映画『かもめ食堂』の口コミ・レビュー(6ページ目)

かもめ食堂

[カモメショクドウ]
ruokala lokki
2006年フィンランド上映時間:103分
平均点:6.60 / 10(Review 202人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-03-11)
ドラマコメディ小説の映画化グルメもの
新規登録(2006-03-20)【ジマイマ】さん
タイトル情報更新(2025-07-11)【イニシャルK】さん
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監督荻上直子
キャスト小林聡美(女優)サチエ
片桐はいり(女優)ミドリ
もたいまさこ(女優)マサコ
マルック・ペルトラ(男優)マッティ
ヤルッコ・ニエミ(男優)トンミ・ヒルトネン
原作群ようこ「かもめ食堂」
脚本荻上直子
作詞井上陽水「クレイジーラブ」
作曲井上陽水「クレイジーラブ」
主題歌井上陽水「クレイジーラブ」(エンディングテーマ)
製作日本テレビ(かもめ商会)
メディア・スーツ(かもめ商会)
配給メディア・スーツ
美術飯島奈美(フードコーディネーター)
編集普嶋信一
あらすじ
ヘルシンキの街はずれに、そっとたたずむ小さな食堂。そこは日本人女性のサチエがひとりで切り盛りするお店。そして、メインメニューは「おにぎり」。いつしかそこに集まる人々。ひとりひとりが何かを心に秘めて…。北欧の美しい街並みを背景に、淡々と穏やかに語られる心温まる物語。
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💬口コミ一覧

102.この作品には基本的に葛藤が描かれていない。主人公である女性は常にポジティブで、例えお客がどんなに来なくても、文句も愚痴も決して言わない。だから観ているこっちといては感情移入できたとしても、心の揺れ動きが描かれていないためさほど感動はしないし、出来ない。だが、それでもこの作品を好きになってしまうのは、その主人公の女性が本当に魅力的なのだ。優しくて、穏やかで、上品で、まさに日本を見ているような心境になり、感情移入というよりは、応援したくなる。それはやはり作品の中でも同じ事が言える。店に入ることを躊躇していたフィンランド人も、彼女の穏やかな笑顔に釣られて、入ってしまう。入ってしまうと彼女の優しさに触れてしまい、離れられなくなる。彼女の周りには終盤に向かうに連れて、人が次々集まってくる。ぼくは不思議な心境にとらわれた。この作品は主人公に感情移入するのではなく、お客に感情移入してしまうのだ。ぼくらは画面、あるいはスクリーンという名のショーウィンドウの向こうから“かもめ食堂”を覗いているのだ。だから、観終わった後、無償に豚のしょうが焼きやおにぎり、玉子焼きや鮭の塩焼きが食べたくなるのだ。入りたい、あの店に行ってみたい、そう思ってしまうのだ。ぼくはこの作品は凄い作品だとおもう。
ボビーさん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-24 00:36:54)
101.たくさん笑えたし、人がご飯作るの見るの好きだし、なかなか楽しい時間を過ごせた。すごく遠いところへ行きたくて何となく北の最果てへ来た女性達は、後ろにあるものをバッサリと捨てた一抹の寂しさを背負っていて、同年代で同性の私のツボをつついた。けれど、キャリアの確立した女優さん達が安定した個性で出演、風景はスタイリッシュな北欧だし、素材で得をしている感じもした。1時間くらいしたところで「この辺で軽く終わってもいいんじゃないか?」なんて思ったし。アロマテラピーのような映画だ。
のはらさん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-09 23:58:50)
100.のんびりとした流れ、雰囲気がいいですね。
ゆるさ加減がたまらないです。邦画好き、スローシネマ好きは見るべし。
ふくちゃんさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-05 21:12:53)
99.見終わった後、気持ちがほのぼのとなる映画です。こういう映画も好きです。
ポテトさん [DVD(邦画)] 7点(2006-12-29 18:07:13)
98.なんだろうねこれ。特に何か目立った事件が起こるわけでもないし、各人物のディテールがほとんど描かれてないため深みがない。でも、作品を覆うふわふわした感じ、ちょうどサチエがプールに浮かんでいるような感じに浸かって何か居心地がいい。この居心地のよさというのは食堂が持つ包容力そのものなのかもしれない。妙にくせになる作品でした。
思込百遍さん [DVD(邦画)] 7点(2006-11-26 08:01:48)
97.おしい。もうちょっと深く切り込めれば単なるエンターテインメントでなく奥の深い映画になったような気がするのですが・・・。終始おなじ調子で進み、特にストーリーもなく、映画の世界に引き込まれることはありませんでした。ただ、フィンランドの寒いイメージを、監督独自のほのぼのとしたタッチで描いて払拭していたのは斬新でよかったです。役者は三人ともかなりよかった。特に片桐はいりがすばらしかったです。
kanekoさん [DVD(邦画)] 7点(2006-11-21 15:35:57)
96.もう少しまだ観ていたいような、早く終わってほしいような。
michellさん [DVD(邦画)] 7点(2006-11-05 13:00:18)
👍 1
95.心にヒヨコの羽が生えた感じ。
つまり飛べはしないけど小さな羽が生えた感じ、だと言いたい。僕は。
さん [DVD(邦画)] 7点(2006-10-05 03:32:37)
94.フィンランドと言えばカウリスマキ、カウリスマキと言えば小津安二郎。小津やカウリスマキには遠く及ばないが、お茶漬けや秋刀魚もいいけどおにぎりや生姜焼きも捨てがたい。満員となったヘルシンキの食堂のザワザワとした雰囲気は、日本の街中にある食堂となんら変わりなかった。ラストの小林聡美の”いらっしゃい”に微かに杉村春子の香りを感じた。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 7点(2006-06-22 19:45:39)
93.GWに時間が空いたのでふらっと寄って見た。という状況にふさわしい、淡々とした内容でした。疲れたときに最適。
ハクリキコさん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-20 10:09:31)
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92.ゆるいんだよ~。でも、これが褒め言葉になるくらい、心地いいのよ~。日本で自慢できる部分、脚本と演技。そして不得手である撮影はフィンランドのクルーが担当。これが上手くリンクしてましたな。それぞれのキャラを深く掘り下げ過ぎず、謎を残している部分が余韻を残し、ゆるくも心に残る作品になっていた。小林、もたいが出ていたから、室井の出演を期待したのは欲張りか???
ダブルエイチさん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-02 20:36:19)
91.とんかつが食べたくなりました。
たまさん [映画館(邦画)] 7点(2006-04-19 21:39:37)
90.ネタバレ まったりとした良い雰囲気の映画でした。小林聡美さんって独特の存在感ありますよね。それにしても、いきなり「ガッチャマン」の歌は反則でしょ(笑)
wins1980さん [映画館(邦画)] 7点(2006-04-16 22:29:39)
89.過度にドラマチックな展開もなく、主人公3人の背景も最小限でひたすらスローライフを映し出す。ゆったりと、下手したら退屈な作風がフィンランドの空気にマッチしていたことが成功の要因か。見ていてちょっとだけ憧れてしまった。
Cinecdockeさん [DVD(邦画)] 6点(2021-06-15 22:33:15)
88.ネタバレ  画作りと独特の空気感は面白く、心地よいのだが、「ハートウォーミングなドラマです」と言われると、どうもしっくりこない作品。

 サチエもミドリもマサコも、特に強いこだわりがあってフィンランドに来たわけではないと言う。でも、北欧ってふらっとたどり着くような場所だろうか……まずここから、疑ってかかってしまう。「みんな嘘ついてない?」と。

 サチエのパーソナリティーも最後まで掴めない。初対面のミドリを家に引き入れたかと思えば、人嫌いのようなそぶりを見せるのはなぜなのか。即興の「こじつけトーク」で舌をペロリと出したりするが、それは核心を突かれたくなくて、話題を逸らすための術なんじゃないのか。たまに垣間見せるホンネ(父との関係など)すら、嘘のように思えてくる。

 いったん否定的な反応を見せてから、「いや、いいんじゃないですか」と付け加える会話の多さに、すべてが表れている気がする。この「本当は心を開いていない感じ」が、最後まで引っかかってしまった。
乱泥さん [地上波(邦画)] 6点(2021-05-20 19:21:16)
👍 1
87.ネタバレ 日本人の女性が、異国の地フィンランドで食堂を開き、慣れない土地ながらも少しずつ仲間や常連客が出来ていく物語。
クスッと笑わせるようなユーモアが随所に散りばめらている。不思議な個性のある登場人物ばかりだけど、映画を見ているとなぜだか前向きになります。
どこか親近感のあるキャラクター達が、映画の中で活き活きとしています。
VNTSさん [DVD(邦画)] 6点(2016-01-15 15:57:46)
86.ネタバレ 食い物には関心がないのでその点は評価対象にならないが、海苔がパリッというのは少しよかった。また舞台がフィンランドである必然性も感じられないが、主人公の話すフィンランド語が結構それらしく聞こえていたのは感心する。全編にわたって微妙な可笑しさが醸し出されているのは見ていて意外に楽しく、うち一つだけ書くと、五寸釘おばさんの泣きの場面は笑えて仕方ない。
劇中では登場人物の来歴がほとんど語られず、そのことが互いの人格を尊重し、過度の密着を避けるような雰囲気を出している。またみなそれなりの年齢ということもあって、別々に生きている人間がたまたま同じ時間と場所を共有しているだけのようにも見える。いわゆる自分探し的な観点からすれば、後から流れついた2人がここに居場所を見つけたことが重要なのだろうが、しかし主人公の「ずっと同じではいられない」という台詞には無常観も感じられる。この主人公としては束縛のない自由さをあくまで尊重する姿勢だったようだが、それでもやはりいつかは失われるこの関係をいとおしむ思いがあるのだろうし、逆にそう思えばこそ、今という時間のかけがえのなさを感じるということかも知れない。そのような時間を切り取ってみせた形の映画だったようにも思われる。
なおどうでもいいことだが、原作では五寸釘おばさんに相当する人物に藁人形の話を教えた際、「人を呪わば穴二つ」に相当する内容を同時に教えていたが、映画で知らせなかったのは不親切だ。本来は他人に見られないようにしなければならないわけだが、人口密度が低いので普通にやっても大丈夫なのだろうと思われる。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2015-05-25 19:55:17)
85.ネタバレ 出来る限りの効果音を排して 店の音 を重視  そのいわば雑音が妙に心地いい  おまけにおいしそう~な食べ物たち  鮭もいいがおにぎりも捨てがたい ん~やっぱ日本人だな俺は(笑) なんともいえない独特な雰囲気が北欧の風景になぜかマッチ これはキャスティングのおかげかな   細かい各人物の背景には全く触れないのもある意味すがすがしい   しかしお客さん第一号の男の子面白いね(なんでガッチャマン?w) どこの国にもこういう日本マニアな子いそうですもんね  武士道Tシャツとか(笑) ありがちといえばありがちだけど、密かに面白かったデス
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-01 09:10:20)
84.主人公3人がとてもいいですね。心が落ち着く映画です。シナモンロール食べたくなります。
カワウソの聞耳さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-21 09:25:51)
83.点は低めですが、放映しているとなぜか見入ってしまう、そんな映画。リラクゼーション映画なんだな、きっと。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 6点(2012-04-10 22:37:22)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 202人
平均点数 6.60点
010.50%
110.50%
220.99%
341.98%
4115.45%
52110.40%
64924.26%
75225.74%
84421.78%
9136.44%
1041.98%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review13人
2 ストーリー評価 6.76点 Review21人
3 鑑賞後の後味 7.72点 Review25人
4 音楽評価 6.73点 Review19人
5 感泣評価 4.87点 Review16人

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