映画『疑惑の影(1943)』の口コミ・レビュー

疑惑の影(1943)

[ギワクノカゲ]
Shadow of a Doubt
1943年上映時間:108分
平均点:6.46 / 10(Review 50人) (点数分布表示)
公開開始日(1946-12-17)
サスペンスモノクロ映画犯罪もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-06-07)【TOSHI】さん
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監督アルフレッド・ヒッチコック
キャストテレサ・ライト(女優)チャーリー・ニュートン
ジョセフ・コットン(男優)チャーリー・オークレー
マクドナルド・ケリー(男優)ジャック・グラハム
ヘンリー・トラヴァース(男優)ジョゼフ・ニュートン
パトリシア・コリンジ(女優)エマ・ニュートン
ヒューム・クローニン(男優)ハービー・ホーキンス
ウォーレス・フォード(男優)フレッド・ソーンダース
ジャネット・ショウ〔米女優〕(女優)ルイーズ・フィンチ
アルフレッド・ヒッチコック(男優)サンタローザに向かう列車内でトランプに興じる男(ノンクレジット)
小島幸子チャーリー・ニュートン(日本語吹き替え版【BD】)
堀内賢雄チャーリー・オークレー(日本語吹き替え版【BD】)
阪口周平ジャック・グラハム(日本語吹き替え版【BD】)
田原アルノジョゼフ・ニュートン(日本語吹き替え版【BD】)
鈴木弘子チャーリー・ニュートン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中田浩二チャーリー・オークレー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
伊武雅之ジャック・グラハム(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
水城蘭子エマ・ニュートン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村松康雄フレッド・ソーンダース(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
城山堅ハービー・ホーキンス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渕崎ゆり子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
川浪葉子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
向殿あさみ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
増岡弘(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
乃村健次チャーリー・オークレー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
久保晶ジョゼフ・ニュートン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
鈴木貴征ロジャー・ニュートン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
脚本アルマ・レヴィル
ソーントン・ワイルダー
音楽ディミトリ・ティオムキン
チャールズ・プレヴィン(音楽監督)
作曲フランツ・レハール挿入曲"Merry Widow Waltz"
撮影ジョセフ・A・ヴァレンタイン
製作ユニバーサル・ピクチャーズ
制作東北新社(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
セントラル
美術ロバート・F・ボイル(共同美術監督)
あらすじ
フィラデルフィアのとある下宿の一室。チャーリー・オークレー(ジョゼフ・コットン)が物憂げにベッドに横たわっている。下宿のおかみから二人の男がやって来たが留守だと告げておいたと聞いたチャーリーの表情には焦燥の色が表れる。「証拠は何もないはずだ...」窓の外に二人の姿を見たチャーリーは下宿を抜け出して追跡者を撒き、カリフォルニアの姉宅あてに電報を打つ。「みんなに会いたくなった...略...姪のチャーリーにはキスを」やがてチャーリーはカリフォルニアへ向け、車上の人となる。
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💬口コミ一覧

50.ヒッチコックで1本を挙げなさい、そう言われたら、私は迷わず「疑惑の影」を推す。図書館へ走るテレサ・ライトの運動感、「悪」の哲学を語るジョセフ・コットンの顔、そして、階段、指輪、窓、扉、ヒッチコック得意の舞台装置が完璧に作動する。サスペンス?そんなものどうでもいいじゃん、と思う。完璧な映画ってものがあるなら、これだ。
まぶぜたろうさん 10点(2003-12-03 21:49:50)
49.私はヒッチコックの最高作と考えています。黒澤で言えば「酔いどれ天使」のような位置づけかな?遊びが少なく精悍でリズミカル!メリー・ウィドウが耳から離れません。
れおさん 10点(2003-05-26 00:51:09)
48.ネタバレ ヒッチコック作品でもお気に入りの一本。巻き込まれ型とは逆の、平穏な日常に恐怖が忍び込むプロットですから、「平穏な日常」がうまく描けていないと意味がありません。人物・風景など、いかにもアメリカの田舎町という感じがよく出ていました。あと、人物のキャラクターがいい。あれこれ説明をせず、当人の言動で人物像を理解させる手腕がみごとです。重要な脇役である幼い妹弟も、しっかりと描かれています。演出では、最初にジョセフ・コットンとテレサ・ライトを紹介するところで同じ手順を踏むなど、細かいところが面白い。他に印象に残っているのは、図書館で新聞を読んだチャーリーからカメラが離れていく場面。階段の下からジョセフ・コットンを見上げるテレサ・ライトのショットも絶品でした。ヒッチコックは、階段の使い方が実にうまいですね。チャーリー叔父の動機など、ふくらませればまた違った映画ができそうですが、あくまで背景にとどめているところが、この監督らしいです。欠点は、音楽がうるさいことでしょうか。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-03-28 22:10:11)
47.ネタバレ この凡百とも思えるラストを持ってしても、流石はヒッチコックと唸らせて余りある傑作。巧い、本当に巧い!これぞ映画のエッセンスの究極。そしてこの普通のテレサ・ライトの光り輝き様は、ちょっと凄まじいモンがありますね。
よし坊さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-14 21:40:51)
46.ネタバレ ヒッチコックの映画の中でも恐さという点では1番かもしれないぐらいこの映画、本当に恐ろしい映画です。ジョゼフ・コットン演じる殺人犯の恐ろしいこと、心理的な恐怖をものの見事に演じていて本当に恐い!そして何といってもヒッチコックの演出の凄さ、それはこの作品を観ても解ります。日常生活の中にどれだけのスリルとサスペンスを持ち込むことが出来るのか?といったその心理的な描写の凄さ、ヒッチコックならではの映像魔術、トリックで見せる心理的な恐さ、全てにおいて超一級のサスペンスです。
青観さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-15 22:32:49)
45.先日のアカデミー賞授賞式でテレサ・ライトが出席していました。すっかりおばあちゃんになってしまいましたが、この作品では生き生きとした清潔感のある娘役がピッタリで、陰のあるチャーリー叔父さんとの関係がとてもうまくドラマに生かされていたと思う。無邪気な妹、弟や、何も知らない人のいい両親や父親の友人など、人物像や会話にもヒッチコック特有のブラックユーモアというべき皮肉な会話やシーンが盛り込まれていて、素晴らしい。何度でも見たくなるヒッチ作品の一つ。
JEWELさん 9点(2003-05-25 22:23:18)
44.ネタバレ ファーストシーンが面白い。

ホテルで眠っていたある男。

起き上り、しばらくしてコップを投げ割る。

何かに苛立っているようだ。

そこから逃げるように外に出る男。後ろから男を追う二人の影・・・最初にこの男が「訳有り」という事を印象付ける見事な出だしだった。



そこから別の画面は家に移る。

その家こそ男が叔父として関係を持っていた家なのだ。

ヒロインは叔父に憧れを持った少女。

叔父も彼女に少し気があるようだが、叔父は何かを隠している様子だ。何処か影があるような・・・。

そして叔父を追う謎の男二人。


日常に潜む奇妙な光景や人間の狂気を描くヒッチコックだが、今回は登場人物の心理描写が徹底している。

羨望の眼差しが疑惑に変わる瞬間、叔父の狂気の影の一面を覗かせる瞬間、追手二人の真相を知る瞬間・・・階段が印象的だった。

シンプルでよく出来たストーリーだが、やはり何かもうひと押し欲しくなる。

ヒッチコックは既に「レベッカ」「海外特派員」「知りすぎていた男」を観てきたが、ラストの列車での“対決”に前者ほどのインパクトは感じられなかった。

それでもよくまとまった締めくくり。

普通によく出来た秀作。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-22 00:21:50)
43.ネタバレ やっとこの頃ヒッチコックものをいくつか観るようになった程度なのであまり比較はできませんが、すごくよくできた内容だと思いますね。 実は最初から余裕が無くて 指輪や新聞記事もすでに精神的に追い込まれていて、…とか、最後の列車の場面も やっぱり可愛い姪っ子には…的な気持があって…って、ものすごくプラスに考えすぎかな?  この独特なスリリングさがいい映画でアリマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-10 10:30:47)
42.うん、テレサ・ライトは「可憐さ」という点においては、ヒッチコック映画歴代ヒロインの中で間違いなくブッチ切りでナンバーワンでしょ!「清楚な」ジョーン・フォンテーン、「情熱的な」バーグマン、「美貌の」グレース・ケリー、「軽薄そうな」ティッピ・ヘドレンと比較すると彼女はブロンドではないけれど、この映画では野郎どもの「守ってあげたい」願望をそそらずにはいられません。だもんだから、相手役の刑事のデクノボーぶりは歯がゆくなるほどいらだたしい。ああっ、俺なら彼女をあんな危険な目にさらす事なく、スマートに守ってあげられるのにぃ・・・。ところでこの映画全編で不吉に流れてくる「メリーウィドウ・ワルツ」(陽気な未亡人のワルツ)ですが、今某生命保険会社「●リコ」のテレビコマーシャルで繰り返し流されてますよね。いわゆるブラックジョークってヤツですか?
放浪紳士チャーリーさん [地上波(吹替)] 8点(2007-03-04 13:01:39)
👍 1
41.BS録画で久し振りに見た。筋としては何人かが指摘するように無理な運びが多々あるが、日常に潜む恐怖という彼お得意の世界が、タイトルバックから伏線たっぷりのヒッチタッチの中で描かれ、観客をラストまで引っ張って行く。何よりも、清純可憐なテレサ・ライトを見ているだけで幸せな気分になれる。
きりひとさん [地上波(字幕)] 8点(2004-01-30 12:47:09)
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40. ヒッチコック作品には、あいかわらず頭が下がります。全ての登場人物を疎そかにしません。交通整理の警官さえもです。
映画の味方さん 8点(2004-01-19 20:12:24)
👍 1
39.東部とカリフォルニアで場所は違えど、物憂げにベッドに横たわる叔父のチャーリーと姪のチャーリーの姿は必然的に二人のこれからを暗示しているのか。
Mr.MONKさん 8点(2003-12-16 00:44:56)
👍 1
38.ネタバレ 最後のほうまで、アンクルチャーリーはもしかしたら白じゃないのかと思っていました。あっ黒だと分かった頃には完全に叔父のほうに感情移入しているから、正直、姪は殺されて欲しいと思ってしまった。
ボーリックさん 8点(2003-12-14 02:21:22)
37. ヒッチおじさんの作品の中では一番怖いと思いました。」
コウさん 8点(2003-03-25 22:26:14)
36.ヒッチコックの名作の一つです。心理的サスペンスと感覚的サスペンス(?)がうまくマッチしていて、なかなか楽しめた。ジョゼフ・コットン演じる叔父が何とも怖い!!
プレデターさん 8点(2001-01-03 09:31:23)
35.ネタバレ ヒッチコックの得意なパターン。一緒にいる男性が実は?って演出は「断崖」でも見られた得意なサスペンス。でもこの映画、ヒッチコックが一番好きな映画という話もあるけど、「映画術」という本によれば、そういうわけではないとヒッチ自身が言ってる。ただ一緒に組んだ脚本家のワイルダーの才能にはすごく惚れ込んだと言ってる。確かにこの映画は女性が実に魅力たっぷりに描かれている。ホンがしっかりしてたんだろうね。彼氏の刑事が意外に出番がないのは、残念。ヒッチコックはこの主人公の女性は、生涯この哀れな犯人を愛しているだろうなんて言っている。観客の自分としては、刑事とうまくやるのかなぁなんて思ってたので、この発言は意外だった。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2017-08-20 00:31:43)
34.ネタバレ 私の年齢からすると骨董品のような作品ですが、脚本や演技力、映像がしっかりしているおかげで、楽しめました。平和なムードから恐怖の日常への変化が秀逸。終盤の叔父が正体を現してからはサスペンス要素がいっきに強くなりましたね。クリスティーナ・リッチの子役時代を思わせるアンのキャラも結構、好きですね。叔父の死に方は結構あっさりしており、電車から落ちてしまうあたりを丁寧に描いて欲しかったです。アルフレッド・ヒッチコックの入門にはオススメします。
マーク・ハントさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-05 04:21:14)
33.ネタバレ ワルツの場面から一転、乱雑な裏町の様子が映し出される。陰鬱な顔で葉巻をくわえベッドに横たわる男。床にはお金が散らばる。大家が来て、知人が訪ねて来たという。誰にも住所は教えてないのに。刑事と察した男は窓から刑事を見てつぶやく。「証拠は何も無いはずだ」掴みはOK。観客の興味を引く術を心得ている。◆娘チャーリーに共感する立場からすれば、恐怖は十分感じられる。叔父のことを敬愛するが故に疑惑を持ち、殺人犯と判明し、誰にも打ち明けられず、自分の命も狙われる。殺人犯と共に暮らす恐怖とやるせなさ。図書館に走るシーンでハラハラさえるのはさすがだ。一方犯人に共感する立場に立てば、解せない事が多い。殺人の新聞記事を不自然に隠し、疑惑を招く。証拠となる指輪を不用意にプレゼントし、取り返した後も処理しない。目が悪いとか捨てようがないという伏線が欲しい。娘殺害のための階段の細工や排気ガスの充満した車庫に閉じ込めるトリックも稚拙。最後の無計画で衝動的な殺害アクションと墓穴は平凡。それに冷静に考えれば指輪は決定的な証拠とはなりえない。娘を殺す動機が薄い。犯人の心の闇が十分に描けていないと思う。未亡人に対する悪意を吐露したり、冒頭シーンで精神的に疲弊した様子を見せるくらい。世間の荒波に揉まれたシーンや未亡人殺害シーンを省いているので、人間像が分りづらいのだ。観客に犯人と分った時点で、犯行シーンを挿入すれば良かったと思う。◆犯罪心理サスペンスにしては、展開がスマートすぎる。もう少しひつこさ、あくどさが欲しい。特に未亡人殺しの詳細が不明のままなのが不満。叔父が殺人者であることが重要で詳細の提示は不要と考えたのだろう。だが警察は叔父を追ってくる。手がかりは無いらしいが、彼が容疑者なのはどういう理由でか?写真を目撃者に見せると言っていたがどうなったか?東部で犯人と疑われた男が飛行機のプロペラに飛び込ん死んだ。それで事件解決では、あまりにもなおざりすぎる。そして突然の刑事の娘へのプロポーズ。取ってつけた恋愛パートは完全に失敗している。◆サブキャラがだれも丁寧に描かれていて賞賛に値する。二人の子供は言うまでもない。推理小説マニアで少しぼんやりした隣人などは魅力的だ。息抜きにはうってつけの存在。娘の同級生だった酒場のウエイトレスも印象的だ。彼女は娘の身近にある影の部分の象徴だ。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-14 05:24:41)
32.最初の高揚感から一気に不審、不安、嫌悪になっていく。。。その過程もとても楽しめました。すべての登場人物にしっかりとしたキャラが与えられているのですね、絶品です。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-16 23:06:51)
31.ネタバレ いい人だと思っていた伯父だが、ひょっとしたらこの伯父にはとんでもない秘密が有るのではないか・・・?その疑惑が同居する姪の中で日に日に大きくなる。そして徐々に本性をあらわし始める伯父。その2人の心理戦を描いた良質の心理サスペンスだと思います。清純で可憐なイメージのテレサ・ライトが誰にも打ち明けられず、少しずつ精神的に追い詰められていき、ジョセフ・コットン演じる伯父が少しずつ精神的に追い詰めていく様の描写がさすがヒッチコックと思わせる怖さがあります。本当はもう少し高得点を付けたい作品ですが、走る列車内でのラストがあまりにもあっけなかったのが残念でした。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-27 20:52:22)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 6.46点
000.00%
100.00%
200.00%
312.00%
4714.00%
5714.00%
61122.00%
7918.00%
8918.00%
948.00%
1024.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.83点 Review6人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 4.66点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1943年 16回
脚本賞 候補(ノミネート)(原案賞として)

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