映画『世界大戦争』の口コミ・レビュー(2ページ目)

世界大戦争

[セカイダイセンソウ]
1961年上映時間:110分
平均点:7.42 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(1961-10-08)
ドラマSFラブストーリー戦争もの特撮もの
新規登録(2004-06-13)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2025-04-30)【イニシャルK】さん
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監督松林宗恵
助監督田実泰良
キャストフランキー堺(男優)田村茂吉
乙羽信子(女優)お由
宝田明(男優)高野
星由里子(女優)田村冴子
笠智衆(男優)江原
東野英治郎(男優)笠置丸船長
山村聡(男優)首相
上原謙(男優)外相
河津清三郎(男優)防衛庁長官
高田稔(男優)司令官
中村伸郎(男優)官房長官
ジェリー伊藤(男優)ワトキンス
野村浩三(男優)石橋
白川由美(女優)早苗
織田政雄(男優)芋やのじいさん
佐田豊(男優)記者
桐野洋雄(男優)東京防衛司令部将校
草川直也(男優)ヘリの乗組員
石田茂樹(男優)有村
中北千枝子(女優)おはる
ハロルド・S・コンウェイ(男優)連邦軍発射司令
岡豊(男優)東京防衛司令部計算員
オスマン・ユセフ(男優)同盟軍通信員
大前亘(男優)笠置丸通信士
中島春雄(男優)警官
坂部尚子(女優)鈴江
三田照子(女優)伊本
古谷敏(男優)
池谷三郎(男優)アナウンサー
勝本圭一郎(男優)
宇野晃司(男優)
千葉一郎(男優)
二瓶正也(男優)
吉頂寺晃(男優)
脚本八住利雄
木村武
音楽團伊玖磨
撮影西垣六郎
製作田中友幸
藤本真澄
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
渡辺忠昭
美術北猛夫
安部輝明
安丸信行(石膏)
編集岩下広一
録音下永尚(整音)
矢野口文雄
照明森弘充
その他IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

11.駅前シリーズのようなキャストで東宝とくれば安全パイだと思うよね、普通。それなのに衝撃のラストなんだもの、トラウマになりそう。
ソフィーの洗濯物さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-11-02 19:47:07)
10.核戦争に対する反戦映画としては良くできている。
だが、どうも核戦争の脅威を煽ることに懸命になりすぎて、どこか地に足が着いてない内容になってしまっている気がする。

核戦争の脅威と悲惨さをうったえる為に、ここぞとばかりにベタな人間ドラマが展開される。
この部分に関して言えば、ベタながらも、さすがは東宝!という感じ。
実にソツがない。
これだけでも結構楽しめてしまった。

それに大して特撮の部分。
これはNG。
実際の部分と特撮の部分とが完全に分離していて、どのシーンが特撮か全て分かってしまうのがネック。
もちろん、時代を考えれば良くできているし、ヘタなCGより断然マシなのだが。

それと、出てくる人物達が、核戦争を目前にして、とにかく嘆くのが共感できない。
もちろん、明るい未来を核戦争によって突然奪われると知ったら、さぞかし悲しいだろうが、もう少しカラっとした人がいてもいい気がする。
ラストの船上のシーンでは、それが少し垣間見れたので良かったが。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 6点(2009-02-15 16:54:02)
9.ネタバレ 事前の勝手な予想で、途中で大規模な戦争が起こり、その後はそれに対する人々の変化や行動が表されるものと思っていました。なので、なかなか何も起こらず、ひたすら実生活を追い続ける構成に面食らってしまいました。しかし、最後の執拗な破滅の映像がもたらすインパクトはやはり強烈です。今だったら誰も考えつかないようなストレートな字幕のメッセージもさらに強烈。
Oliasさん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-01 02:49:31)
8.ネタバレ 意外に日本政府が健闘してました。核兵器だけは使用しないでくれ。その通りです。それ使ったら、人類の歴史はお終いです。現場で、核弾頭ミサイル発射寸前で中止したシーンは、リアルでした。リアクションが、両陣営とも同じで…(そんな危ねえもん作るなよ!)現在でも、核を持てば自分たちの国が強くなったと勘違いするアンポンタンがいますが、そんな奴らにこそ、この映画をみせてやりたいです。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-03 18:24:33)
7.ネタバレ ・・・申し訳ありません。本当に不謹慎ながら、私はこの映画途中までずっと、「一体、いつ戦争始まるんだろう~?」といとも呑気に構えて観てました・・・。二度の未遂、あとタイトルの漠然とした軽やかさ?からか、もっと荒唐無稽な「地球防衛軍」みたいな内容か、夢オチになると踏んでたんです。ところが、まさかまさかの終盤、世界終末無常観満載のこんな絶望的なクライマックスが控えていようとは夢にも思わず・・・。何となくその前年に公開されたアメリカ映画の「渚にて」に触発され、当時のニッポン映画特撮技術陣の粋を集め大いに意気込んで製作されたフシがありますね。無論、核兵器唯一の被爆国として当時の世界情勢を黙って見てはいられないっていう怒りも画面から受け取れる。「兄弟たちよ!まだ時間はある・・・」「渚にて」の最後のメッセージは、この映画にこそよりふさわしかったように思います。点数が低めなのは、考えていた内容とのあまりのギャップに驚愕した、浅はかな自分の不徳を戒めるが故とお考え下さい。東宝さん、これ今リメイクしたら如何すか?あ、でも相応しい役者がいないか・・・。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-24 13:40:08)
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6.ネタバレ この映画の作られた前後には旧ソ連が100メガトン水爆を開発した(水爆は運搬のことを考慮しなければ、いくらでも大きなものは作れるので驚くべきことではない)と発表して実際に北極圏で50メガトンだかの実験を行い、それに対して多くの反核団体や革新政党が「社会主義国の水爆は大丈夫だ」とか妄言を言って人々の顰蹙を買ったとか、共産党系でない革マルの学生がモスクワで反対デモを行うと言う凄いことをやったりとか、核戦争への危機感と政治の思惑が混乱していた時期でもあります。局地紛争(おもちゃみたいな戦車とかの少しユーモラスな場面ですが)からの拡大に全く無力である日本の政治家も含めた立場は観ていていらいらさせられるだけでした。この時期に日本での公開は少ないまでもこの種の映画は米国ではかなり数多く制作されたのではないでしょうか?第二東映でも同種の映画が作られたのを観た記憶があります。(もちろんこれほどの規模のものではありませんでした。)最後のシーンは議事堂の模型に溶けた鉄を流し込んで撮影したとか聞いたことがあります。実際に大型の核爆発があれば、ガンマ線によって急速に超高温に加熱された空気が発生する衝撃波で建造物は吹き飛ばされるのでこんなにゆっくりと溶けたりはしません。
たいほうさん [映画館(字幕)] 6点(2005-11-11 14:54:24)
5.ネタバレ フランキー堺がいい。それを際立たせるまわりも名演なんだと思う。高度経済成長期の、明日を夢みる日本の家庭も、核を抑止力とする世界情勢の前にとても虚しく映りました。原子爆弾よりもさらに強力な水素爆弾は、東京を一瞬で消してしまった。しかも、それが機械のミスや他国の軍事衝突でおきてしまった。本編中に何度も発せられるメッセージ性の高いセリフがとても虚しく映ります。と、よいところはたくさんあるんですが・・・何かちょっと微妙で、インパクト不足。
ようすけさん [DVD(邦画)] 5点(2011-07-29 08:18:44)
4.ネタバレ 七五三のシーン、乙羽信子のお祖母さんにフランキー堺のお父さん、その子たちの三代かと一瞬思ったが、会話から、あれは夫婦なんだろうな、乙羽さんまだお祖母さんは気の毒だ、などと思い返していると家に帰り、すると星由里子が出てくる。え、この人誰? こっちがフランキーの若妻か、するとやっぱり乙羽は気の毒でもお祖母さんか、それとも星はフランキーの妹なのか、などと混乱していると、星が「お父さん」と呼びかけている。え、じゃあの子どもたちはずいぶん歳が離れてるようだが星の妹弟なのか。ここまでに分かったことを整理すると、つまり大正生まれの乙羽と昭和生まれのフランキーがアネサン女房の夫婦で、フランキーが14歳ぐらいのときに長女の星が生まれ、それから戦後の混乱期十年間は子どもを作れなかったが落ち着いてきてあと二人作った家族、ってことなんだな。別にどうでもいいんだけど、この映画のヘンさがそんなところから始まっていた。これ、近景と遠景しかなく、中景はパニックになる群衆だけで、たしかに核時代の怖さってのは遠景が突如近景に覆いかぶさってくるところにあるのかも知れないけど、近景がいま言ったように輪郭が曖昧。会話もひどく、ホームドラマ用のセリフの間に強ばったメッセージがこなれないまま挟まっている。一方遠景がこれまた、大事な回路が簡単に故障したり軍人のオッサンがチャッチャッと起爆装置外せたり、ほとんどコントをやっており、核時代の軍隊はもうコントなんだという『博士の異常な愛情』的な批評の目でやってるんなら分かるが、どうもそうは見えない。マジでやってる。典型的なプラカード映画で、けっきょく戦後日本が核兵器廃絶に関して何にも出来なかったのは、プラカードを掲げるだけで満足していたこの想像力皆無のだらしなさに尽きるだろう(この国のプラカード主義は根強く健在で、たとえば拉致問題。交渉をしようとせず内輪での講演会やポスター貼ってるだけ、しかも交渉の扉を閉ざしたバカな政治家の人気が当時は上がった)。というわけでこの映画、建設中のビルが見える日比谷公園など時代の風景だけ味わえました。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 4点(2011-12-16 10:19:03)
👍 1
3.経済的要請から、他社に先駆けて早々と軍部と結託し
数多くの軍事教育映画・戦意高揚映画を作り上げ、
多大な利益を挙げてきた東宝撮影所。

まさに戦争とはまずもって経済行為。
局地紛争勃発の報道に際して、主人公が戦争関連株の取引に躍起になるように、
戦争とは理性的な金儲けの道具に他ならない事をこの映画はしっかりと露呈させる。

自分の身にふりかかる全面的核兵器戦はイヤだが、
自分の利益になるどこか遠くの通常兵器戦は大歓迎という、
条件付の浅ましいご都合主義的反戦論である。

61年という時代設定からして紛れもなく戦中世代であるはずの主人公の、
戦争に対する無反省と「東宝」的日和見主義。

他国の戦争を踏み台にした特需に対する認識も疚しさも一切無く、
「国民が働いたから」と自賛する欺瞞的な平和と繁栄の図。

ゆえに、大仰な伴奏音楽で露骨なまでに強調される彼の悲憤慷慨も
何一つ共感・同情を呼ばない。

ナイーブでエモーショナルな、つまりは反理性的な反戦メッセージは
退行でしかない上、随所に挿入し過ぎの戦闘描写はそれ自体、
製作側の意図に関わらずいくらでも「反・反戦」的ニュアンスを含み得てしまうことへの無自覚が明白である。

戦争自体が多義的かつ多面的ゆえ、その映像は悲惨のみならず、
悲壮美や魅惑的スペクタクル、爽快なアクション性をも併せ持つ宿命だが、
この映画の円谷特撮場面の数々がまさにそうだ。

東宝特撮技術もまた第二次大戦の中で培われてきた映像技術、
つまり戦争の恩恵なのであり、だからこそこの映画は安易な反戦には落ち着かせない。

無線交信場面のあまりに直截的で無粋なショット、字幕のタイミング、
編集、音楽処理は全くダメだと思う。

ユーカラさん [DVD(邦画)] 4点(2009-08-08 20:50:10)
2.ネタバレ 近未来と過去の歴史という違いがあるにせよ、市井と核を含む戦争のお話(大雑把すぎる?)としては、「TOMORROW 明日(1988)」、「この世界の片隅で(2016)」が今日を生きる私たちにはあるわけです。円谷プロの、第三次世界大戦を現出させてみせるという強い熱意は伝わってきますが、いかんせん数多の終末映画を見てきたものとしては、模型を壊しているようにしか見えない。そういうのが好きっていう好事家の方が一定数いらっしゃるのも理解していますが、この映画はそういった方のためのものとしか思えない。古いけどいい、古いからいい映画があることはこのサイトで教えてもらいましたが、本作はもうその役割を終えているでしょう。
なたねさん [DVD(邦画)] 3点(2018-04-15 05:56:21)
1.ネタバレ 公開は1961年だが、劇中の新聞の日付によれば第三次世界大戦が起こったのは1962年の秋以降(正月前?)のことらしい。この年には実際にキューバ危機が起きており、非常にタイムリーな企画だったとはいえる。
ただ劇中でやたらにミサイル基地のトラブルが続発するとか、前線の戦闘機や戦車がよくわからない理由で交戦を始めた上に、軽々しく核兵器を使用するといったことが短い時間に繰り返されるのは都合が良すぎである。また閣僚が会議しているのを聞いていても、国際情勢が具体的にどのように動いているのかがわからず、偶発性を言い訳にして現実世界を描写する努力を怠っているように感じられた。所詮は特撮映画だからこの程度でいいということなのか。

また主人公が最後まで逃げず、家にいることにこだわる理由がわからない。核攻撃を受けるのが都心部だと思えば、周辺住民と同じく徒歩でも埼玉方面へ逃げるなりして、最後の最後まで生き延びようとあがくのが正しい庶民のあり方だろう。特に父親の立場なら、せめて子どもだけでも助けたいと願うはずではないか。主人公が庶民のヒーローぶって物干し台で泣かせる台詞を言うために、家族全員が残らせられたようなのは理不尽だ。
もちろん、主人公が言っていたことの意味そのものはよくわかる。また劇中描かれる庶民の暮らしには微笑ましい場面も多々あり、この映画の全てを否定し去ることはできない。しかし、要はいつもの和製特撮で世界を破滅させる娯楽映画というのが本質で(そもそも題名がそうなっている)、そこに庶民の哀歓で味付けし、最後に型通りのメッセージを付けただけのようにも解されるため、自分としてはどうしても高く評価する気にならない。

なお、昔の映画に出る政治家は、自分の身を犠牲にしても国民を救うという使命感があって真面目だと思うが、今になってみるとそんなところにもリアリティが感じられないのが悲しい。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 3点(2012-06-23 21:27:46)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 7.42点
000.00%
100.00%
200.00%
326.45%
426.45%
513.23%
6825.81%
739.68%
826.45%
9412.90%
10929.03%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 9.50点 Review2人

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