161. パララックス・ビュー
まだ見てない人はオチを楽しんでください。終盤ブラスバンド音楽で暗殺を盛り上げていくのは「知りすぎた男」を意識かなあ。ウォーレン・ベイティが最後かっこよく締めくくってくれるのかと思えば・・・。オチにはやられました。でも「これでいいのかよー!」って感じで、なんか腑に落ちないです。 7点(2004-03-01 00:45:16) |
162. ファール・プレイ
ヒッチコックを意識したサスペンス・コメディーで、サンフランシスコの坂道を使ったお決まりのカーアクションもある。G・ホーンは相変わらずのオトボケぶりで、魅力爆発。ダドリー・ムーアが要所要所で笑わせくれる。最後の訳のわからない歌舞伎風オペラや観光客等、日本への描き方が変だが、コメディーと思えばどうって事はないか。 8点(2004-02-28 03:46:34) |
163. 追憶(1973)
清濁併せ呑む現実主義の男と、潔癖症の理想主義の女。何故2人はくっつき、何故2人は別れたのか?男女関係に理屈は無いのかもしれないが、それを各々で解釈するのが映画というもの。男の方は始めから「合わない」って判っているのに、女に押し切られて結婚してしまう。どう考えても男が悪いよ。でも、こういうのってよくあるのかなあ。男女逆も場合もあるだろうけど。 最後は押し切られた過去の教訓なのかキッパリとはねつける。音楽のせいで、ちょっと甘いムードなのだが、これは「もうお前は過去の女なんだよ」っていう男の厳しい決別の表れだと思っています。 5点(2004-02-24 04:16:03) |
164. ひきしお
歪んでるなあ。理解し難い世界です。 4点(2004-02-20 05:00:07) |
165. おもいでの夏
もうちょっと少年3人の友情が描かれるスタンドバイミー的な展開なのかと思ったら全く違ってた。まあ「夏に少年は大人になる」というところは似ているんだが・・・ 4点(2004-02-20 03:39:55) |
166. 黄金のパートナー
名作ドラマ「プロハンター」(の深夜再放送)で藤竜也のファンになった中学時代。TV放映で観た。本作は三浦友和とのコンビ。なかなかおしゃれで痛快な作品に仕上がっていると当時は感じた。紺野美沙子も出ています。 7点(2004-02-19 05:40:20) |
167. 帰らざる日々
中学時代にTV放映で観ました。私にとっての青春映画デビュー作品。今見ても心に突き刺さるものがあります。 8点(2004-02-19 05:21:43) |
168. 神戸国際ギャング
中学時代にリバイバルで観た。任侠モノに陰りが見え始めたせいか、文太との共演で実録マガイに出演する健さんを観るのは多少ツライものがある。 7点(2004-02-17 02:02:33) |
169. 君よ憤怒の河を渉れ
これは20年ぐらい前の中学の頃、どうしても観たくて、浅草の映画館でリバイバル上映されているのをぴあで発見。独りで観にいった記憶がある。(レンタルビデオがあまり普及していないこの頃はリバイバル上映のために毎週ぴあをチェックしていた・・・)西村寿行原作で、「新幹線大爆破」と同じ佐藤監督&高倉健コンビのサスペンスアクション。これだけで十分期待できる。「逃亡者」的な展開なのだが、中野良子とのちょっとした恋愛要素もあり楽しめる。 <追記>25年ぶりぐらいに再見。大人になってから見ると、中野良子の魅力を再認識。美人ではないんだが、しっかりしているようで危うく、強気なようで弱気なところがなんとも言えない。中学時代にコレみて中野良子が好きになってしまい、それ以来自分の中ではいい女=中野良子だったような。原田芳雄も大滝秀治も元気だったなあと。 [映画館(邦画)] 10点(2004-02-15 14:43:16)(良:2票) |
170. ブリキの太鼓
ファンタジーかと思って観たのですが、全然違ってた。途中、戦争を子供の肉体を借りて茶化すコメディーなのかなあと思ってたけどそうでもないし。なんだか訳わかりませんでした。 3点(2004-02-14 02:58:47) |
171. ダラスの熱い日
実際の映像を取り入れながらセミドキュメンタリータッチで緊張感を上手く高めている。どこまで本当なんだろう?と謎は深まる一方でした。 6点(2004-02-10 23:36:57) |
172. ラスト・タイクーン
観られるのはデニーロの独り芝居ぐらい。脚本変えて取り直しだな。 3点(2004-02-10 02:47:42) |
173. ミーン・ストリート
観るべきシーンはデニーロのストーンズバックに登場するスローシーンのみ。各登場人物にはどれも感情移入できなかった。ストーリーも平坦でドラマ性に欠けており、はっきり言ってつまらない。 3点(2004-02-09 02:32:42) |
174. 大統領の陰謀
「2人を見捨てるな」のセリフにグッときた。国家権力を敵にまわしてまでも一緒に働く部下や仲間を信頼し、守ろうとする気概のある人物は今の世の中にいるのだろうか? 8点(2004-02-06 16:04:55) |
175. 天国の日々
んー期待はずれ。そんなにいいかなあこの映画。単なる田園風景に対して特に映像美も感じない。女のしたたかさが印象に残った。 4点(2004-02-03 05:17:23)(良:1票) |
176. ファイブ・イージー・ピーセス
逃避することによって可能性は維持される。目的が無いからこそ、目的を決定する自由がある。そうやって意思決定が遅れると、結局年齢と共に可能性はなくなっていくんだろうけど。 7点(2004-01-31 06:10:56)(良:1票) |
177. セルピコ
組織に腐敗はつきもの。そして、皆自分がかわいい。正義感が強いがために理想と現実のギャップと戦い、心身共に次第に追い詰められていく主人公。まわりはそれを自虐的と呼ぶ。女は正義感より安らぎ・安定を求める。カッコイイというより正直観ていてツライです。このような生き様を見せつけられて、自分にこういう生き方ができるのか?と悩んでしまいました。 私なら賄賂は貰わず、かと言って戦う勇気は無いし、見て見ぬ振りして一緒にいるのも嫌だし、おそらく逃亡すると思います。 7点(2004-01-22 03:52:55) |
178. 冬の華
倉本聰がストイックな高倉健を徹底的に意識して脚本を書いたため、高倉健のセリフが少ない。よって、ちょっと渋過ぎる作品になってしまっている。同じ倉本聰脚本・高倉健主演ならTVドラマ「あにき」の方が好きです。 8点(2004-01-20 06:00:05) |
179. ニューヨーク・ニューヨーク
《ネタバレ》 冒頭はかなり凹みました。あの日、NYはお祭りだったのかあと思うとね。暗い気持ちを引きずって、「靴を履け、早くしろ!」で多少持ち返し、NY・NYを歌い上げてからENDまでのラスト15分がグッときます。まず、デニーロの拍手のシーンが控えめで、最初のナンパの時のしつこい拍手との違いがあり、成長ぶりを示す。で、ライザ・ミネリが歌い始めに後を振り向くところが毅然としていてカッコイイ。もちろん歌も最高。鳥肌が立ちます。そして、最後の2人の会話がよいです。別れた女に「君を誇りに思ってる」なんて中々言えるもんじゃないです。終わり方もちょっと切なくて好きです。 8点(2004-01-20 05:42:13) |
180. フレンジー
こういう「犯人に間違えられる系」はその落ちていく過程と、どうやって汚名挽回するのか?という2つの楽しみがありますが、後者の挽回の過程がややあっさりしてる印象。 6点(2004-01-17 05:33:48) |