映画『キサラギ』の口コミ・レビュー

キサラギ

[キサラギ]
2007年上映時間:108分
平均点:7.52 / 10(Review 231人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-06-16)
ドラマサスペンスコメディ戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2007-06-25)【ハクリキコ】さん
タイトル情報更新(2017-06-06)【イニシャルK】さん
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監督佐藤祐市
キャスト小栗旬(男優)家元
香川照之(男優)いちご娘
ユースケ・サンタマリア(男優)オダ・ユージ
小出恵介(男優)スネーク
塚地武雅(男優)安男
宍戸錠(男優)(特別出演)
相沢まさき(DVD視覚障害者対応音声ガイド)
原作古沢良太「キサラギ」
脚本古沢良太
音楽佐藤直紀
製作三宅澄二
テレビ東京(「キサラギ」フィルムパートナーズ)
ショウゲート(「キサラギ」フィルムパートナーズ)
配給ショウゲート
特撮野崎宏二(VFXスーパーバイザー)
編集田口拓也
あらすじ
1年前に自殺したアイドル・如月ミキを追悼するため、ファンサイトを通じて知り合った男性5人が、都内某所に集う。 なぜ、彼女は自殺したのか?その真相を探りはじめる・・・。
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💬口コミ一覧

231.ネタバレ 随分過去に見たことがあった作品ですが、再度みたのでレビュー。
いや、やっぱり面白い。さすが古沢良太。最初から最後まで良かったですね。
この手の話しで「これ映画?」とか「もっとはやく言えよ・・・」とのツッコミは野暮かな?
賛否が分かれる終わり方ですが、個人的には嫌いじゃ無いです。
最後プラネタリュームで実は家元はミキちゃんが心の支えだった理由がさらっと分かる所も。
その、プラネタリュームで終わりの方がスッキリして良かったのは確かですが
オタクたちの妄想の世界は続いていくという意味では許容範囲です。
話が続く限り彼らの中で如月ミキは過去の人にならないですからね。
いくら話が続いても彼らなら最後はハッピーエンドで終わるはずです。
ただし、続編は絶対に作らないで欲しいですけどね。
デミトリさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2016-12-24 12:37:48)
230.ネタバレ おもしろい。まったく期待できない映画のジャケットからは想像できないおもしろさ。こういう映画にまた出会いたい。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-05 00:26:27)
229.ネタバレ 日本映画には、たまにこんなスマッシュヒットみたいなものが出る。油断してると見逃してしまい、気付いた時には今まで見逃していた事をモーレツに後悔しまくる。やはり、登場人物が限られた作品というのは、面白くなる要素が満載のようだ。如月ミキが最後に登場したのも個人的にはうれしかった。思った通りのイマイチアイドルだったのが、実に説得力がある。宍戸錠も遅ればせながら参戦してきたラストに、彼らはどうやって錠を説得するのか、逆に再び混迷の世界に戻るのか、想像するのが実に楽しい。いや~笑った笑った。
リニアさん [映画館(邦画)] 10点(2008-08-16 12:48:04)
228.今テレビで2回目の鑑賞をして、レビューし忘れていたことに気づいたので一言。奇跡としか言いようのない完璧な脚本。初見では気づかなかったデテールや一本筋の通った哲学に感心した。是非何の予備知識もない状態で鑑賞してもらいたいです。はい
正義と微笑さん [DVD(吹替)] 10点(2008-08-14 23:24:33)
227.ネタバレ 「喪服だと盛り上がれるんです。」この先、どんな映画にもこのセリフはつかうことはありえなないでしょう。(笑)
僕は、最後に顔が出てきたことには賛成です。本当にD級アイドル顔だった。よく微妙なのを見つけてきたと思います。「ししど」に対しては洒落なので目くじらたてる必要もないと思います。単純に面白かったです。はい。
たろうさん [DVD(邦画)] 10点(2008-01-28 22:26:25)
👍 1
226.ネタバレ 本当は9.5点。マイナス0.5はラストの2008年のくだり。だけども四捨五入して10点です。すごく心に響いた。いまのところ今年ナンバー1。
死なれたことは不幸で、殺した犯人に対する憎悪というのをそれぞれ抱いている、その反面、自殺の原因に少し絡みたいと思っている。そういった野郎の本音というか、支配欲というか、共感できました。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 10点(2007-08-22 00:36:21)
225.ネタバレ 実はもう五回も観に行ってしまったのですが、初めて観たときよりも、二回目、三回目と
楽しさが増していくのはなんでかな。先日、五回目は大ヒット記念でユースケ、塚地、監督が
トークゲストでした。監督も裏でみんなの爆笑を聞いて喜んでいたそうです。
観ているみんなも拍手しながら笑ってたし。(「やっくんです」のくだりで。)
何回も観ていると、一回目に面白くて大爆笑した大ネタのあとで、他のメンバーが
小さい声で言ってる台詞を聞く余裕が出てきて、それがまたまた笑えます。
イチゴ娘の「何ダイエット?」とか。
口コミでヒットって本当にあるんですね。って塚地さんが言ってましたが、全くそういう
ヒットの仕方も当然だと思います。自分のミクシーでも何回も人に薦めてしまったし。
面白くあり、サスペンスであり、最後はジーンとする。どなたかが書いていらしたように
家元がひどいいじめにあっていて、ミキが心のささえだったところがもう少しはっきり
わかれば、さらに涙がドドドドとなったでしょう。
ナンシー咳さん [映画館(邦画)] 10点(2007-08-04 00:20:22)
224.ここで知って、期待して観に行って、なおかつ期待を裏切らない出来

面白く楽しかったです

“イヤな感じ”がまったく無かったのがなおイイ

テレビドラマでもいいのではないか?という意見もあるかもしれませんが、是非これは劇場での閉塞感と緊張感の中で味わっていただきたいです

ラストでの宍戸錠が出てくるシーンは“?”で-2点くらいではありますが、はるかにそれを凌駕するほどの点数を付けたいくらいですので10点です(笑)
栗頭豆蔵さん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-30 23:05:14)
223.ネタバレ なんだろ~、この映画!!!こんなに観ながら笑えて、観終わった後に笑えて、思い出して笑える映画、最近なかったですね。ここ数年で一番だと、自信を持って周りに薦められます。単純なセット・設定なのにこんなにも2時間人の気持ちをひきつける理由は、やはり脚本と構成の巧みさと俳優の演技力でしょう。一つ一つの台詞が絡み合いすぎて、これはもう宝物です。日本映画、やるじゃないですか!!!私、もう一度映画館に観にいこうと思います。
ひなたさん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-28 23:55:49)
222.最高ですね。内容が良く“この人がそうだったの!”と一緒に驚きつつ笑えました。キャストもいいし、テンポもいいし、中だるみすることなく一気に楽しめました。この映画は映画館で見るべきです。やっぱり邦画っていいですね、邦画バンザイ!
アスモデウスさん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-16 22:14:19)
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221.ネタバレ ヤバい、理屈抜きで面白い。
久しぶりに映画館で周りと声出して笑いました。会場との一体感。映画館の醍醐味ですな。
観る前はユースケがハイテンションで引っ張ってくのかなと思いきや、
全員しっかりとキャラ立ちしてるじゃないですか。
ツボを得た台詞とテンポも無駄なく絶妙過ぎで最高です。
 
惜しむべきは最後のエンドロールにキサラギの顔出てきてしまってるので、なんかなーって感じですかね。
歌と5人の振りの映像でよかったんじゃないですか?
あとラストのプラネタリウムに合わせた5人の回想シーン。
小栗旬のところでもうちょっと判りやすく突っ込んでやれば、
あそこでもう一回ドーンときたと思うんですがね。
ひで太郎さん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-12 00:00:09)
220.ネタバレ 売れないアイドルの応援サイトを通じて知り合った5人が、とある事情のオフ会を開くことに。初めて合うもの同士の知られざる素顔が明らかになるにつれ、とある事件の真相も明らかになっていく・・・ネタバレを極力避けたあらすじはこんな感じです。シーンのほとんどすべてが、オフ会会場の、とあるビルの、物置と化した、狭苦しいペントハウス内。脚本が良ければ、低予算でもこんなに面白い映画ができるんですね。最終的に真相らしきものに辿り着いた瞬間の、悲しみと、ちょっとした嬉しさと、切なさが混じったあの感情は、今まで感じたことがないもので、この感情を狙って創り出した脚本および演出を評価しないわけにはいきません。
camusonさん [DVD(字幕)] 9点(2024-04-22 18:46:48)
👍 3
219.ネタバレ これも、日本でしか撮れない映画だと思う。『十二人の怒れる男』に代表される密室推理劇が、日本のアイドル文化との奇想天外な融合によって、ごくシリアスなサスペンス要素をそのままに、若干のコミカルさとそして独特な世界観を加味した非常にユニークな方向に飛躍的進化を遂げたものである。サスペンス部分の展開運び、特にドンデン返しが目まぐるしく連続する部分の出来は率直に極めてよく出来ており、まず本作は推理劇として十二分に観る価値のある仕上りなのは言うを待たない。

その上に、中盤以降、異常なまでのテンションの高さで激高し、泣き喚き、取っ組み合いを繰り広げる様には、『十二人の怒れる男』には無かった独特のコミカルさ+また別の次元のシリアスさが生まれているが、これは、推しの為なら命を捨てることも厭わない日本のドルオタが集まった為ればこそリアリティを以て成立する演出なのであり、ここにまずオリジナリティを多分に感じ取れるのである(と言って、実はほぼ全員アイドル本人の身内なんだけれども)。

そして彼らが辿り着いた誰をも傷つける事の無い結論、特に小栗旬との「繋がり」の部分には、至誠為ればファンの想いはきっとアイドルに届く、という全日本人男子の「夢」が描き込まれている(本当に、ファンを命よりも大切にするアイドル、というのも、やはり我等の見果てぬ夢なのであろう)。正直私、ここにはちょっとホロリとしてしまった。

確かに、ラスト12、3分は丸ごとオミットしても構わない位だが、それを差し引いてもよく出来ている。必見。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 9点(2020-06-13 00:17:23)
👍 2
218.ネタバレ オダ・ユージがナイフを机に突き付けるシーン。雷雨とBGMで一気に展開を加速していきます。
それまでのコミカルなやり取りとのギャップに、息を呑みました。それでも登場人物達の魅力で、変な重たさは無く物語に集中させてくれます。
そして謎をいくら解いても結末は変わらないという中、少しほっこりする答え。お見事でした。

ヘアヌードの下りはいらなかったかなあ…ショウ・ミーとか。ミキちゃんの偶像がぶれて感情移入しにくかった気も。
それでも見といて損は無いんじゃないでしょうか。映画にしてはスケールが小さすぎるという指摘もありますが、個人的には映画だからと言ってこうあるべきという見方は勿体ないと思うので。
ハービィさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2018-06-10 08:59:06)
👍 1
217.ネタバレ 今更ですが・・・
過去に中途半端に鑑賞した為、今回改めてしっかり鑑賞。

語り尽くされた通り、ラストは本当に不要ですね。
確かに、5人が辿り着いたものはあくまで仮説なので、他の説を語るのはアリですが、だとしたら本作で辿り着いた仮説をラストに持ってくるべきでしょう。5人が注いだ愛情を大切にすべきなら、きれいなままで終わらせるべき。
少なからずとも自分はあの仮説に非常に感動したし、あそこまで盛り上げておいて、下げるのは如何なものでしょうか?

ラスト以外は本当に素晴らしい作品だと思いました。
昨今、邦画の衰退云々語られています。確かの本作も所謂スケールや芸術性等などの評価軸で測れば、ハリウッドの様な世界的な名作とは違うとは思いますが、こういった素晴らしい作品を観ると、そんなものはどうでも良い、心に残った作品が名作なんだなと痛感しました。

理屈抜きに楽しめた。
ただしラストがアレなので-1。
夜光華さん [DVD(邦画)] 9点(2016-05-30 10:34:25)
👍 1
216.ネタバレ 初見以来、また「キサラギ」みたいのが観たいな、とレンタル店の棚を物色することしばしば。結末を知りつつ再見しても、あらためて面白いと思う。でも、面白いこそなんですよね、なぜ5人の出した結論を信じることができなかったのか、と。最後に入れたもう一筆が、観客へのサービスというより制作側の「逃げ」の姿勢のように見えるんです。「なんちゃって」って言ってるような気がするんだよなぁ。ああ、もったいないなぁ。
なたねさん [DVD(邦画)] 9点(2015-11-17 15:24:56)
👍 2
215.ネタバレ この映画を再見しようと思ったキッカケは何だっただろうか。
脚本の古橋良太なら「三丁目の夕日」で感動し、
監督の佐藤祐市ならカーリング映画「シムソンズ」の面白さに心打たれた事がキッカケだった。
それに「シムソンズ」でも佐藤祐市と組んだカメラマン川村明弘の仕事振りに心を揺さぶられたからなのです。

「キサラギ」の窮屈さが苦手という人にも開放的な「シムソンズ」をオススメしたいし、心の中をさらけ出しつくす「キサラギ」か人間の善良さを信じ抜く「シムソンズ」か。好みが分れるのも無理はないだろう。
いずれも“嘘”をひっぺがして“真実”をさらけあう面白さ。

俺はこの映画に対して散々罵ってきた。あなた方は「一貫性がない」とか「手のひら返し」とか、散々に私を罵る事でしょう。
それを覚悟で、俺はこの映画を見直し素直に面白いと思えた感動のもと、この映画のレビューを再び書いていきたいと思うのです。

エレベーターでふと現れた独りの男。何もない屋上、回る鉄の音、室内の異様な“暗さ”。
その暗い理由も、クライマックスで“真実を語る”ように煌く星々を際立たせるための漆黒だった。

匿名掲示板という偽りの自分、直接顔を合わせる時も“仮面”を被ったまま。一人、また一人集まるアイドル(偶像)に魂を奪われた人々。
クールを装う男、流される男、話に置いてきぼりをくらう男、明るすぎる男、何かを押し殺しているような男たち。

織田裕二「いいじゃないですか~」
「踊る大捜査線」では「真下正義」として活躍したユースケ・サンタマリアの鉄仮面。

パーティー気分だった主催者に対して、他の人間は真面目に追悼。でも何処か冷めた様子。
その理由も伏線。泣く男と冷めた男たちの違い。初見時の俺は、その辺の巧さを見逃し、完全に忘却していたらしい。
この映画は脚本の映画だ。確かに再見して映画的演出が冴え渡っているシーンが多いのがよく解ったが、やはりクライマックスの“あの瞬間”を盛り上げるために脚本が頑張っているのです、セリフの一つ一つで頑張っている映画です。

その一つ一つをより鋭く効かせる映画的演出の数々。

カチューシャという遺品、コレクションという火種、出入りは自由だが“ある瞬間”には閉ざされ密室を作り上げる。窓の外の雨、一触即発の緊張。
ド突き合い、ナイフ、右手に輝る切っ先、指紋でベッタベタになる遺品たち。
それに中々ハッキリ写されないアイドルの顔。
「シムソンズ」もまた主人公が憧れるアイドル的存在に影響を受ける作品だった。
あの映画は最初から顔や行動をハッキリと映していたが、この映画は“あの瞬間まで”徹底的に顔を映さない。

腹痛のせいで事情を中々掴めず除け者にされる塚地。この映画の“デブ”は最初憎悪の対象として描かれる。
あの頃の俺「貴方ちょっと黙ってて!」
初見時の俺は、その空気に犯されていたらしい。何故あれほど塚地に殺意がわいていたのか何となく理解できた。
だって農家なのに腐ったりんごパイ食って腹下すの?なんて思ったりしてさ。

本当にウザかったのは真下正義の方だったのにね。
あと警察仕事しろ。

今は後半で“化けの皮を引っぺがして”大活躍する塚地の演技力を賞賛したい気分だ。
「嘘だっー!!!!」と思わず叫び「何でもいいや」と諦めながら。

ほらおまえらヌード(幼女)だぞ喜べ。

回想を語るアニメーションは「シムソンズ」の頃から登場。

散乱する食い物、手紙、ストーカー、モヒカン、クッキー、エロムードになる照明、ダンボール、キャンドル、椅子を掴んでぐるぐる。

ここまでセリフばかりだなあと思っていると、あのクライマックスの素晴らしさで一気にもっていかれる。
黄色いクッションが“スイッチ”になり、満点の“星空”が語る真実!!彼等は嘘をついていなかった。
俺は何故このシーンを見逃していた!?おおおあの頃の俺のクソ馬鹿野郎があっ!!

そんな俺のように初見時と再見時で印象がガラリと変わったという体験がある貴方。
ラストの如月ミキと一緒に踊って嫌な気分を発散してしまいましょう。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-09-07 19:55:57)
214.ネタバレ 最初のくだらないノリも何のその。如月ミキ、死の理由についてオダ・ユージが語り始めたところからもう目が離せなくなった。伏線がすべて回収されていく気持ち良さはもちろん、導き出した答えには十分感動できる要素がある。その余韻を残したまま終わってくれてれば10点付けてた。悔やまれる…、あれは絶対に余計だ。
リーム555さん [DVD(邦画)] 9点(2011-06-13 16:35:32)
213.ネタバレ 邦画最高峰だと思います!単純に面白いしニヤリとするユーモアもたまりません。単に趣味があったのかな?という気もしないではないですが、脚本がよくできてるし、展開も無理がありません。逆にいえば邦画でこれぐらいの完成度を為し得るのは、この種の作品しかないのかもしれませんね。
ろにまささん [DVD(邦画)] 9点(2011-03-23 19:53:57)
212.ネタバレ 「十二人の怒れる男」などと同様、閉鎖空間の真相追及ミステリー。面白い。二転、三転、四転、五転、転、転・・・。めまぐるしく変わる状況に、前のめりに惹き付けられる。笑わせたり、呆れさせたり、しんみりさせたり、考えさせたり。観る側の態度をストーリーに合わせてジェットコースターなみに昇降させてくれる。立場の違う5人のそれぞれのキサラギ像が一人のアイドルに収束して行く。それは、アイドルに限らず人の記憶に残る誰かの「像」が他者との関係性の総体であるという普遍メッセージを包含する。その偶像概念の検証で終わると思っていたら、なんと土壇場で如月ミキを登場させる。微妙な容姿と歌と踊り。たしかにD級アイドルだけど、ちょっと得した気分になる。それがこの変な映画に、さらにブラックな色彩を付加する。「原作もの」の安易な映画化が多い邦画界で、舞台ベースとは言え、書き下ろしのオリジナル脚本の強さを見せてくれる映画である。アイドル文化をトレースしていることを評価するなら、アカデミー外国語映画賞くらい授与されて良いくらいの見応えだった。これはケッサク。宍戸錠の蛇足は見なかったってことで・・・。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2010-10-24 01:50:16)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 231人
平均点数 7.52点
000.00%
100.00%
200.00%
362.60%
462.60%
5156.49%
6125.19%
76025.97%
87030.30%
95122.08%
10114.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.48点 Review27人
2 ストーリー評価 8.09点 Review44人
3 鑑賞後の後味 7.13点 Review43人
4 音楽評価 5.84点 Review32人
5 感泣評価 4.96点 Review29人

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