがしかし、この映画の様に人生の一部とまで言い切れる作品にはもう二度と出会え無い気さえする。トールキンのとてつもない夢を映像化してくれたピーター・ジャクソン監督、全スタッフ、全キャストの方々に只々熱烈な感謝。    それにしても人間というのは高貴なエルフとは違い何ともわがままな生き物で、こんなに楽しみにしていた完結編も今となっては終わってしまった事の寂しさで胸が張り裂けそうだ。フロド達と一緒に不死の国へ旅立ってしまいたいぐらいだが、彼らの旅を胸に刻めばまた新しい明日へ進む事が出来る。そう、僕の旅はまだ終わっていないのだから。  【∞点】
10点(2004-05-29 15:15:12)(良:2票)
145.  花とアリス〈劇場版〉
目をつむり、胸に自らの思い出を丁寧に描き出す。それはひどくおぼろげで、淡く、一瞬経つとすぐに消えていってしまう・・・。岩井俊二監督の映像にはそれと似た優しさがあるような気がする。冬の終わりを告げる朝の、黄金色の陽光のように。だから観る者の心の中に素直に染み込んで、その温もりを感じとることができ、いつまでも包まれていたいほど心地がいいのだ、と。  風に散る桃色の桜、はためく2人の黒い髪。緩やかな波打ち際、まぶしい太陽、舞い上がるのは無数のトランプ。家に咲く色とりどりの花々、そして白い光の中、華麗に踊り続けるアリスの姿。それらはみんな、あぁ、涙が出るほど美しい。それが些細な、例えばどこにでもある喫茶店であっても、その風景は驚くほど光に満ちている。そうして気付かされる。そう、この世界はこんなにも美しいのだと。  好きな人が自分じゃない別の人を好きだと知ったときの、雨の中のあの表情。机の列が少し曲がった、2人だけのガラリとした教室。じわじわと心に広がりくる共感。「邦画は苦手」といって聞かない人々に伝えたい。共感、懐かしさ、これらをはっきりと感じる事が出来るのは日本映画だけだ。  幻想世界のように美しい映像は、まさに「不思議の国の花とアリス」。記憶喪失、三角関係、定番を逆手にとった一筋の物語に、奇妙で可笑しな人間たちが瑞々しい葉として連なる。そして鈴木杏と蒼井優の、まるで水面に反射する日差しのようにキラキラ眩しい魅力が、永遠に美しい花として咲き誇るのだ。  間違いなく、これは世界一美しい青春物語。
9点(2004-05-29 15:10:45)(笑:1票) (良:5票)
146.  スワロウテイル
現実と虚構。日常と幻想。光と影。愛と殺人。騒音と音楽。男と女。そもそも、映画には本来ジャンルなど存在しない、そんなものは後から付けられたものだ。映画という世界の闇鍋的作品。不規則で雑多な絵の具により描かれた物語は、岩井俊二という才能によりオレンジ色の空へ飛び立つ。
8点(2004-05-28 00:41:49)
147.  U・ボート
幻想という名の希望、現実という名の地獄。血と汗と糞尿とオイルに包まれた航海日誌。今日も青い地球が赤黒く染まる。
6点(2004-05-27 20:40:07)
148.  都会のアリス
船の上、幼い娘を抱えて鼻歌を口ずさむ母親、その娘と見つめ合い微笑むアリス、風になびく髪の毛、カメラを構えるフィリップ。他には何もいらない。もうそれだけで、この心は幸せに満ちあふれるんだ。なんとも健気で、なんとも無垢で、なんとも切ない。これは恋を恋と気付く前の少女の恋だろう。白と黒の映像、口少なげな台詞、優しいメロディ。あったけぇ。その全てがゆっくり胸に染み込んでくる。壮大な風景への開放感と離れ行く列車への寂しさが混在するラストシーンは、恐らく映画史上最も美しい。レンタカー、安レストラン、空港のトイレ、電車がうるさいホテル、証明写真、日光浴の公園...。何気ない光景たちがアルバムのように記憶に残る。きっと大人になったアリスの胸の中で、何より大切なものとして輝くのでしょう。
9点(2004-05-27 17:52:35)(良:1票)
149.  切腹
時代劇の面白さといえばやはり殺陣だが、この映画はシナリオに引き込まれる。明かされる真実、そして武士道の本質。こういう映画を傑作と呼ぶのでしょう。
8点(2004-05-26 21:49:51)(良:1票)
150.  ゴッドファーザー PART Ⅱ
なんだか知らないが、思い出すと泣けてくる。
8点(2004-05-26 21:49:17)
151.  ゴッドファーザー
明らかに、他の映画とは流れている空気の重みが違う。
8点(2004-05-26 21:49:05)
152.  呪怨<OV>(2000)
夜中の12時から部屋で一人で観た。もう、クーラー入れてても冷や汗ダラダラ。数少ない自慢。
7点(2004-05-26 21:48:41)
153.  FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM>
数秒感、映像と音楽にグッと心を掴まれる感覚。その瞬間、もはや時間を忘れる。岩井俊二監督の映画に必ず存在するその数秒感、それはこの作品の頃から一緒。部屋の中心に寝転がり、魚たちが見守る中、クラシック音楽を聴く2人。それだけでいいんだ。だから岩井監督の映画が好きだ。
7点(2004-05-26 21:31:53)
154.  月の砂漠
会社倒産や家庭崩壊など、現代の日本におけるリアルな物語だと思っていたが、凄いフィクション的なストーリーだったりして、何なんだか何が言いたいのか全く分からなかった映画。おじいちゃんとおばあちゃんには、一瞬ホラー映画なのかと不安にさせられた。
2点(2004-05-26 21:03:38)
155.  ウォーターボーイズ
ウォーターガールズのほうがいい。平山あや主演で
4点(2004-05-26 21:02:05)
156.  スター・ウォーズ
小・中学生の頃に熱狂した『スター・ウォーズ』、久しぶりに観たそれは驚くほど退屈だった。「この映画の面白さが分からないような大人にはなりたくない」と思っていた自分が、どうやらその通りの人間になってしまったようだ。小学校の卒業文集に書いた、好きな映画:スター・ウォーズの欄。その一行がとても懐かしく思えた。けれど子供時代の熱狂が消えることは無いわけで。
8点(2004-05-22 15:49:19)
157.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
海を照らす太陽が余りにも眩しい。その瞬間、そこには確かに希望が存在していた。ゾンビになるのも死ぬのも嫌だが、それが避けられなくなったとしたら、自分も愛する人の為に死んでいきたい。そして世界の終焉で、愛を叫ぶ・・・。/こうやって見るとバスに群がるゾンビたちも、ぺ・ヨンジュン来日に群がるオバさんたちも、大して変わらないもんだな。(両A面レビュー)
8点(2004-05-21 20:21:24)(笑:1票) (良:1票)
158.  ビッグ・フィッシュ
A Perfect Day for Big Fish. 大人になって、自分の子供に見せたい映画第四位。
7点(2004-05-21 20:07:23)
159.  CASSHERN
映画というよりむしろ紙芝居。
3点(2004-05-16 19:11:59)(良:2票)
160.  主水之介三番勝負
1965年制作ということで東映時代劇の衰退期。何とかしようと言う気持ちからか、酒の中から回想シーンが始まるなど奇抜な演出が所々盛り込まれている。それでも時代劇のお決まりを打ち破ることは全くなく、良く言えば定番、悪く言えばマンネリの展開が繰り広げられていく。一番印象に残るのは悪役を演じる近衛十四郎さん。柳生十兵衛という超正当派ヒーローの印象が強いが、黒い格好の悪役も様になっている。何と言うか、本当にダーク。もしかしたらこっちの方が似合っている、なんて可能性も。殺陣は間違いなく日本時代劇史上最高レベル、乗馬も華麗にこなしていく。他の大スターに比べればあまり有名ではないが、自分の中では最も好きな時代劇俳優。・・・なんだけど、この映画はラストの殺陣がしょぼすぎる。ストーリーなんてどうでもいいんだから最後はしっかり締めてもらわないと。『リーサル・ウェポン4』みたいな後味である。ってどうせずっとレビュー数一人なんだろうなぁ。
4点(2004-05-16 09:08:47)
010.22%
140.89%
292.00%
3153.33%
4224.88%
5439.53%
68017.74%
713229.27%
811525.50%
9265.76%
1040.89%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS