映画『チャップリンの独裁者』の口コミ・レビュー(10ページ目)

チャップリンの独裁者

[チャップリンノドクサイシャ]
The Great Dictator
ビデオタイトル : 独裁者
1940年上映時間:126分
平均点:8.17 / 10(Review 208人) (点数分布表示)
ドラマコメディ戦争ものモノクロ映画政治もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-10)【イニシャルK】さん
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監督チャールズ・チャップリン
キャストチャールズ・チャップリン(男優)アデノイド・ヒンケル/床屋のチャーリー
ポーレット・ゴダード(女優)ハンナ
ジャック・オーキー(男優)ベンツィーノ・ナパロニ
レジナルド・ガーディナー(男優)シュルツ司令官
ヘンリー・ダニエル(男優)ガービッチ内相兼宣伝相
ビリー・ギルバート(1891年生まれ)(男優)ヘリング陸軍元帥
バーナード・ゴーシー(男優)マン氏
チェスター・コンクリン(男優)床屋の客
ハンク・マン(男優)突撃隊員
ウィーラー・ドライデン(男優)ハインリッヒ・シュティック通訳(ノンクレジット)
山寺宏一アデノイド・ヒンケル/床屋のチャーリー(日本語吹き替え版【BD】)
愛川欽也アデノイド・ヒンケル/床屋のチャーリー(日本語吹き替え版【TBS】)
富田耕生ベンツィーノ・ナパロニ(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本チャールズ・チャップリン
音楽チャールズ・チャップリン(ノンクレジット)
メレディス・ウィルソン
撮影ローランド・トザロー
カール・ストラス
製作チャールズ・チャップリン
配給ユナイテッド・アーチスツ
字幕翻訳清水俊二
あらすじ
収容所を脱走したユダヤ人床屋のチャーリー(チャップリン)は恋人のハンナ(ポーレット・ゴダード)と平穏な日々を過ごしていた。しかし、ヒンケルという独裁者(チャップリン=二役)が現れて以来、彼らの人生は一変してしまった!チャーリーは再び収容所につれられ、ハンナは隣国へと逃亡するはめとなった。だがある日、軍服を盗んで逃亡していたチャーリーは、あろうことか何とヒンケルと間違えられてしまった!逆にヒンケルはチャーリーと間違えられてしまう・・・。【上映時間:127分】
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💬口コミ一覧

28.メッセージは、突き詰めるほど、また純度が高まるほどに、言葉は単純化されて明確になり、かつ力強くなる。当たり前のことを当たり前に言うことこそが、最も難しく、かつ最も輝かしい。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-05 03:15:12)
27.この頃にこういったメッセージの映画を作るのは凄いですよね。そして当然叩かれアメリカから出たチャップリン。個人的には彼はサイレント、しかもちょっと早回しに見える映画の方が好みなのですが、この作品も好きですよ。でもトーキーで通常スピードで見ると、ついドリフやクレイジーキャッツのコントの様に見えてしまう。いや、チャップリンの方が歴史は先に決まってるんですけどね。
movie海馬さん [地上波(字幕)] 7点(2013-02-22 03:09:36)
26.文句なくおもしろかった。いつものドタバタも、メッセージも。ヒロインもきれいだった(着飾ったより最初の自然体のほうが良い)。
あと15分ぐらい短くしたら完璧。
Skycrawlerさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-05-18 22:29:06)
25.ネタバレ チャップリンの作品の中でもメッセージ性のきわめて強い作品。
二人の独裁者のいがみ合いを滑稽に描きながら、痛烈に風刺している。
かといって、そうした作品によくある堅苦しさはなく、上質のコメディとして笑わせてくれる。
ブラームスの曲に合わせて散髪をするシーンなど、ニヤッと笑える場面も多い。
ただ、最後の演説はチャップリン自身の思いが強すぎて、作品としてはキャラ設定のブレなど若干バランスを欠いた感はある。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-19 22:31:42)
👍 1
24.ネタバレ 美術の細かさに驚く。最初の大砲の細かい美意識の高さ。素晴らしい。地球儀を飛び跳ねるシーンの美しさにも感服。チャップリンのギャグが現代に通用しているのかギリ疑問がある。彼を「誰もが知る天才的ピエロ」として捉えられない時代背景もあるのか? 最後の演説は素晴らしく感激した。いきなり違う映画が始まったようなそんな落差が驚いた。
reitengoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-09 10:25:17)
23.チャップリンの勇気と決意に感動。とてもじゃないが僕はこの作品に低い点は付けられませんでした。
キリンさん [DVD(字幕)] 10点(2013-08-10 15:02:00)
22.最初からずっと、中だるみもなく、最後の演説で最高を迎える。素場らしい作品です。1940年にこの訴え、この作品を作ったこと驚きですね。
minさん [DVD(字幕)] 9点(2013-09-06 21:12:21)
21.ネタバレ 「生きるべきか死ぬべきか」や「我輩はカモである」に続く反ナチスコメディの大傑作。
警官だろうが突撃隊だろうがヒトラーだろうが、煙に巻いて徹底的に笑い飛ばす。
オマケに当時タブーだったユダヤ人に対する描写も余裕でタブー破り。
コレはエルンスト・ルビッチの「生きるべきか死ぬべきか」でもユダヤ人の悲劇を笑いかつ哀しみをふんだんに込めて描写していたっけか。
「公債」で嫌々やったプロパガンダだが、この作品はそういうものを一切感じさせずヒトラーをDisってDisりまくり。
物語は第一次世界大戦とナチスの政策を極限までパロディにした話。
冒頭の第一次大戦の戦場は「担え銃」を思い出す光景。あの作品は塹壕が主な舞台だったが、コッチは砲塔。砲台に振り回され、不発弾までグルグル回って兵士を翻弄する。
偶然助けた兵士と飛行機で脱出、逆さまになり水が落ちる場面をまるで水が天に吸われていくように映す。
チャップリンはいつも通りおどけて見せるが、時折見せる怒りの表情、さらっと流される死人の続出などブラック・ジョークも抜群。
「モダン・タイムス」でも共演したポーレット・ゴダードはいつ見ても可愛い。
それにしても随分好色なヒトラーだこと。
女好きはどう考えてもチャップリンの性癖な気が(ry

「サニーサイド」における床屋シーンのNGフィルムはこの作品で見事に“復活”。よりパワーアップし洗練された圧巻の場面。
ブラームスの「ハンガリー舞曲」の“演奏”!曲に合わせて高速で髪をカットしたり髭を剃っていく名人芸。

破裂されてまで拒まれる地球征服、床でいきなり滑ったり、手をかけそこねたりする場面は故意なのか事故なのか測りかねん。
不意打ちすぎて鼻水出たわ(笑)
絵や彫刻を創る側も対象がせわしなく動くのでイライラがピークに。
ムッソリーニとの食物ぶちまけケンカも死ぬかと思った(笑いすぎて)。
だがラストの演説は凄い。「ヒンケル」と「チャーリー」の演説!
入れ替わってしまうのは「替玉」以来だろうか。
最初の演説との違いはまるで「ボレロ」。積み重なった言葉の集約が「演説」にこめられている。
人間にアーリア人も白人もユダヤも黒人もいない・・・なんて「理屈」が一番伝えたいことじゃない。
ただ愛する女性、愛しい人へのメッセージ・・・「ハンナ」。
「ハンナ」は今作のヒロインの名前でもあるし、チャップリンの母親への手紙でもある。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2013-12-29 15:17:12)
👍 1
20.素晴らしい







pillowsさん [ビデオ(字幕)] 10点(2014-03-31 03:28:49)
19.ネタバレ いやー、面白いですよね。誰が見ても一目でわかる当時の国家指導者二人。この二人の腹黒な掛け合いには声出して笑っちゃった。「遠くのドアから歩かせましょう」の側近の台詞虚しく、真後ろのドアからばーん、と入ってこられたあの間合い、もう喜劇として完璧。どうしても当時の世相と絡めての評価をされる本作だけども、単純な喜劇としても楽しかった。最後の大演説は無いほうが良いかなと思う派です。独裁者を笑い倒す、その批判力だけで充分チャップリンの志は伝わると思うんだけど。
tottokoさん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-08 23:43:48)
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18.人間として、映画人としての誇りと志を感じる映画です。
cogitoさん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-04 23:14:43)
17.ユーモアあふれる痛快な作品です。最後の演説シーンは超感動的です。独・伊を念頭に置いた2人の独裁者の滑稽な駆け引きやヒンケルのドイツ語もどき演説の演出も最高です。当時のアメリカはまだ平和ボケしていたようですが、その中でナチズムを大胆に批判したチャップリンのセンスと勇気に敬意を表します。ヒトラーもこの映画を見たそうですが複雑な気持ちになります。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-08-09 22:16:26)
16.チャップリンでは一番好き。
1940年にこれができていることが驚き。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-29 01:51:20)
15.ネタバレ 恐怖の独裁者ヒットラーを徹底的に茶化す。稀代の喜劇王チャップリンの面目躍如たる作品だ。
政治を風刺した映画の中で最も完成度が高く、永遠に語り継がれる作品だろう。
作品の本質は喜劇。そこは世界に冠たる喜劇王のこと、千姿万態の職人芸で何度も笑わせてくれる。最後の感動的な演説を度外視しても十分楽しめる作品に仕上がっている。特に世界地図の風船が爆発する場面はぞっとするほど風刺が利いている。
チャップリンは、喜劇と悲劇は表裏一体であることを信条として作品に体現してきた。ここでの悲劇は個人的なものではなく、「人類愛と民主主義の消滅」という人類の悲劇だ。
製作当時、民主主義撲滅と民族浄化を掲げるナチス・ドイツによる世界蹂躙戦争によって、人類愛と民主主義は危機に瀕していた。それに対する心の叫びが最後の演説となった。役を捨てて素をさらけ出すという禁じ手を用いてまでも訴える必要を感じたのは、それだけ危機感を募らせており、一有名人として世界に訴える責任を感じていたからだろう。いわば止むに止まれぬ良心の吐露だ。世界中に独裁主義の暗雲が吹き荒れる中、その心情は察するに余りある。
映画の成功の要因の一つに、最初と最後に演説を対比させる構成の妙がある。一方は意味不明のでたらめ語、一方は床屋役を捨て去って真摯に人類愛を説き、天国の母に希望を誓うチャップリンの心の声。この対比により両者の違いが際立つ。
映画は床屋の戦闘場面で始まる。これは被害者である床屋も、かつては戦争に加担する兵士だったという皮肉を込めている。政治に流されたままで、自ら声を出して民主主義のために戦わなければ、いつかは戦争に巻き込まれてしまうという危惧と反省の表明だ。
映画中盤で、ユダヤの女性が親衛隊に親切にされて驚く場面がある。人種は違っても、同じ人間だから同情もすれば、共感もする。困った人を見ると助けたい。そこには希望がある。最後の演説がなくとも、同様の趣旨がきちんと描かれている。
常に市井の人々の視線で作品を撮り続けてきた巨匠だからこそなしえた作品であるに違いない。躊躇せずに「偉大な作品」と呼べる。
気になる点は、床屋が20年間も保管されていた点、風船の場面の切り替えで足の位置が合わない点、ナチスを想起させるワグナーのローエングリンを演説の最後に使った点。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 10点(2014-09-01 17:28:03)
14.ネタバレ すげえな。希望を込めたメッセージ性ばかりが強調されて語られがちな本作ですが、コメディとしての完成度が過去作と比べてもトップレベルじゃないですか!笑いっぱなしでした。突拍子もなく挿入されるハンガリー舞曲のギャグは最高!客の困惑する表情がたまらんです。『担へ銃』でも見られた戦争をユーモアに昇華する神業も相変わらず冴えていましたし、独裁者同士の小学生みたいな食べ物を使った喧嘩も、チャーリーとハンナのデートを見送る人たちも、地球の風船で戯れるヒンケルも…心に残るシーンが多くて書ききれません。『モダン・タイムス』があまりおもしろいと思えずチャップリンの長編作は敬遠してきましたが、観てよかった。本当によかった。突撃隊による暴力と恐怖、チャップリンのユーモアの対立はまさしく桂枝雀の緊張と緩和理論を体現しているように思います。緊張が一瞬緩むことで笑いが生じると。最後の演説は素晴らしいとは思いますが、本作のラストに相応しいかと言われると微妙で、演説部分だけの6分間の動画をYouTubeで観れば感動するかもしれないけど、作品の最後だと蛇足感があるかなと思います。ともあれ、いい映画。
カニばさみさん [インターネット(字幕)] 9点(2015-05-26 04:29:23)
👍 1
13.ネタバレ サイレントからトーキーへ一歩踏み出したチャップリンの問題作。ファシズム華やかなりし頃にヒトラーを戯画化した映画を製作することは、かなりの困難が伴ったものと思う。得意のボードビルでサイレントの味わいを残しつつ、トーキーの強み(音楽やスピーカー演説)をうまく活かしている。
独裁者ヒンケル似の床屋がドタバタを繰り広げ、随所にナチズムへの風刺・批判を交える展開。特に印象深いのはヒンケルが地球儀(風船)と戯れるシーン。“地球”という全世界を弄ぶかのような独裁者ぶりを表現した名場面だ(最後に割れるところがミソ)。また、ムッソリーニを彷彿させるベンツィーニとの意地の張り合いは、いかにもの面白さ。
そして最後の演説。満を持して声を出したチャップリン。自らの思いを込めた6分間の名演説は多くの人に感銘を与えたことだろう。「モダン・タイムス」から続く機械文明への懐疑も示しつつ、人類愛を謳い上げ「絶望してはいけない」「自由のために闘え」と印象的な言葉が散りばめられる。
プロローグから演説前までは傑作コメディー、ラストの演説は極めてシリアスな名スピーチ。惜しむらくは、この落差が自分の中でうまくつながらなかったこと。ギャップは承知の上でメッセージを伝えたかったと思うが。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-06-19 14:03:15)
12.ネタバレ 天邪鬼になるつもりはないのだが、どうにもこの作品の良さが分からなかった。
1940年にこれが制作されたという点には感心するが、
作品としての優れた点が私には見つけることが出来なかった。

最後のスピーチはどんなに正しい志向を持った人間でも独裁者になり得るというアイロニーなのでしょうか。
鈴木さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-24 19:28:21)
11.ネタバレ 喜劇って、やはり風刺なんだ。
ヒンケルがいかに内弁慶で、弱い人間かということを、1940年に見抜いて映画にしていることに純粋に驚く。
でも、喜劇。
チャップリンの喜劇俳優としての矜持は、随所に見られて、本当に面白いし、笑える。
この映画のDVD借りようとして、名作、とか、ドラマ、とかのブースを探して見つからず。
店員さんに聞いたら、「コメディのところでは?」
ごめんなさい、チャップリン。
喜劇俳優としてのあなたの功績を忘れて、映画通ぶったやな奴になってました。
ビデオ屋の店員さんって、すごいな。
roadster316さん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-13 23:09:55)
10.1940年ってナチスがポーランド、デンマークあたりを占領したあたりですよね。
勢い最中でこのヒトラーを小馬鹿にしたことが評価されないわけが無い。
映画の力を信じるチャップリンの究極の演出。
喜劇王と呼ばれるって凄いんだな。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-23 17:14:11)
9.ネタバレ チャップリンのファンだったヒトラーがこれを観て、チャップリンのファンを止めた映画。
festivaljapanさん [DVD(字幕)] 6点(2019-06-15 21:48:16)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 208人
平均点数 8.17点
010.48%
120.96%
210.48%
320.96%
441.92%
583.85%
6178.17%
72612.50%
84119.71%
93818.27%
106832.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.40点 Review15人
2 ストーリー評価 8.10点 Review20人
3 鑑賞後の後味 8.65点 Review23人
4 音楽評価 7.50点 Review14人
5 感泣評価 7.72点 Review11人

【アカデミー賞 情報】

1940年 13回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞チャールズ・チャップリン候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャック・オーキー候補(ノミネート) 
脚本賞チャールズ・チャップリン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)メレディス・ウィルソン候補(ノミネート) 

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