141. デトロイト・ロック・シティ
これは面白い。こういうノリの良い映画は好き。いかれた大人たち、ノリノリの悪ふざけ、独特の間の取り方。これぞアメリカっぽい、おバカ青春映画。本当によく考えられたシナリオだと思う。しかし、お下品すぎて年配の人や子供には勧められないのが難点。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-15 20:52:20) |
142. スモーク(1995)
息子より若い父親のエピソードなど、そこかしこに魅力のある話が詰まった佳作。全体的に穏やかで英語も聞き取りやすく、大人の映画という印象。ときどき差し挟まれる押さえた音楽も良かった。最近煙草を吸うシーンが映画の中から取り払われている感があったが、この映画に限っては嫌味がなく、貴重なアクセントになっている。惜しむべきは、途中登場人物を増やしすぎてしまったために話が見えにくくなってしまったこと。途中暴力が絡んでほしくもなかった。「死ぬまでに観たい映画1001本」収録作品。いつか原作もじっくり読んでみたい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-07 09:35:34) |
143. 眠る男
動と静といえば「静」。日本的らしい、感性に訴える作品。監督の非凡さを感じさせるが、ドラマを見たい人には物足りないだろう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-30 13:21:09) |
144. お日柄もよく ご愁傷さま
下の【あにやん】さんのいう通りで、普通の庶民の物語です。普通といっても、いろんなことがいっぺんに起きてしまいますが、そこが滑稽でもあり、この映画の面白いところと言えます。ただこの作品、10年前の映画なのに妙に古臭さを感じてしまいました。今では当たり前となったリストラやフリーターの話などが、この当時は異様なものの象徴として描かれているせいもあるでしょう。いかに日本がこの間に変容してきたか、ということが身に染みて分かりました(笑)。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-23 10:48:25) |
145. マイ・ガール
前半と後半でこれだけ印象が違う作品も珍しい。前半は軽めのノリで家族もゴタゴタし、平凡な印象。血をこすりつけるなんて、良い子は真似してはいけません!なんて文句の一つもいいたくなったが、後半は皆さん仰るように、泣けた。台詞やシーンの一つ一つが、素晴らしい。少女の成長物語なので、「マイ・フレンド・フォーエバー」と比べると、どちらかというと女性向き。総合的にみて6点にしようか迷ったが、後味が良い映画というのはやはりいいもので、7点献上。 [DVD(吹替)] 7点(2005-07-19 21:49:10) |
146. サンドロット/僕らがいた夏
草野球チームに加わることになった一人の少年。最初は野球をやったことがなく、足手まといでチームに馴染めない。そんなスコッティをビリーという年長者が迎え入れる。彼がまた素晴らしい性格の持ち主。メキメキと力をつけていくスコッティ。でもある日、とんでもない運命が待ち受けていた・・・。昔男の子だったころのノスタルジー溢れるこの作品、単なる友情モノやコメディの範疇に限られない魅力がある。うーん、うまく伝えられないんだけど、「スタンド・バイ・ミー」よか、こっちのオプティミスティックで馬鹿馬鹿しいほうがよっぽど好き。アメリカにはこういった映画があるから、まだまだ見捨てることができない。昔は洋画ってこういう映画が多いように思っていたけど、今や貴重な存在なのかも。もう少し早く見ておけば良かった。どうせくだらないコメディの中のひとつだろう、みたいに見放していのが間違っていた。思わぬめっけものだ、これは。 [ビデオ(吹替)] 8点(2005-07-15 10:19:58) |
147. 時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!
やはり前作と比べてパワーダウンしていることは明らか。前作は芸術性を感じたが、今回はより普通の映画っぽくなっている気がした。特に前半部分、時間が長いだけに蛇足部分が多いように感じた。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-15 09:59:44) |
148. 死の棘
なんなんだ、これは。醜い闇の心を描いた、どうにも暗くて映画だ。 嫉妬、狂気、疑念、葛藤、猜疑心。こんな言葉が渦巻いてくる。 主演二人の演技はほとんど完璧と言っていいほどだ。 それが、この作品を芸術の域にまで高めている、そんな気がしてくる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-08 11:13:56) |
149. キャラバン(1999)
全編を通じてネパールの大自然の風景に圧倒される。ストーリーは、主に長老と若者の葛藤がメインに描かれる。シリアスすぎて、エンターテインメントには向かない。映画を楽しんでみたい人にはお勧めできない。 [ビデオ(吹替)] 5点(2005-07-01 09:02:40) |
150. ジュラシック・パーク
まるで自分が本物の恐竜に出会ったような感覚!初めて観たときは身が震える思いがしたものです。しかし、残念なことにアドベンチャー映画ながら「パニック」としての要素が強すぎます。ある時点から、恐竜に追いかけられ、攻撃され、食べられてしまうシーンが続くので、あまりいい気分はしません。なぜか登場人物の中で、脇役(ハッカー役の白人、システム管理の黒人)が印象に残っています。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-06-29 10:19:25) |
151. アナライズ・ミー
マフィアものだが、安定してみられるコメディ。7点にしようかどうか迷った。渋いがここぞというときに頼りないロバート・デ・ニーロと、少し気が弱いが精神科医としての腕は確かなビリー・クリスタルのやりとりが、この映画の最大の魅力。くされ縁(?)で始まったセラピーが、最後のほうではボスの深層心理に迫っていくくだりは興味深い。ボスの手下もなかなかいい味を出していた。とにかく台詞が多いので、吹替のほうがおすすめだと思う。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-06-21 21:04:09) |
152. ベートーベン
めちゃくちゃ退屈というわけではなく、かといってお腹を抱えるほど楽しいといった映画でもない。きわめて普通。犬好きの人で、家族で見るのにはお勧め。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2005-06-08 19:41:01) |
153. ロッタちゃん はじめてのおつかい
相当面白くない。心に残ったエピソードといえば、クリスマスツリーぐらい。「とびきりキュートで、ふくれっ面の天使」と言われても、可愛くないよ。まいったね。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2005-05-30 10:58:22) |
154. デスペラード
「エル・マリアッチ」に少しだけ魅力を感じての鑑賞。思っていた通りの4点止まり。こっちのほうが何倍も金かけているのに、魅力少なし。なんでも「弾丸8000発を撃ちまくり」「10秒間に一人を葬る復讐のショウタイム」っていわれても、かっこいいともなんとも感じない人にはピンと来ないだけ。仲間のマリアッチ、特にロケット弾を発射する人には趣向が凝っていて良かったのだが…。こういう映画を見てスカッとできる人が羨ましい。 [DVD(吹替)] 4点(2005-05-06 18:11:34) |
155. いつか晴れた日に
ものすごく長く感じました。タイトルのイメージは、貧乏でも明るく元気にたくましく生きる、みたいな青春映画を想像させましたが、実際はイギリスの奥ゆかしい恋愛物語。200年前のイギリスが舞台なので、今は誰も使っていないような奥ゆかしい英語が出てきます。とにかく振られては泣くシーンばっかりで、気がめいりました。もっと楽しい気にさせてくれる映画かと勝手に思っていました。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-29 21:24:17) |
156. アラジン(1992)
子供向けアニメ、または若者向け。いい歳した大人が見るべき映画じゃない。 全体的に、はしゃぎすぎでテンション高すぎ。 まるで、トーストを塗ったパンの上にジャムを塗りたくっているという表現がぴったり。 素材そのものが美味しいのに、味を殺してしまっている。 [地上波(吹替)] 3点(2005-04-23 14:17:34) |
157. ダンス・ウィズ・ウルブズ
期待通りの対策だった。全編を通じて流れる、落ち着いた雰囲気がたまらない。雄大な風景、壮大な男の生き様、インディアンとの交流等々。とくにインディアンサイドを好意的に描き、成功を収めたのは素晴らしい。3時間と上演時間は長いが、一気に見られる魅力に溢れている映画だ。ビデオに付いているメーキングも見たが、インディアンにとって「動物」という言葉は存在しないらしい。なぜなら、彼らにとって人間と他の動物は一体であるからだという。 [ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-20 13:16:38) |
158. コリーナ、コリーナ
娘のモリーが言葉を取り戻していくくだりは素晴らしいが、後半になるにしたがってひとつひとつのエピソードが際立たなくなってしまった感がある。白人と黒人の問題を持って来たり、父親とコリーナの衝突を描いてみたり。。。それがなければ、魔法のようなお話。信号機に向って必死に魔法をかけようとするモリーの姿が印象的だった。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-04-11 08:58:29) |
159. 就職戦線異状なし
これってバブル期の就職なんだね。やけに時代を感じるし、みんな若いな。 能天気な映画だけれど、就職活動というシビアなテーマを扱っているので、変に教科書的なものを作るよりこれでいいのかも。 評価としては可もなく不可もなく。知的な会話もあまりないし、主人公の「よい人間か」VS「よい大人か」の葛藤ぐらいしか深いものは描かれていない。 鶴田真由も脇役で出てる。結局誰がヒロインなのかいまいちよくわからんのだが、若かりし和久井映見がいちばん輝いている気がしないでもない。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2005-03-11 15:16:16) |
160. 飛べないアヒル
良い映画といっちゃ良い映画ですね。こまっしゃくれた子供たちが、アヒルの編隊のように団結して勝ち上がっていくさまは見ていて爽快ですが、ベタ誉めできるほどの作品ではないと思います。7点としましたが、6.5点ぐらいですね。アイスホッケーのルールを知らないので勉強になります。一番のお気に入りのシーンは、コードンが夜の湖?で、霧を払うように滑るシーン。 7点(2005-03-08 19:50:32)(良:1票) |