161. 奇人たちの晩餐会
《ネタバレ》 いやー面白かったです。コメディーでここまで笑った映画は初めてでした。ずっと一流のお笑いのコントを見せられているような感じです。最後に少し感動を持ってくるところも王道で好感が持てました。 フランスの映画が苦手な人でも、この作品は大丈夫だと思われます。 [地上波(字幕)] 9点(2008-08-09 10:55:53) |
162. カラー・オブ・ハート
《ネタバレ》 モノクロの人々が感動を覚えた時、カラーに変わる。一見ただのオシャレ映画みたいですが(いやオシャレ映画なんですが)面白かったです。やっぱりテレビの中の人にも感動は必要ですよね。それが悲しみであっても、怒りであっても、そういうものがあるから人生って楽しいんだと実感出来ました。役者さんも総じて映画のキャラクターと印象が合っていて良かったです。特にメイシーがツボでした。 [地上波(字幕)] 9点(2008-08-09 10:47:19) |
163. ザ・ハリケーン(1999)
《ネタバレ》 黒人の扱われ方に怒りを覚えましたが、あの時代ではあんなものだったのでしょうか。最後がハッピーエンドでホントに良かったです。デンゼル・ワシントンは存在感ありますね。孤独な男を上手く演じていたと思いました。 [地上波(吹替)] 8点(2008-08-09 10:41:07) |
164. フローレス
《ネタバレ》 二人の近寄り過ぎないが、互いを尊重しあう関係にすごく温かみを感じました。最後はお互いを助けるために奮闘する。感動映画にはありきたりなストーリーですが、楽しく最後まで観れました。面白いです。 [地上波(字幕)] 7点(2008-08-09 10:37:50) |
165. 告発
何でケヴィン・ベーコンが主演男優賞にノミネートすらされていないのか理解できません。あの演技は凄すぎますよ。本当に独房に何年も入れられていたんじゃ無いかという程です。あとゲイリー・オールドマンが相変わらず悪役で魅せてくれます。ホントに腹が立つ署長でした。ひとつだけ不満があるとすれば、最後の囚人が房を叩くシーンは少し演出過多な気がしました。それにしても自らの尊厳の為に戦う人間の姿はこうも美しいのかと感動しました。 [DVD(字幕)] 9点(2008-08-09 10:30:49) |
166. エイリアン3
大した武器もない工場で、あの凶暴なエイリアンと戦うという舞台設定がまず1,2の流れと大きく違っていて良かったです。あとはエイリアン目線からの追いかけっこは発想は面白いのですが、どの通路を走っているかイマイチ良く分からないのが難点かと。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-09 10:20:00) |
167. セブン
《ネタバレ》 7回起こると(観客は)分かっている犯罪が、途中で犯人が自首して止まってしまった時は、「え?どうなんの?」って本気で思いました。まあそんな考えを起こすこと自体がデヴィット・フィンチャーの思うツボだったわけですが……。 次々と猟奇殺人が起こってゆく様も見物ですが、本作の魅力は俳優の演技の上手さが大きなウエイトを占めていると思いました。とりわけサイコキラーを演じるケヴィン・スペイシーと最後のブラッド・ピットの苦悩する演技は素晴らしいの一言!これで何故主演男優賞と助演男優賞のアカデミー賞がノミネートすらされ無かったのか非常に疑問です。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-09 10:07:40) |
168. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 エドワード・ノートンのヘタレッぷりが何とも素敵。正にブラピの対称の男を上手く演じていたと思いました。最後のどんでん返しと世界の崩壊の様は見事でした。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-09 09:56:40) |
169. シザーハンズ
《ネタバレ》 善人は善人としか表現されず、悪人は悪人としか扱われない。ファンタジーとしては問題ないのかもしれませんが、私は非常に嫌いな設定です。 [地上波(字幕)] 5点(2008-08-09 02:10:17) |
170. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 只々長いと感じました。自分に不向きな作品とは分かっていましたが、それでも感動するポイントが掴めませんでした。 愛する人が単に死んでしまって感動なんて好きじゃありません。 [ビデオ(字幕)] 2点(2008-08-09 02:01:14) |
171. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 最初の普通のラブストーリーの場面から質が凄い高くてびっくりしました。ここを丁寧に描いているからこそ、舞台が収容所に変わった時の凄惨さが効果的に際立ったのだと思います。前半なくしては、この映画は名作になり得なかったでしょう。 [ビデオ(字幕)] 9点(2008-08-09 01:45:05) |
172. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 刑務所内に音楽が鳴り響く場面は本当に感動しました。あれだけでお腹いっぱいです。人間には音楽、芸術が必要なんですよ。それを教えてくれる素晴らしい映画でした。 他にも感動ポイントは多く、流石は三大感動映画だけの事はあると思いました。 [DVD(字幕)] 9点(2008-08-09 01:38:32) |
173. ターミネーター2
《ネタバレ》 続編としての質はとんでもなく高いです。という1を超えているといった方が妥当でしょうか。今回はシュワちゃんが味方で、私はこっちの方がやっぱりシックリきました。 一番の拍手を送りたいのが、適役のロバート・パトリックです。ほんとに機械じゃないのかと思うくらい、冷酷なT-1000を演じ切っています。人体模型走りで車を追ってくるシーンはホントに怖かったです。 [地上波(吹替)] 8点(2008-08-09 01:33:21) |
174. ジュマンジ
テレビでやっていると、つい観てしまって、いつの間にか終わっている、そんな映画です。子ども向けですが、大人でも観れないことは無いです。子役時代のキリスティン・ダンストが結構可愛かったのが個人的に印象的でした。 [地上波(吹替)] 6点(2008-08-08 01:32:47) |
175. 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
《ネタバレ》 オリジナルとクローンの対立と共生、自己の存在とは?生まれてきた意味とは何か?という子どもには少々難しいお話です。それでも子ども向けアニメで現代版フランケンシュタインを作る小学館は侮れないし、その志を非常に高く評価したい。しかし最後にサトシがポケモンから力を貰って簡単に生き返ってしまうのは少し苦言を呈したくなりましたが。 [映画館(邦画)] 9点(2008-08-06 17:13:11) |
176. トレマーズ2<TVM>
映画館では観る必要は無いような映画ですかね。間違いなく1よりは面白くないです。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-06 17:09:21) |
177. トレマーズ
《ネタバレ》 結構面白いB級映画でした。モンスターはもうこれでもか!っていうほどしょぼいんですが、それでも十分楽しめました。 お決まりの展開に、お決まりの登場人物、お決まりのラストと安心して観ることができます。 [地上波(吹替)] 7点(2008-08-06 17:08:34) |
178. マトリックス
私を映画バカにした記念すべき作品です。ここから映画にドップリ嵌ってしまった事を考えると10点以外は考えられません。良くマトリックスが語られる上で評価されがちなのは、随所にバレット・タイム(有名な弾避けシーンなどのアレ)を使った革新的な映像でしょう。確かにあの映像は当時の人々の度肝を抜きました。今久し振りに観返しても10年前とは思えない程です。でもマトリックスの魅力はそこだけでは無いと思えます。まずこの映画はウォシャウスキー兄弟の好きなものを、まるでオモチャ箱のようにぶちまけてしまっている事です。それは主に、ネット、カンフー、ジャパニメーションの動き、ハードロック・ヘヴィメタル、そして社会への反抗です。これだけのバラバラな要素が一つのお話の中で絶妙に溶け合っているのがマトリックスの一番素晴らしい点だと思います。 また続編を含めるマトリックス三部作の中で、様々なシーン、数字、名前などに暗喩が隠されているのも個人的に好きな所です。こういうオタク心くすぐるサービスはたまりません。 [DVD(字幕)] 10点(2008-08-06 16:51:27) |
179. もののけ姫
《ネタバレ》 エコや勧善懲悪な話が多いジブリから突然生まれた宮崎監督の実質的引退作品。今までナウシカやラピュタで魅力的な悪役や自然保護を繰り返し観客に提示してきた宮崎映画としては若干異色の作品となっている。本作は「これは善、これは悪」として物語を単純化していない。一応観客は自然をもののけ達から奪う人間を悪として解釈できますが、実は決して人間が一方的に悪としては描かれている訳ではない。エボシ御前はシシ神の森を奪う侵略者だが、エボシは無闇に森を切り崩している訳では無く、身売りにされた娘達や当時人として扱われていなかった業病の患者達、そしてタタラ場を守る為に木を切っているにすぎない。タタラ場にすむ者達からすればエボシは生涯の救世主に違いない。彼女は人間の残酷さを併せ持った聖母なのだ。 つまり両者ともに"守る"為に戦っている。人間はタタラ場を、もののけはシシ神の森を。そこに明確な善と悪の境が無いからこそ観客はこの映画を観た後も迷ってしまう。非常に考えるのが辛い問題を直に投げかけてくる。現代でも環境破壊問題が良く取り上げられるが、別に誰も地球が嫌いで木を切っている訳ではない。それでも地球を破壊する人間が100%悪いと言えるのか。 宮崎監督が今までの勧善懲悪のスタイルを大きく変えたのには意味がある。今の映画界に溢れている、「正義が勝つ、悪は滅びる」という観た後に何も残らない様な映画と、観客に決して解ける事の無い「問い」を投げかける映画と、どちらが価値のある映画と言えるだろう。私は後者の「もののけ姫」の様な映画にこそ価値を感じる。 [DVD(邦画)] 10点(2008-08-06 16:43:08)(良:4票) |
180. レザボア・ドッグス
《ネタバレ》 オープニングがとにかくカッコいい!これはオープニングしか見どころが無いというわけでは無くて、本編にも見所はそりゃあ山ほどあります。中でも突出しているのはやっぱりマイケル・マドセン演じるMr.ブロンドでしょうか。彼の拷問シーンは目を覆いたくなるのですが、何故か見てしまうような変な魅力がありました。ラジオから流れる軽やかな曲に乗ってダンスしながら近寄っていく様はホントに悪魔みたいでした。 すべてのシーンが監督のセンスの塊で出来ているような映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2008-08-06 16:25:45) |