映画『単騎、千里を走る。』の口コミ・レビュー

単騎、千里を走る。

[タンキセンリヲハシル]
Riding Alone/Riding Alone for Thousands of Miles[米]
(千里走単騎/Qian li zou dan qi)
2005年上映時間:108分
平均点:6.66 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-01-28)
ドラマロードムービー
新規登録(2006-02-10)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2020-09-28)【イニシャルK】さん
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監督チャン・イーモウ
降旗康男(日本編監督)
キャスト高倉健(男優)高田剛一
寺島しのぶ(女優)高田理恵
中本賢(男優)
中井貴一高田健一
原作チャン・イーモウ(原案)
ワン・ビン[脚本](原案)
撮影チャオ・シャオティン
木村大作(日本編)
山田康介(日本編撮影助手)
製作チャン・イーモウ
ビル・コン
東宝映画(日本編製作協力)
配給東宝
美術若松孝市(日本編)
編集川島章正(日本編)
録音斉藤禎一(日本編)
照明斉藤薫〔照明〕(日本編)
川辺隆之(日本編照明助手)
その他東京現像所(現像)
東宝(提供)
テレビ朝日(提供)
あらすじ
漁師の高田と中国伝統芸能研究家のその息子の間には深い心の溝があったが息子の妻に息子の余命がいくばくもないと知らされ、高田は息子が楽しみにしていた中国雲南省の仮面劇の第一人者リー・ジャーミンの演技を撮影するために中国に渡る。だがリーは些細な事件で刑務所に収監されていた。煩雑な手続きを経て遂に受刑者からなる楽隊の演奏つきの公演の運びとなるがリーは歌い出さない。仮面の下でリーは婚外子の息子に会いたいと泣き崩れていた。
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💬口コミ一覧

35.ネタバレ 映画の最初の方、寺島しのぶに呼び止められた健さんが振り返るシーンで、健さんはカットの切り替わりの直前に振り返っているのに、切り替わり後にまた振り返っている。いくらチョンボったって、これは編集してて気づかん訳ないでしょ、それともこれは恣意的な演出なのか(だとしたらその効果全く不明)。という訳で、開始早々、この映画、大丈夫かよ、と思ってたのですが・・・いや~~~結局、泣いてしまいました、はい。素人役者の中にベテラン俳優が混じっている構図、ってのは、例えば『萌の朱雀』なんかを思い出して、でもアレとは全然違うよなあ、と。『萌の朱雀』では、例えば村の会議の場面なんかが典型的だけど、演技をする気もない素人と、深刻な顔で演技しまくってる國村隼との間に、明確な“断絶”があって、でもその両者が同居しているということがミョーにオモシロかったのだけど、一方、本作にはそういう畸形性は無くって、ひたすら健さんが素人の中に溶け込んでいる。いや、その溶け込む過程の物語、とでも言いますか。そりゃま、どうせワタシは、「チャン・イーモウ×高倉健」というネームバリューに乗せられてる部分が多々あると思いますよ。でも、実際、これはそういう映画なんじゃないか、と。「あの」高倉健、しかも役柄は日本の「海」の男、その彼が、中国の深き「山」の中、4千年とも5千年とも言う歴史に培われた、超「いい味」を出しまくってる中国素人役者の中に入っていく、そして本当に溶け込んでいく。物語の発端は、父と息子の軋轢であり、また物語の途中にも何かかやと「すれ違い」が発生するのだけれど、そして最後に待っているのも、「息子の死」という大きなすれ違いなんだけれども、でも、そういったものすべてが、国籍、距離、生死までをも飛び越えて、ひとつに溶け込んでいく。健さんが、まさに単騎にて千里を駆け抜けることにより、それが成し遂げられていく。うーん。自分も子供を持つ身になって「親子」が関わるテーマに敏感になってきているのもあるのかもしれないけれど、やっぱりこの映画、泣けたなあ。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-09 00:00:01)
34.映画としてはそれほど洗練されたものではなかった感じですが、2回も涙を流してしまいました。エンタテイメントなハリウッド映画にはない感動があります。
如月CUBEさん [映画館(字幕)] 10点(2006-03-13 17:43:43)
33.こういう映画を、たくさん観るべきですね。>自分
よしふみさん [映画館(字幕)] 10点(2006-02-26 00:15:50)
32.健さんをここまで高倉健として撮れるのだろうかというほどの健さん映画。日本人が撮ったら「世界ウルウン滞在記」~高倉健が中国の奥地石頭村で出会った~と下條アトムのナレーションが聞こえてきそうなのに何だこれは!天下一の不器用な男に序盤から目はウルウル、途中何度も嗚咽、嗚咽!私の中での高倉健とチャンイーモウNo.1映画。書きたいことがまだ上手く整理できていないので改めて書き直すつもりですが文句なし10点!
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 10点(2006-02-17 20:00:36)
👍 1
31.チャンイーモウ作品らしく、ダルいけどいい話。通訳の2人の演技が自然。こういう通訳いるもん。屋根瓦の上で携帯で電話してるシーンが美しい。雲南にまた行きたくなったけど、遠いからなあ・・・。
MARTEL1906さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-23 02:36:32)
30.チャン監督の作品を観るのは初めてだが、心にしみる良い物語だった。最近中国と日本は経済的には繋がりがかつてなく濃くなっているのに、どうもぎくしゃくしている面もあって、中国人の顔が見えなくなっていると感じていたが、こういう映画を観ると、結局我々は人として何も変わらないという当たり前のことに気がつかされる。チャン監督にとってヒーローであり、永遠のアイドルである高倉健を起用したこの作品は、彼の魅力が存分に生かされていると思う。しかし中国人キャストが皆素人であるということが驚きだ。ヤンヤンをはじめ、現地のガイドのお兄ちゃん、村人達、そして投獄されている父親。彼が「息子に会いたい」という鼻水を垂らしながら慟哭するシーンは、いったいカメラの前に立ったことのない素人にどういうマジックでその迫真の演技を引き出したのかと、そちらの方を知りたくなってしまう。メイキングで高倉健が「演技とはどういうものであるか、考えさせられた」と言っていたが、彼も思うところがあったのだろうか。逆に日本側シーンの寺嶋しのぶオーソドックスな俳優としての演技の方が嘘くさく感じてしまうほどだった。
ロイ・ニアリーさん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-21 08:27:05)
29.言葉が通じない相手に、言葉にならない想いを伝えた笛の音を聴いて、旅っていいなと思った。
michellさん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-17 14:36:38)
28.ネタバレ 健さんと中国の方々の演技が自然すぎるぅ~\(◎∠◎)/ホント、ドキュメントみたいでした。子役も良かったし、ガイドのチューリンは通訳としてはまったく役立たずだが親身で憎めない。健さんも、人一倍不器用なくせにムリなことばっかやろうとする。この不器用さが、ものすごくリアリティを醸し出していた。そうよね~、そんな器用には生きられないよね~、うんうん。あ、通訳のショウさんは結構器用な方でしたが。そして、ヤンヤンと健さんの抱擁シーンで感動。中国の人々の優しさと、壮大な景色も観られるいい映画でした。
にゃ~さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-10 23:23:16)
27.ネタバレ 高倉健は演技派の役者ではない。で、登場する中国人は皆素人。よって作品全体に不自然さがないというか高倉健が中国を旅するドキュメンタリー番組をみているようである。(おまけに高田剛一という本名そっくりの役名。息子は健一だし・・・)下記の方も書かれているが、「君よ憤怒の河を渉れ」で高倉健のファンになり、「幸せの黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」が好きだと言うチャン監督は高倉健の魅力・使い方を知り尽くしている。実際に「まず高倉健ありき」で5年かけて脚本を完成させたというように、まさに高倉健のファンが高倉健を主役にして完成させた作品という印象。背中で語る男のショット。と思えば不器用ながらも懸命に真っ直ぐ事に当たる男の真摯な生き様。他人に対する礼儀正しさと優しさ。通訳・ガイドとのロードムービー的な要素は「黄色いハンカチ」の武田鉄矢とのコンビを彷彿とさせるし、子役との絡みを中心とするユーモア部分は番外地シリーズや「遥かなる・・」の吉岡秀隆との絡みを彷彿とさせる。正直ここ20年ぐらいあまりいい作品がなかったが、今回は久々に「高倉健」を観たなあという思いにさせられる。残念なのは息子の中井貴一との確執の中身がよく判らなかった事。その事を後悔したり苦悩するシーンもなく、あっさりしているので、中国人親子と自分達親子がオーバラップし突き動かされる部分の描写が弱かったように感じる。
<追記>17年ぶりに再見。感想は全く変わらない。それだけ年齢や時代を問わないある種の「普遍性」があるということなんだろうか。
東京50km圏道路地図さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-12 05:14:20)
👍 1
26.ネタバレ “千里走単騎”邦題まま。タイトルから『健さんが凄い距離を一人で移動する映画かぁ、あぁ、ラリーの奴かなぁ』と思ったんですがそれは別な映画でした。
映画人・高倉健の遺作としての『ぽっぽや』良かったです。そのあとの高倉健の蛇足『ホタル』が駄作だったので、「韓国の次は中国か…」って、不安の方が大きい作品でしたが、思いのほか見応えがあって、静かだけどとても面白かったです。

『単騎、千里を走る。』という三国志演義の関羽の…つまり、演者が仮面をかぶって踊って歌う伝統舞踊の演目の一つだったんですね。
人づきあいが苦手な剛一が、言葉の通じない雲南省で、頭を下げたり誠意を尽くしたり、徐々に目的の舞踊撮影に近づいていく様子がとても見応えがありました。
急な呼び出しでも対応してくれる通訳の女性(最初健さんの頼みを断って冷たいと思った)。日本語が殆ど解らないのに付き添ったガイドの人(最初インチキじゃないか?と怪しいと思った)。面会を許可した刑務所長(This is 中国!って政府人間だと思った)。ヤンヤンを連れ出しを許可してくれた村長(ヤンヤン孤児だから厳しくしてるのかと思った)。
なんかみんな良い人たちで。あちらに住んでる人たちって、ホントはこんな、優しくて、私たちを理解しようと一緒に悩んでくれる、ほのぼのした人たちなのかもな?って思えました。最近、中国に対して友好的な話があまり出てきませんが、この映画に出てくる人たちとは、平和で友好的な隣人関係が持てそうで、そうなると良いなと思います。

さて、日本パートというか、寺島しのぶパートは全部苦手でした。最初の面会(拒否)から、何でもう少し事前に交通整理しとかないねん!って思ってしまった。
そして中国に渡った際も、健一に言うなといわれてたのに、何で言うねん!って。そして剛一の努力を全部ぶち壊しにする健一の“単騎~”の気持ちを言っちゃうし。
最後は訃報は仕方ないにせよ、剛一にとって道半ばのあそこで、遺書読むか?しかも国際電話で!?(※剛一は移動中だし国内と違ってバッテリーの浪費は避けたい)
何かもう、李加民の舞踊が消化試合にように、どうでもよくなってしまって…

一度難関をクリアすると、次回以降その難関はスルー出来るのはちょっと気になりました。ヤンヤンの村の宴会中に鳴る電話…屋根に登らないと通話できないんじゃ?遭難した二人を助けに来た救急車と通訳…あそこは車が通れないからトラクターに乗り換えたんじゃ?簡単に入れるだけでなく観客とかグレードアップしてた刑務所のステージ…でも寂しさ倍増のパーティライトが好きさ!
いろいろ書いたけど、あの当時のイメージ通りの健さんを観られて、良い映画でした。
K&Kさん [DVD(字幕)] 7点(2024-12-30 15:51:16)
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25.ネタバレ 健さんと旅行してるような感覚に陥る不思議な映画でした。
いきあたりばったり感が、言葉の通じない旅の不安と相まって、
映画全編にイイ緊張感とユーモアをもたらしてましたね。
刑務所への最初の訪問で、演じられないと泣き崩れたリカミンさん。
それを羨ましいと思った健さん。
いろいろ違うところはあるかもしれないけど、飯食ってクソして寝る。
感情表現は違ったって概ね感じることは一緒。
なら、仲良くしないとね。
隣人を良いなって思わせる素敵な映画でした。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-30 06:38:45)
24.キャスト陣の不器用で素人っぽい演技やあまり必然性が感じられないストーリーにちょっと違和感を抱きますが、中国のロケ映像と相まって却って素朴さが際立ってよかったです。頻繁に出てくる通訳や携帯を介しての意思疎通シーンもコミカルでリアル感がありました。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-21 13:58:29)
23.ネタバレ 北京オリンピック開会式のプロデューサーを務め、その後の作品で潤沢な資金やエクストラを駆使して「昔の心意気はどうした!」と揶揄されたチャン・イーモウ監督のまだ擦れていない頃のお涙頂戴もの作品です。別に日中両国をまたがなくても、とかツッコミどころはありますが高倉健と仕事をしてみたかっただけなのかもしれません。でもプロの日中ガイドと少し話しが混みいるとしどろもどになるガイドの二人を配して言葉が通じないことからくるドタバタもあり、最後は言葉を越えてわかり合うようにもっていくところなど、心憎いストーリーでした。リーの仮面の下での涙は唐突に感じましたが自分の子供のために動き回れる高田(高倉健)に対する羨望と囚われの身の自分に対する自責の涙だったのですね。高田がガイドを介して伝えた決断はリーとヤンヤンの父子両方にとって妥当なものだったと思います。高倉健さんは昨年亡くなりましたが「チャン・イーモウ監督、高倉健が元気なうちに撮れて良かったね。」と言いたい一作です。雲南省の風景がとても綺麗でした。
かわまりさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-12 08:00:51)
22.「もしも、言葉がまったく分からない、文化も知らない外国人が見知らぬ土地に足を踏み入れたら」そんなありそうで、実際なさそうな設定がとってもリアリティに溢れて描かれていました。最初は不安げな健さんが、旅が進むに連れて段々と自分の意思で、行動していく、そんな姿が頼もしくもあり和ませてくれいい意味で微笑ましかったです。通訳の女性、案内人の男性、そしてヤンヤン。皆、飾らないそのままの姿だからこそ、綺麗な映像とマッチしたのでしょう。ラストもあえて、余計なことを語ることない締めで好きでした。しかし、寺島しのぶさんはちょっと浮いた感じになっちゃったのが残念です。同じ嫁の立場から言えば、あの状況下で電話で遺書にあたる手紙を読むなんて絶対できませんから・・・。
うさぎの餅つきさん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-22 17:20:06)
21.健さんが演じるのは、例によって口数が少なく不器用なお父ちゃん役。安心して観られます。まっ、いまさら饒舌な健さんもないだろう。多くの登場人物が必要最低限しか話さないだけに(日本人は健さんで、あとは中国語の翻訳だし)息子の嫁が、しゃべりすぎな感があり、彼女が出てくる場面はイマひとつピリッとこないのが残念なところです。意味のない行動が、意味のないまま、それでも自分にとって重要だったりする不思議な感覚がありました。
元みかんさん [映画館(字幕)] 7点(2006-07-15 00:07:44)
20.ネタバレ チャン・イーモウ監督が原点にかえった。高倉健主演のロードムービー。    言葉も習慣も分からない日本人が、いろんな人々からの助けを得ながら旅を続けていく様子はリアリティがあって、監督もいろいろ研究したんだろうなと感じます。中国では外国人は開放地区以外の旅は基本的にNG。ましてや刑務所なんて論外。映画で中国の刑務所の様子が見られることは貴重だと思いますし、「機密にはあたらない」というような言葉がこの国の姿を上手に物語っていると思いました。また,中国をディープに旅しようとすればお世話になる旅行社や外事部などの登場により、外国人がどのように自分の国を旅するのか、中国人自身が知ることのできる内容になっているのも珍しいと思います。    ヤンヤンを追いかけて一晩を過ごす場面も、旅先ではちょっとした出会いや出来事が大きなハプニングにつながる事例のように登場し、二人の交流を交えた暖かいシーンに仕上がっています。笛を吹くヤンヤンの表情はとても豊かで心が満たされます。    村での歓迎食事シーンは圧巻。麗江をはじめ雲南の美しい風景も印象的です。善人しか出てこないほのぼの映画で、人の心に優しさや温もりが存在することを語りかけてくる良い映画だと思います。
トトさん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-15 23:07:07)
19.ネタバレ 健さん主演の素朴なロードムービー。病床に伏す疎遠の息子のために一肌脱ぐ。喧噪な街、雄大な自然…中国の大地を一人歩む。多くを語らぬ健さん、渋さが光る。仮面舞踏家エースの息子・ヤンヤンのぶ~りぶりをデジカメでパシャリ。そして刑務所の大画面で公開。健さん意外とブラックだぜぃ。息子の死目に会えぬ健さん。手紙を読むのは寺島忍、この頃は結構若いはずだけど既にオバサンみたいだよね。
獅子-平常心さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-06-23 20:01:30)
18.ネタバレ 健さん歳とっちゃったな~(撮影当時74歳ぐらい?)、、、でも素朴な中国の人たちとのほのぼのとした交流はほほえましいですね。中国の無名の現地の方々の雰囲気はとてもいいです&ズラ~~っと並べた村?の食事風景はすごいですね~。外国に行くと言葉が分かんない上に通訳さんがほとんど通訳できてないという状況はホントにありそうで不安になる、健さんをそんな状況にするなよ!失礼だろ!(笑) お歳をお召になってもサクサクと携帯やデジカメを使いこなす素敵な健さんに6点
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-12 20:49:19)
17.ネタバレ  素朴な中国人俳優とベテランの高倉健がいい味を出しています。ただ、他の方も指摘されるように、中国と日本のシーンにバラツキがあるようです。特にラストシーンは妙に不安定さを感じました。他のチャン・イーモウ監督の作品と比べ、仕上がっていないのではないでしょうか。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-14 18:58:46)
16.ネタバレ チャン・イーモウ監督と高倉健という何とも夢のようなコンビである。日本人の憧れ、不器用であるけれど、それをちっとも鼻にかけずに観る者に感情移入させてくれる高倉健という一人の男をどう撮るか?に注目して観るも、あれ?健さんがここではまるで不器用とは反対に起用に携帯電話やデジカメを使いこなすのを観ると私の好きな高倉健ではなく、違和感を感じてしまいます。全編美しい中国の風景、壮大なる景色の美しさ、ドキュメンタリータッチな映画作りなどの楽しみを感じさせる映画としては評価出来るし、それでも何か違う。高倉健に携帯電話は使って欲しくない。健さんはいつまでも不器用な男の哀しさを背中で表現し、任侠映画の中で見せてくれるような義理と人情に厚く、ここぞとばかりに強き男の姿を見せてくれる男というものを私は見たい。ロードムービーに高倉健、山田洋次監督のあの名作でも無口でいることがどれほどかっこ良いか見せてくれている。余計なことは言わない。言わなくても相手に伝えることの出来る高倉健という俳優の持ち味が携帯電話を話すではまるで別である。映画としてはよく出来た映画だと思うけど、感動という意味でもさほど感じられず、チャン・イーモウ監督作品として見てしまうと物足りなく感じてしまう。つまらない映画ではなかったので一応は6点は付けてみるものの7点以上となるとやはり付けられません。
青観さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-17 18:42:15)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.66点
000.00%
100.00%
200.00%
312.86%
400.00%
5720.00%
61131.43%
7720.00%
8514.29%
900.00%
10411.43%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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