映画『父、帰る』の口コミ・レビュー(3ページ目)

父、帰る

[チチカエル]
THE RETURN
(Vozvrashcheniye / Возвращение)
2003年上映時間:111分
平均点:6.75 / 10(Review 64人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-09-11)
ドラマミステリー
新規登録(2004-09-07)【c r a z yガール★】さん
タイトル情報更新(2024-09-21)【Cinecdocke】さん
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監督アンドレイ・ズビャギンツェフ
配給アスミック・エース
あらすじ
突然、父が帰ってきた。12年も家を離れていた父のことを幼い兄弟たちは写真でしか知らない。何も語ろうとしない父親に、兄のアンドレイは戸惑いつつも徐々に慕いはじめるが、弟のイワンは反対に不信感を募らせていく。ある日、父親は兄弟をつれてキャンプに出かける。そのとき、その事件は起こった。
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💬口コミ一覧

24.ストーリーは難解でしたが、ロシアの自然の映像は美しかった。父と息子たちの関係の緊迫感がひしひしと感じられた。
あんぐれーずさん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-23 23:04:51)
23.ネタバレ 映画の世界に引き込まれていった。不器用なお父さんをいつのまにか応援していたので、終盤お父さんが転落死したところは放心した。お父さんの探していた箱の中身が何だったか気になったが、それについての回答がなんら明示、暗示されていないことに対して消化不良な感じがした。
こまごまさん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-26 11:56:09)
22.ネタバレ 暗い気分にさせてくれる映画です。イワンと父、お互いに歩み寄れたらあんなことにはならないのに。と言っても、イワンはまだガキだから無理ですね。あの親父も12年ぶりに帰ってきて、いきなり子どもたちにあんな態度だもんなー。自分勝手な親父なんだろうね。でも、何のために帰ってきたんだろうね、あの親父は?
T橋.COMさん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-30 22:27:36)
21.この映画の一番いいたいことが今ひとつはっきりしない。兄弟について?父子について?冒頭に臆病な弟の描写があるので、ラストはそれが解決するのが通常の映画のセオリーなんだけど、この映画はそこから大きく逸脱している。 現実の不可解さ不条理さがテーマか?ここまで突き放したラストだと製作者の責任放棄にも見える。悲劇は天才以外書いてはいけないというけど、悲劇をかけるほどの力量ではないと思うが?
承太郎さん [DVD(吹替)] 6点(2005-12-09 23:14:07)
👍 1
20.子ども達への愛情がとても感じられるし、美しい風景がとてもよかった。しかし、やっぱりどうしても父親がああなってしまうのは、私としては納得できない。なんか砂を噛んだ感じで後味が悪かった。ついでなんですが、イアンの顔が誰かに似てるって最後まで気になったのですが、最後に思い出しました。M.シューマッハ。
さらさん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-25 14:57:00)
19.ネタバレ 最後までパパが何者なのかわからなかったのは自分の中で納得行かない気がしたんだけど、ちょっと時間がたったらあれでもよかったのかもと思えてきた。一つは予想しながら、展開を期待しながらずっと見れたこと。もう一つはイワンを命がけで助けようとしたところ。これがあったから本当にやっぱり父親なんだとわかった。
息子の演技と心理描写がすばらしい。この映画の作り手にはきっと兄弟がいるんじゃないかな。兄弟同士の立場と心理の状態による相互に及ぼす影響の強さって、兄も弟もあまり違わないような気がします。だから弟が強気になり、一方の兄がしたがってしまうのも納得がいくというか、むしろよく描けてるのと感心してしまうのだ。(私も兄弟がいてよくわかる)
ときたま美しい風景が映されるが、なんだかちょっとわざとくさいというか、突然すぎで映画の雰囲気に溶け込んでいない感じがした。後半はそういうシーンが増えて慣れたけど。
とにかくストーリーはともかく子どもの演技に注目のいっぽんでしょう。
ノスさん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-20 19:14:31)
18.公式ウェブ・サイトのトップ・ページには「なんで今さら帰ってきたんだ」を始めとした疑問が羅列してありますが(これってほとんどネタバレに等しいゾ)、それらの疑問はほとんど物語には関係無いと思う。ここには父親と息子の関係性に於ける真理がある。兄にとっては逞しく、全知全能の絶対的な存在。弟にとっては疎ましく、得体の知れない存在。息子にとってはどちらも正しい父親像です。父親は、互いに涙を流して抱き合う様な腑抜けた存在であってはいけない。私は本作を非常に微笑ましく観ました。だから、この不必要な「謎」やラストの展開は残念でならない。映画に過剰な説明は不要だと思いますが、同時に思わせぶりな謎も不要。その所為で本作も、出来損ないのミステリーみたいになってしまった感じです、6点献上。
sayzinさん 6点(2004-11-03 12:36:57)
17.ネタバレ なんとも、とらえどころがない印象を受けました。父親は、旅を通して12年間のブランクを埋めるべく、子供に決して媚びることなく、威厳を持って大人の生き方を教えていこうとするものの、すでに、子供には、父性愛を感じ取る感受性がなくなっていた悲劇、とでも捉えればいいのでしょうか?ロシアの社会状況はわかりませんが、なぜ今(2003年当時)そのテーマなのかというのが、いまひとつピンとこないんですよね。旅に出てから以降は、父親と二人の息子以外に主要な人物は登場せず、父親の存在感は、なかなかいい雰囲気なのですが、子役が演じるところの弱虫な弟が、すねている姿を延々と見せ続けられるのは、かなりキツいなぁ、という感じです。アクションや笑いが皆無なのは、そういう作品だとしても、泣ける話でもなく、すれ違いはあれど、葛藤があるわけではなく、ときどき、青い空や、草いきれや、光る水面に、はっとさせられ、ノスタルジーをくすぐられるところはあるものの、どっぷりと浸かるところまではいかない。現実は映画のように面白くないのも事実ですが、この作品に現実味があるかというと、そうでもない。兄はともかく、弟の方は見た目や行動が、小3~小4程度で、彼が12歳以上だとしたら、あまり現実味を感じない。あえて12年ぶりという設定にしたことも、不可解に思われます。というように、何かすっきりとしない印象を持ちましたが、映像はよくまとまっていて、そこそこ、いい映画に仕上がっていると思います。
camusonさん [DVD(字幕)] 5点(2025-02-10 18:16:51)
16.ネタバレ 突如、12年ぶりに姿を現した父に驚くアンドレイとイワンの兄弟。母と祖母の態度から歓迎されていないことが知れる。二人とも父の顔を知らない。写真で確認すると、戸惑いながらも嬉しさを隠せない。しかし父も母も事情を一切説明しない。三人は、翌日から二日の予定で旅に出る。二人は釣りを楽しみにしていたが、父親は行先も告げない。道中、父は横柄で、命令口調なので両者の関係は険悪となる。予定が三日間伸び、修理した舟で島に渡った。父親は隠していた何かを掘りだしたが、子供はそれを知らない。父子で諍いがあり、父親は物見の搭から墜落死した。父の遺体を舟で運んで帰ると、車の中に三人が映った写真を発見する。父親の愛情に触れたと感じたが、舟が死体と共に流された。「パパ!パパ!」初めて心から「パパ」と呼べた瞬間だったが、無常にも死体は沈没する。
奇妙な味わいの映画だ。父子の断絶を描いており、父の死という悲劇で終るが、子供にとっては、最後の最後で父の愛情を確認できたという皮肉な結果となる。この解釈では、父が掘り起こしたものは「親子の愛情」を象徴するものだ。一枚の写真を示せなかった悲劇である。その前に、イワンを追いかけた場面で、初めて父親らしい行動を見せた。だが、それは子供には通じなかったようだ。服役を終えて帰った父が、島に隠匿していた盗品を掘り出すとも解釈できる。わざわざ隔絶した島の土中に隠すのだから、こちらの解釈の方が妥当だ。家族に関するものなら念入りに隠す必要はない。お金と車を持っているので、服役ではなく、単に出奔していたのかもしれない。いずれにせよ、大切なものなら、掘り出してから帰ってくればよかったのだ。妻と母から疎まれている人物なので、死なずに戻ったとしても、喧嘩の絶えない家庭になっていただろう。
父子の断絶が平行線のまま進むので見ていて苦痛だった。宝箱の中を開けずに終った感じ。子供の行動も、レストランを探しに行って三時間も戻ってこないとか、出された食事を食べないとか、舟釣りに出て四時間も遅れて帰るとか、異常行動が目立つ。子供がもっと素直であれば、肩入れして見れたのに。父親がイワンを心配して搭を登る行動は唐突に感じた。放っておけばよいではないか。イワンが最初に「飛び降りて死んでやる」と宣言していればよかった。搭の場面は、冒頭の飛び込み台から海に飛び込む場面が伏線となっている。感心した。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-07 07:39:37)
15.皆さんもコメントされてますが、映像の美しさは素晴らしいです。内容はちょっと無骨というか説明が足りないというか。父に対する反発だけが強く残ってしまう印象。
nojiさん [地上波(字幕)] 5点(2010-01-21 00:53:25)
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14.あまり好きではない。後味悪い
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-14 17:38:21)
13.うええ~。なんでしょうか、この映画は。凄くイヤです。謎だらけのままってのは別にいいけどさ。なんか気に入らないなぁ。あと、チラシとか予告では映像がタルコフスキーを思わせるって書いてあったけど、どこが?全然違うと思う。映像的にはダニー・ボイル系って気がしたけど。
黒猫クロマティさん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-11 01:54:56)
12.ネタバレ 今の日本のイクメン全盛(?)の時代に生きる自分としては、面白さが微塵も感じられなかった作品。
父親は言わずもがな、子供二人の方にも共感が出来ず。弟は我儘でイライラさせられるし、兄の方も冒頭から仲間と一緒になって弟を突き放す態度を取るし、最後も父親の遺体をボートに乗せて何をしたかったのかが不明だし、などなど、ストーリー全体を考えてみると苦痛と退屈さばかりといった内容でした。
終盤、兄弟が父の遺体をボートに残して車の中で母と二人が写った写真を見つけたシーンで、二人が父親に愛されていた事を知るというのは先に投稿されたレビューでわかりましたが、もしそうであるならば、父が子供を抱きしめている写真とかの方が良かったのではという気がします。
また、映像的にはそこそこなのですが、中盤辺りで画面の奥で電車が通っているシーンで、車両の上部が画面のフレームギリギリを通っていたりする構図にも疑問を感じますし、たまに出る青空ショットも雲を木の枝で隠すように撮られていたり、雲の配分が悪かったりして雨との対比を上手に表現し切れていなかったように思えてしまったりと、ストーリー同様、結構微妙な印象でした。
それよりも、一番驚いたのがラスト。
まさか、車を運転してその場を去るなんてポカ~ンですよ。
運転が出来ないからボートで出発しようとしたのかと思っていたので、だったらボートで何がやりたかったのか???
ここが一番理解不能なポイント。
その後でスチール写真の羅列で幕を閉じるのですが、特に幼少期の親子愛を強調したものばかりでもなく、旅行中に撮った写真だけという訳でもないために一貫性がなく、作り手の意図が読み辛かったところも自分にとってはイタい所でした。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 4点(2015-10-20 23:01:03)
11.ネタバレ 何も肝心なことはわからないまま終わっちゃうという、お国柄の違い?を感じさせる独特の造りですね。お父さんは12年(だよね?)何してたのかとか、島で掘り出したのは何?とかここまで何も分からないのは、ある意味清いかも。でもなんだかよく分からないけど、印象に残るものはありますね。何か不思議な感じのものでゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 4点(2015-07-18 10:55:07)
10.サスペンスな臭いで謎だらけな父親が何者なのかという気味悪さでジットリとした進行なんですが、謎放置のままあまりにも突き放したラストに呆然。
すべからさん [DVD(字幕)] 4点(2008-06-10 18:20:05)
9.何故最後にあんな展開になってしまうんでしょう。そしてそれに対する息子達の対処もあんなんでOKなんでしょうか。さすがに受け入れ難い。すべて台無しです。
MARK25さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-01-28 22:06:33)
8.あ~スッキリせんなあ~。とにかく箱の中身が気になった。やけにリアルだし演技や撮影はいいと思うが・・・
やっぱトラボルタでしょうさん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-20 23:32:22)
7.ネタバレ ムスーっとした親父の表情がすべて。
モチキチさん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-30 23:35:26)
6.最初は良い映画かな?と期待をもたせるのだが・・・。それにしてもあの意味ありげな伏線など未消化のまま終わるのはどうかと?
misoさん [DVD(字幕)] 4点(2005-09-30 23:31:26)
5.後味悪っ!結局この映画は何を伝えたかったの?
TK of the Worldさん [DVD(字幕)] 3点(2006-10-22 13:45:43)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 64人
平均点数 6.75点
000.00%
111.56%
211.56%
334.69%
4710.94%
557.81%
6914.06%
71320.31%
8812.50%
91218.75%
1057.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 3.80点 Review5人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 7.33点 Review3人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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