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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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141.  アレクサンドリア 《ネタバレ》 
壮麗な古都のセットとレイチェル・ワイズの賢美なこと。見事な美術の中で展開されるのは人間が繰り返し起こしてきた宗教戦争の、うんと初めの物語。 他宗教に不寛容で、暴力を伴う諍いは二千年経った今でもそっくり同じことが起きている。聖典の言葉を都合よく解釈し、人類の財産である知や建築を破壊するその行為へ抱く憤りの感情は現在にも通じるものだ。 女性研究者として名を残したヒュパティア。R・ワイズが彼女のひたむきに真理を追究する姿をこれ以上のキャスティングは無いと思うほどに好演。”人権”の概念が無い時代ゆえ、彼女もまた奴隷を人間の男として見なしていない当時の支配層の感覚もきちんと描かれていて、歴史を扱ううえで公平な感覚を持った監督だと思った。 奴隷だったダオスのヒュパティアに抱く恋心も横糸として機能しており、最後に彼の想いは究極のやり方で彼女の魂を救う。フィクションではあろうけど、実に悲劇的なラブストーリーでもあり、この場面には切なくなった。 絶命間際にヒュパティアの瞳に映った天空。その刹那、求め続けた宇宙の真理が彼女の中に降り立ったのだと思いたい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-23 00:37:25)(良:1票)
142.  アダプテーション 《ネタバレ》 
シナリオ作りに苦しむ脚本家、と聞くと”バートン・フィンク”を思い出すけど本作は作家のシュールな内面描写だけでなく、れっきとした?事件が起こる。その事件が起きてからが、そんな馬鹿な的な展開になっちゃって目が点になってしまうんだが。 だってさ、寂しい中年編集者のM・ストリープがクスリやってんの見つかって、いきなりニコラスを殺しにかかる、ってそりゃないんじゃないかなあ。ドラマを挿入する苦労云々を語られてきたけれど突飛過ぎる展開もいかがなもんだろう、チャーリー? ともあれ、文句なしに凄いのは性格真逆の双子兄弟を演じたニコラス・ケイジである。相変わらず上手いねえあなたは。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-20 00:55:19)
143.  インソムニア 《ネタバレ》 
枯れてもアクの強いA・パチーノの存在感と、半笑いの狂悪人演技がキモチ悪いR・ウィリアムスの怪演が印象に残ります。 グレーゾーンな捜査方法をとってきた刑事の過去の生き様を横糸に、現在進行形である殺人事件捜査が展開するという筋書きですが、どちらのエピソードも掘り下げっぷりが足りなくて響いてきません。老刑事の苦悩も、死んだ女の子の葛藤も。 女の子の部屋を検分する場面はちょっと「羊たちの沈黙」を思い出させるような雰囲気の良さで、一瞬わくわくしたのですが。
[DVD(字幕)] 5点(2016-05-15 18:18:13)
144.  エリート・スクワッド(2007) 《ネタバレ》 
”シティ・オブ・ゴッド”の姉妹編のような本作は観るのにかなりの覚悟を要求される。観客は首根っこを掴まれ、顔を張られ揺さぶられ、足蹴にされる。猛烈に理不尽な暴力だが、ブラジルの現実だというんだから言葉も無い。 スラムの荒廃ぶりはシティ・オブ~でも克明に描かれていた。さらには警察の腐敗まで手の施しようが無い状況だと踏み込んだことが、今作のエッジをより鋭くした。死体を管区で押し付け合い、市民からピンハネした取り分を仲間内で奪い合い、車の部品はドロボーする。こんなことあっていいのか。 こんな警察にスラムのギャングなんか取り締まれる訳がない。そこへ登場するのがBOPE。ほぼ軍隊だ。治外法権並みの強権だ。ギャングとどっちが恐ろしいかって、どっちもどっちだ。こんなことあっていいのか。 頭がお花畑の金持ち大学生のNGO活動など、スラムの理屈(=暴力)にあっさり焼き殺された。これが現実だよ、と情け容赦の無さは限度を知らない。 とにかくすさまじいまでの重量級の圧を感じる、ハードムービー。 「偽善者め」と学生に叫ぶマチアスと気持ちが一致したのは、あまりの暴力のやり切れなさに私も半分キレていたからだろう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-01 18:26:56)
145.  永遠のこどもたち 《ネタバレ》 
怖いですが、悲しくも美しいお話です。 ”時を止めた子供たち”と”年をとるウェンディ”の再会のようでもあり、ネバーランドの新しい解釈のようでもあります。 ウェンディ=ラウラは愛を必要とする子供らの世話をしたがっていた。病気の子を養子に迎えたのも、彼女が生来庇護本能が強い人であるからでしょう。そして彼女の世話を、愛を欲していたのはかつての友人たちだった。子供のまま時を止めてしまった彼ら。一人の子の「ラウラだ・・大人になってる。ウェンディみたい。」の台詞に私はとても安堵したのでした。 もちろん、こちら側から見れば悲しい結末ではあるのですが、でもむこう側にはちゃんと死者の世界があってそこで会うべき互いが再会を果たすことができた、との癒しが存在するようにも感じます。 そして残された夫がラウラの残した聖人のペンダントを手にした時、彼にも安らぎが伝わったかのようなエンディングは大変綺麗でした。 ホラーな描写が怖がらせよう、と意図した撮り方でないのも良いです。不思議な誘導クイズも、だるまさんが転んだも、”むこうとの接点”が見え隠れするから冷やっとするのです。この慎ましくも純正な怖さ、品があって(?)惹かれます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-01 00:26:47)(良:1票)
146.  ソラリス 《ネタバレ》 
宇宙の果ての絶望、と聞くと”イベント・ホライゾン”を思い出してしまうんだけど、断然本作の方が真の悪夢だと思った。 何度でもリアルに再生される自分の記憶の残滓。正気を保ってなんとか一人目の異質を排除しても、また生み出される同じモノ。強烈にぞっとしましたな。思い出の中の、最もナイーブな辛く痛い部分が繰り返される。これは恐ろしい。正気を失うほどに。 G・クルーニーは帰還できなかった。あの宇宙空間で、永遠に惑星の見せる自らの記憶の中を漂うのだろう。新しい経験は二度とできない。死が訪れればなんぼかマシなのでは、とすら思う怖いラストだった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-27 19:08:10)
147.  閉ざされた森 《ネタバレ》 
邦題ですけど、森というより密林としてほしかったです。タイトルからイメージしたのは東ヨーロッパの幽玄な森を舞台にしたゴシックホラー。全然違った。 それはともかく、私はほんと二転三転やられるのが苦手でして、一回きりのどんでん返しで鮮やかに決めて欲しいと思うたちなので かなり不満は残ってしまった。何度もひねって、粗が出ない脚本ってなかなか無いですよね。本作だってわざわざ8って書き記す理由が無いもん。暗い画面に目を凝らして一生懸命兵士たちの顔と名前を判別しようとした(私の)努力もパアだ。 こんな虫の良い納まり方があってたまるかあ、とS.L.ジャクソンの のどかな顔を見ながら叫んだラストでありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-18 23:18:00)
148.  28日後... 《ネタバレ》 
これを一口に”ゾンビ映画”と言ってしまうと誤解を招くような。描かれているのは”対ゾンビ”のあれやこれやでなくて、終末と化した世界で人間のコミュニティはどうなるのか、といった社会学論でした。 見ごたえのあるのは断然前半で、無人という状況をこうまでの迫力でもって描いた画はあまり見た事ないです。広々と見事に寒々しいロンドン。人がいないということの空疎な恐ろしさ。そこへぼうっと灯るイルミネーション、吸い寄せられるような灯。絶望したり望みを持ったり、尋常じゃない状況下での人の心をうまいこと描写している導入部であります。 後半になると人間のエゴがゾンビをおしのけて脅威になっております。統制のおぼつかない軍隊が悪役をつとめます。「女を与える」のが部下を統率するための手段というのも即物的だなあ ずいぶん。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-17 23:51:22)
149.  きっと、うまくいく 《ネタバレ》 
インド映画もずいぶん垢抜けたなあ、とびっくり。主演の男優・女優とも欧米人みたいな顔立ちで小ざっぱり、小奇麗。ちょっと前までのこってりインドな暑苦しさがちと懐かしい。 女子は洋装でスクーターを乗りこなす女医の卵、男子エリート学生は激しい競争の真っ只中と、舞台設定も欧米化だけども、山ほどのエピソードをてんこもりに詰め込んだストーリーは、やっぱりちょっと盛りすぎな感があってスタイリッシュとは言い難い。田舎の娯楽芝居のような張り切りぶり。 各キャラは立っているし(その家族までが印象深い)主人公の本当の出自が明かされるくだりはプチサスペンス感もあって、確かに見ごたえはある。だけどやっぱり鼻につく演出。”ええ場面”ではお互いによく泣くので観てるこっちがちょっと引く。泣くのは恩を受けた側だけでよくないでしょうか。学長の仕打ちも二度三度としつこく、強権的でえげつない。少なくとも三名は自殺へと追い込んでますよね、この人? 総じて、笑いどころとか、かの国との感性のズレを所々感じる作品でありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-11 23:27:58)
150.  レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
西洋童話の纏う、ほの暗い残酷さが美しい映像で立ち上がる。なんて正しいVFXの使い方でしょう。画の美しさに加えて、子供らの雰囲気のある佇まいも好き。ジム・キャリーの怪物ぶりは言うに及ばず。 ”子供に読んであげるお話”なのに、むこうの話は良い人たちが悪者に殺されたり、子供がなかなかにむごい目にあったりするんですよね。しかし子供もさるもの、知恵と勇気で難所を切り抜ける。この行動力、利発さ。西洋文化が育んできたサバイバルに長けたキッズたちの活躍が楽しい「不幸せな」お話でした。 余白でM・ストリープとD・ホフマンの大御所が楽しそうに出演。つられてこっちも楽しい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-05 17:29:21)
151.  ホワット・ライズ・ビニース 《ネタバレ》 
雰囲気一流、脚本二流 といったところ。大物をキャスティングし、トップクラスの監督を擁したわりに出来は超平凡。むだに尺ばっか長い。 心霊をメインにしたオカルトにしたいのか、妻のはっきりしない過去記憶に迫るサスペンスにしたいのかどっちつかず。隣人の存在意義がわからない。 ハリソン・フォードはこういう腹に一物キャラは不得手らしい。”取り憑かれた”M・ファイファーの二役熱演はメイクの効果もあって、まあ観られる。 ハリソンの犬は駄犬だったなあ。女主人は見殺しだし。家の前の池を怖れてボールを取りに来ないのはなぜ。死体は別の場所にあったのに?まさかネックレスの怨念が怖いからとかって、いやちょっと。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-22 22:46:28)
152.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 
”星条旗”では兵士を消費するだけという戦争のグロテスクを描いたイーストウッド。”硫黄島”では、あたら若い兵士が死んでゆく。「御国のため」「武士の本懐を遂げるため」。理不尽で非人道的だ。「何故?」と疑問を抱く唯一の若い兵士がパン職人だった二宮。ニノの演技は初めのうちやけに現代的でちょっと浮いているようにも感じた。が、それで丁度良いのかも、という気持ちにだんだんとなった。感性がそもそもあの時代では異分子の彼である。ニノが現代風に「やってらんねえよ」とぼやくたび、そのやり切れなさが今の我々に直に届く。一緒に投降しようとした同志が遺体となって見つかった時、敬意を抱く栗林中将が逝った時、その二度限りの二宮の涙が人として本物のものに感じられるのだ。 激戦地だったかの島での凄惨な描写は全く容赦無くて観ているのは辛かった。でも知っておくべきことだ。米国人イーストウッドの公平な描写は称賛に値する。
[DVD(字幕)] 7点(2016-01-08 00:27:52)
153.  父親たちの星条旗 《ネタバレ》 
第二次大戦下の硫黄島を舞台に、戦う双方からのドラマを紡ぐとなると、米国人イーストウッドの歴史観とか見識が厳しい眼に晒されるであろうことは十分承知の上だっただろうと思う。しかし彼は二作品ともに共通して公平に厭戦の訴えをにじませ、立派な仕事をしている。 「星条旗」は”勝者”アメリカ側のドラマ。「勝った」けど、個人兵にとっては勝利の高揚感などない三者の苦悩がベース。戦場から命からがら帰国してみれば、銃後の連中の能天気なまでの盛り上がりとの精神的なギャップは大きい。あげく英雄の看板を背負わされて全国を国債売りの営業に出されるとは。茶番の演出は心に抱える痛みをさらに大きくする。 国家にいい様に振り回された彼らの人生をイーストウッドは冷静に客観的に描き、一言言い放つ。「兵士らは国のために戦いはしたが、友のために死んだ」 かの有名な旗の写真の裏側にこんなストーリーがあったのだ。「敵国」側の人間であった私には知る由も無かった話だ。日米どちらの帰還兵も、あまり戦場のことなど話したがらない人が多いと聞く。心を焼け野原にされたのは勝った側も負けた側もおんなじだ。国家は結局個人のことなど顧みないのだと、美化された写真から映画を一本作り上げたイーストウッドの感性に唸った。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-15 23:51:54)
154.  DRAGONBALL EVOLUTION
ああー、わが国の誇る名作をこんなにしてくれちゃって。日本国民の目を点にしてしまったなあ制作スタッフは。ハリウッドのJAPANに対するとんちんかんは今に始まったことじゃないけど。 突っ込む箇所はいまさら箇条書きにしなくても、既出のレビュワー諸氏の怒り心頭のご指摘通り。 何がイケナイって、エンドロールに original published by syonen jump とあるとおりドラゴンボールはジャンプの作品なんですよ。友情・努力・正義が柱のジャンプイズムを最も的確に体現しているのがドラゴンボール。ティーン・エイジャーの恋愛要素などいらないのだ。高校生の馬鹿パーティは不要。悟空とチチが暗がりでディープキスなどもってのほか。エロ要素は亀仙人(ちゃんと年寄りを使え)の「パンチー見してくれ」レベルで充分なのだ。 小5レベルの無垢さが魅力の原作に青臭い学園要素を持ち込むアメリカンのセンスが全くわからん。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-12-08 00:27:51)
155.  ゾンビランド 《ネタバレ》 
”異常”が日常になって、それでも人生は続くとなった場合の正しい対処法が提示されます。「今週のゾンビ殺し」に輝いたおばさんはピアノで連中を圧死させ、普通に暮らす。頑ななまでに日常を生きててツボでした。 みんな基本タフでして、うまいこと各キャラを配したもんだなあと思います。主人公なんぞ筋肉系じゃないけどメンタル的にタフ。美人姉妹は頭が切れて、お菓子好きの中年男はゾンビ退治のスキルが最上級。ビル・マーレイなんかふざけて撃たれちゃって実に彼らしい。 正しいB級作が持つべき”明るさ”、”力技を可能にする屈託の無さ”がきちんと機能している楽しい作品です。
[DVD(字幕)] 6点(2015-11-17 00:38:54)(良:3票)
156.  モンスター(2003) 《ネタバレ》 
C・セロンを知っていればそりゃあ驚くわ。人間眉毛が無いってだけで、あんなに風貌が変わるのかあ。いや、肌の質感といい、画像処理もしてるのかな。けどあのダルダルの身体は本物のぜい肉にも見えるなあ。 と、美人女優の根性仕事にたまげること必至のこの一本、話は限りなく重い。重いんだけど、なんか「聞かされたって困るよ」的な気持ちにもなる。 アイリーンは”モンスター”というより、ただただ可哀想な”愛を乞う人”で元ネタはあるにしても、この造型は監督の意向が反映してるのだろう。アイリーンが必死に愛を求めたセルビーにしても、C・リッチでは反抗心を抱えたティーンエイジャーなので実在したという24才の女とは別物だ。十代の年頃特有の自分大好き人間だから、とてもじゃないがアイリーンの飢えた愛を満たしてやれるほどの器は備えていない。 救いを求める手を拒絶されっぱなしの哀れな娼婦、として米国で十人目の女死刑囚を描いた監督。気持ちは分からなくもないけど、きちんとかわいそすぎに偏って描いているような印象を受けたんだけどな。
[DVD(字幕)] 6点(2015-11-11 00:42:42)(良:1票)
157.  消されたヘッドライン
ラストのどんでん返しな展開は、けっこう誰も予想できないのではないかしら。あ?、そうくるのか、と驚いた。驚いたとは言っても驚天動地というのじゃなくて、目が点になるくらいなんですわ。なぜだろう。そこそこ秀逸なオチだと思うのに。 映像は悪くない。演者はベテラン揃いで抜群の安定感。なのになぜ”あんまり面白くない”のか。R・クロウに変わりはないのに、陰謀サスペンスつながりの「L・A コンフィデンシャル」になれなかったのは何故だろう。 展開のテンポとか人物の訴求力とかヘレン・ミレンが勿体ないとか色々問題あるんだろうなあ。映画作るのって難しいのね。誰かこの作品 焼直して見事に作りなおしてくれませんかね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 00:14:00)
158.  マーシャル博士の恐竜ランド
あはは、まあまあでした。米国のコメディには観てる途中でつらくなるようなお下劣なセンスのものも多いけど、これはそれほどでもありません。たしかにアホでしょーもないギャグの連発なれど、小5レベルの屈託の無さがあるんですよ。邪心の無さにつられて、つい付き合って観てしまうって感じです。B級ならではの手作り感も温かみがあって好感を持ってしまった。つい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-15 00:26:46)
159.  バーバー 《ネタバレ》 
コーエン兄弟って人生のままならぬことを色んな味付けで見せてくれるけども、これまた平凡な人間が予想もつかない方向へ破綻してゆくお話。ビリーボブ演じる床屋のオヤジがお馬鹿さんなんだな これは。見た目が無口で渋くて思慮深そうなのは目くらまし。この人の狙ったコトってひとつも的射てないもの。 好いているのかどうか確信の持てない女と結婚し、なりたくもなかった仕事に就き、女房の不倫がきっかけで鬱屈した日々に仕返しするかのように、ケチなゆすりに及ぶ。ここでも相手がどう出るか見誤って犯行がバレる始末。紹介された“敏腕”弁護士は馬鹿高いばかりの法律屋で誠実からはほど遠い。勝手に才能を見込んだ女子校生にはピアノの才なんて無く、夢想していたような純真無垢な天使ですらなかった。読み間違いだらけの人生だ。ビリーボブはこういう物哀しい役にすごくハマるなあ。 あ、ひとつ先見正しいことがあった。ドライクリーニングの先行投資ね。でもこれも結果実りとなって還ってこないんだもんなあ。お馬鹿ってだけなのに人生ってこんなにままならないものかあ。つらい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-01 00:27:00)
160.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT
この番外編はFFシリーズに必要か??なんで急に日本を舞台にしたくなったんだろう。舞台が日本ながらメインキャストはほとんど非日本人、てのも何故なんだろう。とても17才には見えない老け顔外国人が高校の制服着ていて、違和感でいっぱいなうえに所々日本人タレントがカメオ出演してくるので見慣れた顔が突如はさまり、まあ居ずまいの悪いことはなはだしい。このキャスト起用の裏事情というか、制作上の政治力学の方にストーリーよりも興味が湧く。 日本車は可愛い。しかしドリフトシーンは観づらいし、キャラ設定も安易で白ける。 スターターの脇をつとめる女の子が「セットぉー」と“ト”まではっきり発音するのがすごくヤだった。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-08-30 00:14:53)(笑:1票)
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