81. 臨死!!江古田ちゃん
《ネタバレ》 江古田ちゃんの「あっけらかんとしながらもギリギリと肉迫したセリフ」は今までにないセンス。特に合コンで猛禽のスミを突付く江古田ちゃんの切れ味に、ハンパの無さを感じる。合コンの猛禽叩きも毎回楽しみだが、私的には変なショーパブで働く江古田ちゃんのエピソードが、毎度爆笑。 7点(2008-12-20 00:37:06) |
82. 賭博堕天録カイジ
「金と銀」のツモ有料麻雀や、「天」の限定役麻雀、「アカギ」の採血麻雀など、福本伸行は、普段から麻雀のヘンな特殊ルールばっかり考えているに違いない。笑。しかし、麻雀をする上で破綻しないルール設定がなされている点と、麻雀そのものの醍醐味を失わないあたりが流石と言うか… そしてヤンマガ誌上「カイジ」でも、そんな福本お家芸的な特殊麻雀編をやるとは。麻雀はもちろんの事、麻雀漫画も好きな私としては結構楽しめるんですが。 6点(2008-12-17 03:26:33) |
83. 賭博破戒録カイジ
1980年後半に、パチンコのいわゆる「一発台」にハマっていた私としては、この「沼」の悪意に満ちたギミックの非道さが痛いほどよくわかる。最終回、カイジのちょっぴりミジメなエピソードがかなり面白い。 7点(2008-12-17 03:17:56) |
84. 舞姫 テレプシコーラ(第1部~第2部)
毎月ダ・ヴィンチ誌上でソコソコ楽しんで読ませて頂いているんですが、やはり古典っぽさがちょっとしんどいです。私のような古典少女漫画が苦手で浅眼な高カロリー漫画世代にはツライ物がありますね。でも、毎月読んでるんですよね。 5点(2008-12-16 01:01:38) |
85. 3月のライオン
ウミノ作品は「キャラクター」の心情表現が面白く、将棋というイササカ・マニアックな世界を描く上でもそれらが発揮されているという点に、まず驚いた。将棋漫画の原作やプロ戦の麻雀対局、競馬予想コーナーなどでチョコチョコと名を見る先崎学がバックについているのも、興味深い。ちょっと目が離せない作品である。 7点(2008-12-16 00:51:29) |
86. ストッパー毒島
好きな野球漫画を三つ挙げろと言われれば、大嫌いな水島新司作品の中で唯一好きな「球道くん」と、ミーハーといわれようが「おおきく振りかぶって」、そして「ストッパー毒島」ですね。(次点はちばあきお・キャプテンか?) ハロルド作石のサービス精神・エンタテイメント性と野球漫画の普遍的な面白さが実にマッチしていて面白い。 7点(2008-11-29 23:39:41) |
87. 道士郎でござる
《ネタバレ》 アメリカ(テキサス)帰りのサムライというケレン味たっぷりな設定も、西森作品だと嫌味に感じないから不思議。いい意味でも悪い意味でも、ホントに器用な作家です。 6点(2008-11-20 23:56:01) |
88. SINGLE ACTION ARMY
ヒロモト作品の初期作品で絵は荒いが、意外と読みやすい。突き抜けたセンスでハードボイルドを描いていた良作。単行本を持っているにもカカワラズ、ぶっちゃけそんなにスキな作品ではないのだが、大ゴマの使い方が異様に格好イイ。 7点(2008-11-02 13:45:55) |
89. 戦争論
《ネタバレ》 小林よしのりの史論・史観は恣意的すぎて共感できない。作品意義、というよりプチ・インテリの自慢話に聞こえるのは私だけかな?しかし、相変わらずの小林よしのりのスタンスと、この作品自体の間口の広さ(狭さ?)は評価すべきなのかも。 5点(2008-11-02 13:34:29) |
90. バリハケン
《ネタバレ》 ヤンキーにもオタクにも失礼な世界観と寒いギャグが絶妙な風味を醸し出していて、実に面白くない作品だった。ワザとなのかナチュラルなセンスなのかは分からないが、ヤンキー・オタク・萌えの描写がどことなく古く、雑なのも気になった。 少年ジャンプでの打ち切り作品に、今更オチの悪さまでは言及しないが、最終回もヒドイもんだった。 そしてこんなにも読者層が読めない作品も珍しく、ハテ、この作品はいったい誰を楽しませる漫画だったのか?と、ついつい要らん事を考えてしまう今日この頃である。 1点(2008-10-28 15:36:22) |
91. ソラニン
《ネタバレ》 痛く重い物語なのに、読後に残る確かな満足感と一握のせつなさ。やはり浅野いにおは只者ではない。変なペンネームだが。 蛇足ながら思ったのだが、浅野いにおって「キチンと定期的に前向きな物語を描くよしもとよしとも」みたい。超寡作なよしもとよしともが漫画を描かなくっても、浅野いにおがいれば、いいか、と、最近思うようになった。 9点(2008-10-18 01:50:21) |
92. 荒川アンダーザブリッジ
荒川住人のボケとリクのツッコミに固定しきった展開に正直飽きてきている。最近、絵も荒い。しかし、隠されている重要らしきスジと巻末にあるフルカラーの良さが気になってしょうがないのも確かで、無視できないんですよね中村光。 6点(2008-10-18 01:30:56) |
93. 邪眼は月輪に飛ぶ
《ネタバレ》 「藤田和日郎」を知るための一冊としては、これ以上ない作品。寓意を込めたエンタテイメントを描かせると、藤田和日郎はホントに巧い。姿を見ただけで生き物すべてを呪殺してしまう敵役の怪鳥「ミネルヴァ」も(本当は悲しい性を持つが)、非常に怖い。こういうのを描かせると、藤田和日郎は…(以下略)。 8点(2008-10-18 01:19:27) |
94. みゆき
《ネタバレ》 時期的に私の「中二病」の初期原因は、もしかしたら「みゆき」なんじゃないかな?と、思わせる甘酸っぱさ。 私的にあだち充の漫画を初めて読んだ作品。同時にあだち充に対して飽き始めたのも、この作品。 6点(2008-10-18 01:02:27) |
95. ガンスミスキャッツ
確かにメカ・銃器の描写は素晴らしい。しかし、油っこいくせに淡々とした人物像がどうにも魅力的に写らない。ミニーメイがちんちんを舐めてたあたりからウンザリとして読んでいた感がある。 「萌える銃器講座」としては、適切なんすかね。銃器に興味のない私には向いていないのかも。そのワリに私、「ガンスリンガー・ガール」や「BLACK LAGOON」とかは、面白く読んでるなぁ。まぁ、好みの問題でしょうか。 しかし蛇足ながら思うのは、これを機に真鍋譲治のように活躍の場をエロ誌に移行するのではないか?と思わせる感が。気のせいかもしれないが。 5点(2008-10-18 00:56:09) |
96. シティーハンター
槇村(兄)が死んで香が出てきたあたりから、ジャンプでは流し読み。 「もっこりするだけか?君はそれいいのか?サエバリョウ!」と、いつも思いながら読んでいた気がする。少年誌の主人公に、大人気ないとは思いつつも。 そういや「コータローまかりとおる!」を読んだ後でも、似たような事をよく思っていた。 5点(2008-10-18 00:39:53) |
97. タッチ
小学生のころ「みゆき」に少しハマッて、中学生のころに「あだち充」に対する興味は終わった。アニメ版タッチも、中学生のころ日曜日の夕方「サザエさん」→「タッチ」と、惰性で観ていた感がある。 君にタッチ・タッチ・リズムタッリ・猪木のリズムタッチ!と、適当に替え歌にしながら、である。 原作もサンデー紙上ではどうでもいい扱いにしていた。この扱いが私の中で20年以上続いているぞ。あだち充。 4点(2008-10-18 00:31:47) |
98. 今日から俺は!!
《ネタバレ》 サンデーで不良モノを描いて成功している稀有な漫画。もしかしたら「男組」以来の快挙じゃないでしょうか。連載当時は「プッ」と笑うトコロも多く、面白く読んでいましたが、今読むと微妙。しかし、カッパに「キューリ!キューリ!」と鳴かせるシーンは、相変わらず爆笑。 6点(2008-10-17 03:08:39) |
99. 蒼天航路
三国志に1mmも興味がないと私にとって、もはや拷問に近い作品。しかし、作画がGONTAなら…と渋々読んだ。…結果。やはり、誰が作画しようと私にゃ「三国志」は向いていないらしい。しかし最後まで読めた。 結論。ソウソウも格好よかったが、リョフ・キョチョ・カコウトンが格好よかった。(カタカナで書くなよ!) 4点(2008-10-16 23:24:24) |
100. GTO
《ネタバレ》 そういや全巻読んだなぁ、と思い、レビューしようと思ったが、ガンダムオタクのネタ、家畜人ヤプーのネタ、そしてマグロの目玉が気味悪かった、という感想しか書けない。少年マガジンの青春モノとしては「キラキラ」を超える作品が出てこないなぁ、と、思った。 5点(2008-10-16 23:14:38) |