映画『ウォーリー』の口コミ・レビュー

ウォーリー

[ウォーリー]
WALL·E/Wall-E
2008年上映時間:103分
平均点:7.23 / 10(Review 155人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-12-05)
公開終了日(2009-01-31)
SFラブストーリーコメディアドベンチャーファミリーロマンスCGアニメ
新規登録(2008-11-10)【ライアー】さん
タイトル情報更新(2023-06-18)【イニシャルK】さん
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監督アンドリュー・スタントン
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
フレッド・ウィラードシェルビー・フォースライト
ジョン・ラッツェンバーガージョン
キャシー・ナジミーメアリー
シガニー・ウィーバー宇宙船のコンピューター
園崎未恵イヴ(日本語吹き替え版)
草刈正雄艦長(日本語吹き替え版)
江原正士オート(日本語吹き替え版)
小川真司〔声優・男優〕BNL会長(日本語吹き替え版)
立木文彦ジョン(日本語吹き替え版)
さとうあいメアリー(日本語吹き替え版)
小山茉美宇宙船のコンピューター(日本語吹き替え版)
朝倉栄介(日本語吹き替え版)
星野充昭(日本語吹き替え版)
山野井仁(日本語吹き替え版)
吉野裕行(日本語吹き替え版)
斉藤貴美子(日本語吹き替え版)
原作アンドリュー・スタントン(脚本原案)
ピート・ドクター(脚本原案)
脚本アンドリュー・スタントン
音楽トーマス・ニューマン
作曲リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」
編曲J・A・C・レッドフォード
主題歌ピーター・ガブリエル"Down to Earth"
挿入曲マイケル・クロフォード〔男優〕"Put On Your Sunday Clothes"他
ルイ・アームストロング"La Vie en Rose"
製作総指揮ジョン・ラセター
制作ピクサー・アニメーション・スタジオ
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術ラルフ・エグルストン(プロダクション・デザイン)
スーザン・ブラッドリー(タイトル・デザイン)
編集スティーヴン・シェイファー
録音トム・マイヤーズ(録音)
ベン・バート[録音]
その他トーマス・ニューマン(指揮)
スティーブ・ジョブス(special thanks)
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💬口コミ一覧

155.今更ですけど、1歳の子供が見たいというので、一緒に観ました。1歳で、こんな映画、理解できるの?ウォーリーのロボットロボットしてる形も気に入るの?って思ったけど、結構、食い入るように観てました。ウォーリーには、なんか惹きつけられるかわいさがあり、意外と、幼児にも食いつきがよかったようです。でも観てるうちに、僕自身もロボット達の動きに、キュートさを感じ、ストーリーも、ドタバタあり、笑いあり、泣きありで、最後まで集中して観てしまいました。ウォーリーとイブのラブストーリー的なところもよかった。イブが停止し、それに驚き、健気に動かそうとするウォーリーがかわいすぎて、そして、イブを追いかけて、必死になるウォーリーに、ただただ感動。宇宙のダンスも洒落てるし、他のロボット達の滑稽な動きも楽しすぎ。セリフがほとんどないロボットを主人公にしてもこれだけの物語が表現できるって、すごいなー。<追記>その後、子供がはまりまして、ほぼ毎日、見たいと言って、何度も見るはめに。しかし、何度見ても、飽きずにこっちもついつい見入ってしまい、結局感動するって、なんなの?この映画。ウォーリーが両手を前でツンツンする仕草、一人の時は、誰とも手を繋げずに、これをやっていたんだなーって新たな発見もありました。イヴがウォーリーが手を繋ぎたかったんだと気づき、手を繋ぐとゆう行為に目覚めるとこがいい。そして、最後、繋いだ手を離さずにイヴの記憶を取り戻すってとこで、またまた感動だ。ちなみに、DVDの特典にはバーニーと言うロボットの番外編があります。彼は本編でウォーリーが宇宙ダンスの後、宇宙船に戻った時に外にいて閉め出されたロボットで、あの前後の彼だけのサイドストーリーがあり、本編のゴタゴタと連動した物語になっています。短いけどこれも結構おもしろかったです。
なにわ君さん [DVD(吹替)] 10点(2014-05-02 13:34:32)
👍 2
154.ネタバレ  WALL・E 可愛いなあ(はあと)。このお話のキーワードは「環境保全」と「自立」ですかね。まず、超豪華宇宙船で堕落しきった生活を送る未来の人類。この期に及んで地球と同じようにごみを宇宙空間にポイポイ捨てるあの描写は痛烈でした。ただあの船内は「老人介護」にはかなり使える機材一杯でしたね。「自立」に関しては、登場人物それぞれに「自立する瞬間」が用意されていました。ウォーリーの場合は日常の業務をかなぐり捨ててイブを追っかけロケットに飛び乗った瞬間。イブの場合は、ウォーリーを地球につれて帰り修理しようと決心してダストシュートの天井をぶっ壊す瞬間。モーはウォーリーの足跡を掃除しようとして光のレールからはみ出した瞬間。そして艦長はオートの自動操縦をOFFにする瞬間といった具合に。劇中のぶくぶくに太った人類に欠落していた「自分の行動は自分で決める」という生物として当然の感覚を、ロボットの方が先に取り戻す見せ方が上手いなあと思います。それにしても、あのウォーリーの目の傾きやオートフォーカスの動き、あと実際はなんの役に立ってるのよくかわかんない「眉毛」の動きだけで彼の気持ちが手に取るように判るってすごいですよね。なんかSONYのAIBOが無性に欲しくなりました。最後に今まで書かれてなさそうなツッコミを二つほど。WALL・Eの「E」ってEarth-class(地球型)の略らしいけど、その割には宇宙空間でもまったく機能に支障はないんですねー。それから、宇宙空間に植物持ち出したら枯れてしまうううう。でも許す。ウォーリー可愛いから。あとバーニーも可愛い(はあと)
 追記 この前夫婦喧嘩のとき家内に向かってボソッと「外来の汚染物質」ってつぶやいたらその後1週間晩御飯抜きでした_| ̄|○
S.H.A.D.O.さん [ブルーレイ(吹替)] 10点(2011-02-28 00:38:29)
👍 1
153.ネタバレ 人を思いやるとか、ひたむきにがんばるとか、自然を大切にするとか、わかりやすいテーマに思いっきり感動してしまった。「キミはボクのタカラモノ」という日本版キャッチコピーも秀逸。エンディングのピーター・ガブリエルも最高でサントラまで買ってしまった。
キッドさん [DVD(字幕)] 10点(2011-01-11 20:06:27)
152.ゆで卵を食べるたびにイブを思い出して胸がジーンとなる
くまさんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2010-07-11 20:15:54)
😂 2
151.ネタバレ 点数甘いかなぁ~と思います(本当は9.5点くらい)が、最近嵌った作品が無いもんで。ウォーリーの微笑ましい直向さを、とても丁寧に描写していて、前半の他愛も無いシーンの繰り返しやイヴとの交流に見入ってしまいます。後半は、ぶよぶよ人間や欠陥?ロボット達の笑いのエッセンスを交えながら、ウォーリーの一生懸命さにうるうるきます。これってやっぱり前半の丁寧な描写が効いてるんじゃないかなぁと思います。流石はピクサー、ハズレ無しです。
ラスリープさん [映画館(吹替)] 10点(2009-02-15 10:34:10)
150.ネタバレ まずウォーリーの起動音が昔使っていたPowerMacと同じで懐かしい事を思い出しましたw はじめにこの作品の事を知った時は、ショートサーキットのロボットとデザインがそっくりだったのでまたリメイクかなんかかと思っていました。小出しに情報が出てくると以外やいい作品だとの話を聞くようになり気になりだして見に行ったのですが、見て正解でした。CGである事を途中で忘れるほどのめりこんでしまいましたw イブもかわいいですしウォーリーの一途な思いも初々しいです。無機質なロボットがまるで人の様でした。ウォーリーがなぜ地球に一人ぼっちだったのかは多少疑問が残りますが、そういう穴は抜きに楽しめます。エンディングも最後まで見ることをお勧めします。BRで発売したらぜひ買いたいと思います。
ペスカトーレ手塚さん [映画館(字幕)] 10点(2009-01-20 05:28:44)
149.自分の中では満点のできでした。最初から最後のエンドロールまで楽しめました。
ピクサー作品を見るのは初めてなんですが、ここまで丁寧に作られてるとは。
ストーリーとしては納得いかない点もいくつかあったけど、
でも終わった後はそんなこと、どうでも良くなった。
デイ・トリッパーさん [映画館(吹替)] 10点(2009-01-15 20:53:47)
148.喜怒哀楽のすべてが盛り込まれていて、素晴らしかった。
ピクサーはこれ以上のアニメを作れないだろうと毎回思わせてくれる。
シネマパラダイスさん [映画館(邦画)] 10点(2008-12-27 16:12:29)
147.ネタバレ 自分にとってこれは切なさ悲しさに支配された映画で、ゆえにラストの救いまで含めてなんて純粋なラブストーリーなんだろう、って。楽園の支配者としてのデウス・エクス・マキナ、堕ちた楽園で人を導くアダムとイヴ、そういう判りやすい引用を俯瞰するのはたやすいのですが、それよりもデジタルの中に宿るキモチ、ココロというのがとても胸に迫ってきて、みんなの笑いどころが自分の泣きどころになってしまい。この世界から失われた純愛が宿る場所、それが道具として作られたウォーリーとイヴの元だった、っていうのは、もう考えるだけでとっても切ないです。生の歓びもまた二人の間にだけ存在していて、それは皮肉や郷愁と言うよりも、今現在急速に失われてゆくものに対する悲痛なメッセージのように思えます。壁画からスーラ、ゴッホに至るエンドクレジット部分に込められた再生のイメージと共に、マシンの目を通して環境の保護と人間性の復興を訴えている映画ではあるのでしょうけれど、私としては孤独で美しい二人の純愛の物語として強く推したいです。数百年の孤独を、ウォーリーは実感してたんですよね。そしてイヴは「孤独」を理解してしまう・・・ううー、思い出しても泣けます。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 10点(2008-12-07 22:11:43)
👍 2
146.ネタバレ 妻投稿■ピクサーの映画はかつての宮崎アニメと同じような特徴をもっていると思います。一つ目は全く新しい世界観を映画の中に構築すること、二つ目はその世界観に臨場感とリアリティーを持たせるために乗り物や建造物の構造から何気ない背景まで恐ろしいまでにこだわりを持つところ(これは名作と名高い原監督のクレヨンしんちゃん映画にはない)。でも宮崎アニメはその世界観を使って物凄く難しい問題提起をしているのに対し、ピクサーは「アンディーに遊んでもらいたい」や「小さな女の子を守りたい」や「正義の味方に戻りたい」や「ニモを取り戻したい」といった誰もが持っている感情が、異世界でどのように形を変えていくかを醍醐味としているところに大きな違いがあると思います。この作品はピクサーのこうした醍醐味が一番よく表れている作品ではないでしょうか。「女の子と仲良くしたい」「誰かとお喋りしたい」という感情を、ロボット、宇宙空間、宇宙基地というキーワードを組み合わせることでCGアニメならではの美しい世界観が表現されたのだと思います。イブが防犯カメラでウォーリーの愛を知るシーンはこうした世界観だからこそ表現できる愛の形だと思うし、宇宙空間でイブとウォーリーが戯れるシーンはピクサーが目指している創作態度の象徴ではないでしょうか。■この映画はエンディングが秀逸。古代の壁画から近代の油絵で地球のその後を表す技法は見事としか言いようがないです。何でエンディングのタイトルロールで涙線にとどめを刺されなくちゃいけないんですか!
はち-ご=さん [DVD(吹替)] 10点(2008-12-07 17:37:30)
👍 3
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145.ネタバレ  まず発想が凄い。「ロボット同士の恋愛をテーマに話を一本つくれ」と言われてゴミ回収ロボットと探査用ロボットのロマンスなんて普通思いつかない。私だったら外見は人間そっくりだけど内面は機械そのものの男女を主役に据えて、仲介役に本物の人間を用意する。この人間を通して、人間らしい感情を教わって…みたいな流れで話を展開する。この映画とは真逆といっていい。この映画のセンスがうらやましい。
 そしてキャラクターの動かし方も凄い。ウォーリーが廃材の円盤を帽子に見立ててダンスしたり、ビーチパラソルロボットに盾やトランポリンの役割を演じさせて活躍させたりと、動作の一つ一つがアイディア満載で観ていて楽しい。日本製アニメーションで機械や動物を描くと、人間がそれらのコスプレをしているような見た目と言動、あるいは内面が人間そのもので人外である意味がないんじゃないか、というキャラクターが多い印象がある(個人の感想です)。対して海外のアニメーションは外見を人に似せるという安易な手段を取らず、機械は機械のまま、動物は動物のままでその特徴を生かして人間の共感を得られる動作を何とかさせられないか…という部分に尋常でない執念を燃やしているように見える。その成果だろうか、主演の二人にはセリフらしいセリフがほぼないにも関わらず、考えてることが手に取るように分かる。消火器の噴射の反動を利用した宇宙遊泳シーンや、防犯カメラの映像でイブがウォーリーの献身を知るシーンなんかは、どんなセリフを並べたってここまでの感動を観てる人間に伝えることができなかっただろう。この辺の表現力が凄まじいと感じる。
 セリフがないからこそここまでウォーリーとイブに感情移入できたのかもしれない。セリフから二人の性格を読み取ることができないから外見と動作に注目する。製作された技術レベルが明らかに違う外見から住む世界の違う二人なんだろうなとか、役割の違い(ゴミを片付けて住む環境をよくする、単独で飛行して植物の痕跡を探す&危険を感じたらビームをぶっ放す)から内向的だけど心優しい男の子と活発で勝気な女の子の話なんだろうな、とか、二人のキャラクターを観てる人間がある程度肉付けする余地が与えられている。二人のキャラクター形成にこちらが積極的に肩入れしてしまっているから、もうこの二人を命を持った存在以外のものとしてみることができなくなる。台座に圧し潰されるウォーリーを見て「痛そう」だとか、パーツ交換後の姿を見て「まるで感情のない機械みたいになってしまった」なんて印象を機械に対して持つとは思わなかった。ボキャ貧で申し訳ないが、「凄い」としか言いようがない。
 違和感があったのは人類の描かれ方。ウォーリーをただの機械ではなく「ウォーリー」と名前で呼んだカップルとか、回収された苗を見て「よく頑張ったなぁ」と声をかけた船長とか、体を自力で起こすことすら放棄するほど肉体的に退化してる割には精神が高潔すぎる印象を受けた。記録映像の政府要人っぽい人物はとんでもないロクデナシっぽかったのに。「人間の精神は退化しないと信じてるぜ!」なのか、「お前ら(現在または近い将来の人類)には何の期待もしてないが、未来の人類は目を覚ましてくれると信じてるぜ!」なのか、製作者がどう考えてるかでこのあたりの描写の意味が全く違ってくると思うけどどうなんだろう…。
あなたのはレビオSir.さん [DVD(吹替)] 9点(2017-07-01 10:38:29)
👍 1
144.ネタバレ 「イーヴァ」。ウォーリーとイヴの胸キュンラブストーリーを中心にSFおなじみの「人間とロボット」を優しく描く。が、優しい中にも人類への警鐘ありでなかなか奥深く。「2001年宇宙の旅」へのオマージュもぷんぷんで良。
すたーちゃいるどさん [地上波(吹替)] 9点(2014-08-03 23:38:15)
143.ネタバレ このころのCGアニメって複数の会社が同じ題材の映画を作ってましたよね。ピクサーが「ニモ」を作ればドリームワークスは「シャークテイル」を、「ウォーリー」を作れば「ロボッツ」を・・・ってなぐあい。パクリだなんだと非難する気はないですが、おかげでスタジオによってストーリーテリングやキャラ造形を比較することが出来て、なかなか面白かったです。
ドリームワークスは人間社会のパロディとして魚やロボットの世界を描いていました。対してピクサーは人間社会はちゃんと描きつつ、それに関わり合う魚やロボット、おもちゃ、虫の世界を描いてきました。個人的にはやはりピクサーの方が好みです。
キャラクター造形も、アニメートする上で今までのメソッドが通用しないデザインになっていて、創意工夫の跡が感じられます。ただ単に手足があって、目鼻口がついてる顔のような、型にはまったデザインは一つも出てこない!これは結講大変な手間ですよね。
そしてキャラクターの行動原理が終始一貫しています。それぞれのロボットは(悪役も含めて)、与えられた命令を忠実にこなすことしか考えていないのに、その行動の積み重ねが見事に絡み合いストーリーを物語っています。これは見事としかいいようがないです。汚染物質を見つけては消毒するだけのクリーナーロボットが、結果的にウォーリーの危機を救う場面は拍手喝采モノです。
ただ、登場するのがロボットが大半なせいか、絵やアニメーションが「リニア(直線的)」なものが多く、少々堅苦しい感じがするのが少し残念。そもそもそういう題材だから、仕方ない面もありますけどね。
ゆうろうさん [試写会(吹替)] 9点(2013-04-29 03:55:04)
142.ネタバレ 名場面だらけの大傑作。
序盤は台詞なしで主人公の孤独感、世界観を入念に描いていて、ウォーリーがイヴに対する気持ちにより共感できます。機能が止まってしまったイヴに献身するウォーリーは本当に可愛い。
そして後半は舞台が変わりニート人間だらけの宇宙船へ。「私たちは生き延びたいんじゃない、生きたいんだ!」という艦長の台詞がいい。
コンピューターがダンスの解説をしながら、ウォーリーとイヴが宇宙空間を飛び回るシーンなんて最高です。
ここまで無駄なくエンターテイメント性とメッセージ性を兼ね備える脚本は本当にすごいと思う。
ヒナタカさん [映画館(吹替)] 9点(2010-07-26 19:26:45)
141.ネタバレ ほのぼのとしており大人から子供まで楽しめ、メカなのに人間よりも人間らしいというか、純粋な心を持ったウォーリーの優しい映画。お約束のアメリカンなコミカル要素も満載。
中盤以降は、全てが機械化 / 自動化されて人々が堕落した未来の様子を風刺した描写のあとで、ウォーリー自身の健気さや心というものを目にし、他の人々やメカが今まで見ようともしなかったことに気づき自立していく様子が、堕落のアンチテーゼとして描かれている。また廃棄人工衛星などの宇宙ゴミの散乱という、人類が残している今後の課題についても考えさせられた。

こういう作品を小学校の教材として採用し、子供が楽しんで見た上で
作文を書いて発表しあうと、自己啓発や新しい発見につながるかもしれない。
シバラク・オバマさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-07-17 12:47:20)
140.見たまんまの面白さの裏に実はもっと奥深いことを言いたそうな、それを匂わす程度に抑えてるのがいい。
michellさん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-06 00:12:10)
139.「無機質」に魂を吹き込む。それがまさにアニメーションだと思う。
そのアニメにおける核心を、どれほどに映像技術が進歩したとしても忘れず、クリエイトし続けることが、ディズニー映画の偉大さであり、普遍的なエンターテイメント性だと思う。

荒涼と朽ち果てた地球で動き続ける無機質な掃除ロボットに対し、みるみるうちに感情を覚え移入していった。
キャラクターをいたずらに擬人化せず、あくまで“ロボット”であることに固執した設定が、これまでにない愛すべきキャラクター性を生んでいると思う。

某日本のアニメーション監督の作品では、必要以上に複雑な世界観の中で、精巧なアンドロイドが人間と同じ様に感情揺れ動く様が描かれていた。
しかしながら、いくら観ても感動を覚えない。
一方、言葉もろくに発することが出来ない作業用ロボットのアドベンチャーとシンプルな「想い」には、涙が溢れる。

つくづく、人間が感動するということは、与えられるものではないと思う。
たとえ稚拙なストーリーやキャラクターであっても、そこに観る側本人が入り込めるスペースがあって、登場するキャラクター達と同じ感情を持てるということ。
そういうことだと思う。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2009-10-17 12:50:28)
👍 4
138.ネタバレ あー、CGっていいなぁと素直に感動できる作品。 まあ、そこがピクサーの真骨頂なわけですけどね。 そりゃあ極めて御都合主義だし、とてつもなく楽観的すぎるプロットな上に、お約束の範疇を超えないありきたりなストーリー展開。 でもさ、んなこたぁ言われなくても分かってるって。大人なんだもん。 無粋なこと言いっこ無しってことで。 オマージュ、パロディ、ギャグ。。。色んなもんを目一杯詰め込んで、それでいて雑にならず、本筋を見失わずに、みっちり濃密に丁寧に作られてる。 大いに笑って、いっぱい泣いた。 子供も大人も大喜びできる映画って、こういうのなんだよなぁ。 こりゃあ名作ですわ。
とっすぃさん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-01 06:52:16)
137.最高でした。普段、アニメーションはほとんど観ない(ディズニー・ピクサー作品も今回が初めて)私でしたが、感動しました!人類への警鐘ととれるシークエンスも数多く含まれて、個々のキャラクター起案やカット割、描写など知る人ぞ知る設定がふんだんに盛り込まれ遊び心も満載。子供向けというよりは大人向けな作品に仕上がっています。とっても難しいことは考えず観るのが吉。ウォーリーやイヴの仕草のなんともカワイイこと。心の底から癒される映画です。
シネマブルクさん [DVD(字幕)] 9点(2009-04-28 09:54:36)
136.ネタバレ 高層ビルのように積み上げた圧縮ゴミの山の数々、これだけでウォーリーの700年の孤独が伝わってきますね。植物とゴキブリを発見しますが、それだけでは心が満たされません。ビデオを見ることによって感情を覚えました。ミュージカルは「ハロー・ドーリー!」。田舎町から出ることのなかった貧しい青年が、都会に出てお金持ちのふりをして、女性に求愛します。ウソがばれ、青年は別れようとしますが、女性は「そんなこと最初からわかっていたわ」と手をつなぎ、愛を受け止めます。これを知っていて観ると鳥肌ものです。もう一つの重要なモチーフは人類の進化を扱った「2001年宇宙の旅」。同じ音楽を使い、コンピュータが反乱するという筋書きで明らかですね。靴と植物が「モノリス」です。靴はエンドロールで判明しますが、ゴッホの初期の絵で、労働者の象徴として描かれたもの。未来人は一生座ったままで生活するので、立つことも難しいし、靴を知りません。船長が壮大な音楽と共に立ち上がる場面は、人類の更なる進化の象徴。すなわち原点に戻り、地球を再生させるために歩き出すことを表しています。わかりにくかったは、修理ロボット達のふるまいです。ウォーリーが誤射して修理室の電源が切れました。これで修理ロボット達は自由になったのです。メインコンピュータ「オート」からの開放であり、その後の展開を予見させます。それでウォーリーを持ち上げて大騒ぎ。最後は頼もしい味方になります。特にモー、グッジョブです。けなげに働くロボット達の姿は心なごみますね。排出口からの生還は「エイリアン2」のオマージュ。だから声優にシガニー・ウィーバーを使っています。遊び心たっぷりです。子供の世話もロボットがする社会。船が傾く場面で、落ちてくる子供たちをジョンとその恋人が守る場面がありました。とても印象的です。ウォーリーの記憶が戻る場面ですが、あれはイブの愛情がそうさせたわけです。元々、ウォーリーの感情によってイブにも感情が生まれました。イブの電流によってウォーリーがぽうっとなるシーンがありますね。あれが感情であり、伏線となっています。子供達には深読みができないので、ちょっと退屈するかもしれません。大人になって観返したら、きっと感動するでしょう。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 9点(2009-04-17 22:03:27)
👍 3
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 155人
平均点数 7.23点
000.00%
100.00%
200.00%
321.29%
453.23%
5138.39%
62314.84%
74529.03%
83723.87%
92012.90%
10106.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.43点 Review16人
2 ストーリー評価 7.17点 Review23人
3 鑑賞後の後味 7.95点 Review22人
4 音楽評価 7.40点 Review20人
5 感泣評価 7.00点 Review21人

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
脚本賞アンドリュー・スタントン候補(ノミネート) 
脚本賞ピート・ドクター候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌トーマス・ニューマン候補(ノミネート)"Down to Earth"(作曲)
オリジナル主題歌ピーター・ガブリエル候補(ノミネート)"Down to Earth"(作詞 / 作曲)
作曲賞(ドラマ)トーマス・ニューマン候補(ノミネート) 
音響効果賞ベン・バート[録音]候補(ノミネート)(音響編集賞として)
音響賞トム・マイヤーズ(録音)候補(ノミネート) 
音響賞ベン・バート[録音]候補(ノミネート) 
長編アニメーション賞アンドリュー・スタントン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
主題歌賞ピーター・ガブリエル候補(ノミネート)"Down To Earth"
主題歌賞トーマス・ニューマン候補(ノミネート)"Down To Earth"
アニメ映画賞 受賞 

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