映画『グロリア(1980)』の口コミ・レビュー

グロリア(1980)

[グロリア]
Gloria
1980年上映時間:123分
平均点:6.80 / 10(Review 100人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-02-14)
アクションドラマサスペンス犯罪ものハードボイルド
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-05-10)【TOSHI】さん
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監督ジョン・カサヴェテス
助監督マイケル・ヘイリー
キャストジーナ・ローランズ(女優)グロリア・スウェンソン
バック・ヘンリー(男優)ジャック・ドーン
ローレンス・ティアニー(男優)ブロードウェイのバーテンダー
J・C・クイン(男優)運転手
トム・ヌーナン〔1951年生〕(男優)ギャング
ヴァル・エイヴリー(男優)シル
ジョン・フィネガン(男優)フランク
此島愛子グロリア・スウェンソン(日本語吹き替え版【TBS】)
村越伊知郎ジャック・ドーン(日本語吹き替え版【TBS】)
榊原良子ジェリ・ドーン(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本ジョン・カサヴェテス
音楽ビル・コンティ
撮影フレッド・シュラー
配給コロムビア・ピクチャーズ
その他ビル・コンティ(指揮)(ノンクレジット)
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💬口コミ一覧

100.ネタバレ 昔、黒澤明が選ぶ100本の映画という企画があり、黒澤監督がこの作品を100本の中の1本に選んでいたのを見て意外だなと思った反面、さすがに見る目がるなと思い(黒澤監督に失礼だけど!)、嬉しくなった気持ちがある。考えてみれば、隠し砦の三悪人と共通する部分があるかもしれない。私がこの映画を初めて見たのは、高校生のときだったが、最近再見してもジーナ・ローランズの迫力に圧倒されたのは同じだった。とにかく、いきなりリボルバーを出し車に乗っているマフィアを撃つシーンは鳥肌ものだった。夫のためにニューヨークのやばい所を走り回らなければいけない撮影を、たぶんブツブツ文句を言いながら挑んだジーナ・ローランズとグロリアが妙にシンクロしておかしいのだが、夫に引き出されて女優としての存在感を圧倒的に示した。そういえば、黒澤はここまで、女優の魅力を引き出したことはないように思える。
rosebudさん [映画館(字幕)] 10点(2008-05-14 21:35:07)
99.ネタバレ 格好いい女・格好いい映像・乾いた雰囲気でありながら暖かいお話。私の好きな要素がすべて詰まった映画!!いやあ、ホント、かっこいい夫婦だ!カサヴェデス&ジーナは。いい女を描くねえ、、。「レオン」と同じレベルで語られることには個人的に非常に憤慨してます。確かにパクられたけど、あんなベタついたロリコン映画と一緒にしないで欲しい。グロリアの本質的テーマは「母性」であり、ショタコン的要素は皆無に近い。あの少年があんまり美少年でもないし、悪ガキなのが、かえってグロリアの「母性の目覚め」を引き立たせてると思う。小悪魔的美少女との恋愛的要素の強いレオンには生理的な拒否を感じた私ですが、「おかん」はみんないる(いた)でしょ?母性愛は永遠の共通テーマで、その点でもこの作品は本当に良質。グロリアが大阪のおばちゃん的、厚化粧&怖いルックスなのが、またイカシテる。決して最初から「いい人」じゃないのに、「ナにやってんの?あたし・・」と自嘲しながら、必死になって男の子を助けちゃう。そこが「母性」でベタベタしてないし、たくましくてカッコいい。
やわらか戦車さん [DVD(字幕)] 10点(2007-05-03 09:04:55)
98.リメイクも、これも両方観たんやけど、リメイクの方は、まー、おもしろくなくはないけど、どこにでもある女性アクション物。観るなら、この旧版の方が確実におもろい。なんでか?この映画のおもしろさは、大人が子供を助けるアクション物ってところじゃないから。そんな映画は、他にもクサルほどある。この映画のおもしろさは、ごっつい大阪のオバハンみたいなんが銃を撃ってハードボイルドに決める意外性にあると思うねん。解りやすくいえば、かっこいー男がビシッとスーツ着こなして007やるより、スステテコはいた普通のおっさんが、ビシッとアクションやポーズ決める方が変にリアルでおもろいやろってことやねん。だから、リメイクで、美人なシャロン・ストーンがお色気ふりまいてアクション決めても、それは普通の映画程度でしかないねんな。色気なし、ババアが銃をぶっ放す。だから迫力ある。後、旧版は、なんか物悲しい。古臭い画面がよけその雰囲気をかもしだしてる。みんな小さい時、家族で車に乗ってどっか遠くの街にドライブいった帰り道、何気なく外を見て、もしここで一人置き去りにされたら、すっごい淋しいやろーなって考えたことある?その時感じるなんとも言えない物悲しい孤独感が映画全体からにじみ出てる。んで、車の中で物悲しくなったちっちゃい俺は両親の顔見て、なんとなく安堵感をえる。この映画のオバハンとガキの間にも同じものが確認できて、見てる俺も少しホッとする。とにかく観るなら、ごっついオバハンゆえの異色のかっこよさと古臭いゆえの物悲しい雰囲気を味わえる旧版がオススメ。
なにわ君さん 10点(2004-04-28 16:01:44)
👍 1
97.昼のTV映画でたまたま見て、一寸見のはずがラストまで引き込まれた思い出があります。おばさんが主人公なのにかっこいい!そう見せる女優と監督の描きたい世界がとてもマッチしていると思った。昔のニューヨークもとても味があって良い。素直に引き込まれて痛快な作品でした。
森のpoohさんさん 10点(2004-01-30 23:46:32)
96.ジーナ・ローランズは美人じゃなくて怖い顔してるからいいの。最初にギャングに銃をぶっ放したところ、シビレタ。それも無表情で。グロリアは暴力的な映画のように思われがちだけど、根っこの部分では非暴力を訴えているんじゃないの?カーリーヘアの男の子、最初はピンとこなかったけど、見ていくうちにすごくかわいくなった。ベルボトムのズボンもかわいくて笑える。
パキサンさん 10点(2003-08-06 02:00:12)
95.ネタバレ 個人的には私も、【るーすさん】の意見↓に賛成します。グロリアが、本当に生きているのかそれとも死んでしまったのかは、この映画を観ている個々人の「想い」が決めるべきでしょう。 私は、カサベテスは常に、コミュニケーションが困難な現代にあって、人と人とがいかに分りあえるかについて、そのための人々の悪戦苦闘を真正面から描いてきた人だと考えています。 思えば、『愛の奇跡』(‘63)では、父と子の、『こわれゆく女』(’75)では、母と子ども達の「再会」が実に感動的に描かれていたではありませんか。本作では、只それがクライマックスになっているのだと思います。ラスト、墓場で、グロリアを見出した少年は、長い長い歓喜の時間を駆け抜けていく。グロリアに飛びつき抱きかかえられた彼は、彼女が身に着けていたカツラを放り投げると同時に、何と!スクリーンを見つめる観客達に向かって満面の笑みを投げかける。その瞬間全ての時間はストップし、映画は終わる。これこそは、作者カサベテスが投げかけた我々観客へのウィンク!(ゆえに、私はこのラストに百万遍でも泣けるのだ。) もちろん、誰もが知っているとおり、現実はこれでハッピー・エンドというわけにはいきません。人生はまだまだ続くのだし、分り合うという状態が常にいつまでも続くわけではないだろうから。だからこそ、カサベテスはその後も映画を撮り続け、最期の時まで観客に向けて新たなウィンクを投げかけようとしていたのではないでしょうか?
なるせたろうさん 10点(2003-07-06 11:25:01)
👍 2
94.この映画は大好きで何度も見てます。ジーナローランズのカッコよさったら、もう・・・たまりません!特に車に向けて発砲するシーンなど音楽とハマって鳥肌モンでした。
がんなさん 10点(2003-01-31 21:09:00)
93. ジーナ・ローランズのハードボイルド、いいですねー満点です。   銃を発砲するシーンなどは、決まってて、痺れます。         
J・ぎゃぐにーさん 10点(2003-01-02 00:11:31)
92.ネタバレ リュック・ベッソンの「レオン」の元ネタ程度に考えていたが・・・やはり傑作だった。
「ラブ・ストリームス」「オープニング・ナイト」「ビッグ・トラブル」など色々なアイデアで魅せてくれた男だが・・・ジョン・カサヴェテスはまた良い映画を撮ってくれた。
ファースト・シーンから引き込まれる。
買い物から帰る女性、彼女は何かワケありのようだ。家に帰り冷静でいられなくなる様子。迫る死の時間、託される思い・・・グロリアは友のためか、それとも自分の母性本能で動いたのか。
「母性?冗談じゃないわ」
グロリアという女もどうやらワケありらしい。
“預かり物”はワガママで状況を飲み込めていない。
「そうよ、友達の義理でやっているだけなのよ。こんな義理も知らない・・・」
“預かり物”は時折寂しそうな顔をする。
グロリアも正念場だ、腹を括って“殺りやがった”。
それがグロリアという女性の強さ。
グロリアは“預かり物”を守ろうと街を駆け抜ける。
「お姉ちゃんじゃ歳だわね。じゃあママは?ダメ?じゃあ“おばあちゃん”になってあげる」
ババア結婚してく(ry
僅かな時間だが、確かに二人は家族になった・・・。
グロリアの命懸けの行為が「僕が付いているよ」なんて言うようような子に成長させたのかも知れない。
最初生意気だった子供が、ちょっぴり成長するような様子は良いものだ。
訪れる別れの時・・・二人は約束の“墓場”で再会する。
クライマックスのスローモーション演出!これが正しい使い方です。
久しぶりに感動した映画だった。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-03 16:26:00)
👍 1
91.ネタバレ Take a walk.
RTNEE USAさん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-11 00:58:39)
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90.ネタバレ 強い女性に憧れてきた。スターリング,リプリー,サラ・コナー等々・・・。でも一番タフで,かっこよくてリアルなヒロインはグロリアだった。マフィアに追われていても,香水とハイヒールは欠かさない。命が危うくても,お風呂に入って綺麗な服を着る。つらくても,泣くより先に銃を抜く。脆そうだけど強く,そっけないけど愛情深い。そのギャップが彼女の魅力を引き立てる。グロリアは,戦士として,人として,なにより女として,誰よりも素敵です。
さそりタイガーさん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-29 23:53:51)
89.かっこいいねー、ジーナ・ローランズまさに適役。だってこれも旦那が監督だもんね。昔はとてもきれいだった、今はいいおばあちゃんになっちゃったけど好きです。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-01-19 22:54:16)
88.『グロリア』は、シャロン・ストーン主演でリメイクされていますが、やっぱりカサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演のオリジナルのほうでしょう。追っかけっこのアクション映画ではなく、女のハードボイルドなのです。グロリアがかっこいい!しかも若い女性ではなく、中年のおばさんなのに!グロリアには若さにすがりつかないいさぎよさがあります。グロリアはちょっとしたしぐさや言葉にも、この女はただモンじゃない、っていう凄みがあります。戦う強い女が出てくる映画ってほとんどが、突然神の力でも働いたかのような、ちぐはぐな強さしか出せていない気がします。でもジーナ・ローランズ版『グロリア』は違います。おそらくこれまで数々の修羅場も踏んでたくましく生き残ってきたんだろうというのが、しぐさや言葉から感じられて、グロリアが容赦なく銃をぶっ放せるのも説得力があります。ただのがさつな女じゃなく、度胸と知性をもった人だっていうのが伝わってくるんですよね。

きむねぇさん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-26 22:50:08)
👍 1
87.ギャングの裏金を横領した父。組織の制裁を恐れた母は親友のグロリアに息子ジャックを託します。殺される家族。ジャックの手には裏金の証拠となる手帳。2人の逃亡が始まります。グロリアにしてみれば、ジャックはただの厄介者。助けても何の得にもなりません。何故彼女は自分の命を危険に晒してまで子供を助けたのでしょうか。背負うものが無い人生。それはとても気が楽です。しかし同時に孤独と物足りなさがあります。彼女の中に、人を愛し、愛されたい、誰かの支えになりたいという気持ちが潜んでいたのではないでしょうか。それを「母性」と呼ぶのかもしれません。最初はお互いに接し方がわからず、喧嘩したり、別れたり、上手くいきません。しかし次第に芽生える絆。それが「家族」の始まりなのです。厚化粧のおばちゃんが素晴らしく格好よく、派手なシャツの子供が小生意気だが愛らしく感じます。派手なシーンはありませんが、全編見事にハードボイルド。エンディングと共に流れる音楽に言い表せない気持ちになる心に刻まれる作品です。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-09 17:52:29)
86.ネタバレ 私は最近になって知りましたが、レオンの元ネタというのは有名な話。。レオンも大好きな私にとってこの映画は・・・「レオンより最高!」です。ハッピーエンドという点が評価アップの大きな要因です。もうね、ジーナ・ローランズのグロリアがかっこよすぎ!あんな強面のお顔で尚且つ厚化粧。関西のおばちゃんのようなファッション。口も悪いし、子供嫌い。こんなはたから見れば「クソババア」そのもののグロリアがめちゃくちゃかっこいいんだな、これが。渋いんだな、これが。 あの男の子も可愛かった。生意気で、自分じゃ何もできないくせに「僕はもう子供じゃない」やら「クソババア!バカ!」など罵倒飛ばしまくり。でもそれが嫌味ではないんです(子役の演技力は乏しいですが・・・)。それは彼の性悪さが「強がり」から出てるんだなって気づくから。絶対泣かないし、弱音もはかない。でもそこは8歳。母親に甘えたい年頃。だからどんなにグロリアにどなっても、結局はドレスのすそを掴んでる(文字のとおり)。グロリアの後ろに隠れながら、歩調を合わす気などない彼女に必死についていく。でもそれがギャングに追われる「恐怖」からじゃなく、純粋な少年の「孤独」からだって伝わってくるんです。グロリアが徐々に少年と心を通わせていく姿も美しい。すごく不器用でぎこちない。わざと相手のかんに触れるような言葉を吐いたりする。でもそれってお互いのことを想いあってるからこそ許されるものだと思うのです。  ラストの墓場をかけぬけるスローモーションシーンには何度涙したことか。墓場というものは汚い言い方ですが「悲しみの溜り場」そのもの。そこを少年は「希望」への「道」としてつっぱしっていくんですよ。その先には少年の待っていたものが待っているんです。この墓場とのミスマッチさが本当に感動させてくれます。音楽も最高に良いし、そのときのグロリアの表情といったら!実に美しかったです。本当に心のそこから笑ってるって感じでした。幸せになってね二人とも。
ショップガールinNYさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2004-11-23 22:45:10)
👍 1
85.グロリアといえばジーナ・ローランズ。もう~とにかく鳥肌がたつほどかっこいいジーナ。ヒールの高いサンダルで銃をぶっ放すのはこの人にしか似合わない。決して子どもにベタベタと甘くなく、それどころかいちいちキツイ。そこがまたよいです。男が惚れる男がジョン・カサヴェテスなら女が惚れる女はジーナ・ローランズです。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-25 10:55:20)
👍 2
84.ネタバレ ジーナ・ローランズが、かなりかっこいいオバチャンでした!子供とのぎこちないやりとりの中に、何か暖かいものを感じました。ラストの辺で子供が、グロリアに「死ぬほど好きだよ」って言う場面、グッときました。シャロンストーンのリメイク版は、私はまだ観ていないのですが、母があまりのつまらなさに、2倍速で観たそうです。近い内に観てみようかな。
Ronnyさん 9点(2003-10-28 00:50:39)
83.小学生の頃姉貴とビデオで見ましたが、ぼろぼろ泣いたのを覚えています。シャロンストーンのはうんこです
のりまきさん 9点(2003-10-06 02:49:12)
82.オープニングからラストまで、ハードボイルドなのに映像は濡れている。 この映画を観るものすべての願いと祈りの結晶のラスト。
るーすさん 9点(2003-06-04 18:52:46)
👍 1
81.何度も見ていくうちにどんどんよくなる映画。ヒスパニッシュ系の子役とジーナのやり取りがなんともいい!!ジーナを大好きになった映画です。シャロンストーンがリメイク版に出てるけど、私は、こっちのほうが断然いいと思う。
ごまちゃんさん 9点(2002-09-16 08:34:06)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 100人
平均点数 6.80点
000.00%
111.00%
233.00%
366.00%
477.00%
566.00%
61515.00%
71919.00%
82121.00%
91414.00%
1088.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review6人
2 ストーリー評価 5.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.71点 Review7人
4 音楽評価 6.80点 Review5人
5 感泣評価 7.50点 Review6人

【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
主演女優賞ジーナ・ローランズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
主演女優賞(ドラマ部門)ジーナ・ローランズ候補(ノミネート) 

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