映画『蛇にピアス』の口コミ・レビュー

蛇にピアス

[ヘビニピアス]
2008年上映時間:123分
平均点:5.21 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-09-20)
ドラマラブストーリー青春ものロマンス小説の映画化エロティック
新規登録(2008-09-11)【ボビー】さん
タイトル情報更新(2013-09-06)【イニシャルK】さん
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監督蜷川幸雄
キャスト吉高由里子(女優)ルイ
高良健吾(男優)アマ
ARATA(男優)シバ
あびる優(女優)
ソニン(女優)
市川亀治郎(二代目)(男優)刑事(特別出演)
小栗旬(男優)暴力団員(特別出演)
唐沢寿明(男優)警察官(特別出演)
藤原竜也(男優)暴力団員(特別出演)
井手らっきょ(男優)(特別出演)
脚本蜷川幸雄
音楽茂野雅道
主題歌Chara『きえる』
撮影藤石修
製作長谷川安弘
ギャガ・コミュニケーションズ(「蛇にピアス」フィルムパートナーズ)
集英社(「蛇にピアス」フィルムパートナーズ)
日活(「蛇にピアス」フィルムパートナーズ)
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術稲垣尚夫
編集川島章正
録音柴崎憲治(音響効果)
北田雅也(音響効果)
照明渡辺三雄
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💬口コミ一覧

34.ネタバレ わたしは、三ヶ月くらい前、この原作を読んで、結構、いや凄く、怒ってました。「ええ~?!なんでこれが芥川賞なん???」全然良さがわからなかった。薄い、なんの手応えもない、この作品には重要な痛みも、わたしには伝わってこなかった。「もっと汚れてる、痛くて繊細な小説ってあるやん?村上龍とかさあ」云々。それが。極めて原作に忠実なこの映画を観終わって最後CHARAの歌声を聴きつつ涙を流すことになろうとは、全く想像も出来なかった。こんなに、小説を映画化するということの意味が、わかったことはかつてない。血肉を与えられた物語は、とても豊かにこの世界で生きて呼吸をしていて、あんなに理解できなかった、出会ってすぐに暮らし始めたということも、アマが死んでシバと暮らし始めたことも、なんなく受け入れていた。それは、「一人一人にもの凄く魅力があったから」という、とてもシンプルな、まっとうな、理由からだった。あの3人は、どんなことをしても魂が汚れないということがありえるのだ、ということを教えてくれる。今、再び原作を読んで、同じようにその魅力を読みとれるかどうか、わからない。でもこの解釈はもの凄く正しいのだ、と今やわたしは確信していて、こんな映画を創ってくれた蜷川監督のことを、失礼ながら「なんちゅう凄いおっさんや?!」と思わずにはいられない。なんだか思いがけず、こういう映画に出逢ったことが、とても、とても今、嬉しい。夜明け前から巨大な「蛇」のような電車が休み無くうねり続けるこの異常な都会の日常を、今より少し愛せるような気がしたのです。本当に。
airさん [映画館(邦画)] 9点(2008-10-25 01:28:58)
👍 1
33.主役の3人がとても魅力的であり、エロチックである。とくに今の日本映画ではそれだけでも素晴らしいと思う。奇跡的な緊張感。
ETNAさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-11-12 13:11:33)
32.ネタバレ 私の知り合いにもいるんですよねぇ~。ウルトラサディスト、入れ墨好き、殺人願望なんかがある人が。いや殺人願望って言ってもね、別に殺しがしたいとかそういうことじゃなくて、女の子が苦しむ姿に興奮するっていうそういうことですけどね。まぁ、私にはそういうのは全くないんですけど、でもこの作品はそういう系統の人たちの世界をもの凄くリアルに描いてるなぁと感心致しました。ルイ、アマ、シバの3人が素晴らしいまでにハマり役。吉高由里子もほんとに舌にピアスするのが素晴らしい。これをやらずにごまかしちゃったらこの作品に説得力は生まれない。ヌードだって本物だしね。勿論、一般の人から見たらね、なんでそんなに向こう見ずなの、なんでそんな人と付き合うの、なんでそんなことしちゃうのって思う事はあるかもしれないけどね、私にはそういう不合理さがむしろリアルで共感持てましたね。見た目はアレですけど、彼らはとても純粋で、一途で、自分に正直ですよ。だけどそういう人は現実社会でははみ出し者になっちゃうから、結果として無駄に苦しむはめになるんです。ただ、「どちらが鮮やかに殺してくれるだろう」はさすがに行き過ぎやけどね、、、。20歳の金原さんが書いた小説を、72歳の蜷川さんが見事に映像化した渾身の一作です。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-31 00:18:41)
31.ネタバレ この映画、非常にマーケティングターゲットが狭いと思う。ルイ、アマ、シバという特異な存在、そしてこの世代の流行や文化(ピアスやタトゥー然り)について知識、あるいは似たような経験、人生を歩んできたなら少なくとも共感できるはず。自分はというとアマのような無軌道ぶり、目立ちたがりでもあり、自己主張の一環でもあるファッションにどことなく共感してしまうのは、若い時分そうだった節もあるからですね。そういう意味で、リアルな群像劇をとらえた70過ぎの蜷川監督、さすがです。キャスティングも素晴らしかった。特に、主演の古高さんは園子温監督の作品で初めて知り、その時は割りと当人世代の等身大を演じた感がありましたが、今回の役どころは凄いなぁと感心。当時から注目していた女優さんで今後の活躍が益々楽しみになりました。相手役の高良健吾も体全体を使って自己表現している感じですが、この人も今後注目です。けっこう痛々しいシーンも多々ありますが、2時間があっという間に感じ、エンディングテーマのチャラの歌も心に響きました。
シネマブルクさん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-21 20:58:28)
30.この映画の主題は何だ?というと恋愛ものだという 
そーゆう意味では女の子が観るべき映画だろう 男目線の恋愛観はそうそう描かれていないように感じられる 
 
とはいえこれを観てよかったと言えるオナゴがいったいどれくらいおるのかといえば この映画の評価の低さもわかるというもの
 
極めて狭い 痛々しい恋愛に共感できるオナゴをターゲットとした
あるいはそんな世界を覗いてみたがりな一部の人にウケるだろう不思議な映画だ
 
そんな狭い狭い映画をこれだけ観れるものにした役者や監督が素晴らしい
 
ただの点数にしばられず 評価に値する映画だと思う
 
まぁ 僕の心には全く響かず 『明日からもまっとうに生きていこう ふふふ』
という当たり前な感情だけが残った
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-27 20:24:23)
29.結構面白いと思ったけどな~。さすがに海外の友達が「私もスプリット・タンやりたい~☆」と言ったときは全力で止めましたが。
たいがーさん [インターネット(字幕)] 7点(2010-07-10 18:03:27)
28.ネタバレ 吉高は本当に舌に穴を開けたらしいのだ。これはどうもひっかかる。耳たぶとかではなく、舌である。仕事とはいえ結構覚悟がいるだろう。なのに吉高、たったこんだけの映画のために舌に穴を開けてしまっている。やり過ぎとかいうのではなく、なんかなんか違う感じがする。確かに主人公ルイを演じる上で、裸になったり生本番を映すのは必要だ。それは女優の仕事だろう。だが、演じる役が舌にピアスを開けるからといって、演じる俳優まで舌にピアスを開けるべきだろうか。これも俳優の仕事なのか。他の方法はなかったのか。ヌード撮影や丸刈りなどはまだ取り返しがつく。舌穴は取り返しがつくのか?吉高は一生舌に穴を開けてこれから生きていくことになる。他の映画やテレビの仕事をしても、おばあちゃんになっても、舌に穴があいたまま。「舌の穴やイレズミはフィクションです。」とか「舌の穴は治療により治癒します。治療費は蜷川が負担します。」とラストで但し書きが付けば安心するんだが。
ルイの思考の構造が気になり、原作の小説を買って読んだ。原作には事細かにルイの心境が活字で説明されていて、それぞれのルイの気持ちを理解出来た。理解はできたが納得できない。どうもルイを好きになれない。いろいろ精神的に脆いのはよくわかるし、そういう人がいるんだろうなとも思うが、なんだろうな、真面目に働いたり、勉強したり、映画観たり、マトモな男と付き合って早寝早起きしてみたり、それくらいのことをしてみたらいかがだルイさん。そんなこと誰も教えてくれなかったか?かわいそうに。お気の毒様です。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-31 03:27:55)
👍 2
27.邦画には珍しく原作に忠実に描かれていました。キャスティングもほぼ自分のイメージ通りでした。良かったですよ。やっぱ原作モノには変な脚色は不要ですね。でもMではないアタシにとってはピアスや刺青のシーンはちと萎えるものがありました(汗)
イサオマンさん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-03 21:25:54)
26. 何か、もっともっとすごいもの、全く理解できない、自分の通俗性あるいは加齢を痛感させてくれるような作品を期待してたんで、かなり拍子抜けでした。
 外見こそあれですけど、行動とか感情とか全て理解の範囲内で。何か優等生が不良ぶってるような。
このテーマで作品を取るんだったら、もっともっと自分の体を痛め、傷つけ、変形させることの意味が何かあるのかどうか、もっと突っ込んでもらわないと。
 吉高がちょっと綺麗で見直した。
rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-11-06 17:19:16)
25.ネタバレ アマは見た目に似合わぬすごいいいやつに描かれていて、クールなシバとの対比がよい。ルイが刺青やピアスに惹かれていく心理的なバックボーンがよくわからないが、それはそれでいいか。アマの死後は物語がちょっとだれる。が、ラストシーンがよい。冒頭とおなじように、手ぶれ感のあるカメラが渋谷の街の様子をなめるように映し出す。たぶん早朝。ルイが横断歩道の真ん中でしゃがみ込むところで映像が停止し、Charaの曲が流れだす。ここが一番の見どころ。
エンボさん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-20 00:39:59)
24.ネタバレ この手の終わり方でCHARAの歌声ってとても合いますね。エンディングに関してはとてもよかったです。あと小栗旬と藤原竜也かっこ悪
アスモデウスさん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-25 22:21:37)
23.最近ジブリの鈴木敏夫がやっているラジオで、「オタクよりもヤンキーのほうが妄想や幻想の中に生きている」という話をしていました。それを聞いてからこの映画を観ていると、確かにそうかもな、と思わされました(彼らが「ヤンキー」なのかどうかはさておき)。自分の本名を隠し、ルイビトンやらアマデウスやら、特別な名前を欲しがったり。街ですれ違う親子連れを嫌悪したり。親は埼玉に住んでるっぽいし。そういう現実や生活臭から遠ざかろうとする様を観ていると、幻想の中に生きようとしていると確かに感じます。そこに共感できるかどうかで評価が分かれそうです。個人的には幻想がボロボロになっていく様は面白かったですけどね。映画全体は起伏がなく、吉高由里子の演技も一本調子で退屈でした。「やつれてるし顔色も悪い」ようにはとても見えなかったです。
ゆうろうさん [DVD(邦画)] 5点(2013-03-26 11:01:53)
22.ネタバレ 原作は既読。原作を読んだ感想は覚えていないが、引き込まれて読んだ記憶がある。
でも映画は別。面白くなかった。吉高のヌードは見られて得したけど、登場人物の誰にも共感できなかった。。。
おれおれ41さん [DVD(邦画)] 5点(2013-01-28 18:19:13)
21.原作未読。
いや、既読か未読か、そんなことは映画を観る上では、どうでも良いこと。

見た目以上に、精神的に痛々しい作品。
主人公のルイが、精神崩壊していく様が、実に痛々しい。

吉高由里子は、こういった役の方が相応しいのでは?と思うほどの好演。
それに対し、相変わらずARATAはダメダメ。
実にダメ。

かなりの部分において、登場人物たちの描写が細やかであり、リアルなところも評価できる。

問題は、観た後の気分の悪さ。
良い意味でも悪い意味でもなく、ただただルイの精神状態のことを想うと、どうにもならない憂鬱な気分になる。
こういう生き方をしている人には、同情も憐れみも要らない。
というか、そんなのはなんの効果もない。
ただ傍観するしかない。
そんなやりきれなさが、とても痛い。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-03 23:58:44)
20.ネタバレ 視聴者を選ぶので5。もっと面白く感じる方もいるかも知れない(主に若者かつ社会のダークサイドの存在を理解している人)。
ネタバレですがこの映画(小説)にテーマはありません。そうだと自分は感じています。あっても大部分の人には理解できない内容なのでないに等しいです。だから見方を変えるべきだと思います。自分は演技や演出は見れるレベルだったし全体を通した妙な緊張感も映像作品特有のもので価値がないわけではないと感じます。リズムも悪くない。加えて、吉高さんが好きなら一味違った彼女を見れるのがこの映画の大きな価値ではないでしょうか。シバさんもまさかあのARATAだったとはね。
liptontonさん [DVD(邦画)] 5点(2012-10-14 03:09:26)
19.蛇にピアスというか、ベロにピアス。 蛇にピアスでは頭の中がはてなだらけになってしまうよ 不親切。わかりやすく行こうよ ベロにピアスでいいじゃないか ベロにピアスでいこう
3737さん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-30 18:40:07)
18.ネタバレ 何よりもまず、吉高由里子さんが頑張っています。それは素直にほめてあげたいし、皆さんもほめてあげてください。評価してあげてください。そして、この作品、一部の特異な趣向の若者のリアルを描いているのでしょうが、うまく言葉で表現はできないけど、何か違うような気がします。芥川賞といえども原作を読むことはないのでしょうね。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-28 01:46:54)
17.ネタバレ えっ、やっぱりあの舌ピアスはホンモノなのですか。リアルではあるが、まさかね…と思っていたんだけど。う~ん。確かに↓【no_the_war】さんの仰ること分かります。「デビルマン」に出演するからといってデーモンと合体する必要は無い訳で、ちょっと体当たりの意味を履き違えている。原作は出版された直後に読みましたが、自分たちの体を傷つける行為には共感できず、イタイ描写が四肢の先端を縮こまらせただけで素通りして行った作品でした。映画になったらもう少し理解できるのかと思っていたんだけど結果は同じでしたね。一緒に住んでいても互いの本名すら知らないというのは、今の若者たちの間に本当にある関係性なのでしょうか? そこに実感がない限り、中年には理解できない映画なのかな…。吉高由里子は映画デビューから注目していた女優で、その初主演作として期待していたんだけど、自分の理解が及ばないことが残念でした。役者根性が据わっていることはよ~く分かったので、今後も期待します。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-11 22:48:11)
16.いやあシバさんカッコ良過ぎっすよ。まるで白ヘビみたいっすよね。オ オレ シバさんとだったら・・・  いえ何でもないっす。
デヘデヘさん [DVD(邦画)] 5点(2009-06-30 08:00:55)
😂 1
15.ネタバレ  数年前に原作読んだときはそれほど面白くなかったけど、公開時の評判のよさにつられて鑑賞。
 冒頭、主役のルイとアマのダイコン演技に、かなりコケた。そんなダイコン役者でもセックスと喧嘩だけはリアルに出来るから不思議である。
 それに映画でセックスすると決まって「体当たり演技」とか言われるけど、それならAV女優は毎回「体当たり演技」だろうってツッコミ入れたくなる。
 演技が下手でもセリフとテンポのよさに前半は惹きつけられたが、アマがいなくなった途端、ルイが哲学者みたいな理屈をペラペラ喋り出し、ラスト30分はもうグダグダ……。
 鏡の前で舌ベロに糸入れたところでエンディングロールのほうがスッキリしただろうに……。
 蜷川監督の映画、結構好きなんだけど、本作は私の嫌いな「演劇カラー」が露呈してしまったのが残念。
 それと友情出演はいい加減やめてほしい。映画の価値が下がる!
クロエさん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-15 12:46:37)
👍 1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 5.21点
000.00%
100.00%
200.00%
3720.59%
438.82%
51338.24%
638.82%
7411.76%
838.82%
912.94%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review2人
2 ストーリー評価 3.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 2.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 3.00点 Review2人

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