映画『セルピコ』の口コミ・レビュー(2ページ目)

セルピコ

[セルピコ]
Serpico
1973年上映時間:130分
平均点:7.17 / 10(Review 87人) (点数分布表示)
公開開始日(1974-07-13)
ドラマ犯罪もの刑事もの実話もの伝記もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-17)【イニシャルK】さん
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監督シドニー・ルメット
助監督バート・ハリス
キャストアル・パチーノ(男優)フランク・セルピコ
ジョン・ランドルフ〔1915年生〕(男優)シドニー・グリーン
ジャック・キーホー(男優)トム・キーオ
コーネリア・シャープ(女優)レスリー
トニー・ロバーツ(男優)ボブ・ブレア
ジェームズ・トルカン(男優)スタイガー
リチャード・フォロンジー(男優)コルサーロ
M・エメット・ウォルシュ(男優)ギャラガー
F・マーレイ・エイブラハム(男優)刑事の相棒(ノンクレジット)
ラリー・ボンド(男優)(ノンクレジット)
ジャド・ハーシュ(男優)警官(ノンクレジット)
トニー・ロー・ビアンコ(男優)警官(ノンクレジット)
ハイメイ・サンチェス(男優)警官(ノンクレジット)
トレイシー・ウォルター(男優)(ノンクレジット)
ケネス・マクミラン〔男優〕(男優)(ノンクレジット)
野沢那智フランク・セルピコ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮川洋一シドニー・グリーン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西村晃マクレイン分署長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
武藤礼子ローリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
野島昭生ボブ・ブレア(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤本譲タウバー地方検事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
上田敏也パーマー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
若本規夫スミス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仲木隆司コルサーロ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村越伊知郎バーマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
水鳥鉄夫ギルバート(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔ギャラガー / デイリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
あずさ欣平(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
徳丸完(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村山明(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
麻上洋子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塚田恵美子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平林尚三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ウォルド・ソルト
ノーマン・ウェクスラー
音楽ミキス・テオドラキス〔1925年生〕
撮影アーサー・J・オーニッツ
製作ディノ・デ・ラウレンティス
パラマウント・ピクチャーズ
マーティン・ブレグマン
美術ジョセフ・M・カラッシオロ
衣装アンナ・ヒル・ジョンストン
編集デデ・アレン
リチャード・マークス[編集](共同編集)
録音リチャード・P・シリンシオーネ
字幕翻訳高瀬鎮夫
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💬口コミ一覧

67.警察が信用できないとなると、この世の中でもし嫌なことに出会ったときになににすがればよいのだろうか。法治国家であるかぎり、警察には公正な目でしっかりみてほしい。
もし裁判所(司法)までがああいうかんじに腐敗していたら、もうおしまいですね。
no_the_warさん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-21 22:14:44)
66.このセルピコはまた見る価値がある映画だと思います。
サスペンスですのでオチがわかるともう普通は見ないのですが、
人間不信になりそうなときこの映画を観るのもいいんじゃないかな。
正義感ゆえ迫害され、見てるほうも一緒に嫌な気分を味わいます。
しかしそれでもいいんじゃないか。
後味が悪かろうと怒りでどうしようもなくなってしまおうと、
同じ境遇に立ったときに人は共感し考えるものです。
それがどう思われようと間違いじゃないと。

決して傷をなめあう映画でもありませんから、
人間不信で癒される映画を観たいと逃げ道を探す人には不向きです。
同じルメットの作品の「12人の怒れる男」を、
この作品のあとに見ることもオススメかな。
正義は必ず報われるんじゃない、でも報われなくても残るものがあるはず。
そう見ていただければこの作品だけでも十分です。
いっとき社会派や重いのばかり見ていたんですが、
このての作品は本当にルメット監督はうまい。映画を観るというよりも、
役者の演技と脚本を楽しむようなもの。
パチーノのこういう初期の暗い目が生かされる演技が好きです。
後半ではあまりの展開に泣いてしまいましたよ。
同情とか哀れみではなくて、悔しくてね。

暗くて後味が悪い映画なのに、妙に勇気がわいてきたりするんです。
そこがこの映画の不思議な魅力です。
自分はなにをすべきか、何にこの気持ちをぶつけようと。
どうにもならない奇妙な正義感さえわいてくる。
こういうのが好きな私は真面目すぎて面白くないなぁ・・
もっと柔軟にならないとなんて、
またテリー・ギニアムやデビッド・フィンチャーに走るのですが(苦笑

アルメイダさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-03 01:45:41)
65.ネタバレ 観終わった後、切なさが残りました。署内の不正を許せず、断固として朱に交わろうとしないセルピコ。それを貫く精神力は凄まじいものだったと思います。そして彼は強い信念でそれをやり遂げました。しかし彼は正義を貫き、結果全てを失ってしまいます。正義の遂行の代償は大きかったですね・・・。この映画と『トラフィック』見ちゃったら、知りたくない世の中を見てしまったようで、とてもへコみます。
C・C・バクスターさん 8点(2005-02-12 00:57:36)
64.これだけ救いのない四面楚歌の中で自分の良心と信念を貫き通そうとするアルの姿に感嘆しつつも、報われない正義に空しさを感じる。末端はともかく上司やトップまでが彼を異端者扱いするのはホントに救いがない。
不正義とはいえ大勢に流されれば旨みはあるし仲間内でも安泰なのに、不正を見過ごせないという警官としての優れた資質が仇となって命まで狙われる羽目になる。大方の人ならば不正を知って良心が痛みつつも、保身のために告発どころか同調してしまうというのが悲しい現実だろう。
たとえ理想論であろうともアルのように稀に正義を行おうとする人を葬り去って組織の安泰を図ろうとする、などという不正義が許されてはならないしあってほしくもない。
こういう話が絵空事ではなく現実的でもあるというのは最近の食品業界の不正・汚職事件などを見ても分かるし、何らかの組織に属していれば誰にでも起こりうることかもしれないと思う。
せめて映画では救いがあってほしかったとも思うが、この救いのなさが今も変わらぬ重い問題提起となって迫ってくるのかもしれない。
キリコさん 8点(2005-01-22 22:58:09)
63.不合理だと誰もが理解しながらも決して口には出さずまとまっている組織の中にあって、筋を貫き通そうとしたセルピコ。仕事の実力、何事にも動じない精神力、信念、共感して協力してくれる者が無いと出来ない事ですね。理想を言うと、組織の為を思うなら、ヒラ刑事の現在は出来る限り我慢して、一日も早くトップになってやりたい改革をやる事だと思いますが。彼女はセルピコのもとを去っていきました。試練に見舞われた時、相手が自分と同じく苦しい事を分かろうともせず、自分の苦しみだけを喚きたてるというお馴染のシーンが繰り広げられ、ラスト、セルピコの側にいたのがアルフィのみだったのは寂しかったです。
The Grey Heronさん 8点(2004-07-01 05:38:55)
62.正義を貫くフランク・セルピコがかっこよかったです。
ギニューさん 8点(2004-04-17 19:52:13)
61.正義を貫くことはとても大変ですね。日本の閣僚や警察も同じようなもんでしょう。はじめは正義感に満ちていても組織という枠の中で次第に悪事に染まってしまう。正義を前面に出してもプラスになることがないもんな。シドニー・ルメットは本当にセルピコ刑事のように生きろといいたいのであろうか。
hrkzhrさん 8点(2004-01-13 23:49:34)
60.切なすぎる。すべてを捨ててまで守らなくてはならない正義って一体。。。私は人生においてくそ真面目になりすぎるな、という教訓をいただきました。
バチケンさん 8点(2003-12-31 20:52:58)
59.真面目に不正に向き合い、自我を押し通した男の悲劇が描かれた秀作です。まだ若いアル・パチーノが正義感あふれる警官を熱演しています(ちょっと変わり者だけれどね(微笑))。飼い犬と一緒の時が唯一くつろげる時間というのも何か寂しいですね。今の日本のように、政治組織や社会風潮のおかしくなった世の中を、もう一度見つめ直すためにこの映画と向き合うのも好いかもしれませんね。
オオカミさん 8点(2003-11-17 10:07:54)
58.時代背景を考えれば、セルピコという人物像はとてもスリリングなものだ。同時代の幾多の映画が凡庸に感じられる昨今において、理由の無い正義感を押し付ける映画が続出する以降と比べて「何となく感じ取れる人間的な深み」をもった正義感を「とってつけた理由」無く演出・演技出来ている点が今作を名作として今もなお評価させている点だと思う。その点で冗談でも2枚目と言えないアル・パチーノを主人公に起用した点も大きいと思う。「真夜中のカウボーイ」「ドッグソルジャー」等と並んで、「負け続けの僕ら」を表現した素直にいい作品。
トビキツネさん 8点(2003-04-13 22:29:19)
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57.実在した警察官の話。汚職に対して正義を貫く故に社会から孤立し苦悩が描かれています。
力強い信念・精神力もタフだが恋人に振られ浮浪者のようになるまで最後まで貫き通す姿は正直共感できなかった。
何が善で悪なのか?現代社会でも起こる不正。いろいろ考えさせられました。
この手の汚職映画はたくさん見てきたがそれでも印象が残る映画としてアルパチーノの熱演を評価したいですね。
mighty guardさん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-23 12:53:20)
56.ネタバレ 「実話に基づいて」というのが驚き。文字通り命を懸けて周りの99%が敵の状況で戦い抜くのは、精神的にも肉体的にも本作で描かれた以上の厳しさだったと思います。

■作品について
正直最初のほうは退屈でした。というのも、特に汚職に真っ向勝負を挑むわけでもなく、普通のヤンチャ警官の域を超えていないからです。正義感は最初から最後まで変わりませんが、チャラい感じが前面に出て、このまま最後までいったら微妙・・・という感じでした。
しかし後半、いよいよ後が無くなり周囲全員が敵になるあたりから、グイグイ引き込まれる。それまでのチャラさはどこへやら、ある1点、つまり汚職に身ないし命を賭けて挑む姿は、こちらまで真剣入り込んでしまいました。

■テーマについて
難しい問題です。汚職そのものの問題と組織体質の問題。賄賂を受け取るという汚職は当然に悪いことなのですが、それを自分以外の全員が行っているとなると、NOと言うにはそれ相応の覚悟が必要になります。特に銃社会では、それこそ命の問題になってくる。疎んじられたって最悪職を失うだけでしょ、というのとは次元が違うと思います。だからといって自分も仲間に加われば、道連れの共犯。ここで面白いのは、皆悪事をバラされることにはビビっているということで、つまり「賄賂を受け取るのは悪いことだ」という認識はあるんですね。だったら最初から最悪なパターンの未来も覚悟しとけよと言いたいところです。

組織体質の問題については、本作で描かれたニューヨーク市警察だけでなく、日本含めどこの組織にでもある理不尽でしょう。大小問わず、どんな組織にも存在すると思います。ただその腐りの割合が本作ほど大きくないだけで。組織の構成割合は、2割が優秀な人、6割がどっちつかずで状況によって流される人、2割が優秀でない人、というのを聞いたことがあります。6割の人が「優秀でない」側に流された上に、残りの2割でさえも怪しいというのが本作かと思います。

結局共通するのが、皆「自分が一番」という発想に基づくということですね。上層部の保身なんかはわかりやすい例で、悪いとわかっているのに汚職警官の仲間になっちゃう人たちは、「そうしないと自分がヤバい」「周り全員が仲間なんだから、外部にバレるリスクを気にするよりも仲間になるほうが差し引きお得」と考えるからでしょう。いつどこにだって存在する「自分が一番」と「他人のために」の相反は、未来永劫、人間が人間である以上、尽きることないテーマなのかと思います。そういう意味で、「社会」ってすごい。(ささやかな皮肉)
53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-19 03:41:55)
55.アル・パチーノ追いでこの作品を鑑賞しました。実話もの、社会派、アル・パチーノと私の趣味にはまっており面白かった。地味な展開と湿度が漂ってくるような画面と若かりしアル・パチーノと熱血漢のセルピコと好物ばかりで、アルの演技も盛りの時代かなと勝手に思っています。
なさんなさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-22 01:11:20)
54.アルパチーノの走るシーンは疾走感があってよいです。ただ、見た感じあまり速くないような気がしますが。
珈琲時間さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-22 12:56:39)
53.ネタバレ すごいよな~この汚職っぷり。誰でもお金には弱いしなぁ。でもでもやっぱり警察官の方々にはまっすぐに正義感でいってほしいわけで、それを貫いたセルピコは偉い(当たり前だけど)。そんな熱い男をアル・パチーノが熱演してて見応えありますね。実話ベースだからちと地味目な展開だけど、そこはルメット監督、うまいつくりだよな~と感心した次第でゴザイマシタ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-11 14:19:48)
52.アル・パチーノは反社会の象徴みたいな役以外にも、こんな真逆なキャラクターも上手いんだあ、と唸る一作。汚職を糾弾する役回りですもん、人はそれを“正義”と呼んだり、立場が違えば“変人”であったり。一人きりで闘うことのなんと孤独で困難なこと。作中ずうっと思いつめたようなパチーノの瞳が印象的。考えさせられることは多い映画だったけれど、なんかこうお尻がもぞもぞして居ずまいが悪いのは、もしも組織の中にいたら自分も賄賂を断る勇気なんか無いのではないかと自問してしまうからなのかしら。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-11 00:12:42)
51.ネタバレ スカッとしないのだけど、ぐっと来るものがある感じですね。
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-12 11:10:15)
50.ネタバレ 顔中ヒゲだらけでヒッピーのような格好のセルピコ。これでもかという程周りとは異質なイメージです。格好だけは小奇麗だが、何処へ行っても汚職がチラつく警察と、全く警察に見えないむさ苦しい格好のセルピコの対比がいい。

これがもう少し後のパチーノなら、もっと権力に悪態をつき怒鳴り散らし、どこかの場面で大演説が始まるのでしょうが、本作は熱演の中にまだ若さを感じさせるパチーノが、孤立無援の状態で正義を貫くセルピコのキャラクターに見事にはまっていました。一人の小さな力で、力のある大きな何かと闘う男。他の作品でも見られますが、パチーノにはこんな男の役がよく似合います。

冒頭の銃弾に傷つき息も絶え絶えのパチーノの姿は「カリートの道」の冒頭を思い出し、嫌な予感の中見ていたのですが、最後は少しだけほっとした気分になりました・・・。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-28 21:10:23)
49.アルパっつぁんが正義を貫くヒーローを演じるがダーティハリーみたいな力づくの法で解決するというものでもない。派手さにかけるが人間ドラマとしてはシリアスに描かれている
TWISTED SISTER CHRISTIANさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-28 20:24:25)
48.すごい話だった
ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 7点(2010-10-05 22:43:09)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 87人
平均点数 7.17点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
411.15%
589.20%
61213.79%
73641.38%
81820.69%
989.20%
1044.60%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.71点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review6人
4 音楽評価 6.00点 Review6人
5 感泣評価 6.00点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1973年 46回
主演男優賞アル・パチーノ候補(ノミネート) 
脚色賞ウォルド・ソルト候補(ノミネート) 
脚色賞ノーマン・ウェクスラー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1973年 31回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)アル・パチーノ受賞 

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