映画『ロリータ(1962)』の口コミ・レビュー

ロリータ(1962)

[ロリータ]
Lolita
1962年上映時間:152分
平均点:6.19 / 10(Review 78人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-09-22)
ドラマモノクロ映画ロマンス小説の映画化エロティック
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-12-26)【イニシャルK】さん
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監督スタンリー・キューブリック
キャストジェームズ・メイソン(男優)ハンバート・ハンバート教授
スーリオン(女優)ドロレス’ロリータ’・ヘイズ
シェリー・ウィンタース(女優)ロリータの母 シャルロッテ
ロイス・マクスウェル(女優)看護婦 メアリー
ピーター・セラーズ(男優)クレア・クィルティ
鈴木弘子(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
水城蘭子(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
羽佐間道夫(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
出演クリストファー・リーフランケンシュタイン<怪物>(アーカイヴ映像/ノンクレジット)
ピーター・カッシングフランケンシュタイン博士(アーカイヴ映像/ノンクレジット)
原作ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」(新潮社)
脚本ウラジミール・ナボコフ
スタンリー・キューブリック(ノンクレジット)
音楽ネルソン・リドル
撮影オズワルド・モリス
デニス・クープ(カメラ・オペレーター)
製作ジェームズ・B・ハリス
配給MGM
美術シド・ケイン(美術監督補)
ピーター・ジェームズ〔美術・1924年生〕(セット・デザイナー)(ノンクレジット)
衣装バーバラ・ギレット(ノンクレジット)
編集アンソニー・ハーヴェイ
その他ネルソン・リドル(指揮)
あらすじ
しがない独身教授のハンバートは、ミドルティーンのドロレスたんを手に入れようとして彼女の母親と結婚。いくつかの事件の末、この姦計は完成した。無垢な少女を手に入れたハンバートは、彼女を連れて終わりのないアメリカ国内旅行を開始する…スキャンダラスな内容で物議をかもした原作を、才気に満ちた若きキューブリックが時にシニカル、時にユーモアを交えて映像化。無垢な少女は、腹黒いオッサンとどういう化学反応を起こすのか…?
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💬口コミ一覧

78.リメイクされたエイドリアン・ラインのほうの「ロリータ」を先に見たのだけど、私はキューブリックの方が良かったと思います。最後15分くらいは、ここ何年かぶりに声をあげて泣いてしまいました。芸術作品だと思います。迫ってきました。少女の言葉は男にとって凶器であったことでしょう。言葉を知らないため、私が感じたことを文にはできません。感情の吐露というものは、派手にやれば伝わるというものではないのです。
25歳・女性。さん 10点(2003-05-09 03:44:09)
77.ロリータの母を欺いたハンバートもロリータに対してはダンディで愛情深い理想の男性だった。そのハンバートをロリータは利用しつつ、本当はキルティに翻弄されていた。キルティは嫉妬かブラックユーモアかはわからないがハンバートをも翻弄し狂気に導く・・それを知ったハンバートはキルティを撃つ。恋愛は弱肉強食だとつくづく思いました。
おやつウサギさん 10点(2002-04-07 11:39:21)
76.14歳のときから何度も何度も見続けてきた「ロリータ」。自分が成長するのとともに、当時はよくわかったロリータの気持ちが、だんだん理解できなくなってきたことに、オトナになるってこういうことなのかな・・と淋しさも覚えます。おじさんが好きというきもちと、別にどうでもいいパラドックス的な気持ち、その狭間で揺れて、しかも自分でもよくわからなくて、ただなんとなく直感で動く、そんな少女からオトナへの刹那の気持ちを、この映画を見ている間は思い出せる気がします。
momomoさん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-26 03:48:12)
75.おもしろいです。素直に。
アンダルシアさん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-18 06:48:57)
74.この作品って喜劇ですね。いい歳こいたオッサンが一人の少女に振り回されるという内容なのですが、笑ってしまいます。・・・と、そこで終わらないのがこの作品の凄さでして、笑ってばかりはいられないのである。昨今、少女趣味による異常な性犯罪の増加、夢破れしオッサン達による援助交際、変態教師の発情事件などなど。人々の異常な行動はエスカレートするばかりである。正に先見の明のある物凄い一発。
人間の異常なフェチズムを鋭く突いたこの作品。“博士の異常な愛情”も良いけど、この“少女への異常な愛情”も見所が有りますよ。
おはようジングルさん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-15 11:21:58)
👍 1
73.ネタバレ ロリータ…。一番いったらあかんオサーンのとこに行くとは…。あれはちょっと悲しい。父親のオサーンも一途すぎるし。とりあえず、みんなのキャラがよかったです。ストーリーはがゆいけど、そこが好きです。こんなこともありますよね、人生は
ようすけさん [DVD(字幕)] 9点(2003-12-05 21:33:50)
72.かなり好き。時間も全然長いとは思わなかったし。ああいうような生活をダラダラと見せられるのが結構好きなのかも。
kettさん 9点(2003-04-06 00:57:13)
71.こういう気持ちわかる。女性はこの映画をどういう風に見るのだろう。
きれぎれさん 9点(2002-06-25 07:24:17)
70.ネタバレ モノクロ映像がとても美しい。
内容はというと、どこか物哀しく、そして滑稽でいてスリリングでもある。
あらためてキューブリックの才能を感じた。

それにしても日記の内容に爆笑!
アザラシ呼ばわり!
そらぁ、あんな盛りのついたおばちゃんより、可憐な少女の方がよかろうもん。
正直でよろしい。

この作品の何が凄いって、ユーモアを交えながらも、中年の悲哀を描いているところ。
デブなアザラシが事故死した直後に、バスルームで喜びを押し殺すオッサン。
人生の悲喜こもごもがギッシリ詰まった逸品であります!
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-12-08 23:04:45)
69.ネタバレ キューブリックの作品で初めてコメディテイストに接しました。公開当時の役者の年齢を計算すると、おっさん53歳、ロリータ16歳。その差37歳。それは、確かに親子以上の歳の差だ。(ちなみに、ロリータの母親40歳) でも、本作のロリータは相当に大人びていて特に背徳的な印象を覚えなかった。いわゆる「ロリコン」的な見せ方にするのならば、あと4・5歳は若い少女を持ってこないと焦点がズレるように思われる。私が面白かったのは、その気になっている熟女とそれを毛嫌いしている主人公のやり取り。熟女があっさり交通事故で死んで、キューブリック作品にもご都合主義があるのかと驚いたけど、その後の朗らかなルンルンムードの音楽が確信犯のご都合主義だと胸を張っているようで大笑い。もし、私の前にあの母娘が現れてどちらかを選べと言われたら、私もロリータですよ。周囲の視線は気にするだろうけど。だから、笑いながらも中年オヤジの色ボケに切ないものを感じましたとさ。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-10 02:00:37)
👍 3
68.ネタバレ 男って本当に幾つになってもバカだよなー(愛を込めた意味でw)とか、何歳でも女は女なんだなーとか、思わず男性目線でみてしまう作品です。キューブリックに「なんつー映画撮っちゃったのさ!」と突っ込みたくなる感じですが、好きですね。
ClocheRoseさん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-15 04:57:12)
67.よかった。これはおもしろかった。ほんとに。
キューブリック映画のなかで一番好き。
プロットも映像も役者も全て、完成度の高い作品だなあ・・・と。
もっと倒錯した映画かと思ったけど、普通に楽しめる。深く入り込めばもっと楽しめると思う。
非常におもしろかった。
よしのさん 8点(2003-11-22 16:27:48)
66.ネタバレ 初めて観た時は「シャイニング」やSF三部作を観た後だったので、悪い意味でまとも過ぎてつまらなかったけど、今こうして観直してみると思いのほか丁寧に作られていて良く出来ると思います。ナボコフの原作は読んでいませんが(今度読もう!)、まるで「サンセット大通り」を彷彿とさせるような衝撃的なオープニングから、悲哀に満ちたエンディングまで一人の少女によって身を滅ぼした男の生き様を見事に描き切っています。正直個人的にはスー・リオン演じるロリータのどこに魅力を感じれば良いのか分からないけど、あの主人公を翻弄する小悪魔的なキャラクター、そしてジェームズ・メイソンの(役としての)駄目駄目さ、更にはピーター・セラーズの七変化と個性的な俳優たちのコラボレーションを大いに楽しみました。ついでに言うとシェリー・ウィンタース演じるロリータ母の嫌らしさも凄い、確かにあんな迫られ方をしたら殺したくなる主人公の気持ちも分かるかも…。時間は150分とやや冗長で、監督スタンリー・キューブリック作と言われない限り気付かないかもしれません。三人で怪奇映画を観に行き手を重ね合わせるシーンや、寝ているロリータの部屋に簡易ベッドを持ち込んだりと、どちらかと言うとビリー・ワイルダーのような職人性を感じさせるスタンリー・キューブリック中期の傑作だと思います。当然ラインの97年版リメイクよりも好き。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-08-27 15:06:25)
👍 1
65.途中ダラダラしてましたが全体的に好きな作品です。キューブリックの良さが出た作品だと思います、あの不思議で独特な雰囲気が大好きですね。でも犯罪でしょう・・・まあ今更って感じですけどね。
かぶさん 8点(2002-01-15 08:28:20)
64.よくできてる映画ですねぇ。ところでこの映画に流れてくるあの曲ってこれが元だったんですね。
あろえりーなさん 8点(2001-09-01 12:47:19)
63.ネタバレ 娘ほどに幼いけれど愛おしい。ロリータちゃんをゲットするため、不細工なアザラシみてえなお母ちゃんとケッコンだ。そんなロリロリなおいら。アザラシを失くし、我慢の日々から解放されてロリータちゃんに懸命に尽くす。その献身・溺愛ぶりは異常なほど。おっさん骨抜きやな。かなわぬ恋。泣きじゃくりながら金を渡して去るおっさんを、札束握りしめて見送るアタシ。小悪魔ロリータの勝ち。良作。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2020-01-20 01:21:35)
👍 1
62.ネタバレ いやはや、結論から言ってコメディだね 
ハンバートに同情できるか否かって出来るはずもない。
彼はロリータを母の死に体、つまり、最後の姿に引き合わせるということをしなかったし、事実嘘さえついて引き離した形になっていた。この事によって彼女の人生は大きく変わったはずだ。少女誘拐。宿泊先のホテルで歳が行ったオッサンボーイと補助ベッドでカックンカックンとドタバタコメディをやって遊んでる場合ではナイっちゅの (^^;)

3737さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-12 18:51:30)
61.ネタバレ 規制が厳しかったために、きわどい性に関する描写が無いんですって。そのせいか、テーマのわりに品の良い印象というか、おじさんの単なる悲喜劇にも見える。おじさん本人は大真面目で必死なんだが、なにしろP・セラーズがここでも薄気味悪い怪演をかますし、ロリータも高校生では大人の範疇に入ってしまうしで、少女の無垢さはすでに無いといった有様では「オヤジ気付けやーっ」と客としてはヤジをとばしたくもなっちゃうのだ。
だけど、面白かったですよ。スー・リオンは綺麗ですし、ロリータの可笑し哀しいオカンも存在感強烈。教授はこのオバサンを無駄にいじめて死に至らしめたわけで、罰を食らっても仕方ないのだ。
美少女ロリータのその後といえばこぶ付きの中流(以下?)家庭の一主婦かあ。手に入れたお金も、あの亭主ではあっという間に散財しそう。三者全員、人生がしょーもない所に行き着いたのかと思うと感慨深いですな。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-11 00:27:25)
😂 1
60.ネタバレ 飽きずに観れた。ラストのあきらめてお金渡すとこが良かったなー。ロリータはかわいかったです。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-28 17:56:28)
59.あっという間の二時間半。男のロリータへの愛が狂気へと変わっていくサマをじっくりと観させられました。サスペンスちっくな部分や、飽きさせない工夫が随所に有ったと思います。まぁただ他の作品と比較するとキレがないのは確かかなぁ。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-12 11:01:01)
マーク説明
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【点数情報】

Review人数 78人
平均点数 6.19点
011.28%
100.00%
200.00%
333.85%
4911.54%
51012.82%
62228.21%
71823.08%
878.97%
967.69%
1022.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review5人
4 音楽評価 5.83点 Review6人
5 感泣評価 2.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1962年 35回
脚色賞ウラジミール・ナボコフ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1962年 20回
主演女優賞(ドラマ部門)シェリー・ウィンタース候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ジェームズ・メイソン候補(ノミネート) 
助演男優賞ピーター・セラーズ候補(ノミネート) 
監督賞スタンリー・キューブリック候補(ノミネート) 

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