161. BE FREE!
江川達也の視点は面白い。勢いよく広がっていく世界観と、読者を引っ張っていく牽引力が見事。この頃の江川達也のエロ描写は、ねちっこくてスキ。 8点(2008-02-02 22:42:49) |
162. ワイルド7
ドラマ版「ワイルド7」を観てハマり、原作を読んだクチなんですが、何気にダラダラと…否、スラスラと読めました。荒唐無稽な設定とアンバランスな登場人物が面白かった。ドラマ版もそうだったが、ヘボピーと親分が好きです。 7点(2008-01-28 00:19:09) |
163. め組の大吾
曽田正人作品のドラマティックさはどの作品を読んでも見事としか言いようが無い。特に「め組の大吾」は週刊少年誌の平均から一馬身抜けている感じ。クオリティも申事ながら、汗臭く熱苦しい臨場感を伝えようとする筆致が鬱陶しいくらい(笑)に巧い。 9点(2008-01-28 00:12:29) |
164. バオー来訪者
荒木飛呂彦の描く良作のダークヒーロー物ではあるが、如何せん少年ジャンプ的な早計さで無残にも打ち切られた勿体無い作品。しかし、未だに「バオー無くして荒木を語れず」と一部ファンに言わしめる作品でも、ある。連載終了して数年後に、何でか適当にアニメ化もしている。作品のムゲな扱い方が、なんというか、やはりジャンプ的だなぁ、と、思う。 7点(2008-01-22 02:04:18) |
165. 魔少年ビーティー
荒木飛呂彦のカリスマ性の原石ともいえる初期作品。奇妙なジュブナイル物でもあり、蟲惑的なピカレスク物でもある。 8点(2008-01-22 01:56:38) |
166. ドラゴン桜
HOW TO物の漫画としても楽しめ、青春物としての楽しみ方もできる。しかし、三田紀房の作品はどれも実利的で面白い。 6点(2008-01-10 16:50:54) |
167. 最終兵器彼女
エロが描きたいなら素直に描けばいいのに、性描写や戦闘シーンが中途半端に露悪的で悪趣味。ライトな作風が余計にイライラする。 2点(2008-01-10 16:40:45) |
168. BLEACH
死神の持つ刀・斬魄刀というアイテムで、超能力の具現化に成功しているのが面白い。ゴリ押しではない迫力、軽妙ではあるが軽薄でないテンポ、複雑さを排除しつつも巧妙に張られた伏線、等々の演出もうまい。ナルシズムに凝り固まらない絵のセンス、「数打ゃ当たる」的でもあるがキチンとした骨子のある魅力的キャラクター群なんかにも、好感。ジャンプ漫画特有の「パワーバランスのインフレ」や「腐り女子対応型路線」が危惧されるが、今のところ(2007年度)は大丈夫っぽい。 7点(2007-12-18 22:02:10) |
169. ラブロマ
真っ直ぐながらも、どこか変化球っぽい作風が面白い。テンポよく読ませると同時に、物語を「A・Bside、ボーナストラック」とミュージックアルバム風に仕分ける構成が新しく、キラリ光る個性だと思う。正直に生きるという事は決してキレイ事なんかじゃなく、現実の清濁を併せ呑み向き合うことなのだと、達観しつつもどこかコミカルに生きる正直キングな主人公ホシノに、好感。 8点(2007-12-18 21:41:04) |
170. からくりサーカス
アクションシーンと登場人物の喜怒哀楽の、とくに怒りの表現が魅力的だった。中盤に失速感を感じるが、最終回の締めくくりが見事。ホントに藤田作品は見ごたえがある。 8点(2007-12-14 00:32:26) |
171. バキ
《ネタバレ》 死刑囚VS地下闘技場闘士というベタではあるが見逃せない設定は、板垣マジックと言える。人体破壊術のコダワリが、トリワケこのシリーズでは顕著だったと思う。しかし、中国にまで飛び火しなくてもいいんじゃないかな…?と、感じなかったわけでは、ない。面白かったが。(じゃあいいじゃねぇか。クックック…と筆者の含み笑いも聞こえそうだが) 8点(2007-12-14 00:25:49) |
172. グラップラー刃牙
格闘技漫画というジャンルのクォリティを一気に押し上げた作品といえる。範馬勇次郎というキャラクターの出現に、事件性すら感じるくらい。 9点(2007-12-14 00:19:57) |
173. 幽☆遊☆白書
ジャンプで「ラブZ」でも始める気か?と、70年代生まれのサンデー読者にしかわからない突っ込みをしたくなるような設定と、中途半端で甘く薄っぺらなテンポから、イキナリ妖怪物になり、そのまま数多あるどうでもいいジャンプ的格闘漫画に突入。しかし、仙水編以降、持ち味ともいえる緊張感あふれる描写も発揮され、そこでやっと面白くなった感じ。冨樫義博の出世作品ではあるが、同時に汚点とも呼べる。まぁ、「てんで性悪キューピッド」に比べればまだまだマシともいえるが。 4点(2007-12-05 06:41:01) |
174. ハチミツとクローバー
私の周りの同世代のオッサンの漫画読みが次々とハマッていったという経緯を持つ、全方位一方通行ラブストーリー(コメディ)漫画。 繊細な語り口調と、独自の高テンポなギャグが良い感じで噛み合っている。ライトな作風ではあるが、登場人物がしっかり練れている感じで、読み応えもある。終盤は少し急ぎ足っぽく感じるものの、最終回の切なさは見事だった。 7点(2007-12-05 06:24:50) |
175. エンジェル伝説
《ネタバレ》 「クレイモア」で人気を博している八木教広の、学園ギャグ物。何となくではあるが、少しぎこちない感じ。八木教広自体、連載のために已む無く描いていたのではないか?と、思わせる。しかし「クレイモア」と比較してみると、そのギャップがそこそこ面白い。悪魔じみた外見とはウラハラに、ピュアな心根の主人公が、可笑しい。 6点(2007-12-05 06:14:58) |
176. もやしもん
《ネタバレ》 細菌は肉眼で(デフォルメされて)見えてしまう主人公が、農大でユルユルと奮闘するという、お話。食品、酒、病原体に関するウンチクが満載で勉強になる。もちろん、エンタテイメント性も高い。作者の嗜好か、女性キャラクターのフェチっぽいコスチュームが、また面白かったりする。個人的には武藤派。 8点(2007-12-05 06:05:26) |
177. ラヴ・バズ
《ネタバレ》 ヘタレで根性無しで自暴自棄気味の女子プロレスラーが、リングと育児と日常と戦うお話。志村貴子の引き出しの多さにチョッとビックリした。 7点(2007-12-05 05:55:36) |
178. どうにかなる日々
日常的なドラマを得意とする志村貴子が、エロスに挑戦。やはり面白い。どこにでもありそうな設定(とはいえ幽霊なんかも出てきますが)で、しかも、きっちりエロス。やはり何のファンタジーも無く妄想的でなく。笑。居酒屋で拾った人妻と暮らすお話が、エロなんですが微笑ましい装い。不遇時代(?)に描いたBL物も掲載しているので、何となくお得。 8点(2007-12-05 05:52:42) |
179. 青い花
正直百合物って、超苦手なんです。が、やはりここは志村節。イライラしたりネチネチしたりウットリしてしまいがちなジャンルにもかかわらず、緩々と淡々と物語をこなして行く手練は見事。 【追記】2011年発行の最新刊・6巻で、物語が静かに急展開!ホント、志村貴子って曲者です。 7点(2007-12-05 05:44:27) |
180. アンダーカレント
《ネタバレ》 人物像の配置や、静謐に展開する物語の丁寧さは、完璧。まったくと言ってもイイくらいに、隙がない。 10点(2007-11-30 21:56:48) |