映画『用心棒』の口コミ・レビュー(11ページ目)

用心棒

[ヨウジンボウ]
YOJIMBO
1961年上映時間:110分
平均点:7.97 / 10(Review 225人) (点数分布表示)
公開開始日(1961-04-25)
アクションドラマ時代劇モノクロ映画ヤクザ・マフィアハードボイルド
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-24)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督黒澤明
助監督森谷司郎
和田嘉訓
出目昌伸
演出久世竜(剣技)
キャスト三船敏郎(男優)桑畑三十郎
仲代達矢(男優)卯之助
東野英治郎(男優)飲み屋の権爺
山田五十鈴(女優)おりん
司葉子(女優)ぬい
志村喬(男優)酒屋徳右衛門
河津清三郎(男優)馬目の清兵衛
藤田進(男優)本間先生
山茶花究(男優)新田の丑寅
加東大介(男優)亥之吉
渡辺篤(男優)棺桶屋
太刀川寛(男優)与一郎
藤原釜足(男優)名主・多左衛門
土屋嘉男(男優)小平
ジェリー藤尾(男優)丑虎の子分賽・目の六
沢村いき雄(男優)番太の半助
中谷一郎(男優)斬られる凶状持
堺左千夫(男優)八州周りの足軽
大村千吉(男優)足軽小者
夏木陽介(男優)百姓の小倅
西村晃(男優)無宿者の熊
加藤武(男優)無宿者の瘤八
大橋史典(男優)斬られる凶状持
谷晃(男優)丑寅の子分・亀
清水元(男優)清兵衛の子分・孫太郎
天本英世(男優)清兵衛の子分・弥八
高木新平(男優)
大友純(男優)
緒方燐作(男優)
本間文子(女優)百姓の古女房
広瀬正一(男優)
千葉一郎(男優)八州周りの足軽
小川安三(男優)
佐田豊(男優)孫吉
草川直也(男優)
桐野洋雄(男優)
向井淳一郎(男優)
大友伸(男優)馬の雲助
大木正司(男優)清兵衛の子分・助十
中島春雄(男優)
羅生門(男優)かんぬき
津田光男(男優)
原作ダシール・ハメット(原案)「血の収穫」(ノンクレジット)
脚本菊島隆三
黒澤明
音楽佐藤勝
撮影宮川一夫
木村大作(撮影助手)
斎藤孝雄(撮影助手)
原一民(撮影助手)
製作菊島隆三
田中友幸
東宝
配給東宝
美術村木与四郎
大橋史典(造型)
録音下永尚
三上長七郎
照明石井長四郎
その他野上照代(記録)
キヌタ・ラボラトリー(現像)
あらすじ
やくざの二大勢力が長い対立を続け、荒廃しきったとある宿場町。そこに現れた一人の素浪人。男は両方の親分に自分を用心棒として雇わないかと持ちかける。「ところで、先生のお名前は?」「俺か・・・、俺の名前は、桑畑三十郎。もうそろそろ四十郎だがな」
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

25.ネタバレ 登場人物のキャラクターや話の設定はかなり自由ですし、脚本もギャンブル的な展開の所も有りますが良く出来ていると思います。
総じて面白くてカッコ良い娯楽映画に仕上がっています。

ハーフのチンピラ浪人が居たり、木槌を持った大男が居たり、マフラーを巻いてリボルバー拳銃を持ったヤクザが出てきたり、芸妓がみんな醜女で座敷に上がった彼女達がノリノリのラテンビートを奏でたり、話の舞台は周りから隔離された無法地帯のカオス的なシャッター通りと化した宿場町だったりと、問題だらけのチャンバラテーマパークのようです。
そんな所に行く先も名前も適当で、滅法強くて、お節介で、照れ屋で、天邪鬼で、情に厚くて、頭が切れて、物事に拘らなくて、ぶっきら棒で、掴み所のない浪人が来て、テーマパークのメインキャラクターになってしまいます。
この浪人を中心に、街は回り始めます。
正直この映画、この人で成り立っています。この人と言っても黒澤明の作った桑畑三十郎なのか、三船敏郎という人間なのかと聞かれると困ってしまいます。
本作で黒澤監督の描いたヒーロー像は他に例がない位にカッコ良くて魅力的です。
そんなキャラクターを、熨斗をつけて具現化出来るのは三船さん以外に思いつきません。
このコンビには毎回痺れます。
水を貰ったおじさんに嫌味を言われると困った顔をしたり、下衆な八州廻りを見て爺さんと笑い合ったり、女房を取られた悲観的な男を見て怒鳴ったり、でも結局助けてお金まで上げちゃったり、爺さんが捕まったと聞くと後先考えずに助けに行こうとしたりと、中二病を患っている様なハードボイルド映画の完全無欠の主人公ではなく、人間味に溢れている所に物凄く惹かれます。

 また、ほぼ全編で効果的に使われているガチャガチャした音楽が世界観を重たすぎるものにせずに、調度良いテンポをつけ軽妙な作品にしています。

大満足の作品でしたが、ラストシーンの三十郎の後ろ姿も「金は全部やっちゃったし、途中で死ぬくらいボコボコにされたけど、タダ飯は食えたし、悪い奴は沢山切れたし、味方をしてくれた爺さんも救えて結構楽しかったなぁ。」と、私と同じくらい満足しているように見えました。
しってるねこのちさん [DVD(邦画)] 10点(2015-04-25 18:18:14)
24.ネタバレ 主人公が人を騙しまくるのが、好きになれない。
あっちにいい顔して、こっちにいい顔して、人を騙して、裏切って、逆恨みして人殺し。
そもそも、こんなに強いのになんで人を騙すんだろう。
人を騙す事に喜びを感じる、そういう侍なのかな〜。
まぁ、それなりに楽しかったけどね。
ぽぽ☆ぽんた (^-^)vさん [DVD(邦画)] 6点(2015-04-26 03:56:08)
23.ネタバレ 何言ってるかよく聞き取れないのは相変わらずなんだけども、そんなことより大変なのは、その飛びぬけた映像センス。卯之助の初顔出し。明らかにそれまでに出ていた登場人物とは風格が違います。そう感じるのは、見てくれのせいでもなく、性格のせいでもなく、ローから捉える異質なカメラアングルのせい。アングルだけでなく、空っ風を吹かせることで、さらに画栄えし、卯之助の特異性も匂わせています。そして、アングルと空っ風の演出は、ラストの対峙シーンでも発揮。これがもう圧巻の一言。閑散とした町の中、対峙する三船敏郎と丑寅一派。ジリジリと距離をつめる両者をそれぞれ正面からのショットで捉えます。そして、距離をつめる彼らの動きの「静」と、土煙と音を立てて吹き荒れる突風の「動」とが対比となって、息を呑むような緊張感を生み出しています。この映像の引きの強さがたまらない。加東大介のコメディリリーフは全然ありと思います。
Jar_harmonyさん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-14 21:29:18)
22.ネタバレ 時代劇だってのにピストルが登場するあたり、細かいことはどうでもいいからとにかく観客を楽しませる娯楽作をつくろうとして制作されたんだろうなあと思います。実際、とても楽しい。
桑畑三十郎は良いキャラクターですね!人間味がある。喧嘩を楽しそうに見物したり、酷い目にあった家族を逃したり。作り物なんかじゃなく、実在したのではないかと思えるほどのリアリティがあります。狂言回しで終わるはずもなく、しっかり痛めつけられるのが面白い。
また、観客と同視線で物語を見つめるという特異な役どころでもあります。半助が役人の世話をする滑稽なシーンを観客と共に観て笑い、丑寅の煙攻めを「面白そうだから」と観客とともに観て楽しむ。さらに亥之吉に見つかるかどうかというサスペンスまで、観客と共に味わうことになるわけです。実に面白い設定です。物語とともに味わった相手だからこそ、ラストの後ろ姿に威厳を感じるのかもしれません。
それにしても、物語の一番最後にサイコで滑稽なシーンを持ってくるなんて、何考えてんだろう?頭ぶっ壊れたオッサンが太鼓を叩いてると思ったら半助を…。飯屋も桶屋も三十郎も、誰も彼について触れることなく卯之助の捨て台詞に流れるなんて、何なんだ?崩壊した宿場のメタファーなのか何なのか。笑えたからいいんだけど、不思議だなあ。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 8点(2015-06-16 04:25:35)
21.ネタバレ なかなかですね~、黒澤監督ならコレ的なご意見多い作品ですが良くできてます。三船さんのサムライ姿はホントよく似合ってますね。物語の展開もよーく考えられていて、映画全盛期の勢いを感じます。※某ボ〇ィガードで出てくるシーンはこの映画だったんですね~知らなかったなー。勉強になりましたハイ
Kanameさん [DVD(邦画)] 7点(2015-11-17 19:39:17)
20.ネタバレ 自分は邦画をあまり見ないんですが、黒澤映画はまた別です。なぜ彼の手掛ける映画の数々は、ここまで見る側を魅了できるのでしょうか。

本作は、マイベスト黒澤映画の三本指に堂々と入ります。(他2作は、『七人の侍』『椿三十郎』)

黒澤映画ではお馴染みの三船敏郎と、当時、『人間の條件』で国内外から高く評価されていた仲代達矢が夢の共演を果たした作品です。

二度切りや、すれ違いざまに斬り、いったん静止して敵が倒れる演出etc..今現在では定番となったお多くの演出やシーンがあることで非常に有名ですね。

にしても、当時弱冠28歳だった仲代達矢、男前以上に、こんなにも美しかったとは、御見それしました(笑)正直、美男子過ぎて、直視できず、相手の三船敏郎ばっかり目が行きました(笑) 首に英国製のスカーフを巻き、袖を通さず、胸元の襟からピストルを右手で構え、下半身の着物の裾は、左手で掴んで、左の生足を見せながら歩き回る仲代。凄くセクシーな役柄です。銃を構える姿も絵になっています。

一番強烈なシーンは、有名ですが、クライマックスで縄で縛りあげられている店主のお爺さんを手前に、背後で三十郎と卯之助がじりじりと接近するシーンです。

黒澤明の本気度がひしひしと伝わってくる不朽の名作です!未見の方は今すぐにでもご覧下さい!
ぶっちちさん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2015-11-29 12:24:29)
19.ネタバレ 期待しすぎたかな。マンガ的で幼稚な復讐合戦で子供向けという印象。中年以降になって見るのは少々ツライ。娯楽作品としては悪くはないので、もっと若い頃に見たら楽しめたのかも。かと言って、学生時代は三船敏郎には興味がなかったので仕方ないか。映画は見るタイミングが大事だな。内容的には、あれだけ痛めつけらといて、ラストの復讐時にはスッカリ元気回復して暴れまわってるのが不可解。
東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 4点(2016-03-24 13:22:57)
18.ネタバレ 映画の世界には「続編はオリジナルを超えない」というジンクスがあります。
続編が造られる=1作目の出来がいい、2作目はどうしても出来のいい1作目と比較されてハードルがあがってしまい評価が厳しくなるという事なのですが、さて、この用心棒の続編に椿三十郎という映画があります。
続編といってもお話し自体に直接のつながりはないのですが、続編は1作目を超えないというジンクス通り、一般に用心棒の方が評価が高いように思います。

しかし、何しろ「●●2」のようなわかりやすいタイトルではないですから、私はそんなこととは全然知らずに、偶然ですが「椿三十郎」を先に観て、それからかなり後になって「用心棒」を観る形になりました。

こうなると私の中では「椿三十郎」が一作目。基準になってしまいます。
椿三十郎の魅力は、正義感あふれながらもバカな若侍たちやよくできた奥方、そして何より「押入れの彼」といったユーモラスなキャラの魅力。
また中止の合図の椿をあわてて流すシーンなどからわかるように基本的にユーモアタッチの映画でした。

一方、用心棒はそれよりはるかにシリアス。飯屋のおやじとかいろいろいいキャラもありますが、「椿三十郎」を基準に観るとどうしてもややおもしろみに欠けて殺伐としてるわけですね。
僕の場合は「椿三十郎」が一作目であり、とても面白いと思った映画だったので、それと比較するとこちらの桑畑三十郎さんの映画の方はどうしてもやや落ちる印象になってしまうわけです。

映画を観る順番が違っていればまた違った評価になったのかもしれませんが、そういうめぐり合わせも含めて映画って面白いなぁ、と思います。
あばれて万歳さん [ビデオ(邦画)] 7点(2016-11-15 18:09:42)
👍 2
17.太鼓で音頭をとる音楽に三船敏郎の後姿が思い浮かぶ。黒澤映画と言えば三船敏郎がやはり印象的だけれども、この作品は東野英次郎の役回りに目を引かれた。
序盤の長々と状況説明してくれながら、文句を言いつつ飯を食わせるクセのあるオヤジの感じ。そしてそれからの終盤の活躍。
ああ良いオヤジだなあ!そして最終的にはオヤジのこれからを心配してしまう。これからも店はやっていけるのかなあ…
さわきさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-04-13 00:08:28)
16.黒澤映画で今のところ、観た回数が一番多いのがコレ。だってオモシロいもん・・・という訳ではなくって、この作品、どうにも違和感があって、こりゃ一体何なんだろう、と確認したくなってついまた観ちゃう。
2大グループが対立する宿場町に、風来坊の侍がやってきて、両者の対立をあおり一気に殲滅しようと企む。ってのはいいけれど、普通なら、その前段階が詳しく描かれ、クライマックスで抗争がピークに達して一大バトルが描かれるところ。七人の侍と同様の作劇であれば、そういう展開になるはず。ところが本作はむしろそれが前フリでしかなくって、三船敏郎演じる主人公、何の理由もなくいきなり作戦に打って出て、いきなり頓挫する。
対立するグループと、その間に挟まれた初代黄門様・権爺の店、というこの宿場町の構図、大変わかりやすく、さらに抗争が進むにつれ荒廃が進んでいく様子など、個人的にはとても好きなのですが、さすがにコレ、図式的に過ぎる気もするし。また、出てくる面々、どいつもこいつも、みんな汚そうで悪そうで、見事なアウトレイジ感(悪そう、と言えば、二代目黄門様も出てますが)。なんと加東大介ですら、この悪人ヅラ(もうヒドイのなんの)。だけどこの登場人物の模様もまた、図式的、機械的で、気がついたらどんどんオハナシが進みどんどん登場人物が増えていってしまってる。妙にドライなオハナシかと思えば、妙に人情話みたいになったり。
奇妙に幾何学的で、実はコレ、結構、実験的な作品なんじゃないの、という気もしてくる。いかにも無国籍な音楽に、やはり無国籍な敵役の仲代達矢。雰囲気も時代劇なんだか西部劇なんだか何なんだか。いや、あのG馬場とリチャード・キールを足して2で割ったような大巨人にいたっては、もう、SFです。
そんなハチャメチャな異常な中で、いかにも飄々とした三船敏郎、やっぱりカッコいいよね。何考えてるのやら、颯爽と歩き、ガツガツ物を食い、ひたすらタフ。やっぱり光ってる。光ってるから、作品が締まる。作品がカッコよくなる。何だかよくわからんけどカッコいい、だからまた観たくなる。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-04-29 12:17:48)
スポンサーリンク
15.面白くないコメディを見せられているようでちょっときつい。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-05-06 21:54:43)
14.いやあ素敵です。面白いし、もう。キャラ造形の深いこと、巧みなこと。主人公三船の存在の圧巻なことはもとより、世話焼き(+説教)役の東郷のじいちゃんは安定の脇支えだし、悪役の面々も惚れ惚れするほどの面構えだ。そう、間抜けな役どころ(あの眉毛!反則だ)を一人置いて肩の力を抜かしてくれるのも良い。
宿場町のあっちとこっちでいがみ合う二件の賭場を、余裕と風格で行ったり来たりの三船は大きい鯨のよう。三船によってくるくる展開する運びは程よくビビるし、仲代の登場のタイミングも絶妙。
流れるようなカメラワーク、じいさんの飯屋の中から外をうかがういくつもの場面や、殺陣での継ぎ目の無いなめらかさは観てて心地よい。
なんといっても鳥肌もののクライマックス。強すぎるほどのつむじ風を背負って登場の三船侍、なんというかっちょ良さでありましょうか。外国人がお侍に憧れるがごとく、ワタシの頬は紅潮し心臓は高鳴り、三船にもこの映画にも恋したものでありました。
tottokoさん [DVD(邦画)] 9点(2017-06-04 23:59:20)
👍 1
13.ネタバレ 初黒澤作品として観賞。
おもしろかったです。
三船敏郎がかっこよすぎる。
権爺を助ける為に、包丁もって、「刺身にしてやる!」と向かうところがツボ。
へまちさん [DVD(字幕)] 8点(2017-12-01 23:43:09)
12.ネタバレ 今回、初めて映画館で鑑賞(本作自体は何度か観ている)。しかし面白いなあ。面白すぎて、かっこよすぎて鑑賞中ずっとニヤニヤが止まらなかった。これぞ世界中に影響を与えた日本映画だ!と胸を張りたくなる。(今も影響を与え続けている)ここにある殆ど全てが普遍なものなので、今後何十年経とうが古びる事はないだろう。「桶屋、棺桶二つ。いや多分三つだ(ポイッ←爪楊枝)」うーん、と唸るほどかっこよい。私は現代日本全体に蔓延する「泣きたい病」とも言える過度な感動路線飽和状態に辟易しているタイプの人間だ。TVCM等でよく見る(文字どおり本当によく見る!)「家族物語」的なものを見ると、虫酸が走って「だからこういうのもういいよ〜」とチャンネルを変えると、変えたチャンネルでも同じく演歌的感動路線をやっていて、結局テレビを消してしまうような人間だ。確かにこの用心棒の中にも家族をめぐる感動話があるにはあるのだが、三十郎自ら「俺はああいうメソメソしたの大嫌いだ!」と宣言する事で、ベタベタの感動路線に入り込まないように、絶妙なバランスを保っている。それでいて、結局は影できちんとそういった人達を救うのである。うーん、これが本当のかっこよさ、感動でしょう。確か7人の侍でも同じようなセリフがあったので、これはもう黒澤明監督の地なのだろう。そんな当該作品のバランス感覚の素晴らしさに感心すると共に、この5,60年で日本人の性質も随分変わっちまったんだなあと悲しくなった。本当にいつからこんなに日本人は年がら年中泣きたくなってしまったのだろうか?受験で頑張る我が子の姿を背中から見つめる親の姿とか、昔親父が身長測る際に使った柱を再利用したのを見つけて微笑とか、「名前は、あなたが初めてもらったプレゼントです」とか、もうそういうの勘弁してクレーーーーっ!
rain on meさん [映画館(邦画)] 10点(2018-06-14 14:44:44)
11.用心棒に限らないことですが、時代劇って味があるなあとあらためて思います。
間違いなく日本が誇るジャンル。
それを世界に発信したのは黒澤監督。
この影響を与えただけでも功績は計り知れないでしょう。
騒動を巻き起こした浪人・お馴染みの三船敏郎がまた濃い。アバヨ!清々しい。
mighty guardさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-07-21 19:54:42)
10.三船の豪快な殺陣に圧倒された。

作中の舞台や敵役の設定が西部劇テイストなのは、本作の脚本がアメリカのハードボイルド小説「赤い収穫」をベースにしているからだろう。
それでも幕末の混沌とした時代設定を思えば、あまり荒唐無稽にも感じないのが不思議。
ただ剣の凄腕というだけでなく、知恵を使って敵を追い詰めていくという主人公の描き方が良い。
腕っ節だけでなく知恵もたつというのは、のちのジョン・マクレーンにも通ずるようなヒーロー像だ。

要所要所で挿入される豪快なアクション、ハードボイルドな物語(原作がハードボイルドだから当然だが)、黒澤の映像演出もあいまって、
世界にも通用する素晴らしい時代劇になっている。
nakashiさん [映画館(邦画)] 10点(2018-08-18 14:52:58)
9.快作。三船+ハメット(血の収穫)。黒沢プログラムピクチャーでは、最高作。面白い、カッコいい。ファーストシーンの野犬のシーンから、最後まで。
にけさん [映画館(邦画)] 10点(2018-12-25 21:19:10)
8.ネタバレ 「おめえはな、本当の悪じゃねえ。悪に見せるのが好きなだけらしいな」。結局、かけた情けが隙(スキ)になって、反撃を食らってしまうわけです。三十郎は、とことんそういうところのないやつでよかったんじゃないでしょうか。ただ単に無責任な面白がり。そんなロクでなしがやってきて、ロクでもない街を焼け野原にして去っていく。しかし、なぜかそこには秩序がもたらされている。ラストシーン。番太に「クビでもくくりな」っていうシーンがすき。一番ロクでもないのは、この番太だもんね。
なたねさん [DVD(邦画)] 6点(2019-07-28 21:44:07)
7.ネタバレ 「世界のクロサワ」、代表作の一つ。当時の豪華俳優総出演。ヤクザの二大勢力双方から用心棒のお誘いがあり、弱きを援けるため三十郎が大暴れ。殺陣シーンはさすがの迫力ですな。モアイ像みてえな大男がイカつすぎ。
獅子-平常心さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-18 16:55:01)
6.ネタバレ 男たるもの、強くなければ愛する者を守れない、と実感した次第。
それにしても、飛び道具に勝ってしまうのはすごい。
チェブ大王さん [地上波(邦画)] 7点(2020-01-07 20:50:29)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 225人
平均点数 7.97点
000.00%
120.89%
210.44%
310.44%
473.11%
573.11%
62511.11%
73816.89%
84218.67%
94821.33%
105424.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review18人
2 ストーリー評価 8.40点 Review25人
3 鑑賞後の後味 8.88点 Review27人
4 音楽評価 8.34点 Review23人
5 感泣評価 6.27点 Review11人

【アカデミー賞 情報】

1961年 34回
衣装デザイン賞(白黒)村木与四郎候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1961年 19回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

■ ヘルプ