映画『親切なクムジャさん』の口コミ・レビュー

親切なクムジャさん

[シンセツナクムジャサン]
Sympathy for Lady Vengeance
2005年上映時間:112分
平均点:5.71 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-11-12)
ドラマサスペンスコメディ
新規登録(2005-06-27)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2024-10-22)【イニシャルK】さん
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監督パク・チャヌク
キャストイ・ヨンエ(女優)クムジャさん
チェ・ミンシク(男優)ペク先生
オ・ダルス(男優)チャン
コ・スヒ(女優)魔女 受刑者
キム・シフ(男優)クンシク
オ・グァンノク(男優)セヒョンの父
ソン・ガンホ(男優)
ユ・ジテ(男優)
カン・ヘジョン(女優)
シン・ハギュン(男優)
岡寛恵クムジャさん(日本語吹き替え版)
磯部勉ペク先生(日本語吹き替え版)
石田彰クンシク(日本語吹き替え版)
堀内賢雄チャン(日本語吹き替え版)
くじら【声優】魔女 受刑者(日本語吹き替え版)
石井隆夫セヒョンの父(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
渡辺美佐〔声優〕(日本語吹き替え版)
中田和宏(日本語吹き替え版)
佐々木敏(日本語吹き替え版)
桐本琢也(日本語吹き替え版)
高島雅羅ナレーション(日本語吹き替え版)
脚本パク・チャヌク
音楽チョ・ヨンウク
撮影チョン・ジョンフン
配給東芝エンタテインメント
日本語翻訳根本理恵
あらすじ
ある事件で服役したクムジャさん。模範囚でとっても親切。でも、クムジャさんのもうひとつの顔は魔女。そして、13年後に出所したクムジャさんは魔女になる。 コミカルな中にもスプラッター色が漲る異色の作品。
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💬口コミ一覧

62.結構分かり易い内容だと思う。
グダグダした感じはなく、物語は淡々と進む。
この映画の最大のテーマは「復讐」。
「復讐」の方法が結構見事なので、観ていて面白い。
また、主人公以外の登場人物もどれもかなり個性的だが、
不思議と主人公のクムジャの邪魔をせず、むしろ主人公を引き立てているので驚いた。
人によってはショックを受ける描写もあるが、概ね面白い作品だと考えている。

功聖良さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-03 22:21:19)
61.ネタバレ 復讐は意味がない、もしくは、むなしいものだ、という前二作とは明らかに違っている。この物語は、「刑務所から出所したよ、じゃあいつ復讐するの?今でしょ!」という唐突感と違和感とが入り乱れている。しかし違和感を感じるが、共感も感じられる。しかも激しい共感である。新聞を読んでいると、他人事なのに、殺意が芽生える犯罪者が多いと思いませんか?「コロセバいいんだよ」と何度も心の中でつぶやいてしまう。残虐な少年たちが、毎回笑いながら弱者をいじめて殺す記事を読んで、この人はいつかは更生できるかもしれないと思ったことは生まれたから一度もありません。むしろ更正するような人間になってほしくない。更生するな。悪人は決して善人になるな。この世から消滅しやがれ。クソガキが無免許で高級車を運転して子供を3人ひき殺した─。「ワザトジャナイヨ。」「前途ある若者ダヨ?」ふざけろよ。なんで死刑にするのに何十年もかかるのだ?いや、死刑になるならまだマシだ。1人殺したら懲役20年。2人殺したら無期懲役、3人殺したらやっと死刑だ。冗談じゃない。クソ食らえだ。だから世の中には親切なクムジャさんが必要なのだ。クムジャさんはなぜ憎しみを持続できるのだろうか?いや、私も持続できるぞ。私は憎くて、憎くて、たまらない。私は憎しみの王様だ。こんな私も子供時代は違った。しかし人を憎む感情は、他人から植え付けられたものだと思う。レミゼラブルのジャンバルジャンと同じだよ。善人は悪人から憎しみを伝染させられるのだよ。私はもうこの憎しみを抑えきれない。クムジャさん、あなたは本当に親切だ。私はこんな映画が観たかったんだ。見終えても心は綺麗にはなりません。問題は何も解決しません。しかし、あいつがくたばったとき、自然と拍手していた。もうこうなったら善も悪もクソも関係ない。何よりも評価したいのは、彼女に因果応報の罰を与えなかったことである。彼女は絶対に許されるべきだ。クムジャさん、あなたは私にとっても親切な人でした。

花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-17 21:32:41)
60.濃密な映像。独特のリズム。笑いとスリルのバランスは上々。これだけ緻密な映画もそうはない。
SUMさん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-22 20:36:05)
59.ネタバレ 復讐三部作の完結編、という感じで子供の誘拐、腎移植、犬になる等、キャストまで含めて前2作からの引用、パロディが満載。そう言った意味ではこれ単体ではなく、通して見た方が楽しめると思います。復讐心の生み出す悲劇や虚しさを描いてきたこれまでの作品から、この映画は更に俯瞰して、それでも汚れてしまう事を選ばざるを得ない人々の、滑稽で哀しく切ない物語になっていました。無垢でいられる事の難しさ、エゴや弱さを嘆きつつも神の視点まで高めて肯定する、この監督の頂点に至る作品だったと思います。更に凝ったカメラワークや技法は、もはや匠の技。ちょっとブラックな笑いを挿入する部分まで含めて、私には心地良く、こんな題材であるにも関わらず、見ていて不思議に癒される映画でした。イ・ヨンエさんの一筋縄ではいかない揺らぎの演技が作品に大きく貢献していたと思います。重ねて書きますが、「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」を順に見た上で「親切なクムジャさん」で1セットとして完結する感じがして、なので評価は前2作の存在を前提とした上での点数です。
あにやん‍🌈さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-06 01:59:53)
58.ネタバレ 「オールド・ボーイ」をカンヌで絶賛したタランティーノ監督に対し、パク・チャヌク監督が「キル・ビル」の返歌として送ったような映画。白と黒と赤で作られた世界の中で、天使のような優しさと悪魔的な残忍さを十二分に見せ付けるクムジャさん、様々なシーンで見せる彼女の複雑に感情の入り混じった涙と表情がスゴイです。コミカルさやブラックな笑いを練りこみ、法の裁きか?己の法か?クムジャさんが先生となりぺク先生を生徒の親たちにによって教室で裁くなんてのは最高にブラック。ただ今までの二作品に比べ胸につかえた澱がとれるような爽快感はない。多くの人間によって罪人を裁く事が一人の罪が薄くなる訳でもなく、復讐を成し遂げたところで彼女は他の親と違い、生きている子供の存在が母として罪に苦悩させ、魂の浄化を求めさせる。韓流、チャングム効果でしょうか、中年女性が大勢観にきていたが、皆一様に沈鬱な表情をしていた。母であろう彼女達にはこの映画は私以上に重いことでしょう。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-02 11:36:55)
👍 1
57.この映画、何度か見た方がいいかもしれないと思った。
なんかいっぱいメッセージが隠されているような気がしてならない。この監督、かなりいろんなものを仕込んでいるような気がする。一見単純なストーリーのように見えるが、いえいえどうして。したたかだ。それにしてもイ・ヨンエの演技。「オールドボーイ」のチェ・ミンシクの時も感じたけれど、日本の俳優で演じるとしたら、果たして誰ができるだろうと思った。「復讐は終わっても、魂は救済されない」3部作のエンディングにふさわしい言葉だ。
SHUさん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-14 20:10:06)
56.親切な~は復讐劇第三部との事でしたが、ストーリーが複雑に絡み合っていて
少し見辛い感じがありましたが内容は理解できました。もう少し分かり易くしても
いいと思う。肝心の復讐ですが、他の二編よりもグロさが割と少なかったので
誰でも見やすかったのでは?内容は実に面白かった。
さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-30 21:52:07)
55.ネタバレ ファンにはなじみ深い面々がずらりと揃うのも嬉しい。以外と評価が低いのでちょっと驚きですが、女性の目から見ると「オールド・ボーイ」に並ぶ高評価をつけたい作品でした。学校での遺族たちの復讐~後始末までがよい。首に刺さったハサミとおばあさん、血でよごれたビニールシートをみんなできちんと几帳面に畳んで、教室を掃除して・・・という淡々とした作業のシーンはある意味非常に美しい場面だったと思います。 賛否両論、あってよし!
longsleeper21さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-29 12:22:49)
54.ネタバレ どのカットも美しく、クムジャさんの美貌も相まって、観てられるなぁって映画でした。
復讐のお膳立てに13年。
最後の私刑に持ち込んだのはお見事でした。
得てして司法に委ねる、なんてなりがちですからね。


あと超短編でいいから、クソブタ魔女が主演の復讐スピンオフが観たくなった。
きっとオールドボーイよりエグくなりそう(笑)
ろにまささん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-14 02:34:23)
53.ネタバレ 優雅な語り口は良く、イ・ヨンエの妖絶な好演は悪くないが、やはり物足りない。主人公が女性なのか、はたまたオリジナル脚本の限界なのか、前2作に比べて平坦で中途半端な印象。『オールド・ボーイ』以上に寓意的で(つまり曖昧)、復讐の衝撃と濃度が薄く感じた。それでも、やり口はえげつなく、仇を被害者遺族にやらせるというブラックユーモアの極み。そんなコミカルな演出の多さから、陰惨さの強い3部作の中では一番見易かったかと。3部作を綺麗に締める、静かで美しいラストショットは素晴らしい。救われるか虚しいかどうかは別として、肯定も否定もしないスタンスで"復讐"そのものにテーマを絞ったのは完結編らしい着地点。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-25 20:19:35)
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52.はさみのアップで落涙 
クムジャさんに感謝 
海之松さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-10 18:14:54)
51.ネタバレ ひとつの映画としてより、復讐3部作のひとつとして観賞した方がより楽しめる部分もあるが、逆に前作の「オールド・ボーイ」があまりに傑作だったため、どうしてもそれと比べてしまう。
決して悪い作品ではなく、独特の陰湿な雰囲気、タチの悪いジョークもあり、充分楽しめるのだが。。

決して分かりにくい難解な映画ではない。

悪役(チェ・ミンシク)の出番を少なくしていたのは意図的な演出なのだろうが、彼の演技の素晴らしさを考えると、もう少し彼が出演するシーンが多い方が緊迫感溢れる映画になったのではないだろうか。

イ・ヨンエの演技は素晴らしく、クムジャの精神の壊れぶり、悲しみが伝わってきた。
ペクを埋め復讐を達成した後に見せる、苦しいような悲しいような笑顔。この映画全てを象徴するような素晴らしいシーンではないだろうか。
クムジャが犬の彼を引きずる夢のシーンもとても印象的。

パク・チャヌク色はバッチリ出ている。しかし、映画の面白さは期待を上回るものではなかった。
おーるさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-30 23:01:31)
50.ネタバレ キリストもびっくり、天使のような親切を『武器』に他人を操ってしまう聖女とも、悪女とも見える、実は直感的で本心に忠実なだけの女のユニークな復讐劇。このストーリーの面白さは、現場検証で結び目の形に凝ったり、釈放されて指を切ったり、銃の装飾に凝ったりの天然直観型の主人公のユニークさにある。唯一の武器の『親切』で復讐の手がかりとなる人脈を組織し、自らの手ではできない復讐も、被害者家族への『親切』で果たしてしまうという、定型を超えた手段のユニークさにあると思う。ところが犯人を拘束してから主人公は脇にまわり、群集による残酷コメディ劇に変貌し、それが妙に長いぐだぐだの展開で主題を拡散させてしまったと思う。命には命をもって償うべき犯人の殺害主導に必要以上に凹ませたのは、前半女ボスを明るく毒殺した彼女の性格描写と整合しない、偽善的でメロドラマ的なものだ。復讐後に主人公が泣く描写を強く要求したイ・ヨンエ(コメンタリーによる)は、分かりやすく定型的な善人描写に固執することで物語の主題を拡散させてしまったと思う。 主人公の道徳観は内心のもので世間の掟から自由だから魅力があったはずだ。復讐を果たした後のケーキパーティも、求心力がなく無駄に長いが、これもイ・ヨンエと凄惨な復讐劇との関係の中和が目的ではないかと妄想した。
しかし清純派大スター(俳優でなく)としての大きな制約があったとはいえ、彼女が演じることで、主人公に説得力も魅力も面白さも出てきたのは間違いない。
マンフロントさん [DVD(吹替)] 7点(2007-04-28 15:38:36)
49.殺したいくらい憎い相手に復讐しても心の空洞は埋まらないし、取り返しのつかないひどい目に遭わせてしまった相手にどんなに許しを請うても、ほんとの心の平穏は得られない。クムジャは一生このふたつを背負っていかなければなりません。この映画にはいろいろな見方があると思いますが、小さい子のいる私(しかもお腹にもう一人います)には泣けました。イ・ヨンエはチャングムのときとは全然別人です。
きょうかさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-05 13:53:23)
48.『ラストプレゼント』を見て以来、イ・ヨンエさんのファンとなり、期待して見てみました。ただ新作紹介で見る限りでは、とろーいストーリーで、また意味がよくわからない感じなんだろうなーって思ってたんですけど、それは裏切られました。ストーリーはおもしろく、復讐の作戦が手がこんでて、驚かされました。ただちょっとラストが気持ち悪かったです… 『レイクサイドマーダーケース』よりはおもしろかったです。
makoさん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-06 22:33:39)
47.監督はあの『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督です。前作でも「あれ?」って思うところがありましたが今作でもありますよね。「いくらなんでもそんな行き当たりばったりの復讐ってないだろう!もっと完璧にやれよ!!」みたいな。『オールド・ボーイ』ではガッツリ凹んだ人が続出したようでしたが、僕はあんまりダメージがなかったので今回も全然でした。前回のどんでん返しは予測できましたが、今回のそれはスンゴイ方向へ行ってしまったので、その部分が賛否分かれるところかもしれませんね…と、文句をタラタラ書いてみましたが、韓国映画のエネルギーは感じ取ることができます。日本でメジャー監督がこれをやるっていったら配給会社は確実にしり込みするでしょう。本当はじっくり観ると残虐性の内面には人間の「恨(ハン)」というどろどろした物語や、心の中で溶けていく「恨(ハン)」も丁寧に描かれていて監督の業の深さを知ることができるんだけどなぁ。そういう映画って少ないですから。日本映画ではメジャーになればなるほど万人に媚びないといけません(『TAKESHI'S』なんてどう考えてもマイナー作品扱い)。毒のあるものや「ハズレ」を作ることは許されない雰囲気があるからです。それでもカンヌ(ベネチアだっけ?)でグランプリを取ってしまう監督が、それを実践できる韓国映画社会の懐の深さを感じることができました。娯楽作品もいいけど「日本映画頑張れ!!!」のエールを強く思いましたよ。
ひろすけさん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-11 15:53:31)
46.「スゴ~イ」と思わせたいなら、その思惑は概ね成功している。
画を見せたいとの思惑なら、それもそれで成功している。
ただの復讐ものなら、モンテ・クリスト伯でいい気もする。
何らかのコンセプトなり世界観なりがあってやっていることなら(私にはそれが何かわからなかったが)、ヨンエを使わないほうがよかったのではないか。
クムジャ鉄砲欲しいぞ。
azuncha03さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-04 17:27:54)
45.クムジャさんは復讐をしても救われないけれど、彼女が一人ぽっちじゃなくてよかった。
parabenさん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-26 23:08:38)
44.クムジャさんは本当に親切ですね。
たまさん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-26 13:41:34)
43.ネタバレ 刑務所であんなに親切にしなくても復讐はできただろうになあと。
ただ、自分の怒りを持続させるために敢えて用意周到に13年間という長い年月をひたすら心を殺して親切に振舞ったのかもしれないなあ。
しかし連続殺人犯だとわかったのは復讐を果たす直前で、いきなりの相当なプラン変更。これは邦画ではできない筋立てだよなあ。
制裁を加えた後、穏やかにケーキなんか食えるもんかねとそこはちょっと疑問だが、余計に人間が恐ろしくなる見事な演出かも。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 6点(2025-01-05 10:22:19)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 5.71点
023.23%
100.00%
211.61%
334.84%
4914.52%
5812.90%
62032.26%
71117.74%
823.23%
969.68%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review11人
2 ストーリー評価 6.91点 Review12人
3 鑑賞後の後味 5.83点 Review12人
4 音楽評価 7.40点 Review10人
5 感泣評価 5.75点 Review8人

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