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1.  山椒大夫 《ネタバレ》 
童話、小説、映画だからこその奇跡の物語とともに、普通とされることを変える難しさも描かれる。おそらく貴族に生まれ、貴族として育った者には奴隷を救うという発想そのものが無い。奴隷の苦しみを味わった厨子王だから奴隷を救えた。現代の政治においても国民が抱える苦しみを政治家が知ることが基本中の基本だし、それは上に立つ者が忘れてはならないこと。山椒大夫にきつい罰が与えられるところまで見せてくれれば文句なしだったが、だからといって10点以外は付けられない。芸術性の高さはもちろんだが、厨子王が逃げると決断してからのスリルはそう味わえるものじゃない。奴隷が一人、二人逃げたからってあんなに全力で追ってこなくていいだろうにと思うんだけど…。おっそろしいな~、ホラーだよ。俳優陣は田中絹代、花柳喜章、香川京子(お美しい!)はもちろん、山椒大夫役、進藤英太郎の上手さも印象的。とにかく凄い映画を見てしまった。
[DVD(邦画)] 10点(2011-06-26 14:02:03)
2.  七人の侍
200分以上ながら、だれることなく一気に最後まで見ることが出来た。久蔵のかっこよさは異常。
[DVD(邦画)] 10点(2010-02-27 10:46:52)
3.  ベン・ハー(1959)
スケールに圧倒されました。
10点(2005-01-20 16:20:51)(良:1票)
4.  忠臣蔵(1958)
ひゃあああ… なんという豪華な俳優陣。オールスターキャストとはこの事だ。さすがに全員に満足な見せ場があった訳ではないけど、代わる代わる大物俳優が出てくる画面を見ているだけで楽しかった。物語については今さら言うこともないが、忠誠、忍耐、人情、名誉といった日本人が好きなポイントを贅沢に盛り込んでる訳だから感動は必至。目頭が熱くなる。逆に不満らしい不満はないけど、強いて言うなら討ち入りをもう少し派手に撮ってほしかったかなと…。それでも大満足の166分間。日本映画黄金時代の底力を感じる傑作。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2013-12-22 23:31:27)
5.  サンセット大通り 《ネタバレ》 
50を過ぎているというのに25歳気分で映画復帰を目論む往年の大女優ノーマ・デズモンド。そのノーマを実際にサイレント時代のスターだったグロリア・スワンソンが演じている。そしてマックス役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムと、本人役のセシル・B・デミルはグロリア・スワンソン主演で映画を撮ったことがある監督だという…。ある特定の時期でなければ撮れない映画があることをこの作品で知った気がする。そういう事を抜きにしても面白い物語だったけど、サイレント時代を生きた女優と、そうでない女優ではまるで説得力が違う。トーキー映画に不満たらたらのノーマは「顔だけで語れる」と豪語していたが、それをグロリア・スワンソンが証明してみせる。この役と演者の関係が素晴らしい。さらに不気味さ、怪しさを醸し出す上でモノクロ映像が実にいい仕事をしているが、時代が違えばカラーになっていた可能性が高いわけで…。そのほかチョイ役でバスター・キートンら大物が出演するなど、勘案してみるとこれは「奇跡の一本」と言えるかもしれない。最後になったけど、もう一人の主役ウィリアム・ホールデンは32歳にしてこの渋さ。かっこいい。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-07-11 18:14:37)
6.  お熱いのがお好き 《ネタバレ》 
なんと楽しい映画だろう。汽車の中での話はちょっと長く感じたが、後半のたたみかけるような展開は見事。最初はお金に魅かれていたシュガーがそんな事は関係なくこの人が好きだと気づいて、最高のハッピーエンドを見せてくれました。そしてオズグッドの例の一言には思わず手を叩いた。傑作だな~。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-06 20:36:49)
7.  蜘蛛巣城
矢が飛んでくるシーンは思わず声が出た。CGがない時代によくやるよなぁ、、三船敏郎が「俺を殺す気か!」と怒鳴るのもしょうがない。そんな命がけの三船さんには悪いが、蜘蛛巣城は山田五十鈴の映画なのかなと思う。「俺の心には何も無い」と言う武時に「それは嘘です」と返す浅茅。ここにこの女優の凄さが凝縮されている。「取れやしない・・・ 嫌な血だね~」 怖や。
[DVD(邦画)] 9点(2010-08-09 23:19:26)
8.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
数年ぶりに観た。最終的にどうなるかは覚えていたから、楽しめないかも…と思ったが、とんでもなかった、逆に1点プラスで9点に修正。1対11の状況から8番さんが残りの11人に賭ける場面から、今度は有罪の材料をひとつひとつ覆していく作業。一人の男の熱意が徐々に伝わる…。無罪派が増えてくると安心しちゃうものだけど、本作はそうはさせない。不一致を申し出る可能性が浮上してくるからだ。緊張感は常に維持され、観る者の心を掴んで離さない。なんと濃い1時間半だったろう。さすが映画史に残る傑作、素晴らしい。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-01-29 20:45:14)
9.  あらくれ(1957) 《ネタバレ》 
<原作未読>時代は大正期。まだまだ女性の人権が蔑ろにされていた時代だ。その中にあって主人公お島は実に強く生きていく。その姿は確かにあらくれだ。男運に恵まれず、苦労が絶えない日々…。からの~吹っ切れ。高峰秀子の大立ち回りも初めて見たけど、この爽快感はなんだろう。成瀬監督は「小津は二人いらない」などと言われたこともあったらしいが、この感覚は小津映画にはないはずだ。面白かった。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-05-15 22:00:39)
10.  お早よう
面白いな~。「大人だって余計なこと言ってるじゃないか」のくだりが特に笑えた。描かれる笑いは一般的な家庭の日常にあるもの。なんだか子供時代を思い出して懐かしくなる。部分的な笑いだけではなく、会費の件、子供たちの抵抗、宮沢さん(東野英治郎)の件が繋がっていくストーリーもしっかりしたもので、全く飽きさせない。杉村春子、高橋とよは中学生の母親にしてはちょっと年を取りすぎかなと思わなくもないが、この人たちだからこそ、ご近所同士のちょっとした会話も面白い。これが役者の上手さなんだろう。そんなベテランに負けず劣らず子役二人も見事。特に勇役・島津雅彦はこの時期の小津映画にちょくちょく出てくる子役で、黒澤監督の「天国と地獄」にも出演しているけど、それだけ人気がある子役だったのも納得だ。笠智衆はまったりしてて温厚なイメージがあるから、怖い顔して子供を叱ってるだけで面白い。何かを蹴飛ばす勇にお父さんが「こら!」、これだけで笑えるって凄いこと。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-03 16:30:44)(良:1票)
11.  東京暮色
小津映画の中では異色とされる作品だが、これはこれで見応えがあって素晴らしいと思う。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-26 14:30:19)
12.  浮草
オリジナルの「浮草物語」は未見。本作は小津映画を見慣れてない自分でも、小津っぽくないというのが分かるレベルだった。それでも、軒下で口喧嘩をする場面など、随所に見られる美しさはとても印象的で、芸術性の高さは感じられる。一方、ストーリーは美しいどころかドロドロしている訳だが、京マチ子が杉村春子のもとに乗り込んでいく場面など、このニヤニヤしてしまうような面白さは何なんだろう…。中村鴈治郎、京マチ子などのほんまものの(と思われる)関西弁も心地良く、最後まで楽しく見る事ができました。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-21 00:09:47)
13.  大江戸五人男 《ネタバレ》 
序盤は阪東妻三郎の出番が少ないせいか、退屈な時間が続いたが、大切な皿を割ったおきぬを水野(市川右太衛門)が死に追い込む事件が起きたところから盛り上がりを見せる。おきぬの兄を連れて庶民の味方・長兵衛(阪東妻三郎)の屋敷にやってきた権八は仕返しを依頼するが、「力に力、腕ずくに腕ずくではダメだ」と長兵衛。失望した権八は酒を飲みながら愚痴っていたが、同席していた歌舞伎役者あやめがその事件を歌舞伎で再現しようと言い出す。反対する者もいたが、権八が長兵衛の名前を使い、後押し。演目(いわゆる「皿屋敷」)は話題となるが、当然水野は激怒。あやめをひっ捕らえ、「長兵衛が一人で出向けば、返してやる」と脅す。死を覚悟して水野のもとに向かうバンツマのかっこよさ、市川右太衛門も往年の大スターだから、展開こそ読めたが、そこで三島雅夫の出番ってわけだ。この人のこういう役は何度も見てきたが、相変わらず最高。ひょっとするとバンツマと右太衛門が組んで大人数を相手に戦うのか?と思ったが、ファン向けなのか直接対決に戻る。最後はガンジーの精神で勝利を勝ち取る?。権八には権八の正義があった、しかし自分のやり方は間違っていたと思い知った権八は泣き崩れる。そんな権八に長兵衛の妻であるお兼が声をかける。「泣かないで…。ごらん、街がだんだん明るくなってく、親分もきっと喜んでいてくださるよ」 うぅ… 秀作だ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-01 00:06:14)
14.  稲妻(1952) 《ネタバレ》 
一番いい子で通ってきた清子が、言いたい事を言って楽になったような感じが面白かった。一人暮らしを始めて、あの家から解放された清子だからこそ、お母さんに優しくできたのかな?。ずいぶん嫌な話をしてたはずなのに、あっという間に笑顔にさせられる。まるでマジックを見た気分。でも決して強引ではなく、自身の経験からも「あるある」と思える内容だったのがまた素晴らしい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-06-15 18:02:44)
15.  流れる 《ネタバレ》 
田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子に杉村先生と若手の岡田茉莉子。そして凄まじい存在感を放っていた栗島すみ子って何者だ?、と思ったら、サイレント時代の大女優か、なるほど。よくこれだけの女優を集められたものだ。豪華な共演の数々を見ているだけでも楽しいが、そこは成瀬映画、これだけで終わるはずはない。本作の舞台となるのは芸者置屋、そこの女主人つた奴を中心とした物語だが、芸者というやや特殊な世界にあって、普通の人(梨花)をつたと並ぶ主人公にした効果が最後の方で現れる。置屋を買い取ったお浜から「芸者屋はやめて小料理屋を始める」と告げられていた梨花が、まだ何も知る由もなく三味線の稽古に励むつた奴、染香を見る目。それはこの映画を観ている者の目そのものだったはずだ。引き抜きの誘いを断ったのも、自ら去っていくのも梨花らしい行動である。梨花は彼女たちを救う事はできないし、今のところかける言葉もないだろう、ただひとつ、あのお饅頭に込められた思いだけで自分は胸がいっぱいになるし、素晴らしい映画を観たと思えるのだった。8点献上。
[DVD(邦画)] 8点(2011-06-08 18:31:50)
16.  地獄門
ある意味コメディとして大変楽しめた。長谷川一夫といえば後に国民栄誉賞を受賞するほどの大スター、その長谷川にこれほどの大馬鹿者を演じさせるというのが面白くてたまらない、凄まじい目力、キリッとした眉毛、そして大仰な演技が一層面白さを引き立てていた。ただ、これは本来の楽しみ方ではないな…。やはりこの映画の見所は場面ごとにまるで絵画のような美しさを感じさせる鮮やかな色彩。邦画のカラー初期という事もあり、外国人にとっては衝撃だったのだろう、世界から絶賛されたのももはや当然に思えてくる。これをデジタル・リマスター版で見られて本当に良かった。ストーリーそのものには大分無理があるというか、納得いかない点があるので、減点せざるを得ないが、好きか嫌いかで言えば断然好きな映画ですね。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-06 18:34:00)(良:1票)
17.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 
音楽のせいか、どことなく明るさもありながら、きっちり反戦映画として完成されている。1950年代の映画だから、日本人は相当ひどく、また奇妙に描かれているのではないかと心配したが、そこまで不快に感じる点は無く、逆に早川雪洲の貫禄ある演技には嬉しさもあったりで…。この映画は橋を建設する側、橋を爆破する側、双方に結構な時間が割かれているのが特徴でもあるが、爆破する側に関してはもうちょっと削って、全体を2時間20分程度でまとめられれば、なお良かったと思う。橋の爆破シーンは圧巻の一言。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-21 18:37:23)
18.  手錠のまゝの脱獄
大袈裟に言えばこの映画自体が人種差別を乗り越えてきたアメリカの歴史のひとつなのかも。そういった面を除外したとしても充分に楽しめる作りだから説教臭くない。おすすめできます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-25 18:32:31)
19.  銀座化粧
男で失敗した経験から「男なんてケダモノだと思ってれば間違いないわね」と語っていた雪子がひょんなことから石川と出会い、魅かれていく。雪子は(静江の)友であり、(京子の)姉貴分であり、母であり、そして女である。皮肉な展開と雪子の複雑な心境が印象深い。今回、田中絹代さんの主演映画を初めて観たが、日本映画史上最高の女優と言われているだけあって、安定した演技力と風格が感じられ、とても良かった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-19 20:07:45)
20.  わが町(1956)
日常の中にある悲喜を大阪らしいテンポの良い掛け合いと共に描く。「無縁社会」という言葉が流行語大賞のトップ10に選出された寂しい時代だからこそ、この映画に出てくるご近所さんとの繋がりを見ているだけで温かい気持ちになる。明治から終戦直後まで、別の言い方をすれば父親になった瞬間からもう少しで曾爺ちゃんになるってところまでを一人で演じた辰巳柳太郎の演技力は見事。殿山泰司や北林谷栄も同様で、特に北林谷栄は当時45歳だと知って衝撃を受けた。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-13 21:00:52)(良:1票)
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