映画『3-4X10月』の口コミ・レビュー(2ページ目)

3-4X10月

[サンタイヨンエックスジュウガツ]
Boiling Point
1990年上映時間:96分
平均点:6.27 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(1990-09-15)
アクションドラマスポーツもの犯罪ものヤクザ・マフィアバイオレンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-03-14)【イニシャルK】さん
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監督北野武
助監督吉川威史
辻裕之
渡辺武〔監督〕
キャスト小野昌彦(男優)雅樹
石田ゆり子(女優)サヤカ
ベンガル(男優)武藤
井川比佐志(男優)大友
ジョニー大倉(男優)南坂
小沢仁志(男優)金井
ビートたけし(男優)上原
飯塚実(男優)和男
井口薫仁(男優)隆志
井手らっきょ(男優)ハジメ(名義「井手博士」)
芦川誠(男優)
布施絵里(女優)美貴
豊川悦司(男優)沖縄連合組長
鶴田忍(男優)スタンドの店長
藤浪晴康(男優)パチンコ店店員
坂田祥一郎(男優)スナックの男
脚本北野武
撮影柳島克己
山本英夫〔撮影〕(撮影助手)
製作奥山和由
木村博人(製作管理)
片岡公生(製作デスク)
松竹富士
バンダイ
プロデューサー鍋島壽夫
森昌行
吉田多喜男
佐々木麻美子(協力プロデューサー)
配給松竹
特撮納富貴久男(特殊効果)
小林正巳(操演)
美術都築雄二(美術助手)
柴田博英(装飾)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
編集谷口登司夫
宮島竜治(編集助手)
録音堀内戦治
照明高屋齋
松岡泰彦(照明助手)
その他吉川威史(キャスティング)
オフィス北野(協力)
東京現像所(協力)
BIG SHOT(協力)
あらすじ
何をやらせても冴えない青年、雅樹(柳ユーレイ)は、些細なことからバイト先で暴力団とのトラブルに巻き込まれてしまう。収拾がつかない程悪化する事態に、自分を変えたいと思う雅樹は、さらに首を突っ込んでしまう。
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💬口コミ一覧

42.ネタバレ 北野武監督作品第二作目も北野武らしい。いや、北野武というよりはビートたけしらしい馬鹿馬鹿しい笑いを描いている。例えばオープニングからしてもそうである。草野球の最中にただ一人だけ仮設のトイレから出てくる冴えない男の登場の仕方といい、やくざに巻き込まれるまでの流れ、更に最初に代打で出てきて一度もバットを振らずに三振の汚名返上とばかりにもう一度代打で今度は大きな逆転ホームランも前のランナーを追い越してアウトで逆転ならずに敗戦。ここらは予想通りではあるが、たけしらしい。更にそんな男が初めてのデート中、二人をからかっている奴等が止まっている車に追突。監督武というよりもビートたけしらしい馬鹿馬鹿しさである。ビートたけしの子分、渡嘉敷の指を詰めるのも将棋の駒ってのも如何にもたけしが思いつきそうな感じである。沖縄での場面、置いてけぼりを喰らう二人のシーンや事務所に乗り込んで銃を撃っても弾が出ず、その後の彼女のデート中の車の中で発射やら空港内で前の乗客の荷物にどさくさに紛れて持ち歩いていた銃を投げ入れるというようなアホらしさ、そうそう、海でのシーンの静けさ、最初から最後まで全く音楽無しなのも新鮮である。うるさい音楽なんて無い方が映画に集中出切るんだぜ!とでも言っているような演出である。最後も草野球の場面で閉める。しかもここでまたトイレから出てくる男、野球とヤクザ、何の関係もないような中でそれぞれの見せ方が面白い。面白い映画なんだけどどうにも女性に対して殴る。蹴るシーンが多過ぎるのが気になる。作品全体の色、静かな中で感じられる殺気やら馬鹿たけど何とも憎めない登場人物、北野武(ビートたけし)は岡本喜八監督の初期の頃の映画に出てくる可笑しな人達の様にこの映画は明らかに岡本喜八監督の「「ダイナマイトどんどん」の影響を受けているそんな映画だと思いました。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-19 20:00:45)
41.まず撮りたい画があって、それに合わせてストーリーを構築していったような印象で、はっきり言ってストーリーはよく分からないのだが、それでもけっこう面白かった。たけし映画はセリフが少ないのが特徴的だが、この映画では音楽もカラオケでベンガルが歌う曲以外は一切なしという徹底ぶりで「その男、凶暴につき」に続いて独特の雰囲気を持った作品となっていて、沖縄、海、空など「ソナチネ」と通ずるようなところがあるのも偶然ではないだろう。「ソナチネ」でも海や空の青がとにかく印象的だったが、わずか2作目にして既に海や空の映像に対してこだわりが見られ、たけし映画の特徴の一つであるキタノ・ブルーと呼ばれる青を強調した映像がこの映画でも美しく表現されており、「その男、凶暴につき」同様、たけしのお笑い芸人とは全く違う映画監督としての北野武を語る上でとても貴重な作品で、特にのちのたけし映画の芸術性はこの映画が原点なのだと思わずにはいられない。個人的には「その男、凶暴につき」のほうが好みだが、この映画もたけし映画の原点として外せない映画ではないだろうか。たけし本人が出ていて、主役ではないのもこれだけのような気がする。(かなり目立っちゃってるけど。)それにしても無名時代のトヨエツが若いなあ。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-02 00:14:36)
👍 1
40.ネタバレ 別に特別面白い映画ではないんだけど、全体に漂う枯れた空気感が、何度も観たくなります。ガソリンスタンドでヤクザがイチャモンつけてくるシーンや、バーでマスターがキレるシーンは凄いです。シュールなジョークも笑えます。ただ、沖縄編の後半から武が主人公になっちゃってるのと、沖縄から帰って来てからの流れがちょっと面白くなかった。
モンチョさん [DVD(邦画)] 7点(2010-11-18 00:23:49)
39.まずやはり目を引くのがタイトル。

僕は「3マイナス4掛ける10月」だと思っていた。
鑑賞後もタイトルの意味だけがさっぱり分からず調べてみたところ、そんなに深い意味は無いのね(笑)
単なる野球のスコアで少しストーリーに引っ掛けてあるぐらい。

北野監督2作目となる本作は、前作のソリッドさからは大きく離れ、後の北野作品の土台となる出来となっている。
死、枯れた笑い、皮肉、沖縄・・・
など「ソナチネ」にかなり通じるものがあるが、個人的には本作の方が好み。

しかしなんなのだろう この初期北野映画の妙な中毒性は。
作品自体の映画としての完成度は一般的に見れば低い部類だろう。
しかしそれ故の「満たされない」独特の雰囲気が、上手く言葉に出来ない感情を僕らに抱かせ、
もう一度観たくなってしまう。

支離滅裂な展開で初めは戸惑いを覚えずにはいられないが、オチで収束される。
この手のオチは個人的にはあまり好きでないやり方なのだが、本作に関してはこの落としかたがベストに思える。

興行収入に恵まれなかったのはむしろ当然と思ってしまう掴み所の無い本作だが、
この感覚を他の映画で味わえるかというと・・。

好き嫌いハッキリ分かれると思う。
好きな人はきっと僕と同じように中毒になってしまっているはず。

前作のファンのことなんか全く考えていないようなぶっ飛び方。
でも色調はやっぱり北野映画。う~ん凄い。
おーるさん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-08 17:34:47)
👍 1
38.今作の後発表される数々の作品の断片がぎゅっと詰まった感じです。武軍団も皆良い味を出していました。
njldさん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-18 17:37:50)
37.誰かが言っていた、[HANA-BI]以降が商品で、それ以前が作品だと。本当にそう思う。素人の役者が多いのでほとんどしゃべらない、しゃべるのはプロの役者さんばっかりだ。今はダメでも何年か経てばたけしは必ずこの場所に帰って来ると思う。
カーヴさん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-16 13:33:22)
36.たけし軍団と草野球がしたくなる一本。
カイル・枕クランさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-11 15:58:16)
35.たけし扮するヤクザが事務所を襲い乱射、隠れていた女がひとり。次のカットでは腰を振るたけし。こんな具合に間がごっそり抜きとられたシーンがたくさんあります。この4コマまんがのような手法がバイオレンスでありながらもどこかコミカルな雰囲気を漂わせる。けして軍団で固めたから笑えるのではない。南国的かつ毒々しい花を使った画は意味もなく(?)アートで好きです。石田ゆり子の存在が主人公にとってあまりにも都合のいい女でその都合の良さは後半一気に加速するんですが、オチで納得。情けない男が大きなことをやりとげて散って行く姿を沖縄ヤクザが見せ、主人公がまた見せる。冴えない男が夢見るのは、一発逆転サヨナラホームラン。
R&Aさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-12 15:46:27)
34.役者の色がバラバラなままになっていたせいか、もう一歩のめりこめませんでした。無駄のなさが魅力の北野作品ですが、それがちょっと退屈を誘う感じになってしまうところがあって、途中ちょっと眠くなってしまいました。しかし上質のユーモアと目を覆いたくなるような暴力シーンだけでも十分面白かったです。柳ユーレイ(本名で出てるけど)の不思議な存在感が光っていました。北野監督はキャスティングのセンスがすばらしいと思います。
クリロさん 7点(2004-06-19 21:49:25)
33.ネタバレ にぎやかな狂気(ビートたけし)と静かな狂気(柳ユーレイ)が、それぞれの破滅に向かって突き進んでゆく。自分の代わりに、舎弟の指を強引に切り取る北野、「人気のない事務所」に、「現実に存在するかどうかもわからない彼女」と突っ込んでゆく雅樹、二人の異なる種類の狂気は、厳粛ですらある。傑作なだけに、井川比佐志とガダルカナルの演技が下手なのが、残念。特にガダルカナルは台詞が多いだけに、つらかった。 構成に素人臭さを感じるが、北野監督のこれからがひじょうに楽しみな作品。
DONGYAOSさん 7点(2004-06-18 07:10:52)
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32.初めてみた時はあんまり好きじゃなかったんですけどね。正直なところ、耳垢のような作品だと思ってました。けど、もう一度見てみると、この耳垢、思ってたよりも凄くデカイ耳垢だった!もう、思わずまじまじと見てしまうような。なんか変な魅力のある映画です。(参考にならないレビューだな・・・)
ゆうろうさん 7点(2004-02-26 21:46:10)
😂 1
31.たけし映画のなかでは非常にいいと思う。たけし映画の乾いた感じが好きだ
たましろさん 7点(2003-10-17 00:17:13)
30.最初、ガダルカナルタカの役はたけしが1番合うんじゃないかと思ったが、実際のたけしの役柄を観て納得、ここまで得体のしれないクレイジーな役所はたけしにしか無理だった。
ストーリーは賛否分かれる所だと思うがたけし映画のファンなら避けては通れない道。
ヴレアさん [DVD(邦画)] 6点(2017-07-12 19:26:52)
29.ソナチネの原型ということか。ストーリーのつながりはあまりうまくない。絵はいいね。
Balrogさん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 16:14:04)
28.情景の集まりのような映画。やくざ、野球、海、おねえちゃん。ナンセンスだろうと撮りたい絵をつないで作家性が生まれたら映画として成功なんだろう。
michellさん [DVD(邦画)] 6点(2011-03-26 18:35:55)
27.最小限の説明と、穏やかなカメラワークの静かで非刺激的なバイオレンス映画。この奇妙で淡白な笑い、残酷さ、気持ち悪さに時折ハッとさせられるも、見ている側にはどうにも蚊帳の外感がある。主演が冴えない顔つきの男(柳ユーレイ)ってこともなんだか居心地の悪さや物足りなさを強調されてるかのようで、それを楽しめるかどうかが評価の分かれどころなのかな。
すべからさん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-02 13:01:54)
26.ここまでおちにあぜんとしたのは、ホドロフスキーの「ホーリーマウンテン」以来だ。まったく巨匠ってのは・・・
センブリーヌさん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-09 20:17:33)
25.ネタバレ 夢落ち、ですか・・・?
柳ユーレイが最後小走りでグラウンドに向かった事から、一応ハッピーエンドなのかな?
それとも沖縄での出来事はやっぱりホントのことなのかな?
なんか煙に巻かれた気分・・・
bolodyさん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-26 19:10:58)
24.「軍団、野放し!」というキャッチコピーだったような。オチにはちょっとビックリした。
マックロウさん 6点(2004-06-09 16:03:16)
23.ネタバレ トイレの中でダメ男が夢想する。俺がもっと強かったらなぁ。ヒーローになって女の子救っちゃったりして・・・。そして、トイレから出る時にはそれだけで走りに力強さがこもってくる。北野監督の狙いはよくわかり、「人間なんてそんなもんだから自信持て」というあたたかさも感じる。しかし、やはりきちんと脚本を事前に作るべき。プロットがぐだぐだで一貫性がなく、だれてしまっている。残念。
恭人さん 6点(2003-11-28 11:20:06)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 6.27点
000.00%
123.23%
223.23%
334.84%
446.45%
5914.52%
61016.13%
71625.81%
8711.29%
958.06%
1046.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.80点 Review5人
2 ストーリー評価 4.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.85点 Review7人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 2.50点 Review4人

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