映画『チャップリンの黄金狂時代』の口コミ・レビュー(2ページ目)

チャップリンの黄金狂時代

[チャップリンノオウゴンキョウジダイ]
The Gold Rush
ビデオタイトル : 黄金狂時代/給料日
1925年上映時間:72分
平均点:7.54 / 10(Review 122人) (点数分布表示)
ドラマコメディモノクロ映画ロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-06-12)【イニシャルK】さん
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監督チャールズ・チャップリン
キャストチャールズ・チャップリン(男優)探鉱者(“小男”)
マック・スウェイン(男優)ビッグ・ジム
トム・マレイ(男優)ブラック・ラーセン
ヘンリー・バーグマン(男優)ハンク
ジョージア・ヘイル(女優)ジョージア
アルバート・オースチン(男優)探鉱者(ノンクレジット)
ジョン・ランド[男優・1871年生](男優)探鉱者(ノンクレジット)
リタ・グレイ(女優)(ノンクレジット)
チャールズ・チャップリンナレーション(1942年サウンド版)
平田広明ナレーション(日本語吹き替え版【BD】)
渥美清ナレーション(日本語吹き替え版【1962年サウンド版リバイバル】)
脚本チャールズ・チャップリン
作曲チャールズ・チャップリン(1942年サウンド版)
撮影ローランド・トザロー
製作チャールズ・チャップリン(ノンクレジット)
配給ユナイテッド・アーチスツ(サイレント版)
東宝東和(1962年サウンド版リバイバル/1942年サウンド版1974年リバイバル)
KADOKAWA(2025年サイレント版リバイバル)
美術チャールズ・D・ホール(プロダクション・デザイン[ノンクレジット])
編集チャールズ・チャップリン(ノンクレジット)
その他ハリー・クロッカー(広報宣伝係[ノンクレジット])
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💬口コミ一覧

102.ネタバレ 古さを忘れてしまうぐらい面白くできのいい映画。確かオリジナルに音楽を追加したバージョンもあったように思うが(私が子供のときテレビで放映されたときは、音楽+愛川欽也の語りつきだった)、そっちの方がにぎやかでずっと個人的には好きだ。DVDを入手したが音楽なしのオリジナル版だった。どこかで音楽つき版を入手できないもんだろうか? 有名な靴を食べる場面(「殺人博物館」というサイトによると遭難して人肉を食べたドナー隊の悲劇がもとになっているのではとのこと)や、飢えでチャップリンが鶏に見えてしまう場面、これは何らかの理由で断食・絶食した人じゃないと本当には理解できないんじゃないかと思う。ロールパンのダンスは動きといい顔の表情といい芸術作品と言っていい。音楽つきバージョンだと軽快な音楽が合わさってさらにすばらしい場面となる。小屋が落ちそうになる場面も印象に残る(ここも音楽つきの方がずっと効果的だったと思うが)。一方、ヒロインとの恋物語はさほど濃厚に描かれず、一方的なチャップリンの片思いにも見え、最後いきなりハッピーエンドになってしまう感じなのがちょっと強引に思えた。大金持ちになったチャップリンが貧乏根性丸出しで「まだ吸える」とばかりにシケモク(吸殻)を拾う場面が笑わせてくれる。金持ちになってもそう簡単に習性は変わるものじゃないし、また変わらない方がいい習性もあるのだ。恐らく現実のチャップリンもそうだったんだろう。いやシケモクは拾わないだろうが、苦しかった時代のことを片時も忘れたことはあるまい……。
空耳さん [地上波(吹替)] 9点(2010-07-15 07:18:52)
101.ネタバレ 何だかチャップリンの映画には、生きる喜びだとか感動だとかロマンとか、そんなものが沢山つまっているように感じます。
それは人生の輝きといってもいいでしょうか。
人間の本当の幸せはどういうところにあるのだろうかということが、彼の映画を見ると少し気づかされるようなきがします。
全く嫌味の無い人生賛美で、見ている観客の心が温かくなるのだと思います。
観客が厭味を全く感じないのは、チャップリンがそれだけ壮絶な人生を歩み、地獄を見てきたからこそ、これだけの清い喜劇を描けるのだと思います(もし嫌味を感じたならば、それは観客側の厭味です。チャプリンは無邪気であり、邪気は見る側にあるのです)。
それにチャップリンはとても繊細でロマンチストなのだと感じました。こんな暖かい作品が作れるなんて彼は凄いですよ。この作品を観ると僕は奇跡を信じたくなります。
いや~、やっぱり夢を与えてこその映画だと思いますね。
ずっと前に彼の自伝を読みましたが、チャップリンこそは本当の天才だと思いますよ。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-14 03:12:16)
👍 1
100.靴を食べるシーンですが、ただ単に笑わせるためのシーンではなく、スラムでは実際に靴を焼いて食っていたらしく、それをコメディタッチに表現しているんだそうです。
スラム出身のチャップリンはどういう気持ちでこのシーンを演じたのでしょうか。
eurekaさん [地上波(字幕)] 9点(2008-03-14 01:11:45)
99.これぞチャップリン!数々の有名なシーンを語る以前に、あの切れのある動きを見れるだけで幸せです。
ろいぶきゃなんさん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-16 00:05:50)
98.なるほど、チャップリンの雪山の映画ってこれだったのか!何度見てもいい映画ですねぇ。
トナカイさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-11-21 01:22:05)
97.これまた素晴らしい作品。極限状態に置かれた人間の心理状況を絶妙の喜劇で笑いに昇華させたのはチャップリンならではだろう。靴を食べるシーンやパンのダンスなど有名シーン満載。特に笑ったのはジョージアと約束した後一人になった彼の喜びの演技。人間の素直で率直な感情があの場面には溢れている。彼のパントマイムの凄さには圧巻だった。パントマイムは言語や時代を超えて人間の感情に訴えてくるという彼の信念が伝わってくる気がした。
CPAさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-06 06:55:09)
👍 1
96.押入れを片付けていたら親が十年以上前にテレビで撮ったチャップリンコレクションが出てきた。モノクロ映画が好きな自分にとってはたまんない瞬間だったね(笑)言葉で笑わしてくれるのではなくて、体の動きで笑わせてくれるチャップリンはやっぱ天才ですなー☆今の喜劇の基礎を作った功績はやっぱすごいなぁ・・。
M・R・サイケデリコンさん 9点(2004-11-20 10:35:54)
👍 1
95.これが初めて見るチャップリンの映画でしたがもう想像以上のものでした。所々に置かれる彼の小技がものすごく面白かったです。普通の人間の神経じゃできないブーツ食いがあれば普通の人のように恋に落ちる。そんな一筋縄じゃいかないキャラクターにもひかれたのかもしれません。とにかくすばらしい。
ノスさん 9点(2004-11-12 02:45:52)
94.靴を食べるシーンは本当においしそうに見え、驚きました。
チャップリンはホント偉大な人間だぁ~。
ボビーさん 9点(2004-05-05 11:32:56)
93.映画、そしてチャップリンへの愛の深い人には、呆れられそうですが、「そうだったのかー、雪山で悶絶していたチャップリン、靴を食ってたチャップリンは、黄金狂時代だったのかー」とやっと気づいた私。
ずいぶん昔、お正月にやっていたテレビの放送で、大勢でガンガン笑いながら見た記憶のほうが強烈で、タイトルをよく理解していませんでした。
いやもうほんとにすごすぎるおかしさと感動でしたよね・・って、無知にもほどがある、とはこのことですね。
おばちゃんさん 9点(2003-12-18 13:02:04)
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92.風刺に見えない作品性を重視してしまうと、残るものは何も無く…。だけどやっぱりそこはチャップリン。布を羽織っただけの出で立ちで、あの場所にいるだけで可笑しい。そしてなんと言っても、空腹から靴を食べてしまう描写とフォークとパンを使った卓上芸は本当に最高だ。ゴールドラッシュに沸き、金銭欲にかられる世間の人々と無欲の探鉱家・チャーリーとの対比…。女性達にからかわれている事も知らずに、呑気に卓上芸を披露している夢を見るチャップリンの純真無垢な描写が、人間性を諷する唯一のアイロニー表現なのでしょう。後に付けたナレーションを不要に思うのは、愛すべくサイレントの魅力を殺いでしまうから…。まァ、どうせナレーションが有ったとて、英語の分からない凡人の自分には字幕を読むしか無いのだから…(苦笑)。…ちなみに、本当に靴を食べた人はいるそうですよ(イヤ、本当の話)。牛革だから、まァ食べられなくは無い…か(笑)。
_さん 9点(2003-12-10 22:59:51)
👍 1
91.初めて見たチャップリン映画。あとに見た『街の灯』や『モダン・タイムス』よりも面白かった!!いや~チャップリンっていいですね~~あの山小屋のシーンは大爆笑でした!!
こわだりのインテリアさん 9点(2003-12-06 18:44:32)
90.やばい、本当に美味しそうに見えてきた(笑)。前半はまさしく良質のコントを見ているかのようで面白い、雪小屋が傾くシーンはギャグとして一つの完成形を極めていると思います。そして大晦日の夜に独り寂しく待つチャップリンの姿は涙を誘う。パンのダンスシーンはこれからも永遠に語り継がれていくことでしょう、ビバ・チャップリン!
かんたーたさん 9点(2003-09-01 11:58:42)
89.僕はこの作品を「アメリカン・ヴァージョン」で拝見しました。一般に出回っているものは、チャップリン自身が後に全体を編集し直したものです。が、僕は「アメリカン」を支持しますね!!こちらの方が、何かチャップリンらしさって雰囲気をかもし出しているんです!皆さん、この「アメリカン・ヴァージョン」を、機会がありましたら是非、ご覧下さいな!!
福田水明さん 9点(2003-01-23 19:48:18)
88.なんでこれほどの名作に投稿する人が居ないんだ・・? それにしても面白い映画だった。パンのダンスや靴を食べる名シーンも面白かったけど、冒頭のガケっぷちを歩くチャップリンの姿が一番ウケた。チャップリンは天才だ!
プレデターさん 9点(2000-12-22 03:45:44)
👍 1
87.ネタバレ 現時点で私が見た一番古い映画作品。タイトルの『◯◯狂時代』って何だろう??当時の流行りかな。ゴールドラッシュのままか、訳すにしてもそのまま『一獲千金』でも良いような…
最初から最後までドタバタする作品で、内容の可笑しさは2021年の今でも通用する。
主人公に名前はないようだ。字幕では「小さな探検家」「小さな英雄」、ウィキの動画では「Stranger(よそ者)」、単に「小男」とか。何で名無しなんだろ?じゃあジョージア・ヘイルも名無しで、単に美女とか踊り子かと思えば、モトから“ジョージア”って役名のようだ。

この映画で一番驚いたのは雪山を沢山の人が登っていく最初のシーン。どうやったんだろう?
ビッグ・ジムの飢えた表情が凄い。本当に人でも食べてしまいそうな顔。熊を仕留めたあとのチャップリン、皿を並べてナイフを研ぐ時の真剣な表情が素晴らしい。
パントマイムや特撮を使った山小屋の撮影が凄い。劇では出来ない、映画だから出来る技術をふんだんに取り入れている。
最後の船での再会~結末は、取って付けの感があるが、これくらいオーバーなハッピーエンドで気分良く終わったほうが正解だろう。
大金と美女(と友達も)を手に入れる“一獲千金”だけど、ジョージアが決して大金に目が眩んだ訳じゃないのが良い。

今と当時の違い、無理矢理ケチを付けるとしたなら、大人しい犬を蹴るところは、今だと入れられないかもしれない。逆に言えば、それくらいしかケチのつけようのない上品なドタバタコメディに仕上がっている。
…差別、蔑視、ハラスメントで大騒ぎのいま、映画という当時の文化を物語る貴重な財産が、あと付けのルールで汚されること無く、そのまま楽しめる世の中であってほしいと思う。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-03-21 15:44:15)
86.ネタバレ ナレーション付版で鑑賞。冒頭、冒険家として(雪山で)出てくるのがいつもの格好のチャップリンなのが、まず笑いドコロ(個人的にはこの時点でツボ)。あと好きなのが、ロールパンにフォークの名シーン。『Mr.ビーン』の大好きなクリスマスの回で、人形を手で動かすコントを思い出した。チャップリンやアトキンソン、一流のコメディアンは、モノを使って(自分が動かなくても)面白さを同じ様に創り出す。「笑い」の根本に対する深い洞察と理解が窺える。女優もチャーミング、かつ程よく世慣れた感じがチャップリンとはアンマッチでそれも面白い。人類の宝という映画ですね。
Yuki2Invyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-04-17 00:11:39)
85.私が見たチャップリンの作品の中では感動シーンが少ない方でしたが、風刺の効いた楽しい映画です。
ProPaceさん [試写会(字幕)] 8点(2014-08-31 12:49:16)
84.ちょび髭に山高帽とステッキの、“喜劇王”チャップリンの真骨頂ですね。のちの数多のコントの原型がずらりと並ぶ。今観ても笑う。自らのみすぼらしさを自虐的に扱ったり、女の子にすっぽかされたりといったビター・テイストもすでに存在している。
この映画の誕生からすでに一世紀近く経とうとしているんですね。100年前の人たちも、現在と同じ感覚で笑っていたんだなあと思うとなぜだかしみじみします。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-30 16:58:06)
83.ネタバレ 前半で社会批評、後半でメロドラマ的要素と、二段構えになっているのが多いね、この人。争っている猟銃の銃口が常に逃げ回るチャップリンを追っているとこ、ズボンをステッキで引っ掛けながらのダンス、相手を倒したと思い込み意気揚々と引き上げるとこ、傾く家から飛び出すタイミング、などなどで笑ったが、極限状況を笑うとはどういうことなのか。単純に食卓と靴という組み合わせのシュールリアリスティックな面白味がある。それも上品なマナーで食べるおかしさ。悲惨と滑稽が隣り合わせなのは、何も極限状況に限らないのかも知れない。相棒の目に鳥に映ってしまうって悲惨の極みの恐怖だが、そう見えてしまう人間の弱さは私たちの日常にもともとあるような気がするし、「極限状況」ってのはそれを拡大するレンズなんだろう。自分の弱さを笑えるのは、人間の貴重な利点だ。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2012-09-16 09:26:16)
👍 1
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 122人
平均点数 7.54点
000.00%
100.00%
210.82%
310.82%
421.64%
5108.20%
61613.11%
72722.13%
83024.59%
91814.75%
101713.93%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.16点 Review12人
2 ストーリー評価 6.50点 Review12人
3 鑑賞後の後味 6.54点 Review11人
4 音楽評価 6.40点 Review10人
5 感泣評価 5.85点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

1942年 15回
作曲賞(ドラマ) 候補(ノミネート)サウンド版(劇・喜劇映画音楽賞として)
録音賞 候補(ノミネート)サウンド版

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