映画『男たちの大和 YAMATO』の口コミ・レビュー

男たちの大和 YAMATO

[オトコタチノヤマト]
Yamato
2005年上映時間:143分
平均点:6.29 / 10(Review 163人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-12-17)
ドラマ戦争もの歴史もの小説の映画化
新規登録(2005-03-27)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督佐藤純彌
助監督原田徹(セカンドユニット監督)
キャスト反町隆史(男優)森脇庄八
中村獅童(男優)内田守
松山ケンイチ(男優)神尾克己(青年期)
仲代達矢(男優)神尾克己(晩年)
鈴木京香(女優)内田真貴子
橋爪遼(男優)児島義晴
渡辺大(男優)伊達俊夫
蒼井優(女優)野崎妙子
寺島しのぶ(女優)文子
奥田瑛二(男優)有賀幸作
井川比佐志(男優)組合長
高畑淳子(女優)玉木ツネ
余貴美子(女優)西サヨ
山田純大(男優)唐木正雄
本田博太郎(男優)古村哲蔵
林隆三(男優)草鹿龍之介
白石加代子(女優)神尾スエ
長嶋一茂(男優)臼淵磐
渡哲也(男優)伊藤整一
高知東生(男優)川添
平山広行(男優)玉木
森宮隆(男優)大森
内野謙太(男優)西哲也
勝野洋(男優)森下信衛
池松壮亮(男優)前園敦
高岡健二(男優)茂木史朗
土平ドンペイ(男優)
谷口高史(男優)
笹木俊志(男優)
春田純一(男優)
峰蘭太郎(男優)
渡辺宜嗣ナレーション
原作辺見じゅん「決定版 男たちの大和(上・下)」(ハルキ文庫刊)/「小説 男たちの大和」(角川春樹事務所刊)
脚本佐藤純彌
野上龍雄(ノンクレジット)
音楽久石譲
石川光(音楽プロデューサー)
角川春樹(音楽総合プロデューサー)
東京フィルハーモニー交響楽団(演奏)
作詞長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
作曲長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
編曲長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
瀬尾一三「CLOSE YOUR EYES」(ストリングスアレンジ)
主題歌長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
撮影阪本善尚
さのてつろう(水中撮影)
江原祥二(セカンドユニット撮影監督)
製作角川春樹
東映(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
角川春樹事務所(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
テレビ朝日(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
朝日放送(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
東映アニメーション(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
朝日新聞社(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
東映ビデオ(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
製作総指揮高岩淡
企画早河洋
坂上順
配給東映
特撮佛田洋(特撮監督)
野口光一〔特撮〕(CGスーパーバイザー)
佐藤敦紀(CGスーパーバイザー)
東映アニメーション(CG)
大屋哲男(コーディネーター)
納富貴久男(機銃発砲)
BIG SHOT(機銃発砲)
久米攻(特殊効果)
ポリゴン・ピクチュアズ(CG)
大澤哲三(大和ミニチュア造型)
三池敏夫(美術)
作画橋爪謙始(絵コンテ)
美術松宮敏之
録音柴崎憲治(音響効果)
その他久石譲(指揮)
テレビ朝日(資料・映像協力)
日本テレビ(資料・映像協力)
NHK(資料・映像協力)
朝日新聞社(資料・映像協力)
遠藤茂行(宣伝総括)
吉田満(参考文献「戦艦大和ノ最期」)
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💬口コミ一覧

163.今の時代、最新の技術を使ってのヤマトの本格的な映画化なんて日本以外絶対に作らないと思う。だから日本が作るしかない。で、出来た。それだけでも評価は高い。しかもすんげー迫力。泣けるし。昔の日本は悪くて、悲惨な戦争はもうゴメン、だから今は昔を反省し続けて平和主義で個人主義でがんばろーってメッセージが入った映画は飽きた。映画の中だけでも、あの時代に生きた日本人たちに優しくなれる、そんな映画がたまにはあってもえーんちゃうって思ってたから、これは、そんな映画だったので、新鮮やったわ。この映画を作った人達がどんな気持ちかなんてわからんけど、俺には靖国に行きたくなる映画でした。もっと昔の日本人たちを肯定しまくった映画がでもよかったかな~。そのほうがもっと目新しい。俺ちょっと右翼的になってもーてる?まー別にえーか。あと死二方用意って言葉が出てくるけど、これは結構グッてきた。人はいつか絶対死ぬ。病気だろうが戦争だろうが死んでしまう。ただ、生きてる時に、死ぬときに、誰にも恥じない生き方を出来たか、その事を考え死んでいける人は幸せだ。俺たちは今の時代でもつねに死二方用意で生きなあかんな~ってふと思った。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2007-04-04 19:53:55)
👍 4
162.このようなことがほんの60年ほど前にあった。
やっぱり戦争はよくないよ。そこには悲しいことしかないじゃないか。
甘口おすぎさん [映画館(邦画)] 10点(2007-01-07 20:35:03)
161.皆さんとほぼ同意見です。CGの出来等を評価すべきでない映画だと思った。
全ての役者さんの言動に重みを感じた。ただ一点だけ…一茂、、、一所懸命さは伝わるが、、、上官として含蓄のある名台詞を言う存在だが、、、ここだけはミスキャストでした。一茂さんは好きなのだが、彼のよさが発揮できる作品ではない。
しむいちさん [映画館(邦画)] 10点(2006-02-20 08:58:30)
160.映画の中で、臼淵大尉による有名な言葉が語られる。「…敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。俺たちはその先導になるんだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか。」

…そう、この映画の大和乗員たちは、宣伝文句にあるような「愛する人を、家族を、友を、祖国を守りたかった」から死地へと赴いたのではなく、あくまで「日本の新生」のために、未来のわれわれに<責任>を果たすために死んでいった。侵略戦争に加担した者の末路でも、戦争という「時代=政治」の犠牲者でもない、彼らは“死んでいくことで<責任>を果たした者たち”に他ならない。「日本の新生」を実現するために、未来のわれわれ(とは、もちろん、私でありあなたのことだ)への<責任>をまっとうするために、彼らは死んでいった。少なくとも脚本・監督の佐藤純彌は、大和の乗員たちをはっきりとそう描いている。だからこそこの映画は、これまでにうんざりするほど創られ続けた被害者意識たっぷりの自己弁護的「反戦」映画とも、過去の戦争を賛美・肯定する「反動」映画とも一線を画する、真に「倫理的」な作品たり得たのだと、ぼくは思っている。

もう一度言おう。これは「戦争」という情況下を人々がどう生き・死んでいったかを描いたものでも、右にしろ左にしろ何やら「思想=政治的」なメッセージを垂れ流す類のものでもない。60年前の人々が未来のわれわれに向けていかに<責任>をまっとうし、それをわれわれがどう受け止めるべきなのかを問いかける、そんな「倫理的」な次元で成立した映画だ。そして佐藤監督は、そういう「責任(レスポンシビリティ)」に対して、この映画を創ることで「応答(レスポンス)」した。そして、彼ら死んでいった者たちが果たした<責任>に、今度はわれわれが、私やあなたがどう「応答」するかを静かに問いかけるのだ。…この映画を見た者は、作品的評価とは関係なくその問いを、今を生きる者としての<責任>を、たとえ意識的であれ無意識的であれ否応なしに引き受けることになる。もちろんそれは戦争の是非ではなく、死んでいった彼らにとっての「未来」を生きるわれわれが、では彼らに対してどんな<責任>を果たし得るのか、と。

…技術的な完成度や、芸術的な価値、娯楽性の優劣などを超えた場所で、ただ「倫理的」な問いだけによって創りあげられたこの映画に、ぼくは深く敬意を表したいと思う。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-19 13:42:04)
👍 5
159.ネタバレ まだ志半ばにして大和と共に沈んでいった少年兵たちの気持ちが痛いほど判る。
今でも海底に眠る大和。大和そのものは風化しても大和の歴史は決して風化しないと思う。
哀しみの王さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-01 19:54:58)
👍 2
158.ネタバレ 泣けました。大和に乗っていたのは15~25才位の少年兵。燃料もなく、飛行機の援護もなく、日本国一億玉砕の為の捨石になれといわれ、死にたくないのに、覚悟をしなければならない辛さ。ほんとに伝わりました。
自分たちは日本の未来のために死んでいった人々がいて、生かされているんだなと思いました。戦闘 沈没シーンはプライベート ライアン タイタニックを超えたと思います。
戦争を知らない若い人にこそ見てほしいですね。あと映画館では60~70才の方が多かったです。
リモさん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-19 19:07:40)
157.登場人物一人一人の気持ちを丁寧に描いてあったので、いろんな人たちに感情移入しまくりで、後半は涙が乾く暇が在りませんでした。それほど期待してなかっただけに嬉しい誤算でした。
MIDさん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-19 01:28:17)
156.ネタバレ ほとんど泣いていた。戦闘の場面は特に、悲しいというより何より、「悔しい!!」という思いでいっぱいになってしまい。悔しい悔しい!!と心で叫びながら拳で自分の足を何度も叩きながら泣いた。惨すぎるアメリカに対して、巨大な喪失に対して。感情移入ができるかどうかなんて、同じ日本人が後にそんな発想をするようになるとは、あの方たちには想像だに出来ないことだっただろう。これは、間違いなく、自分たちのおじいさん、曾おじいさんたちの話です。彼らにもうひとつの労いも感謝も伝えられないなら、せめてそれを踏まえて、この映画に向かうべきだと思います。そして果たしてどう思うかで、彼らの守った未来に、自分がしっかり生きているのかどうか、わかるんではないでしょうか。それと向き合うことはおそらく(私がそうであるように)とても辛いことだけども、その辛さを背負うことは、今より少しはマシになるために必要な傷なのではないか、と感じます。わたしのおじいさんも含め、戦争に行ってくれた全ての人が、例え生きて帰られていたとしても、日本の将来のために一度は命を失う覚悟をしたという点に於いて、その彼らの想像した将来に確実に含まれていた子孫の一人として、尊敬と感謝をしないわけにはいられない。そういう気持ちになりました。この映画にも、感謝を捧げます。
最後に一つ。残酷なまでの戦闘の描写についてですが、わたしはこれでよいと思いました。良い、というのは、「ああ、本当に一人一人が、死んでいったんだな」と思えたからです。もの凄く辛かったけど、それがおそらく意図したところだと思うのです。

airさん [DVD(邦画)] 9点(2008-11-09 22:18:40)
155.ネタバレ 実話を伝えるというわかりやすさから見ても、ほぼ完璧。
YAMATOが凄く大きいというのが伝わらなかったのが残念かな。
冒頭には、大きい!って凄く伝わる撮影方法を取っているけど戦闘シーンでは普通の船でした。
エンターテイメントとしても良いと思うし、家族や愛する人との別れっていうのが凄く巧く描かれていて共感もしやすかった。
Sway N Linさん [DVD(邦画)] 9点(2008-01-12 14:58:54)
154.ネタバレ 久々に邦画で「面白い!」と思った映画だった。ただ、内容から「面白い」と言う表現は適切ではないと思いますが、傑作だと思いました。邦画CG否定派ですが、CG云々よりも、物語がよく出来ていると思い、始めの内は、現代の部分など要らない気持ちででしたが、仲代達也の「なぜ生き残ったのか(生かされたのか)、ようやく解かった」の台詞に感動しました。当時は特攻覚悟の出撃で、生きて帰ってくることは非国民の烙印を押されたのでしょうが、そうじゃない、「生きて帰ってくることも重要な事なのだ」と、また一茂の「負けて気づく、その布石になるのだ」と、今の日本はこのような戦争があったからこそココまで来れたのだろうと痛感した作品でした。
きままな狐さん [DVD(邦画)] 9点(2007-03-04 11:03:50)
👍 2
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153.【男たちの映画】当時の日本男児の生きざまを見せつけられた。
この映画が公開されたのはホリエモンや村上ファンドが台頭し「金が全て」の時代だった。(時代を象徴したホリエモンは逮捕されたが・・・・・・)この世の中を見て「何か違う」と思っていた全ての人たちに『男たちの大和』を見て欲しい。
じゃじゃまるさん [映画館(邦画)] 9点(2006-04-24 16:23:57)
152.自衛隊を軍隊にしようと言っている政治家のみなさん、この映画を観てください。またこんな悲しい戦争を繰り返すつもりですか。どんな大義名分を言っても軍隊をもったら使ってみたくなるんじゃないですか。私の息子たちが兵隊にとられる世の中になっていくのでは・・・など見終わってまじめに考えました。一人でも多くの人に観てもらいたいとおもいました。
さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-07 20:28:00)
151.戦争で敗れたことが無い国には撮れない映画だなぁと思った。
徒然さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-07 18:31:26)
150.男の子の母親としてはもう、涙無しにはいられません。
乗組員はもちろん、女優さんたちも素晴らしかった。
邦画でこれだけの迫力が出せるようになったのも嬉しかった。

反町さんと中村さんの組み合わせも、いつもの邦画と違い新鮮でした。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-23 17:28:51)
👍 2
149.正直、期待はしてませんでした。
中村獅童はともかく、主演が反町ってのが不安だったんですが…いやいや、普通に上手かった。蒼井優も素晴らしかったし、その他の方々もいい仕事してます。
全般的にヒューマンドラマとしてよくできていました。
死地に向かう男たちの迷い、覚悟、意地、誇り…色々な想いを上手く表現してました。
また、それを送り出す女たちの想いも涙を誘います。
「母ちゃんの作った牡丹餅、食べなさいっ!」
ベタな演出かもしれませんが、このシーンはかなりやられました。

そして戦闘シーン…こりゃまた圧巻。「タイタニック」の悲惨バージョンといっても過言ではありません。どんなにやられても、どんなに傷ついても、逃げない、諦めない。
演出が素晴らしかったです。

お金が無くてもいい映画は作れる。
でもお金がないと作れない映画もある。
そんな事を再認識させてくれる1本です。

以下駄文 
死して日本の礎となる、か…もちろん俺も日本に危機がありゃ戦いますぜ。
先輩方の世代が守ったものを、俺らの世代で終わらせちゃ
あの世であなた方に顔向けできませんわ。
日本人の意地、見せてやりますよ。
天国から、あの世から、靖国神社から、応援してくださいね。
では。    

元自衛官より。
ふくちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-22 01:18:32)
👍 2
148.派手で残酷な戦闘シーンといい、いかにも「わかりやすい」テーマ音楽といい、「どうやったらハリウッド大作っぽく見えるか」みたいなバイアスが感じられる面があるのですが、だからと言って、決してそれだけにはとどまらない作品になっていると思います。確かに、人物描写にはやや類型的なところがあるかも知れないけれど、それは決して、単に「この辺で喧嘩の場面を入れておこう」「多少は恋愛なども織り交ぜてみよう」みたいな適当なものでは無くって、この大和を中心とした物語を、ひとつの神話へと導くことに成功していると思います。・・・しかしそれに比べると、「現代」のパートが、イマイチよくわかりませんなあ。鈴木京香はいつ、何歳で養子になり、そしていったい今何歳なのか? 仲代が発作で一度死にかけて見せるのもなんだか蛇足(しかも鈴木京香にサービスされてビンビンになって生き返るというのは、どうも、なあ)。ですが、その辺りは目くじら立てないことにして。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-09-28 22:53:47)
147.ネタバレ 周りの評価をイロイロ聞いた上で鑑賞。面白かったです。キャストも豪華で、中でも反町隆史が好印象。逆に中村獅童はちょっと空回りしてる感じで好きじゃなかったけど、何度か見てるうちにアリかなって思えてきました。軍事評論家や戦争オタク的なツッコミは別として、最後まで入り込める作品。一度は見ても損はないでしょう。
鉄仮面さん [地上波(邦画)] 8点(2009-01-30 03:02:45)
146.とても面白かった。戦闘シーンは迫力あったし、俳優陣は皆好演してました。でも、なんだか後半になるに連れ虚しくなってる自分がいました。私はまだ20代で戦争のせの字も知らないただの一般人。こういう日本の戦争映画を見る度に虚しくなる。今の腐った日本を守るために、戦死していった故人はこの日本を守るために死んでいったのかと。税金を私欲のために使う政治家、自分は理解されないからと無関係の人を殺す異常者、老人から金を巻き上げるクズ、マナーも知識も何もない若者。60年前に戦死した人たちには今の日本を見せたくありません。
ライトニングボルトさん [地上波(邦画)] 8点(2008-12-03 17:47:40)
👍 2
145.ネタバレ 予告を見ただけでストーリーは90%読めちゃっていたし、北京原人の監督というだけあってあまり期待していなかったが、テレビ公開するにあたって「佐藤監督は蒼井優に北京原人的爆裂シーンをさせるつもりなのだろうか」という事が気になり鑑賞。物語のタガがいつ狂いだすのかとヒヤヒヤしながら見ていたが、全く普通の映画で、飛行機が魚雷を落とすアングルや、周りがやられて「うおおおおおお」と機関銃をぶっ放して敵の飛行機が落ちるシーンは「パールハーバー」そのものでした。まあ特に目新しいものもないのに8点なのは、自らの生死に必死に意味を見出そうとする人たちの美しい姿に感動したから。「夜と霧」という本にアウシュヴィッツからようやく生還したのに恋人や家族、自分を迎えてくれる人たちがみんな死んでしまって、「何のために生き残った」と幻滅する人の話があるが、この映画はこの大命題一点に挑戦しているのだと思う。主人公のお母さんの犠牲に救われたのに最後は死んでしまう妙子、その彼女が死ぬ間際に主人公に見せた笑顔、船倉で殴り合う軍人、死んだ息子が作ってくれた田圃、全てのエピソードが船の上の爺さんにのしかかっている。現代の船のシーンは長いと評判は悪いが、僕はあのシーンがなければこれまでのエピソードが「生きることの意味」という一人の老人にのしかかる大命題として昇華されないのではないかと考えている。だがどうしてこの老人が救われたのかはわからない。このあたりは観客に考えてほしい・・・・これが大和からのメッセージでもあり、監督からのメッセージなのかなとも思う。
はち-ご=さん [地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 00:36:17)
144.どうせ邦画だし、大したことないだろう、
ましてこんな平和ボケの時代に作られた戦争物なんて…
みたいな気持ちで見始めたけど、その期待はいい意味で裏切られた。
思っていたほど軽くなく、身なりや口調など時代的なディテールの再現も
言うことはなく、硬派な作りだと思った。薪バスってすごいな。
ただ題材ゆえに、全体に漂う重苦しい雰囲気が、見ていてつらくもあった。
大和の実物大セットは壮観、機銃座とか、砲の装填とか、細かいなぁ。
しかしこんな血だらけの内容とは思わなかった。
機銃掃射や爆弾の攻撃を受けるたび、周囲が血に染まり、
血まみれの無残な死体が横たわる。やり過ぎなんじゃないかと思うくらい。
大和が沈没するまで、ひたすらなぶり殺しにされる様ばかりが描かれるという、
異様にマゾヒスティックな戦争映画に仕上がっている。
米軍機の攻撃はあんなに機銃掃射ばかりだったの?とか
なんでブリッジは最後まで無傷なの?とか疑問も浮かんだけど。
あとはほとんど時間稼ぎのように長い現代の後日談のシーンとか、
短めにまとまっていれば、もっとよかったような。
さん [地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 00:25:44)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 163人
平均点数 6.29点
000.00%
142.45%
253.07%
342.45%
484.91%
52515.34%
63420.86%
74728.83%
82112.88%
984.91%
1074.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.23点 Review21人
2 ストーリー評価 6.16点 Review30人
3 鑑賞後の後味 6.59点 Review32人
4 音楽評価 6.00点 Review28人
5 感泣評価 6.93点 Review31人

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