映画『007/慰めの報酬』の口コミ・レビュー

007/慰めの報酬

[ダブルオーセブンナグサメノホウシュウ]
Quantum of Solace
2008年上映時間:106分
平均点:6.16 / 10(Review 124人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-01-24)
アクションサスペンスアドベンチャーシリーズものロマンス小説の映画化スパイもの
新規登録(2008-05-16)【ギニュー】さん
タイトル情報更新(2024-03-31)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督マーク・フォースター
助監督ダン・ブラッドリー(第2班監督)
サイモン・クレイン(第2班監督:パナマ)
演出鍛治谷功(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
キャストダニエル・クレイグ(男優)ジェームズ・ボンド
オルガ・キュリレンコ(女優)カミーユ
マチュー・アマルリック(男優)ドミニク・グリーン
ジュディ・デンチ(女優)"M"
ジャンカルロ・ジャンニーニ(男優)レネ・マティス
ジェマ・アータートン(女優)ストロベリー・フィールズ
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)フェリックス・ライター
イェスパー・クリステンセン〔男優〕(男優)ミスター・ホワイト
ロリー・キニア(男優)ビル・タナー
ティム・ピゴット=スミス(男優)イギリス外務大臣
フェルナンド・ギレン・クエルボ(男優)ボリビアの警察署長
スタナ・カティック(女優)コリンヌ
マイケル・G・ウィルソン(男優)ハイチのホテルロビーで椅子に座る男(ノンクレジット)
デヴィッド・ハーバー(男優)グレゴリー・ビーン
ギレルモ・デル・トロ(補足音声)
アルフォンソ・キュアロン(補足音声)
小杉十郎太ジェームズ・ボンド(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
佐古真弓カミーユ(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
家中宏ドミニク・グリーン(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
菅生隆之レネ・マティス(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
辻親八フェリックス・ライター(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
此島愛子"M"(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
長克巳メドラーノ将軍(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
大西健晴ビル・タナー(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
仲野裕カルロス大佐(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト】)
藤真秀ジェームズ・ボンド(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト/BSジャパン】)
江原正士ドミニク・グリーン(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
沢田敏子"M"(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
内海賢二メドラーノ将軍(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
石田圭祐フェリックス・ライター(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
西村知道レネ・マティス(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
大塚芳忠ミスター・ホワイト(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
大塚周夫イギリス外務大臣(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
白熊寛嗣ビル・タナー(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
龍田直樹タクシー運転手(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
青山穣(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
白石涼子カミーユ(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
池田秀一ドミニク・グリーン(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
谷育子"M"(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
堀勝之祐ミスター・ホワイト(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
玄田哲章メドラーノ将軍(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
間宮康弘グレゴリー・ビーン(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
佐々木梅治(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
根谷美智子(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
川島得愛(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
楠見尚己(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
岩崎ひろし(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
森なな子(日本語吹き替え版【BSジャパン】)
原作イアン・フレミング(キャラクター創造)
脚本ロバート・ウェイド〔脚本〕
ポール・ハギス
ニール・パーヴィス
音楽デヴィッド・アーノルド
作曲モンティ・ノーマン「ジェームズ・ボンドのテーマ」
編曲ニコラス・ドッド(指揮も)
主題歌アリシア・キーズ"Another Way To Die"
ジャック・ホワイト"Another Way To Die"
撮影ロベルト・シェイファー
製作バーバラ・ブロッコリ
マイケル・G・ウィルソン
MGM
コロムビア・ピクチャーズ
ユナイテッド・アーチスツ
製作総指揮カラム・マクドゥガル
アンソニー・ウェイ
制作キングレコード(日本語吹き替え版【キングレコード版ソフト】)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
フレームストアCFC(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術デニス・ガスナー(プロダクション・デザイン)
アンナ・ピノック(セット装飾)
ダニエル・クレインマン(タイトル・デザイン)
衣装トム・フォード〔監督・デザイナー〕(ダニエル・クレイグのスーツ)
ルイーズ・フログリー(衣装デザイン)
編集マット・チェシー
リチャード・ピアソン〔編集〕
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳松崎広幸(日本語吹き替え版【ソニー版/フォックス版ソフト/キングレコード版ソフト】)
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

124.えと、前作の完全な続きから始まりますが、まー、んなんことはどーでもいーか、今回の敵はなんと世界の要人が徒党を組む悪の組織、まー平たく言えば、世界を影で牛耳ろうとしている企業集団(クォンタムって組織/原題より)であります。んでもって、日本ではほとんど有名になってない現実に起こったボリビアの水問題を主なテーマにもってきておりやす。現実の話を、それとなく映画の世界へ、滑り込ませ、気づく人は気づいてよね的な物語ってのは、映画の表現ってすごいなーと素直に関心しました。水といのは人間には必要不可欠なものでして、それを一部で民営化、つまり巨大企業が支配しているってのは、ほんと恐ろしいことなのです。今、世界では水がかなり重要な資源になりつつあって、一部の既得権益はそのことに気づいていて、将来、水不足がメジャーな国でも起こりつつあるのを見越して、その利権を手に入れつつあるのです。そーすることで世界を支配しようとしているのが、今回の敵なんですね。スペクターなんてのが、幼稚な組織に思えます。イギリスやアメリカの一部では水の民営化によって、水道料金が跳ね上がりえらいことになっていますし、日本でも最近、そのような動きがチラホラ。そう悪の組織は現実に存在しているんですよ。身近な所に。会社とゆう形で。そんな思いで見てると、007を応援せずにはいられない、007よ、そんな悪い奴ら、バンバンやちゃってくれーって感じになります。ちなみに、世界の水を現在牛耳ろうとしているのは、わずか5社くらいで、これが世界銀行やアメリカの政治家や高官と繋がっているのが現実です。民営化は怖いぜーてゆう映画でした。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2013-12-19 15:35:05)
👍 1
123.ネタバレ やっぱりええなあ、新生007。まさか続き物とは思ってませんでしたが、前作鑑賞から間隔があいてなかったので、良い感じで掴めました。ただ、マティス:ジャカルロ・ジャンニーニは、今後もチラチラ登場してくれるものと安心していただけに、超~残念無念。あの、スクリーンを彼色に染めてしまう感は、いい味出してたのに・・・まあ、この人間くさい007は私のお気に入りですがねぇ。
ぱぴんぐさん [DVD(字幕)] 9点(2010-01-11 03:13:31)
122.ネタバレ 1回見ただけではストーリーに付いていくので精一杯!!オープニングのカーアクションや教会でのシーンは最高!!終盤の炎の中でのアクションも凄い迫力。残念なのは紳士的なシーンが非常に少ないことです。お決まりの名言も少ないし、マネーペニーやQがいないのも少し寂しい。以前の金箔塗れの死体から、今作は石油塗れになっていましたね。ほんとダニエル・クレイグとオルガ・キュリレンコの渋々コンビはカッコイイ!!ダニエル・クレイグは完全の悪役顔ですが、私はそこが好きだったりします。それでも、次作は紳士的にお願いしたい・・・。ラストのやり取りは前作を見ないとまず解らないだろう。見ていた人でも???となる可能性あり。
マーク・ハントさん [DVD(字幕)] 9点(2009-07-28 00:19:47)
121.ネタバレ かっこいいです。惚れました。史上最高のアクション映画でしょう。もうジェイソン・ボーンは要りません。
Robbieさん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-05 19:59:46)
120.ネタバレ 世間の評判どおり、スピード感のあるアクションものとしては とても面白い!!
オープニングからあれよあれよと言う間に、その場面展開の早いこと。
一瞬たりとも画面から目が離せませんでした。

前作「カジノ・ロワイヤル」では、私は心中どうしても ダニエル・クレイグさんに馴染めませんでした。
私の一番好きなボンド、ピアース・ブロスナンさんとは あまりにもイメージが違っていましたので。

まず、オープニングからの立て続けのアクション。
噂には聞いていましたが、これは凄い!!

でもでも、ダニエルさんはスマートなボンドか?
いえいえ、人間味たっぷりそしてちょっと残酷なボンド。
どんどん人殺しをしちゃう。
これもご時世なのかもしれませんが、殺し屋ではなくMI-6の エージェントなのだからこんな風で良いの?と疑問は持ちました。

今までのジェームズ・ボンドの良さは行動のすべてに理由があること。
計算しつくされていること。
なのにこんなに感情に流されていいのか?
その場の瞬発力だけで良いのか?
その疑問のため、前半は面白いと思いながらも、007を観ているような気がしないのも、真実でした。

話は変わりますが、ボンド・ガールのオルガ・キュリレンコさんはポスターの目つきが悪くて(笑)イメージ悪かったです。
でもスクリーンに登場した時から、うわぉ、とてもキュートじゃないと思いました。

そしてその目つきの悪さは、ストーリーの重要なポイントだったのでした。
家族を殺されたカミーユはボンドの心情の理解者、一番の戦友とも言える存在なのでした。
ここから物語の深みが増すのです。

そしてジェームズ・ボンドの悪い癖?
フィールズ諜報員の登場で、ああ、やっとお決まりだと(笑)
007シリーズが好きな私はほっとしたのでした。

だって、ねぇ、ボンドの魅力で美女とベッド・イン・・
ここが無ければ007とは言えませんから
ジェマ・アータートンさんはボンド・ガールとしては安心できるお顔立ち。
「ゴールド・フィンガー」のオマージュもありました。

そしてこの作品の見どころは、ラスト20分ですね
Mがそう動いて、そしてジェームズ・ボンドがそう答える。
今までの矛盾とイメージのずれがここで大きく修正されました。
この終わりかたは気に入りました。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-25 22:56:28)
👍 1
119.ネタバレ ボンドにダニエル・クレイグを迎えての第二作目。007シリーズはシリーズ物の弱点でもあるマンネリ化に、主演俳優や監督、作風の変化によって対応してきたが、クレイグ版ボンドは過去の007作品とは更に一線を画す存在ではないだろうか。ダニエル・クレイグはリアリティと人間味を持って女王陛下に使える諜報員、新生ボンドのスタイルを確固たるものにした。前作「カジノ・ロワイヤル」ではシリーズ最長の時間をかけて、ボンドの愛と誕生を描き、今作「慰めの報酬」ではシリーズ初の連作(続編というよりは二部作といった感じの繋がり方である。)を最も短い上映時間で描いた。その中でも前作の倍近い質量の凄まじいアクションの連続なので、わずか100分ちょっとの時間で(シリーズおなじみのオープニング、エンディングもあるので正味はもっと少ない。)物語を破綻させることなく、しっかりと作品のテーマまで伝えきっている辺りは流石だといいたい。名匠マーク・フォスターならではの人間味のあるドラマに仕上がっている。アクション映画は初にもかかわらず、優秀なアクション監督のお陰か、リアルかつ手に汗にぎる迫力のシーンの連続。「こんな安ホテルなんて・・。」という台詞があったが、脚本、音楽、衣装など、最高級のスタッフを集めたからこそ、ジェームズ・ボンドのような洗練された感じが映画から漂ってくる。Qやマニーペニーが出ない、ガンバレルがラスト(前作と本作が途切れなく繋がっているため)にあるなど今までの007からは大きく逸脱している点もあるが、ゴールドフィンガーを思わせるシーンなど、オマージュもしっかり含まれており、見所が多い。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-25 14:48:51)
👍 1
118.ダニエル・クレイグが“ジェームズ・ボンド”に扮する新007シリーズの第二作目。
前作「カジノ・ロワイヤル」の完成度がとても高かったので、必然的に続編への期待は高まっていた。
そしてもって、今作「慰めの報酬」も極めて完成度の高いエンターテイメントだった。「賞賛」に値する。

やはり、ダニエル・クレイグが良い。
ショーン・コネリーやロジャー・ムーアが演じた往年の「007シリーズ」に愛着がある世代にとっては、無骨でスマートさがないクレイブのボンド像は、お気に召さないという評価も聞く。
が、敢えて「未完成」のジェームズ・ボンドを描き直し、そこにダニエル・クレイグというワイルドさと危うさを秘めた俳優を配したことは、一つの趣向として圧倒的に正しい。

そして、そこにはこれまでのシリーズにはなかったシリアスさとリアリティがある。

「殺しのライセンス」というものが実際にあったとして、それを与えられる者に絶対的に必要なことは、「自らの感情をひたすらに抑えつける」ということだろう。
ただし、そんなことが端から出来る人間などいるわけがない。たとえいたとしても、そんな人間は“ヒーロー”として決して魅力的でないと思う。

“ライセンス”を与えられ、そこに求められる“絶対性”を極限の状態で徐々に越えていくプロセスこそ、クレイブが演じるこの“007”シリーズの醍醐味であり、これまでのシリーズにはない魅力だと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-25 02:49:03)
117.ネタバレ 2回目を見て来ましたがさらに楽しめました。前作から引き続き、荒削りなボンドが少しずつ成長していく姿は見応えがあります。ダニエル・クレイグが演じる人間味溢れるボンドは魅力的ですね。ヴェスパーへの複雑な想いが伝わってきました。ヴェスパーの件はとりあえず決着がついたと思うしラストにガンバレルを持ってくるあたりに一人前のボンドがやっとラストに誕生したのではないかと思います。ダニエル・クレイグの演技や仕草には引き込まれるものがあり次回作も続投してほしいですね。本作では前作よりもユーモアのあるセリフも増えて余裕も出てきたし次回作ではボンド映画のお約束シーンなども復活させてダニエルが演じる限り、このハードでシリアスな路線を踏襲しほしいです。
ギニューさん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-17 23:46:33)
116.前作に引き続き、気分悪くなるくらい、カットの多い激しすぎるカースタントから始まり、少々疲れます。トスカのシーンはなかなか面白い。が、ボンドの超人ぶりは相変わらず。死ぬって普通。
代書屋さん [DVD(字幕)] 8点(2023-01-16 13:08:25)
115.クオリティが高い代わりにやたら陰鬱なムード漂うクレイグボンドシリーズですが、その中で最も明るく爽快な作品。「ダーティハリー」でいえば3辺りの雰囲気。一番好きかも。
前回の弔い戦として、手がかりを片っ端から殺すボンドとそれに頭を抱えるMは、悲壮な雰囲気というよりむしろ痛快な空気が漂う。
舞台設定が何より秀逸。オペラ「トスカ」のシーン、著名な古典演劇ながら青白くメカニカルな現代美術風演出をまとった舞台は、温故知新のこのシリーズを象徴しているような感じ。ハードで殺伐としたシーンが連続する中での一服の清涼剤という感じでもとても良かったです。ラストの砂漠に半分埋まったようなホテルも視覚的に素晴らしい。あんなホテル実際にあるんですかね?
配役は個人的には納得。軽妙なグリーンはいかにも今風のエセ・エコロジストって感じだし、一方の落ち目の将軍様はこの役にはこの顔しかない位造形が絶妙。
内容に比して邦題が何ともセンスないのが残念。普通にそのままカタカナ書きにすれば良かったのに。
番茶さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-17 21:09:48)
スポンサーリンク
114.ネタバレ ダニエル・クレイグのボンドの中で一番好きな作品だ。後の「スカイフォール」の「世界は俺たちが牛耳っている」的な表現もなくごく普通の世界で一生懸命頑張っているボンドがいる。クレイグの007シリーズの中で一番現実的だ。
アマデウスga好きさん [地上波(字幕)] 8点(2015-09-13 21:13:21)
113.ネタバレ 開始と共にド派手なカーチェイスが繰り広げられ、のっけからグイグイ引き込まれてしまいました。
バイクで船で飛行機でアクションに次ぐアクション。手に握った汗が渇く間もありません。
ストレス発散には持ってこいの、素晴らしいアクション映画に仕上がっています。
ボンドが今一つスマートさに欠け、何でも拳で解決するのは若さ故でしょうかね。
これからどう成長を見せてくれるのか楽しみです。
目黒のさんまさん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-10 19:11:23)
112.ネタバレ 前作同様アクション・シーンが素晴らしい。S・コネリー作品を越えられる「007」シリーズはないと思っていたが、今21世紀のD・クレイグが最高と断言できる。ただストーリーが分かりづらく今ひとつついていけなかったのがマイナス。前作の復習をしていないと理解出来ない作りはなんとかしてもらいたい。
kaaazさん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-07 20:47:13)
111.ネタバレ 007シリーズを劇場で見たのは2作目の新人ビューワーですが、単純に面白かったです。
前作のカジノロワイヤルは、期待していたアクションシーンもさほど無く、カジノでの緊張感に重きを置いてた感がありましたが、
今作品は、カーアクション>走る>船>空中と画面一杯に暴れ回ってくれて
とても満足しました。
まあ、ストーリーにいまいちついて行けないのは私の勉強不足なとこでしょうし。
ただ、あのお姉ちゃんを原油漬けで殺さなくても良かったのでは?
ちと可哀想すぎでしたね。
Pea Shanさん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-02 14:40:25)
110.ネタバレ カジノ・ロワイアルの緻密な完成度と比較すると007らしい大味さが気になる面もありましたが、ブロスナン時代のようにバカに突き進むこともなく締めるべきところはきっちり締まり、硬派な空気が全編に渡って維持されています。やたら向いのベランダに飛び移る逃走劇や高速の編集でジェイソン・ボーン状態となったアクション、外交上のしがらみから捜査にストップがかかり、現場が単独行動せざるをえなくなるジャック・バウアー状態の展開とよそ様のおいしい面をいただきつつも、007らしい面白さもキープ。突飛な展開が入っても観客から許容されることが老舗007の強みですが、本作においてはそのブランド力がうまく活用されています。スペクターのような世界的な闇組織を登場させることにまんまと成功しているのです。M:iシリーズが悪役を作ることに苦労し、3作すべて局内の裏切り者になってしまったことを考えると、この時代に世界的な悪の組織が登場するアクション大作を楽しめるのは007だけ。突如スカイアクションがはじまっても違和感なく楽しめるのは007だけ。砂漠のド真ん中に要塞のような建物が「ホテルです」と言って登場しても、特におかしく感じないのは007だけ。50年で培われた暗黙の了解とは大きいのです。ダニエル・クレイグも確実にボンドをモノにしてきています。ひたすらストイックで一本気であればよかった前作と比べると、終始クールな中でもボンドらしいくだらないジョークを口にし、男のフェロモンで女性を骨抜きにする砕けた面も求められた本作はバランスが難しかったはずですが、これらをうまくこなしていて感心しました。表面的には反目しあいながらも硬い信頼で結ばれているMとの関係性もうまく描かれており、オスカー脚本家とドラマ畑の監督、演技のできる俳優が揃ったおかげで良い作品になっています。ラストも秀逸で、ジェームズ・ボンド個人の感情とエージェント007の職務というふたつの物語が余韻を残して締め括られており、新シリーズのドラマ性の高さがここでも味わえます。惚れた女が付き合ってたのがクソ男だったと知った時の憤りは、男性ならみなさんわかりますよね。良い女はなぜクソ男と付き合うのか。しかし私怨に走らず、山ほどある感情を口にせず、007としてやるべきことを優先したボンド。Mも含め「そいつなんか殺しちゃってもいいよ」という状況でも職務を優先した男の背中こそが最高の見せ場でした。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-02 01:36:28)
109.ネタバレ カットバックを多用したアクションシーンはボーンシリーズの影響だろうが、ポール・グリーングラスに比べ、この監督はアクションを撮り慣れていないらしく、全く何をやっているのか分からない。そのため、全編を彩る折角のアクションシーンでフラストレーションを感じるのが何とも勿体無い。前作に引き続き、ダニエル・クレイグのハードボイルドなボンド像は格好良い。復讐を胸に秘め、砂漠を横断する男女の姿は『ゲッタウェイ』を思わせる渋い構図。『ゴールドフィンガー』のオマージュも見られ、ラストにガンバレルを持ってくるあたりも心憎い演出。強大な組織を前に、今後のボンドの活躍が期待できる。
フライボーイさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-30 19:22:45)
👍 1
108.ネタバレ この監督はアクションシーンの撮り方がよくわかっている。多角度からのカットバックをどんどんつなぎ合わせて流れるように撮るのだ。スローモーションは最小限におさえ、リズム感を大切にしている。ぴたり、ぴたりと決まるカメラワークも心地いい。車、バイク、モーターボート、飛行機とアクションでげっぷがでそうだ。イタリアで追いかけっこをしているときに競馬シーン、オペラ座でのアクションシーンに劇トスカのシーンを挿入しているのも成功している。これで映像に深みが増すというものだ。
人間もよく描けている。過去の007シリーズと最も違う点は、主人公もボンドガールもトラウマを負っている点だろう。ボンドは恋人の復讐、カミーユは家族の復讐に燃えている。
かわいそうなのはフィールズ。殺される理由がないのだ。それも石油まみれになって。意味がわかりません。
悪役グリーンはキャラが弱い。将軍は最後にどうして「お前の母親も恐怖にふるえていた」などと口走ったのだろう?覚えているはずがないのに。カミーユが説明したのだろうか?
娯楽映画として十分堪能できる作品に仕上がっています。
ついでにいうと、悪党達がトスカを観劇しながら無線で打ち合わせをするのはどうかと思いました。そんな必然性はないでしょう。
よしのぶさん [映画館(吹替)] 8点(2009-01-28 00:22:21)
👍 1
107.ネタバレ ずいぶん時間がたったので前作のストーリーはほとんど忘れてましたが、それでも十分に楽しめました。つまり、前作見てなくてもまったく問題ないと思います。というか、ストーリーはぶっちゃけどうでもいい、というスタンスの映画かも。初頭20分のアクションは見逃すべからず。映画の開始時間に遅れたら次の回を待ちましょう。そのぐらい初頭20分がすごい。というわけでアクションを楽しむならぜひ。難点はボンドの「人間性」。たぶんダニエル・クレイグの芝居のせいだと思うのだけれど、ちょっとサイボーグっぽいの。恋をしたり、眠れなかったり、と人間くさいエピソードが出てくる割には、いつでも最強・最悪・最凶。かっこいいし、スタイルもすばらしいんだけど、人間としての体温を感じにくいので「あこがれの対象」にはならないかなあ、と思いました。ショーン・コネリーとの違いはそこかもしれない。
ケルタさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-26 01:46:34)
106.ネタバレ 傑作「カジノロワイヤル」よりは少々落ちるものの、満足のいく仕上がりとなっている。カーアクション、モータボート、飛行機、パラシュートと、過去の“007シリーズ”で描かれてきたことが非常に多く盛り込まれていると気付かされる。石油まみれで殺された女性の死体の描き方はもちろん「ゴールドフィンガー」からの引用だろう。
このシリーズに愛着ある者には“ニヤリ”とさせられるシーンが数多かった。
本作はやはり紛れもなく“007シリーズ”の系譜を引いている作品だ。
悪く言えばオリジナリティが欠如している作品かもしれないが、本作のオリジナリティといえば“復讐”の描き方だろう。
復讐に燃える二人の男女を描き、『復讐とは何か』を問うている。
鑑賞中は「ボンドは彼女に復讐を果たさせない」というベタなオチで締めくくるのかと思っていたが、「彼女に復讐を果たさせる」という予想外の展開だった。
確かに「彼女に復讐を果たさせない」よりも「彼女に復讐を果たさせる」方がより“深み”を増すという結果になっている。
たとえ、復讐を遂げたとしても、その後には何も残らない、呆然とへたり込んで一歩も動けなくなり、ただ死を待つだけだ。
“復讐を果たしても何にもならない”と言葉で説得するよりも、“実際に何もならない”と描く方がより説得力が増している。
ポール・ハギスの脚本の上手さがよく分かるシーンだ。
真の意味で“復讐を果たす”とは、「復讐するという気持ちを忘れて、復讐から自由になること」ということなのだろうか。
ボンドが投げ捨てたペンダントからは、そういう趣旨が伝わってきた。
ボンドが飛行機の中で6杯ほど飲んでいたお酒は、ボンド命名の“ヴェスパー”というお酒。前作で死ぬほど愛したのに裏切られた女の名前を付けたお酒だ。
こういうシーンも奥深くて、非常に上手いと感じられた。
ボンドの苦悩が感じられ、まだ開放されていないと知ることができる素晴らしいシーンだ。
そして、「相手を許して、自分も許せ」とマティスの言葉にも重みがある。
ボンドに対して恨みがあるからこそ、マティスの言葉には胸を打たれる。
さらに、かつてGUCCIのデザイナーをしていたトム・フォードの手掛けたボンドの衣装も必見だ。ファッションに興味のある人には、注目して欲しい。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-25 21:55:41)
105.ネタバレ 前作を観ていないと、何のための映像なのかわからないシーンがあると思います。
カクテルを重ねて飲むボンドのシーンは、前作を観たか観ていないかで伝わり方も大分違ってくると思います。
チェイス要素が多く観光地巡り的要素が若干少ないのが、ちょっと気になりました。
前作・今作の背後に控える組織が、旧作の組織を超えボンドとMI6に挑んでくるのが楽しみです。
次作もこのボンド・あのMで演じていただきたいものです。
hyamさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-25 17:16:18)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 124人
平均点数 6.16点
000.00%
100.00%
200.00%
332.42%
4129.68%
52419.35%
64032.26%
72217.74%
81512.10%
975.65%
1010.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.30点 Review10人
2 ストーリー評価 5.06点 Review16人
3 鑑賞後の後味 5.73点 Review15人
4 音楽評価 6.10点 Review10人
5 感泣評価 5.66点 Review6人

■ ヘルプ