映画『荒野の用心棒』の口コミ・レビュー(2ページ目)

荒野の用心棒

[コウヤノヨウジンボウ]
A Fistful Of Dollars
(Per un pugno di dollari)
1964年上映時間:96分
平均点:6.63 / 10(Review 97人) (点数分布表示)
アクションドラマウエスタン
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督セルジオ・レオーネ(ボブ・ロバートソン名義)
助監督トニーノ・ヴァレリー(ノンクレジット)
演出ベニート・ステファネッリ(スタント・コーディネーター)
キャストクリント・イーストウッド(男優)ジョー
ジャン・マリア・ヴォロンテ(男優)ラモン・ロホ(ジョニー・ウェルズ名義)
マリアンネ・コッホ(女優)マリソル
ホセ・カルヴォ〔1916年生〕(男優)カルロス
マルガリータ・ロサーノ(女優)コンスエラ・バクスター
ダニエル・マーティン〔1935年生〕(男優)ジュリアン
ベニート・ステファネッリ(男優)ルビオ(ベニー・リーヴス名義)
マリオ・ブレガ(男優)チコ(リチャード・ストイフェサント名義)
アルド・サンブレル(男優)ロホ兄弟の手下
ノッシャー・パウエル(男優)カウボーイ(ノンクレジット)
ハリー・ディーン・スタントン(男優)(アメリカテレビ放送版追加撮影分のみ)(ノンクレジット)
エンリコ・マリア・サレルノジョー(イタリア語吹き替え版)
山田康雄ジョー(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1976年TBS】)
多田野曜平ジョー(日本語吹き替え版追加録音【完声版】)
内海賢二ラモン・ロホ(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1976年TBS】)
屋良有作ラモン・ロホ(日本語吹き替え版追加録音【完声版】)
富田耕生カルロス(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
羽佐間道夫エステバン・ロホ(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
島宇志夫ジョン・バクスター(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
清川元夢ピリペロ(棺桶屋)(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
弥永和子マリソル(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
加藤精三ドン・ミゲル・ロホ(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
藤本譲チコ(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
石森達幸アントニオ・バクスター(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
飯塚昭三ルビオ(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日/1971年テレビ朝日】)
峰恵研(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
水鳥鉄夫(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
向殿あさみ(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
長堀芳夫(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
笹岡繁蔵(日本語吹き替え版【1979年テレビ朝日】)
納谷悟朗ジョー(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
小林清志ラモン・ロホ(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
槐柳二ピリペロ(棺桶屋)(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
渡辺典子【声優】マリソル(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
雨森雅司チコ(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
相模太郎フアン・テディオス(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
田中信夫ルビオ(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
たてかべ和也(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
渡部猛(日本語吹き替え版【1971年テレビ朝日】)
夏八木勲ジョー(日本語吹き替え版【1974年TBS】)
内田良平ラモン・ロホ(日本語吹き替え版【1974年TBS】)
加藤治エステバン・ロホ(日本語吹き替え版【1974年TBS】)
細井重之チコ(日本語吹き替え版【1974年TBS】)
広瀬正志ルビオ(日本語吹き替え版【1974年TBS】)
田中和実アントニオ・バクスター(日本語吹き替え版【1974年TBS】)
田中康郎エステバン・ロホ(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
仁内建之ジョン・バクスター(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
今西正男カルロス(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
野本礼三ピリペロ(棺桶屋)(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
沢田敏子ドナ・コンスエラ・バクスター(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
塩沢兼人アントニオ・バクスター(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
兼本新吾チコ(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
沢りつおフアン・テディオス(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
稲葉実ルビオ(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
峰あつ子(日本語吹き替え版【1976年TBS】)
原作セルジオ・レオーネ(原案)
菊島隆三(ノンクレジット)
黒澤明(ノンクレジット)
脚本セルジオ・レオーネ(ボブ・ロバートソン名義)
フェルナンド・ディ・レオ(ノンクレジット)
クリント・イーストウッド(ノンクレジット)
ドゥチオ・テッサリ(ノンクレジット)
トニーノ・ヴァレリー(ノンクレジット)
音楽エンニオ・モリコーネ(ダン・サヴィオ名義)
撮影マッシモ・ダラマーノ(ジャック・ダルマース名義)
ステルヴィオ・マッシ(カメラオペレーター)
配給東宝東和
美術カルロ・シーミ(チャールズ・シモンス名義)
衣装カルロ・シーミ(チャールズ・シモンス名義)
日本語翻訳税田春介(日本語吹き替え版【DVD・BD追加録音】)
スタントベニート・ステファネッリ
ノッシャー・パウエル(ノンクレジット)
その他エンニオ・モリコーネ(指揮)
アレッサンドロ・アレッサンドローニ(口笛)(ノンクレジット)
あらすじ
流れ者のジョーはある町にやってきた。そこでは保安官のバクスター一家と、町の有力者ロホス一家が対立をしていた。酒場のオヤジから話を聞き、ジョーは町から悪党を一掃することを思いつく。しかしそこには、ロホス一家いちばんの、名うてのライフルの使い手ラモンが立ちふさがる。対立する二大勢力を利用して、ジョーはたったひとりで町を浄化することはできるのか? ご存じマカロニウェスタンの傑作です。
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💬口コミ一覧

77.「用心棒」の方も観たけど、これはこれで良く出来た作品だと思う。大体映画に於いて、パクリ・引用・換骨奪胎は手法の一つだし(後は出来が良いか悪いかの問題だと思う)、黒澤自身、フォードの西部劇やシェイクスピアを引用したり翻案したりしている。もっと言えば、例えば和歌の世界にだって「本歌取り(昔の名歌の一部を引用し、さらに自分の解釈を加える手法)」というのがある。確かに著作権云々の点は倫理的には問題があるかもしれない。んでも映画って、確かに「芸術」にもなり得るものではあるけれど、一方でウサン臭さ、いかがわしさ、下世話さ、そしてしたたかさ(これをひとまとめにして「人間臭さ」と言い換えても良いのだけれど)もその魅力の一つだと思う。例えるなら、空き地に捨てられているエロ本が想像力を掻き立て、不思議な魅力を放っているような(・・・いや、この例えはチト違うな)。ということで、マカロニウェスタン(←これも、そもそもアメリカの映画会社がイタリアで撮影してる間に倒産してしまって、食いっぱぐれそうになったスタッフが現地の人間と組んで西部劇を撮ったのが始まり、と聞いている)の代表作である本作は、粗野で荒削りだけど人間臭さに溢れた、魅力的な作品に仕上がっていると思う。特に中盤で、二組の母と息子の絆が浮き彫りになるシーンと、ラストのケレンミのある対決シーン(心臓以外の所を狙われたらどーすんの?とかいう野暮はナシよん)が印象的。まだ駆け出しだった頃のエンニオ・モリコーネの音楽もかっちょ良い。それにしても、この頃からイーストウッドはイーストウッドだったんだな、当たり前だけど。
ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-18 17:25:04)
👍 2
76.マカロニウエスタンは初めて見たけど、「おお、かっこいいぜ!」その一言が最初に口をついてでた。とくにクライマックスの緊張感はハンパじゃないです。続編のようで続編じゃない「続・荒野の用心棒」も観てみたくなったけど、近くのビデオ屋にないのが悲しい。
シェリー・ジェリーさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-09 13:50:32)
75.権利がどうのこうの言ってるけどさりげなくDVDの権利は黒澤プロが持ってるんやね。イーストウッドの顔がやけに渋い上にメチャ早な射撃。くぅ~たまんね~。マリソルらがその後国境を越えられたのかが気になるところですが。
M・R・サイケデリコンさん 8点(2004-12-02 23:01:25)
74.お恥ずかしいけども「用心棒」はまだ見たことない。そんでもって話も何も全てが新鮮だったわけだ。が、ともかくも主人公の邪悪ぶり(!)に驚いたよ~あんた、なんだかんだでやりたい放題ですな。かっこええ☆しかし悪役はそれをはるかに上回る邪悪さ!!人殺しすぎ!これもまたかっこいい(おい)西部劇でも正義のヒーローがいないもんもあるのね・・・いや、西部劇初心者なもんで。それと、「真昼の決闘」でも思ったけど、西部劇の主人公は傷が多くなればなるほど色気が増すような気がする。きっとそういう男しか主役に選ばれないのだろう・・・。だから、リンチシーンはファンサービスなのだと思う。
かなかなしぐれさん 8点(2004-03-01 19:03:42)
😂 1
73.面白かったよ。盗作だろうと何だろうと別に面白ければそれでいい。音楽も良かった~かっこいいんだ。全くどの辺が用心棒なのかわからないけどイーストウッドの行動が読めなくてイケてた。あと、ルパンの声ってのも面白かったね~。
taronさん 8点(2004-02-14 17:33:56)
72.西部劇ってのはあまり好きではないんですが、イーストウッドは好きだし、この荒野の用心棒は中でもすごくいい。ほんとにかっこいいよね~。心の底からしびれます。
fujicoさん 8点(2003-10-27 08:35:40)
71.イーストウッドのカッコ良さにシビレた。あのアイテムは隠し味。
ロカホリさん 8点(2003-10-26 17:24:31)
70.三船の設定がイーストウッドに変わっただけではあるのだが、舞台や背景など元がある分「用心棒」より上の出来だと思っている。そりゃ、「用心棒」を観てから作れば悪いところは全部良くするだけなんだからあたりまえか(笑)とっても観やすいところも売りの一つでしょう、やはり西部劇は単純に楽しめるところがポイントですね。
恥部@研さん 8点(2002-12-13 15:04:09)
69.やっぱり、「用心棒」と比較してしまうんですよね。イーストウッドのかっこよさと三船のかっこよさは別物、とわかっていても、どうしても比較になってしまう。あたしはどっちも好きなんですよ。ただ、今見返すと黒澤の方があたしは好きですね。テンポのよさは「荒野の用心棒」、立ち回りの面白さは「用心棒」なんですよ。単純にガン・アクションと剣さばきの差でしか無いですけど、あたしの場合は三船の大きな動きこそがやっぱり魅力なんだなぁ。そうそう、盗作と言っている方居ますけど、これたしか黒澤に了承得てるんじゃなかったでしたっけ?
奥州亭三景さん 8点(2002-11-03 19:21:35)
68.「盗作」とよく騒がれるが、それにしては出来があまりにいい。本家もいいが、こっちは西部劇に仕上げたため、また別の魅力がある。ラストマン・スタンディングなど話にならん。
太陽スミスさん 8点(2002-03-07 21:18:51)
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67.マカロニ・ウエスタンの代表作。クリント・イーストウッドの出世作でもある。いわゆる西部劇とはちょっと趣の異なったマカロニ。私はこれを見てからマカロニの虜に。
バレさん 8点(2001-08-28 16:32:31)
66.ラストマン・スタンディングよりずっと面白いぞ.用心棒よりもずっと面白い、というのはまずいかな。
ちょうじさん 8点(2001-07-12 01:59:21)
65.齢80を超えて名作に出続けるイーストウッドの若い頃を堪能できる映画。
三船敏郎の用心棒はにかなうべくもないがそれなりに楽しめる作品。
おさむさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-21 21:55:18)
64.ネタバレ 私は勝手にリメイクだと思ってたのですが、実はパクリだったのですか?なんとまあ。
イーストウッド、レオーネ、モリコーネの出世作とのことで、彼らが本作によって
一躍世に躍り出たんだと思うと、とても有意義な作品ですね。
用心棒の三船敏郎は常に爪楊枝みたいなもんを加えてたのが印象的だったが、
イーストウッドは常にタバコをふかしていて、ポンチョ姿のシルエットもなんだか似ておりましたね。
主人公はあまりに寡黙なので、フラッときた彼がなぜそこまで肩入れするのかというところに
謎を感じたりもしますが、まぁ正義感があるってことでいいのかな。
酒屋のおっちゃんが拷問されてるところに轟音と砂煙。そこから現れるジョーの姿。
このシーンが素晴らしく格好いいです。その後も、ローアングル視点や主観視点など、
西部劇としては意欲的に思うシーンもあり、そこにモリコーネの印象的なメロディが流れる。
よく出来ておりましたね。
あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-07 17:48:59)
63.ネタバレ オープニングで流れている曲を聞いて「ああ、この作品のサントラだったんだ」と、いきなりスッキリさせて貰えました。
エンリコ・モリコーネのメロディーラインや編曲は全編を通して素晴らしく、音楽で作品に別の表情を付けていたと言える程の印象でした。

訴えた側が勝訴した結果に何の疑問も抱かないくらい忠実に話の内容は似ていますし、何箇所かはそっくり過ぎて逆にクロサワへの敬意の表れでは無いかと思ってしまう程でしたが、『用心棒』では、ほぼ全てのカットが伏線や何らかの意味を持たせていたり、映像的にもパンフォーカス等を多用して拘っていたのに対して、本作はそこ迄作り込んではいない為に結果として見易いものになっていたと思います。

しかし、登場人物達の設定や彼等の関係性が作品の中で上手に説明されていなかったように感じました。
特に主人公は三十郎の方の人格を複雑なものにして彼に深みを出していたのに対して、本作の主人公ジョーのそれを解らせるようなシーンがあまり無いままに本家の奇抜な行動をなぞっているのでジョーの行動原理が掴めず底の浅い印象になってしまい、この差がそのままそれぞれの作品自体の差になってしまったように思います。

既存のウエスタンの様式美を半壊させるような演出や幾何学模様を配したポンチョを羽織ってサラブレッドでなく敢えて寸胴のラバに主人公を宛がう少しおかしなセンス等は見ていて非常に惹き付けられる所が有りますし、盗作と解っていてもオツリが来るくらい楽しめました。
しってるねこのちさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-08 17:02:21)
62.ネタバレ セルジオ・レオーネの映画は長尺というイメージがあるが、この映画は例外的にふつうの尺に収まっています。もっとも本作以降の彼の作品で2時間未満の上映時間は皆無ですけど。 ほんと良くここまでと感心するぐらい黒澤の『用心棒』をパクってますねえ。もっとも私らの世代では、『用心棒』より先にTVで本作を観たという人の方が多いことでしょう。でも『用心棒』自体がウェスタンを意識したプロットだったから、見事にレオーネは換骨奪胎して見せたわけです。 とにかく若くて渋いイーストウッドを愛で、モリコーネの口笛のメロディーに酔いしれるのが正解でしょう。ラストの鉄板を腹に仕込んでのガンファイト(これはイーストウッドがアイデアを出したそうです)は今観ればなんかバカバカしくて、素朴に子供のころはなんで頭を撃たないんだろうと不思議でした。西部劇で頭や顔を撃っちゃいけないという規制があったことは後に知りましたが、マカロニ・ウェスタンも初期の頃はそんな不自然なルールを踏襲してたんでしょうかね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-01 00:18:37)
61.こちらはこちらで面白いです。イーストウッドの出世作というだけでも価値がありますしね。
カニばさみさん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-21 11:20:26)
60."無断"リメイクだというのに、かなり忠実に作ってあるので、ストーリー的には安心。イーストウッド演じるジョーも良かったと思うが、ラモンは少々物足りないかな。「用心棒」の卯之助は刀の時代にピストルを持っていて、悪党の中でも際立った存在になっていたが、ラモンはどうも特別な感じがしなかった。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-25 18:48:15)
59.ネタバレ セルジオ・レオーネとクリント・イーストウッドによる“ドル箱三部作”の一作目。内容は黒澤明の『用心棒』ソックリそのまま。『用心棒』が面白いんだから設定、シナリオそのままの本作もどうしたってかなりの面白さになる。イーストウッドはメチャクチャかっこいいし、ラストの拳銃vsライフル対決も伏線の張り方も含めてなかなかいい。それでも『用心棒』には劣っちゃうかな~、と思うのはユーモアが欠けているから。三船敏郎のどこか可愛らしい感じがあってこそ、おじいちゃんがあそこまで味方してくれる事にも説得力があるわけだし、キャラクター的にもかっこいい一辺倒じゃない魅力が生まれるのに。
とは言え、レオーネは本作でもそんな細かい事をすっ飛ばすくらいかっこいいショットを見せてくれる。ラストの決闘のシーンだ。せっかく棺桶屋のじいちゃんがくれたダイナマイトを無意味にドカーン!と爆破する。そんなに出ないだろってくらい煙の中からイーストウッドが現れるあの瞬間。ふわ~っと風に流されていく煙の動きが素晴らし過ぎるのだ。堪らない! あとエンニオ・モリコーネもこの頃から既に素晴らしかったねえ。
Sgt.Angelさん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-03 00:47:41)
58.ネタバレ (黒澤『用心棒』の内容に触れますので、未見の方はご注意ください)黒澤版の脚本を忠実に擦っている本作。ソックリと言うより、まんまです。だのに満足度に大分差がある。何故か。それは“余白の有無”だと思いました。オリジナルには程よい遊びがあった。例えば丑寅の存在。親分の弟で腕っ節は強いが少々足りない憎めない男。彼のおかげで随分なごめました。主人公のキャラクターもそう。三十郎の魅力は「凄腕」と「頭の切れ」だけではありません。豪胆さの中に垣間見える茶目っ気を忘れてはいけない。こっちが心配になってしまう程のいい加減さ。その余裕が観客に安心感を与えています。リラックスした「緩」があってこそ、シビれる銃撃戦の「急」が際立つのだと思います。そういう意味で、本作は真面目過ぎたと思いました。酒場の親父と主人公の繋がりは物語のキモ。どうして親父は拷問を受けてなお、主人公の居所を喋らなかったのか。その想いが観客に届かなければ、主人公の最後の戦いの意味がぼやけてしまいます。オリジナルに在った“親父の満面の笑み”を描かないのは解せません。真似るなら、徹底して良い所を取り入れればいいと思います。以上、少々厳しい言い方をしましたが、本作がダメな訳ではありません。本作は本作で及第点以上の作品。ラストの対決の緊張感たるや素晴らしかった。主人公の計画は単純です。でも鋭い観察力と判断力、そして勇気なくしては成立しなかった。“奴は心臓以外を狙わない”という伏線の張り方など、丁寧な仕事ぶりが光ります。オリジナルに沿っていない部分の方がむしろ出来がいいです。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-15 19:49:23)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 97人
平均点数 6.63点
000.00%
111.03%
200.00%
333.09%
444.12%
51313.40%
62323.71%
72121.65%
82121.65%
91111.34%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review4人
2 ストーリー評価 7.00点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.28点 Review7人
4 音楽評価 8.00点 Review9人
5 感泣評価 4.33点 Review3人

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