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shintaxさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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141.  太陽(2005) 《ネタバレ》 
とてもつまらない冗談にしか感じられないんですが… 200年後くらいにフィルム上映が可能だとして「その頃存在した独裁国家のお話です」って解説されたら、島国じゃなくって半島の上側でも観る側は一向にかまわないような気がしてしまう。でも、頬と唇の動き、発声、喋りそうな内容、首の振り方、動き方(腰から上と下半身のズレ)は、好き嫌いは別として、存じ上げている「あの方」でした。むかし居酒屋で真似してたら、隣の席のオヤジたちに成敗されそうになったこと思い出しました。桃井が良子さまなのは論外、このシーンは必要でしょうけど後味最悪。私、戦争責任はあると考えてますけど、やはり骨の髄まで日本人のようです。得点はイッセーくんと佐野くんの怪演に対するもの、作品としては0点。
[映画館(字幕)] 4点(2006-09-28 20:51:59)
142.  フラガール 《ネタバレ》 
100点、パッチギに10点つけた以上120点でもいい。思いっきりベタなんですけど、映画の感動ってこれですよね、ドラマ観てこんなに興奮したの何年ぶりだろ? おなじ振り付けで、松雪泰子のソロ→蒼井優の練習→本番の舞台、3回重ねることで「これでもか」って迫ってきます。駅のホームの向こうとこっちなんて絵に描いたような青春ドラマなんですけど、昭和40年に日テレ青春ドラマ第1号「青春とはなんだ」がスタートしたことを思えば、ありというかこれでなくっちゃ。カメラ先生側も常道です。今はなき夕張映画祭で上映してたら、とてつもない皮肉になってたかも知れませんね。活性化の起爆剤がことごとく失敗したのに、昭和50年代には「ダサい」の代表選手だった常磐ハワイアンセンターが現在もスパリゾートハワイアンズとして繁盛していてることは。松雪泰子の登場シーンから、細かいところに気を配ってるのがわかりました。あの眉で、時代のディテールが完璧なのは証明済み。惜しむらくは、ストーブのくだりです。石油ストーブで時代の流れを表現したいのはわかりますが(本来なら石炭ダルマストーブしかないでしょ)Araddinは炭住にはありえないはず、高価すぎます。同時代に炭住のある街で暮らしてましたから。それから細かいことですが、食堂のメニュー高すぎじゃない?イカの一夜干しが300円はあんまりのような… その頃かけうどんは30円前後。あ、そんなことはどうでもよろしい、より多くの人々の眼に触れることを願っております。
[映画館(邦画)] 10点(2006-09-26 20:00:28)(笑:1票) (良:2票)
143.  紙屋悦子の青春 《ネタバレ》 
単館上映なので、小旅行して観てまいりました。久々の正統的日本映画です、会話の組み立てと時間の経過を、定点記録することによって記述した文法という意味で。日本風というと長まわし&長台詞が昨今の風潮ですが、適当に挟み込まれるクロースアップと引きの映像がメリハリをつけてくれます。シナリオもよく作り込まれていてすばらしい。いくつか瑕疵が気になる、たとえば横書きが左→右だったり、明石少尉が勝手に上がり込んで床の間背に座ってたり、アルマイトの色が違うとか、でもそれを補ってあまりある内容でした。これだけ戦争を淡々と描いた映画も珍しいのでは? 原田知世、永瀬正敏は九州の人ですから方言のニュアンスが肌についてるんですが、本上まなみは京都人なのによくがんばったと思います。イントネーションに違和感あるところもありましたが、宮沢りえの広島弁よりずっと自然でした。ただ、よその人、聞いて意味わからないところがあるんじゃないかな。それから少尉→大尉の変化がなにを表すか理解できない人も今は多いような気もします。私は静かに感動しましたが、画面だけ追ってる人にはつまらない作品としか映らないかも。
[映画館(邦画)] 9点(2006-09-16 14:54:09)(良:2票)
144.  UDON 《ネタバレ》 
1800円払ったらもったいない。何らかの割引を利用するべきでしょう。2時間超は長すぎ、刈り込めるとこいっぱいありましたね。ブーム以前から讃岐うどんをよく知る身としていくつか指摘を… まず、宇高連絡船のうどんはうまかった。当然、立ち食い蕎麦レベルとしてですけど。次に、香川県では出汁がうまいのは当たり前、ベースにうまい出汁があって麺の違いがわかるのですから。これは高松出身の友人たちが、東京に来て実感したそうですからまちがいない。さりげなく画面に出てましたけど、生姜も重要なポイントです。店によっては使いかけの生姜とおろし金がいきなり出てくることもあります。そして最大のポイントは「安い」こと。東京で香川県人が相手にしなかったのはバカ高い値段だったからですよ。安くなきゃ彼の地の人は行きません、かま玉大で500円が限界。なお、うどん文化圏の西日本一帯のものと讃岐うどんはまったく違う食べ物です。個人的に地中海式気候と麺の腰、太さに相関関係があるんじゃないかと思ってます(笑)
[映画館(邦画)] 5点(2006-09-01 08:17:26)
145.  ユナイテッド93 《ネタバレ》 
WTCに2機めがつっこむ瞬間をリアルタイムで見ていただけに胸がつまりました。冒頭の犯人、クルー、乗客が集まっていくシーンで「この全員が死んじゃうんだ」ってわかってるわけですから。真実は知りませんが、ストーリーに子供出さなかったのは正解。もし機内にいたとしたらこんな抑えたトーンは不可能ですね。ドキュメンタリー・ドラマとして、日常の延長にある狂気と阿鼻叫喚と勇気、そして職務を全うする姿を見事に描いた作品だと思います。ただ、反撃プランの相談開始以降、機内のシーンだけになったのは演出効果をねらってるんでしょうけど、それまで各管制、軍、機内をまんべんなくなぞってたのに惜しい気もします。多くの管制官が本人出演だったのとスポンサーなしにはビックリ(エンドロール参照)。高所&閉所恐怖症でジェットコースターまったくダメなんですが、不思議と気持ち悪くならなかった、たぶん映画世界に入り込んでたんでしょう。でも、もう一度観たい映画ではありませんね、重すぎて…
[映画館(字幕)] 9点(2006-08-24 17:43:35)
146.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
旧作のファンとしては、正直観るのに不安もあったわけです。ましてや、島田淳子版「タイムトラベラー」をリアルタイムで観たおっさんな私です。間には関連性のない「続タイムトラベラー」や角川春樹監督モノクロ版も挟まってるので… 素晴らしかった。一昨日ジブリの愚作観たので余計にそう感じます。アニメの持つ、視点や想像力を詰め込める自由性を最大限に発揮して申し分ありません。シナリオも文句なし、旧作ファン(信者もいますから)へのサービスも存分ですが、初めてふれる観客のことを充分考えてつくられています。「絵を見たかった」の元ネタは梶尾真治のクロノス・ジョウンターでしょうが、おなじタイムトラベル物ですから大いに結構。ただこの絵の由来を端折ったので少し減点。時間ネタはここを詰めないと腑に落ちないのでね。あ、梶尾氏も記述してないな、先への含みをはらんでるのかな? 放課後の実験室と、坂道の使いかたは見事だったけど、芳山くんの書棚に3ショットの写真ってのはちょっと勇み足、まぁご愛敬ってことで。
[映画館(邦画)] 9点(2006-08-01 21:23:28)(良:1票)
147.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
原作に思い入れが強く、ナウシカ、ラピュタなど好きな作品が多い二馬力なので、できるだけ冷静に評価してみようと思います。まずジブリ作品として。未見のものもあります(トトロ、千尋など)が、敵的役にも感情移入できる、憎めないなどの要素が必ずキャラクターに加味されていたのですが、今回は見あたらず。バイプレイヤーキャラ(ラピュタの息子たちとか)のみならず、もの言わぬキャラ(ナウシカのテトなど)も存在感がありましたがそれも… だいたい動かされているキャラの人数が少なすぎません? 一番気になったのは、アニメという視点を自由に出来る媒体で作ってるにもかかわらず、通常の想像力がおよぶ目の高さの画面だったということ。つまり実写だと「才能のない監督の低予算映画」です。アニメ細部の評価は他のかたが評されてる通り。誰かがジブリを真似て作った“モドキ”みたいな作品に感じられました。つぎにアースシーの物語として。原作を読み込んでないとわかりにくいですね。「帰還」の後半シチュエーションに「影との戦い」の主題を入れ「さいはての島へ」をまぶした、というところですか。「こわれた腕輪」のエピソードが気配だけだと、タカとテナーの関係はわからないんですけど。未読なのですが宮崎駿氏の「シュナの旅」という作品に、アースシーのキャラクターを当てはめて作っただけの“やっつけ仕事”なんじゃないですか? 指輪、ナルニアと完全映画化がようやく進んでこの不始末、どうしてくれるんだ(怒)
[映画館(邦画)] 3点(2006-07-31 15:54:21)(良:1票)
148.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
前田亜季が本当にドラム叩いてるとして9点、違ったみたいなので減点。高校の文化祭前、最中の雰囲気を見事に表してる、それだけで評価の対象です。おれ共学じゃなかったから、いまいちわかんねえとこもあるけどね。ただ、香椎由宇って顔のイメージ強すぎねぇか?じつはそれがマイナス1点なんだけど… 生の湯川潮音見れてよかった、風来坊とはね。その前に歌ってた漫画喫茶の子、男だと思ってた、この子はとてもよいです。こっそりりりィも出てるし。この使いかたって、TBS「青い鳥」でトヨエツの母親やったときみたいでとても気持ちよかった。ところで、甲本雅裕ってヒロトの弟だったの?↓↓↓ なんかとっても腑に落ちた、ありがとう。 〈追記 2006.7.30〉そうか、The Water Is Wideを唄うのは実体験を基にしたエピソードだったのか、本日ETVのTRで知った。ということで、再度1点加点。
[映画館(字幕)] 9点(2006-07-30 19:53:47)
149.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 
スケジュールあわなくて劇場行けずじまい、ようやく見ることができました。こりゃ無理してでも映画館だった作品、失敗です。さすがピーター・ジャクソン、長い、くどい、原作忠実、悪い意味も含めてですけど… ナオミ・ワッツの美しさを愛でる映画として最高です。彼女、ヴォードヴィリアンとしての経歴があるのでしょうか? アン・ダロウのコングに対する感情の変化やその後の経緯に、宮崎アニメというか「もののけ姫」の影響を感じるのですが、その点がオリジナルと異なるとこですかね。原作で船がどこを目指してたか記憶にないんですけど(なんせ遠い昔NHKで何度もオンエアされたのしか見てませんから)ニューヨークからインド洋ってヘンというか無理がありすぎません? それとエイドリアン・ブロディの髭剃りあと、強調しすぎ(笑)
[DVD(字幕)] 9点(2006-07-10 16:52:01)
150.  バルトの楽園 《ネタバレ》 
元ネタは、30年近く前テレビマンユニオン製作のドキュメンタリー・ドラマで観たので知ってました。2時間ドラマ特別枠レベルの演出でしたね。金出して観るほどのモノじゃございません、何らかの割引の日に行かれたほうがよろしいかと… 男の子のモノローグはドイツ語字幕付きであるべきだし、写真取ってるカット入れるならエンドロールで使うべきだし、母親のカット挿入するなら帰国してからのシーンもあるべきだし、なんか無駄が多かった。特に会津藩士の描写、「北の零年(未見)」とかぶってるような… それから日本陸軍では俘虜(ふりょ)であって、「ほりょ」ではありません。
[映画館(邦画)] 3点(2006-06-29 15:59:52)
151.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 
最初にアーウィン・アレン・プロダクションと出て、エグゼクティブ・プロデューサーの一人がアレンの奥さんだから、本気なんでしょうね。転覆のCGは凄かったし(絶対劇場じゃないとダメ)、テンポもよかったと思います。ただ刈り込みすぎ。大波が唐突だし、ディランの動機があいまい、先に死ぬ3人がすぐ見当つく、白人ばっか残る。ガキはすぐいなくなるし、カート・ラッセルはアルマゲドンとおなじだし。もうちょっとドラマとしてちゃんとしたものにしないとね。元は、映画だと神父の異常性がよくわからないところもあったけど、人間ドラマとしてすごかったもん。それから、何人か指摘されてますけど「カンカンカン」はサービスのつもりなんでしょうけど、ちょっとね。私がそうだから書くわけじゃないけど、閉所恐怖症、水中ダメの人、血圧上がるよ。
[映画館(字幕)] 6点(2006-06-08 17:46:05)
152.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 
「嫌われ松子の一生」に岩田屋が登場したもので、ついついこちらも。初見はさすがに映画館ではなくTVです。ビデオも所有してますが鑑賞環境は初見時ということで。この作品が後世に残るとしたら、完璧に再現された昭和31年の福岡市繁華街につきると思います。特に天神から見える旧博多駅横のナショナル電球看板にとどめを刺す。公開年に生まれたのですが、この看板は駅移転まであり非常に記憶に残ってます。質感等は他のかたが指摘されてますので割愛しますが、ここまで完璧に再現した例を寡聞にて知りません。他の円谷プロ作品では東京だったり、大阪だったりで、街が広いため部分再現になります。当時の福岡は大名以西は住宅地でしたから、ほぼ完全に繁華街全体を含んでいるわけです。むかし何かで読んだ記憶では、スタッフたちも完璧を目指したとのこと。それら特撮と同時に「大人の鑑賞に堪える」作品に仕上がっていることがこの点数の根拠です。サスペンス、ホラー常套のカメラワークで緊迫感をうまく醸しだし、その後の怪獣映画のように子供だましに陥っていません。東宝怪獣シリーズで今観てもおもしろいのは「地上最大の決戦」までですかね。ただ、最後のシーンはちょっと情けないかも。あきらかに燃えているのが紙系っていう炎ですから。「ゴジラの逆襲」大阪城シーンの炎にくらべると落差がありすぎて… あっちはモノクロなのに本当に恐かった。
[地上波(邦画)] 9点(2006-06-06 19:10:03)
153.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
ふ~ん、中島哲也って福岡県出身で1959年生まれだったんだ。いや、あまりにも外観が以前の天神岩田屋だし、むかしの西鉄大牟田線の色だし。筑後川と荒川オーバーラップさせるってすごいな。歌謡曲の使いかたもうまいっ!中山千夏「あなたの心に」天地真理「水色の恋」と松子のピュアハートを表現させる楽曲をうまいこと盛り込んでますな。「恋人よ」が五輪真弓本人じゃなかったのが惜しいけど… CF出身で「下妻」で好評取ったから映像がますますPVっぽくなってますけど、それに嫌悪感なかったらみなさまにお薦めできます。豪華助演陣の使いかたも最高、みなさま片平なぎさの登場回数が多すぎるとご批判のようですが、くどさも時には必要ですよ。日石のワーキレイガソリンCFで認知された中谷美紀が「ケイゾク」でひと皮むけて、ついにこの高みに登ってきたって感じですかね。ちょっと気になったのは、すれちがった車がHONDA LOGOだったり、駅の電飾看板が「代ゼミサテライン予備校」とはっきり読めたりしたとこです。これ、最後付近の「一度出会った」シーンのあとの、車(初代カローラ)で駅まで送る流れのとこ。
[映画館(邦画)] 8点(2006-06-06 18:17:12)
154.  寝ずの番 《ネタバレ》 
マキノの甥で沢村国太郎の息子だろ、もうちょっと「間」を研究しなさいよ。役者やったら最高の「間」が作れるのに惜しい。友情出演の三枝師匠以外吉本使わなかったのは矜持があったんだろうけど、関西言葉のニュアンスの違いが出せないから無理がある。京都出身の岸辺“サリー”一徳、兵庫出身の笹野高史などが押さえてるから格好はついたけど、中井貴一はいっぱいいっぱいだし、堺“巨匠”正章が尼崎の人演じるのはなしでしょ。堺駿二を踏まえての起用だったとは思いますが… 蛭子は論外!! ただし、藤“緋牡丹”純子様の芸妓踊りが観られたのは大収穫☆☆☆これだけでも観る価値はあります。らもさんの原作は腹かかえて笑ったけど、そこまでは行っておりません。イントロのテンポが抜群だっただけに残念。しかし、観客、ジジババばっかだったけど、ほとんど笑わないんでやんの。わかんねえんだか、おもしろくねえのか、力一杯大笑いして浮いちゃった私でした。
[映画館(邦画)] 5点(2006-06-05 17:24:46)
155.  花よりもなほ 《ネタバレ》 
素敵な作品だったと思います。淡々と語るのは是枝くんの作風。シーン転換の間が悪かったり、俯瞰、鳥瞰、ロングショットがほとんどないので映像的に閉塞感があるのは事実ですが、もとがTVドキュメンタリーの人ですから。ということで、赤穂義士の話が同時進行で進む構造にし「仇討ち」を多角的視点で捉えられるようシナリオを構成したと思います。なお、寺島進の寺坂吉右衛門の離脱が47 or 46人の解釈に影響していて、実はこの物語のオチはこちらではないのかと後になって気づきました。また、色々なところに山中貞雄監督へのオマージュが散りばめられ、わかる人にはわかるようになってます。しかし、古田新太演ずる貞四郎が「10年かかるか、20年かかるか、江戸は広いから…」と言い出したときは大笑いしたな。気になるかた「丹下左膳餘話 百萬両の壺」(トヨエツに非ず)ご覧ください。石橋連司の庄三郎の下ネタ、大受けしたんだけど、若い子って笑わないのね。わかんないんだろうか? 現代語で作ったのはとっつきやすさのため、岡田准一目当てで観に来るひと対策でしょう。
[映画館(邦画)] 8点(2006-06-05 17:02:55)(良:1票)
156.  夢駆ける馬ドリーマー 《ネタバレ》 
競馬ファンとして観に行ったので「ケッ」ですね。なんで調教がつねに単走なのかでいきなり躓く、アラブの、いやDUBAIの王子様が代理人通すので驚く、ステップレースの映像がないので腰抜かす、調教しか乗らない攻馬手がジョッキーで再起不能。極めつけは、アメリカのダート、しかもG1、最後方からのマクリで4角先頭にならびかけて勝っちゃうっていうありえないレース展開、世の中あまく見ないように。ダコタ・ファニングはすごいけど、歯並びデタラメになってきちゃったな、先行き不安。本当は0点なんだけど、アメリカのダートの質感が映像的にわかったこと、クリス・クリスタファスンを久しぶりに観られたことでわずかに加点します。テンポイント、サクラスターオー、その他競争中の骨折で命を落とした各馬に合掌。
[映画館(字幕)] 1点(2006-06-02 05:07:42)
157.  ナイロビの蜂 《ネタバレ》 
これは「青臭い」と「分別ある」の葛藤を描いた作品ですね。テッサとジャスティンの出会いからしてそれをアピールしてました。最初は「この女、ウザイ」という描写をくり返し、結婚のきっかけもその青臭さを発展させるため、と解釈できるような演出。身持ちの軽さを匂わせる台詞。それでもジャスティンが彼女を全身全霊で愛していたという事実。テッサの死後自問自答をくり返したあげく、ひとつの確信を得る。ジャスティンというキャラクターから演繹すると、この結末しかないでしょう。ジョン・ルカレの原作ですから、もっと謀略が複雑に絡みあってるのかと思いましたが、よく考えてみると骨太な作品です。つまりね、ストーリー自体は、よく考えると「それは世間によくある話」だし「私に何ができる?」なんです。たぶんね、青臭さを忘れて、したり顔の大人になるってことへの警鐘を込めたんですよ。普通に考えたら、テッサって相手したくない人ですもん。テッサがアングロサクソンという設定だったら成立しないでしょうね。もっと嫌悪感が出て、底に流れているものを覆いかくしてしまうから。私、事象は異なりますが、よく似た体験を最近しているので意味がよくわかります。声高に叫ぶことによって変わるならば、恥じることなく叫びましょ。
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-26 00:12:04)
158.  RENT/レント 《ネタバレ》 
楽曲はすばらしいの一言!!! ブラック・ミュージックとロックンロールをうまく舞台に昇華させた作品だと思います。ただ時代設定が89年なのでアレンジが「産業ロック」しててそれが残念。ま、時代を描いてるんだからしょうがないですけど。ここまで歌うなら「シェルブールの雨傘」みたく、すべて歌でもよかったのでは? 冒頭の人海戦術だけでも観る価値ありです、舞台ではどう表現してたんだろ? エンジェルが素敵でしたね。トム・コリンズに「一緒に暮らそう」と持ちかけるシーン、ゲイだとわかってても美しかった。ということで、葬式シーンでは不覚にも涙出てしまいました。万人に勧められるとは思わないのでこの点数ですが、サントラよりDVDで所有しておきたい作品ですね。歌詞の意味とシーンを結びつけるためにも。↓ふ~ん、アメリカでコケたんだ…
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-23 17:02:01)
159.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
元ネタはいろんなところで語られてて、わざわざ小説化した意味がわからなかったので原作読んでません。ほとぼりが冷めたら図書館で借りてみようかな。もともと南フランスは「アルビ」「カタリ」といった高校の世界史でも出てくる異端派がよくでるところで、その信仰のおおもとがマグダラのマリアにあるのじゃないかなって思ってました。ユダの福音書解読が出てしまった以上、これらは旧聞。何年か前文庫で出た「イエスのビデオ」って小説、誰か映画化しないかな? ストーリーはまんま「レ・ミゼラブル」。一瞬ポスターのクロースアップでネタバラシしてますし、銀の燭台のとこなんて… 導入部は2時間サスペンスよりひどかったな。ま、上下分冊を2時間半にまとめるのですから、台詞の多くは説明になってしまうのもしかたないでしょ。途中でソフィー以外に聖杯はいないって気づくけど、とりあえず引っ張れたからこの点数。アリンガローザ司教役のアルフレッド・モリーナ、スパイダーマン2で印象に残ってたので憶えてました、顔の存在感凄し。ところで、smartでカーチェイスしたり、最後の教会シーンでminiのカントリー木枠版出てたり、監督だかスタッフの誰かがゆがんだカーマニアだったりするのかな? それからオチがappleなら画面に登場するPCはMacでしょ(笑)
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 15:14:31)
160.  クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ 《ネタバレ》 
戦国大合戦を至上のものと考える私にとっては…「盗まれた町」あるいは「マグマ大使」の人間モドキのプロットを利用してるのは冒頭からよくわかってました。ジャクリーン・フィニイだし。たぶんね、しみじみ、グッと来る路線を2連発しちゃったんで、その後は揺り返しで、って路線をまだつづけてるんじゃないかな? しみじみが発生する以前の「嵐を呼ぶジャングル」水準にも達してませんね。あのカンフーファイティングキャラは好きだったけど、今回のアミーゴはどうもね。ただ声優が遠いむかしのNHKでおなじみの二人ってのがシブイ、「アイウエオ」と「おはなしこんにちは」だもんな。
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-07 05:48:23)
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