映画『小さき勇者たち ガメラ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

小さき勇者たち ガメラ

[チイサキユウシャタチガメラ]
Gamera the Brave
2006年上映時間:96分
平均点:5.72 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-04-29)
SFファンタジーシリーズものファミリー動物もの特撮ものモンスター映画
新規登録(2006-04-24)【sayzin】さん
タイトル情報更新(2025-05-06)【イニシャルK】さん
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監督田崎竜太
助監督小林聖太郎
演出大橋明(アクション指導)
キャスト富岡涼(男優)相沢透
夏帆(女優)西尾麻衣
津田寛治(男優)相沢孝介
寺島進(男優)西尾治
奥貫薫(女優)西尾晴美
石丸謙二郎(男優)雨宮宗一郎
田口トモロヲ(男優)一ツ木義光
諏訪太朗(男優)
弓削智久(男優)
渡辺哲(男優)
南方英二(男優)
江口のりこ(女優)
小林恵(女優)相沢美由紀
正名僕蔵(男優)戸畑裕二
脚本龍居由佳里
音楽上野洋子[音楽]
和田亨(音楽プロデューサー)
撮影鈴木一博
村川聡(特技・撮影)
製作黒井和男
角川映画(製作プロダクション/「小さき勇者たち ガメラ」製作委員会)
日本テレビ(「小さき勇者たち ガメラ」製作委員会)
奥田誠治(「小さき勇者たち ガメラ」製作委員会)
坂上直行(「小さき勇者たち ガメラ」製作委員会)
配給松竹
特撮松本肇(視覚効果)
美術林田裕至
原口智生(怪獣造型)
佐藤大介(怪獣造型助手)
録音柴崎憲治(音響効果)
照明白石宏明(特技・照明)
スーツアクター吉田瑞穂ジーダス
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💬口コミ一覧

5.ネタバレ 妻投稿■冒頭の京都っぽい音楽と夜と炎とガメラVSギャオスの組み合わせは、皆さんがおっしゃられているように平成ガメラ三部作、特にその第三作目のテイストのそれであり、ガメラの自爆シーンは三部作の後日談、丸投げの収束、そして終了という意味が込められていると思います。■そして今回ガメラ誕生シーンから始めたのは(実は子供ガメラが出てきたのはこの映画が初めて)2つの理由があると思います。 ①平成ガメラ三部作とこの作品の「断絶」の過程を怪獣ファン向けに提示する為(これってすごく丁寧だと思います)。 ②ガメラと敵怪獣の死闘を政府、自衛隊、超能力少女の視点からではなく、映画の客層である子供たちの視点から「友達」「ヒーロー」というキーワードで捉える原点回帰には、どうしても必要だった。・・・・■金子監督のガメラ3みたいに「ガメラ」みたいなシリーズ概念をぶっ壊して映画を作るのって、そんなに難しくないのですが、その「ぶっ壊された概念を再構築する」映画って、本当はめちゃくちゃ難しいと思います。この映画は「今までのを無かったことにする」という手段を使う(21世紀ゴジラが醜悪なくらいそれをやりまくっていた)のではなくて真正面から挑み、次のガメラ作品への責任をしっかり果たす映画作りを目指したのだと思います。その手段において、主人公の家の隣の窓にかわいい女の子(しかも夏帆)の部屋を配置した事や、怪獣の大きさを敢えて小さめに設定して、等身大の住宅地で戦わせるシーンを挿入したことはグッド。ただ子供のリレーはもう少し他にやり方はなかったのかとは思います(昭和のガメラは「子供」を使いながらも子供という概念をスピリチュアルと同一視せず、それなりの勇気と叡智を持って戦わせていた)。■でもこの映画を見てガメラの続編を見たくなりました。ありがとう。
はち-ご=さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-28 12:33:36)
👍 2
4.ネタバレ 実物の子ガメはともかくガメラの造形も可愛らしい。成長後はそれなりに凛々しくなるが最後まで童顔を残しているのは“愛すべき怪獣”を体現している。成長段階に応じた最初の火球攻撃と最初の回転ジェットのタイミングは感動的だった。また子役が煩わしく感じられないのは、昭和ガメラに比べると著しい進歩といえる。ほか美少女が出るのは現代風だが、これも歓迎する。

それで映画の内容としては、映像面では平成以降の水準と特徴を受け継ぐ一方、ドラマ部分は昭和ガメラ直系の後継作と思える。心に欠けたところのある少年とガメラとの関係性をもとにドラマを作っているのは昭和ガメラ第一作への回帰のようで、またキャッチコピーに書かれたように、子どもらがガメラを助け、ガメラがそれに応えてくれるというのは、古き良き昭和ガメラの本質を示しているように思われる。劇中の大人は善人でも結局自分のことしか考えておらず、「みんなが逃げるためにガメラが戦ってくれてる」とはあまりの言い草で、ウルトラマンその他に任せて安心と思っている世代の根性が情けない(自分はこっちに近いわけだが)。やはり観客の思いを託すのは子どもらでなければならず、石のリレーが不自然なのは言われなくてもわかっているが、正直ここは泣けた。君らもヒーローだと言ってやりたい。自分もガメラの鼻先を撫でてやりたい。
ただリアリティを削ぐのがカリカチュアライズされた役人の存在であり、こういうバカみたいなのは出さなくていい。要は政府や自衛隊が動いていることが示唆されればよいので、半端な社会描写などは割愛し、主人公周辺の人間関係だけに限定でよかったと思われる。これは戦争映画に大局感が必須でないのと同様である。

以上、子どもの出るファンタジックな映画のため攻撃性が鈍るのも確かだが、子どもだましと貶めるよりも、あえて大人がだまされてもいいと思える映画である。何より個人的な趣味嗜好が嵩じたような人々ではなく、ちゃんとした大人が作っているという安心感がある。
40年間の全ガメラ映画を当事者的に眺めて来た立場からすれば、この映画が映像面とドラマ部分を総合して最も高水準の内容が実現できており、子どもを中心に据えた怪獣映画の理想像を提示したものと思える。いいものを見せてもらった、というのが率直な感想であり、評点についても、ここまでの最高が9点なのに励まされる形でいい点を付けておく。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-20 08:46:42)
👍 2
3.ネタバレ 平成ガメラの子供向けスピンオフ物 イリスの後日談に近いか?まぁ時代が違うけど 三重県志摩市の美しい風景の中で子供に育てられるガメラのジュブナイル 大人の視聴にも十分耐えうる出来 VFXも方向は違うが本家ガメラに引けはとらない 作品イメージはテレビシリーズの戦隊物に近いかな 敵のジーダスはUSゴジラそっくり ジーダスという名前はゴジラの親戚のエリマキ怪獣ジラースにも似ているので、ゴジラ対ガメラのパロディを作り手が意識しなかったはずはない ラストの子供達によるリレーはそれなりに感動した わかりやすい泣かせシーンだが子供向けなので十分許せる しかし最後の主人公の独白はちょっと長過ぎるかなタメすぎだ ヒロインの夏帆は本家ガメラのヒロインよりもずっとよかった 本家の中山忍よりも五万倍ぐらい芝居もうまい 本家にキャスティングするべきだろう
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:36:15)
👍 1
2.ネタバレ ギャオスとの自爆シーンは前作の続きっぽくてつかみはOKでした。また子供が育てたカメがガメラになるというアイディアは最高です。(昭和ガメラのなぜかガメラは子供の味方というのが嫌いでしたが、これならガメラが子供の味方になるのも理解できる) 調理場のいろんなシーンも笑えます。戦いが昼間というのもいいですね。一生懸命全力疾走で逃げるエキストラのかたもいい仕事をされています。その中でやはり子供のリレーだけは感心しません。もうちょっと説明がないとなぜ子供が引き寄せられてきてあの石を運ぶのかわかりません。最後にあの赤い石を得た時点でかわいい顔のトトから精悍な顔のガメラになると思っていたのに、かわらず残念。平成3部作(特に1.2)は好きですが、これもそこそこありかなと思います。
pokobunさん [DVD(邦画)] 7点(2014-08-18 23:25:30)
👍 1
1.ネタバレ  いつもとは違うテイストの怪獣映画。個人的にはかなり好きです。
 従来の『ゴジラ』『ガメラ』シリーズに比べると、牧歌的なドラマパートがとても新鮮で感情移入しやすいです。
 ラストで子供達がリレーを始めたり、自衛隊の前に立ちはだかってガメラを守ったり、少々臭すぎる演出は確かにあります。ですが、主人公たちとガメラの触れ合いを前半で丁寧に作りこんでくれていたので、逆にそんな臭い演出にほろっと感動しちゃいます。
 また、怪獣映画としてもその怖さを存分に堪能できる仕上がり。
 ここからはかなり個人的な好みの話です。
 今作の『ガメラ』及び『ジーダス』のサイズが、かなり絶妙です。おそらく、『あまりに大きすぎる生物』は、私にとって娯楽の対象にはなりますが、恐怖の対象にはならないみたいです。私達の目に『アリ』が視界に入らないように、大きすぎると自分達のことなんてどうせ見えていないんでしょって思っちゃいます。
 ですが今作の『ジーダス』のサイズだと、完全に見られています。『ジーダス』が道をふさがれた人々を捕食するシーン。直接の描写は瓦礫で見えませんが、前半のキッズドラマとのギャップで凄いインパクトがあります。今までのめちゃめちゃでかかった怪獣たちに比べ、余程恐怖を感じます。
 ただそのジーダスも、途中からエリマキトカゲみたいな姿になっちゃって、そこが残念。そんな微妙な正体だったら、元の姿のままがよかったです。
 そして少年。最後の最後で『さよなら、ガメラ』って、そりゃないよ。そこは『さよなら、トト』でしょう。
たきたてさん [DVD(邦画)] 8点(2017-05-25 02:07:56)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 5.72点
014.00%
100.00%
214.00%
314.00%
4312.00%
5416.00%
6416.00%
7728.00%
8312.00%
914.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 5.50点 Review2人
5 感泣評価 3.50点 Review2人

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