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うさぎさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 253
性別
自己紹介 自分も結構10点が増えてきたこともあり、
是非11点制を導入してもらいたいです。
11点とはあらゆる映画の中で一個しかつけられない点数とします。
これでその人の本当に最高と思ってる作品がわかっておもしろい
と思う!

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  アウェイク(2007)
なんでこれがあっちでは不評だったのか、どうして日本ではなかなか公開されなかったのか、 やっと公開されてもなぜ全然話題に上らなかったのか理解不能の大傑作です。 ここのレビューも少なすぎ!  練りに練られた脚本。ちりばめられた伏線。 久々に映画見てドキドキしました。 たぶん、本当の悪党が判明したとき、ええええええええええ!?と驚愕することでしょう。 まったく予想がつかない展開。しかしなるほどと納得します。 ヒロインのジェシカアルバがいい。 今までかわいこちゃんアイドル女優かと思ってましたが、  ものすごい演技を見せてくれます。   陰謀渦巻く中、  かわいいヒロイン、だけど貧乏な身分違いのジェシカアルバが奮闘する。  はめられる金持ちの主人公+身分違いのヒロイン+頑固な母親というと  「花より男子」を想起させるトコもある。  少女漫画じゃ、よくある設定?いやいや(笑)  花より男子が好きな人はモロ騙されると思う。   脚本が秀逸。緻密、完璧。  観客を見事にミスリードしていく。  真犯人はたぶん99%の人が、明かされるまで見破れないと思う。  で、本当のド悪党がわかったときは、ええええええええええ!?  と驚愕し、今までちりばめられた伏線になるほどと唸るはず。  ほんとにええええええええ!?と声を出してしまった(; ̄- ̄;)  久々にドキドキしました。   予告もなにも見ずに、恋人や夫婦で見ることを推奨します。  
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2012-02-17 00:40:13)(良:2票)
2.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
素晴らしい。エヴァもなにもかもすっ飛びました。 あまり人の評価は引用したくないんですが、10番、よしふみさんのコメントが全てだと思う。 「時かけ」程度の出来だと、宮崎監督も鼻でせせら笑えたかもしれないが、 このサマーウォーズには青ざめると思う。 そのくらいの大傑作。 あえていうと、タイトルがつまんない。こんな地味なタイトルでヒットするのだろうか・・。  もっと説教臭いのかと思ってました。 バーチャル電脳の世界は虚構で、むなしいもので 田舎の大家族のようなナマのつながりが大事だとかなんとか、ありがちな説教話なんじゃないのか。 ところがそうじゃなかった!!! 「バーチャルだろうが、リアルだろうが動かしてるのは人間。 どちらの世界も人間と人間とのつながりこそ大事。」 これぞこの映画のテーマ。もうこの主張が見えてきたときに、私はおそれいりましたウルウル状態でした。 感受性の強い人はボロボロ泣くと思う。  ラストのキスシーンは、「駄目駄目だったポニョのキスシーン」を添削してるかのような感じすらした。 こう描くべきだよと。 いいや、ラストだけではない、ラピュタ以降、まっとうに宮崎アニメが進化すれば こういうふうになっていたんじゃないかとすら思えてしまう。 笑って泣いてハラハラしてあったかくなって。 これ以外に映画になにが必要?  この映画は、もはや滅茶苦茶、ぐちゃぐちゃの行き当たりばったりになってしまった宮崎映画に アニメとはなにかを教えてる作品だと思う。 10年後、細田監督には例の「ハウル」をリメイクしてほしいとこ。マジで。
[映画館(邦画)] 10点(2009-08-03 14:36:53)(良:1票)
3.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 
これほどとは思わなかった。超大傑作。 ひとことでいうと21世紀の「宇宙大作戦」である。 宇宙大作戦をリアルタイムで見てきた私としては・・もう感涙。 なにからなにまで宇宙大作戦テイスト。古くさいというのではない。 どっからどうみてもカークそのもの、スポックそのものなのだ。 人間が描けてる。カークの女好きでけんかっ早く情熱的な本性。 絶対不利な状況を交渉術で有利に持っていく話術。 外面は冷静、理論的だが、内には情熱や激しい感情ももちあわせるスポック。 これはもうスタッフにトレッキーがいるに違いない。 他のおなじみのメンバーも素敵だ。なんて魅力的に描かれていることか。 監督はそれほどファンでもなかったらしいが、 いうなればトレッキーのスタッフとそうじゃない監督が織りなす 絶妙のバランスの上に成立した驚異の傑作である。 脚本も素晴らしく、文句のつけようがない。 あのコバヤシ丸のエピソードがでてくるとは!笑った。 他にも宇宙大作戦ファンならニヤリとするシーンやセリフが満載。 笑いも随所にちりばめ、テレビ版との細かい設定の違いにも、答えを用意し、 突っ込みどころさえ一蹴してしまう。 まさか冒頭のつかみのエピソードだけで、うるっとくるとは思わなかった。 凄まじくスピード感に溢れた演出で、 最初から最後までハラハラドキドキ、血が燃えてくる。 ラストは壮快。 特撮CGもすごすぎる。 エンドロールの最後に「ロッデンベリーに捧ぐ」とあった。 天国で彼はこう思ってるに違いない。 21世紀のトレッキーもやるなと。 俺の作った本当のスタートレックはこれなんだよと。 スタートレック映画版では最高傑作!というか次元が違う。2も3も期待。 続編をはやく見たい!
[映画館(字幕)] 10点(2009-05-30 13:45:39)
4.  大日本人 《ネタバレ》 
なぜかすごくあとをひく映画。 たぶん上映中より、終ってからのほうが・・ 2~3日たってからのほうが、あ。あそこはそうだったのかと気付かされ、感動するか、 不気味に思い出し笑いしてしまう映画。 故にレビューも書き直し。もしかしたらこれからも何度も書き直すことになるかも。 そんな映画なんです。 私としては・・・上映中はあれほど笑ったのに今は切ないです。 みんなのために命を投げ打ってるのに、 誰にも理解されず、落書きされ、離縁され、 マネージャーにはピンハネされ、石まで投げられて・・ それでも「大日本人なんだよ!」と酔ってくだまくヒーロー。 なんて哀しくて、バカで人間臭いヒーローなのか。  あと日頃の問題意識でしょうか。 例えば・・ 「北朝鮮はひどい国だよね。ま、どうでもいいけど。」 この程度だと、見てもおもしろくないかも。  北朝鮮もひどいけど、アメリカも日本ももっとおかしいよ! と考えたことのある人向けです。 そういう意味でラストが秀逸。大傑作。
[映画館(邦画)] 10点(2007-06-03 01:07:50)(良:3票)
5.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
ああ・・すご!最初はよくある推理サスペンスものかと思ってました。 なんだ、ハリウッドはやっぱりアイディア枯渇したんじゃないの?と退屈でした。 ところがある時点から急変。きっと貴方も ジェットコースターのように振り回されながら エンディングまで引きずり回されることでしょう。その間、脳はフル回転。 そんな映画です。最後にタイトルの意味が強烈にわかります。せつなさを持って 胸がしめつけられるように。もし見たい方は絶対これ以上、雑誌やネットなどから 情報を得ないで下さい。白紙であればあるほど、そのユニークな発想・展開に 呆然とさせられることでしょう。久々に大興奮!そして大感動の名作です!
[映画館(字幕)] 10点(2007-03-22 13:10:17)(良:1票)
6.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 
自分の行ないがばれないために、そして恐怖によって嫌な臭いを出さないために、 主人公はつぎつぎと女を撲殺していく方法を選びます。 なんでこんなに評価が低いのか首を傾げてしまいます。 最近見た作品ではベストでした。 ナレーションは冗舌。最初はちょっと多すぎる。ここまで言わなくてもわかると思ったのですが、だんだんと計算されたものじゃないかと思うようになりました。 つまりこうまで多いと逆に沈黙部分が異様な意味を持って浮き上がって、強烈な印象を与えてきました。 テーマは「自分の存在意義」ということでしょう。 自分はなぜ生まれてきたのか。 自分なんかこの世にいなくたってかまわないんじゃないのか。 なんの役にたってるんだ?と一度でも悩んだことのある人は必見です。 ネタバレになるでしょうが、 最後の犠牲者・・・彼女は・・他の女達とは違い、無理やり撲殺されたんじゃなく、 彼女みずから犯人に共感して、進んで身を投げ出したんじゃないかと思えるところもありました。 彼女も主人公ほどではないにしろ、嗅覚や勘にすぐれ、 また、僧院にいれられ、好きでもない人と無理やり結婚させられるという・・・ まさに「自分喪失の運命を辿るという予感」に悩んでいたゆえに。  これは主人公とある意味同じ悩みだったと感じました。 彼女を本当に必要としてくれる人間は、彼だけだったのです。
[映画館(字幕)] 10点(2007-03-12 18:35:28)(良:2票)
7.  フラガール 《ネタバレ》 
微妙な作品です。東京から来た過去を持つ不貞腐れた先生が次第に、少女たちと溶け合い、そして最後は・・「あなたたちと踊りたい」これってかなり「がんばっていきまっしょい」とだぶってしまいました。客観的に点数をつければ7~8点くらい。しかし・・しかし、私にはどうしても客観的になれない事情があるんです。私も閉山していく炭鉱町で青春を送った人間だからです。同級生には父親を亡くした子なんか珍しくなかった。高校の頃も隣の席で仲良しにしていた女の子の父親が炭坑事故で突然亡くなりました。そういうこともあって、しずちゃん演じる女の子の涙が強烈なリアル感をもって、心に突き刺さってきました。我が町もなんとか再生に努力しましたが、誰かがハワイを作ろうなんていったらどうしただろう。 少なくとも私は「もっとまじめに考えろ!」と大反対したでしょう。でも、じゃあ、どうすればいいかなんて考えはなかったんです。私は結局ボロボロになっていく瀕死の故郷を見捨て上京してしまいました。 そんな私にとってこの映画は・・・なんというか、まぶしすぎる。故郷になにもできずに捨てた男が、故郷を捨てずにがんばってきた人たちの物語を見て、おお、がんばったんだ、えらいねえなんて感動する資格があるんだろうかなんて思ってしまいました・・。蒼井優もいいが、しずちゃんが大変な存在感を放っていました。熱演です。 そして、音楽が凄く良い。新しくはないが、ノスタルジックでなんとせつない音色か。 ウクレレってこんな音も奏でられるんだ・・と思いました。 たぶんエンドロールが終ったあとはサントラ欲しくなる人が いっぱいじゃないかと想像してます。  
[映画館(邦画)] 10点(2006-10-03 11:51:09)(良:1票)
8.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
技巧にすぎるかもしれない。しかし私は思いっきり感情移入してしまいました。松子の夢ってなんだったんでしょう。「ただいま」「おかえりなさい」 たったこれだけの単純なことだったんです。 それがわかったとたんに号泣してしまいました。 もう人に傷つけられるのはいやだ。人と関わりをもつのはやめようと引きこもる彼女。 しかし、それでも幸せにはなれなかった。そして最後にもう一度再起しようと人と関わってしまった直後にデブで臭くて汚い足の悪いババアに成り果てた彼女は意味もなく殺されます。世間は誰も同情しないでしょうね。殺したあいつらを弁護するかも。現実はそうでしょう。しかし、どんな人間にだって、その人だけの人生があるんです。幸か不幸かなんて関係ない。それはとっても大事なもの、かけがえのないもの・・それをこの映画は衝撃的にわからせてくれました。久々に素晴らしい映画に巡り合えました。中谷美紀の代表作となるでしょう。
[映画館(吹替)] 10点(2006-05-28 01:58:47)(良:5票)
9.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
ヒーローモノでもアメリカ万歳、軍事力万歳ものでもない スピルバーグの大傑作。 すさまじいリアリティと恐怖の大人の映画。 カメラの視点が人間の高さに統一されています。 視点の意味はふたつです。 一つはほとんどのシーンが人間の目の高さに統一されてること。 もうひとつは基本的に「トムが見たもの」しか映像として出てこないこと。 だから、全てのカットがものすごいリアリティを伴ったインパクトで 脳裏に焼き付きます。 これはこういうSF映画としては画期的じゃないかと思うのです。 普通は、迫力を出すために、あるときは主人公の視点から離れ、 「神の視点となり」カメラを縦横無尽に動かし、 例えば実際に宇宙人と軍隊の兵器がぶつかりあうところを バンバン撮るわけですが、今回神はいません。 基本的に「トムが見なかったものは写さない」という 手法を貫いています。 これは個人的には想像力をかきたてられ、 逆にものすごいリアリティを感じるのですが、 ここだけじゃなく、いくつか出始めてきた感想を読むと、 もっとスターウォーズなどのように、 ドンパチやってるシーンを詳細にハッキリ、バンバン見せて欲しかったというのが多い。 ラストも原作通りじゃなく、 人間側の知恵と勇気と工夫で、猛烈な反撃シーンを見たかったというのも多い。 いや、それならいつもの、軍事力賛美、 アメリカ万歳映画になってしまうだろうと思ってしまう。 あるいは少年ジャンプで育った漫画的発想かもしれない。 少年ジャンプもいいんだけど、この映画の素晴らしいことは 市民は圧倒的テロの前には「全く無力で、呆然と見て逃げ回るしかない」というところです。9.11事件を強く思い起こします。 骨格もラストも原作通りでGOOD。蟻と人間ほど力が違う場合、蟻の知恵と勇気で 反撃できて勝利を収め、最後、ばんざ~いで終るのはなんともリアリティにかけるのです。 圧倒的強者の自滅に待たなければならないわけです。    
[映画館(字幕)] 10点(2005-07-02 08:11:07)(良:8票)
10.  バンパイアハンターD
日本アニメの・・というより邦画の最高傑作のひとつ。 アイディア満載。Dも含め、それぞれに弱点を持ってるのがいい。 Dも、マイエルもグローブもなにもかもかっこいい。 脚本も秀逸。音響もすごい。 音楽も素晴らしいがラストのDO AS~の歌にはがっかり。折角Dの世界観に浸っていたのに、あれで思いっきり 現実に引き戻された。エンドロールの音楽は今からでも差し替えてほしいくらいだ。しかしそれでも10点。
10点(2003-12-17 02:35:34)
11.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
NINさんのレビューにつきます。 つまり、「いよ!漢だねえ!」これしかない。せつないが男ならコレ以外にない。 思えば私、高評価なのはポセイドンアドベンチャーにしろブレイブハートにしろ、タイタニックにしろ 漢だあ!というものかもしれない。 サマーウォーズも主人公の男の子は頼りないんだけど、最後は漢をみせつけてくれる、 そこがいいんだよね。対しておおかみこどもの雨くんとかね、お父さんとかありゃ漢でも何でもない。  で、この映画。前半は普通。伏線を張るのに忙しいのか ちょっとかったるいくらいの展開。あれ?失敗しちゃったかなあ・・だったが 後半ギアチェンジして一気に加速していく。 後半はまれに見る大傑作!おもしろい!素晴らしい。 こんな素敵な映画を今まで知らなかったとは。
[DVD(字幕)] 9点(2012-07-30 12:07:34)
12.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
超ネタバレあり。 まず3Dから。テーマパークのアトラクションのように、あっと驚く飛び出し感を狙ったもんじゃありません。 逆。キャメロンの3Dはナチュラルな奥行き、遠近感を実現したもの。 見る人によっては地味だと思うかもしれません。 でも目の肥えた人が見ると、圧倒的だと思われます。 現に、あの押井監督が完敗宣言したという記事がありました。  ・・とはいうものの最初1時間くらいは脳が慣れるのに時間がかかると思います。 しかし、その後は3Dであることも忘れて興奮。 前半、ためにためていたものを一気に爆発させるようなド迫力! ドキドキワクワク感満載。うるっとくるシーンも。 SW第一作でラスト、ハンソロが突然あらわれたときに感じたカタルシスがあります! そして・・・凄まじくシンプルな名言。 「I SEE YOU 」 この言葉はすごい。なんという深さ。  一緒に行った妻は激しく泣いていました。 しかし。。上映後。 妻「もっと泣いたとこがあった」 私「どこどこ?」 妻「動物さんが・・動物さんたちが来てくれたとこ! (泣)」 そこかい!(・_・;) 一点減点はキャメロンのせいじゃないが、3Dメガネのかけ心地の悪さ! なんというチープな作り。(全国共通??) メガネは昔行ったディズニーランドのほうがよかった。   あ。そうそう、2Dの予告で見るようなゲーム臭さ、安っぽさ、CGくささは3Dでは消失してました。 つうか、もんのすごい質感、存在感。全部本物に見えます。  まあ、とにかく名作。
[映画館(字幕)] 9点(2009-12-26 18:14:41)(笑:1票) (良:1票)
13.  花より男子F(ファイナル) 《ネタバレ》 
なんでこんなにレビュー数が少なく、はたまた評価が低いのか不思議。 一言で言うと、マリッジブルー的に悩むシンデレラのお話。 ファイナルにふさわしい出来であり、ラストはもうこれ以上ないというラストです。 黒幕の正体も納得。 私は・・妻と高校時代に知り合い、同級生同士結婚して、ほんとにほんとにいろんなことがあって、 もうン十年ですけど、この映画に描かれたテーマを素直に、これから結婚するお二人に捧げます。 今年結婚する人、来年結婚する人、是非見てください。但しテレビ版を見た人に限ります。 じゃないとわけわからん単なるお馬鹿映画に見えてしまうかも。 でも、描かれてるテーマはほんとはとってもシビアで真面目なものです。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2009-05-25 03:34:40)
14.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 
これねえ、きっと若い人にはわからない映画だと思う。 例えばベンジャミンが、子どもと妻の元を離れたのにもう一回帰ってくる場面。 なぜだかわからないひとがいっぱいじゃないでしょうか。気まぐれ?みたいな。 でも違うんですよねえ・・・うわ~!今思い出しても悲しすぎる。 私は、強烈にわかりすぎて、残酷だなあ・・・と思ってしまいました。 自分の老いとか寿命とかね、頭じゃなくて、今・・徐々に「体感」しつつある人。 そのような人がみるとものすごい映画だと思うでしょう。私も含めてなんだけど。 今この年で見られて幸せというかなんというか。。。今より10年、いや5年若くてもこの映画の良さは わからなかっただろうなとしみじみ。でもわかってよかったのか?微妙。 それはやはり自分が老いを感じてるからなんです。頭じゃなく、身体で。 私はあと何年生きて、なにができるだろう。もう恋をすることも誰からも恋 されることもないかな・・・。 ふとこんなことを思ったことがあるひとは見てください。万人には勧めません。  10点つけたいとこなんだけど、あえていうと音楽が弱い。 これだけが不満。
[映画館(字幕)] 9点(2009-02-09 00:31:54)(良:3票)
15.  おくりびと 《ネタバレ》 
最近また邦画の出来がよくないなあと感じてるところに、この奇跡のような大傑作。全ての作品を押しのけてこれが賞をかっさらうと思う。いや、そうでなくては。   主演助演、チョイ役全ての役者がきらきら宝石のように輝いています。特に広末の演技がよかった。妙なこだわりや固定観念に縛られてないような現代っ子ぽい奥さんなはずなのに、いざ自分の夫が「そうなってみると」やはり世間体を気にする、けがらわしいと言ってしまう。愛が冷めたわけではない、愛してる・・なのにしかし。こういう感情は悲しいくらいにわかります。きわめてリアル。愛があれば世間体も関係ねえよなんてのは夢子ちゃん夢男くんのあまっちょろい幻想なのだ。   しかも映画はもっと残酷な運命を用意します、なんと子どもが生まれる。誰もがお世話になる職業だの、仕事に貴賤はないだのなんだの、屁理屈はどうでもいい、あなたは子どもに胸を張ってパパは納棺師だよっていえるのか、子どもはお父さんを納棺師だ!と自慢できるのか。これを言われたら男としてはもうギブアップ。いくら納棺の仕事に生き甲斐を感じ始めたとしてもアウトなのだ。  ところが映画はとっても素敵な解決を用意してくれました。最後に「私の夫は納棺師です!」と叫んでしまった広末。鳥肌がたつくらい感動。しかしだ。ありゃ100%夫の職業を受け入れてはいないかも、そのときの雰囲気に飲まれて叫んでしまっただけかもしれない。あとで子どもが生まれて厳しい冷たい現実がやってきたときコロッと後悔するのも女なのだ。 しかし、この夫婦・・・この家族はどんなトラブルが待ち受けていようと、なんとか苦しみ悩みもがきながら、うまくやっていくだろう。それを予感させるのがあの石ですね。あの一銭の価値もない汚い石ころに込められた意味はものすごく深いです。 珠玉の映画。泣いて笑って考えさせられて・・・なんと爽やかな後味か。チェロの音色に心を動かされないひとはいないだろうと信じてます。音楽がまた素晴らしい。邦画もまだまだ捨てたもんじゃない、やるなあ。  本木、広末の代表作となるでしょう。
[映画館(邦画)] 9点(2008-09-23 01:07:48)
16.  ドリームズ・カム・トゥルー 《ネタバレ》 
え?これが日本未公開?スペル大会という日本じゃ馴染みのないものがテーマだからか。日本で言うと、漢字検定大会?いやあ、燃えます。緊張します。全然聞いたことも見たこともない単語ばかりの連発で楽しい。DVDでは発売されてる模様。WOWWOWでもまた再放映するかもしれません。 絶対のお薦めです!見て下さい。爽やかな快作!
[地上波(字幕)] 9点(2008-09-16 18:04:27)
17.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 《ネタバレ》 
超大傑作。様々な時代に飛びまくるのが成功している。最愛の恋人が死んだのがわかって、泣き泣き叫び、逃げるように部屋を出ると、次の瞬間、大観客の前でステージに立ってるなどという大胆、かつシュールなカット。更にラストの編集は見事。 人生は走馬灯。人生は夢まぼろしという言葉を想起する。様々な想い出が交錯する走馬灯の中、彼女は死の床で「昔にはもう戻れない」と呟く。しかしそれでも彼女は歌う。良いことも悪いこともあったけれど、今の私には同じこと。後悔はしない。今一度0からスタートしようと。そんなラストソングNon, Je Ne Regrette Rienが胸を打つ。 感涙。 40代50代以降の人に見て欲しい映画。若者にはこの凄さがわからないかもしれない。 ピアフを演じたマリオン・コティヤールはアカデミー賞主演女優賞をとったが  全く異論はない。凄まじいまでの演技力。 日本の女優ではここまで演技できる人は見当たらない。  
[地上波(字幕)] 9点(2008-09-08 22:59:33)(良:1票)
18.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
最初はこの手の邦画によくある、ひとりよがりの暗いグダグダ・ウジウジ映画かと思っていたら・・・ 中盤から急展開。素晴らしいです。 皆さんが書いてるように脚本と演出の勝利。 もう一つ付け加えるとすると、登場人物がみんな憎めないやつばかり。 私は特にヤクザの組長のキャラにはまりました。 組長役の山下規介さん。おそろしいくらいの演技力です。 もっともっと注目されてもいい人だと思います。 人に見ろ~~!と薦めたくなる映画!邦画もまだまだ捨てたもんじゃない。
[DVD(邦画)] 9点(2008-06-13 10:56:27)(良:2票)
19.  ミスト 《ネタバレ》 
最初、テンポが悪く、タコの足が出てきたときはどうなることかと思ったが 中盤から加速。恐怖。隣の男性は震えていました。 傑作です。ラストが秀逸。 ポセイドンアドベンチャーの逆か。 ぼ~っと見てたら、ただのモンスターパニック映画ですが、 考えれば考えるほど全ての行動と結果がものすごく深い意味を持ちます。 神とは?信仰とは?どっちが正義なのか?正当な殺人は存在するのか? 特にラストのトラックにあの主婦がいたのにはびっくり。なんという皮肉! 因果応報もくわわって、様々な問題を私たちに問いかけてきます。 これぞ映画。
[映画館(字幕)] 9点(2008-05-11 00:02:45)(良:1票)
20.  パプリカ(2006) 《ネタバレ》 
ちょっと評価が低いのでびっくり。 東京ゴッドファーザーズは評価しないが、こっちはものすごく評価します。 とにかく楽しい。音楽も最高。何度も見直したい映画です。 いや、テレビで連続アニメとしてやってもらいたいところ。 1~2話完結程度で 毎回難事件を解決していくパプリカ達の活躍をもっともっと見たいですね。 ビジュアルも素晴らしいが・・・・このくらいは今のハリウッドの技術では CG+実写でやってのけてしまうのが怖い。 更にアニメでしかできない表現を監督、スタッフには期待します。
[DVD(邦画)] 9点(2007-07-23 11:01:11)
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