映画『サマーウォーズ』の口コミ・レビュー

サマーウォーズ

[サマーウォーズ]
SUMMER WARS
2009年上映時間:115分
平均点:6.39 / 10(Review 211人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-08-01)
アクションドラマSFコメディアニメ青春ものネットもの
新規登録(2009-06-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2025-06-18)【イニシャルK】さん
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監督細田守
神木隆之介小磯健二
桜庭ななみ篠原夏希
谷村美月池沢佳主馬
仲里依紗陣内由美
富司純子陣内栄
田中要次陣内頼彦
今井悠貴陣内真吾
信沢三恵子陣内万理子
玉川紗己子陣内理香
中村正[声優]陣内万作
小林隆陣内太助
永井一郎陣内万助
山像かおり三輪直美
斎藤歩陣内侘助
桐本琢也陣内理一
入山法子
羽鳥慎一
諸星すみれ陣内真緒
佐々木睦篠原和雄
板倉光隆陣内克彦
原作細田守
マッドハウス
日本テレビ
角川書店
脚本奥寺佐渡子
音楽松本晃彦
岡田こずえ(音楽プロデューサー)
作詞山下達郎「僕らの夏の夢」
作曲山下達郎「僕らの夏の夢」
佐藤勝「上田わっしょい」
編曲山下達郎「僕らの夏の夢」
主題歌山下達郎「僕らの夏の夢」
製作西垣慎一郎
ワーナーブラザースジャパン(サマーウォーズ製作委員会)
角川書店(サマーウォーズ製作委員会)
マッドハウス(サマーウォーズ製作委員会)
日本テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
読売テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
企画丸山正雄
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ワーナーブラザースジャパン
作画貞本義行(キャラクターデザイン)
名倉靖博(原画)
伊藤嘉之(原画)
高橋英樹[作画](原画)
山下高明(レイアウト設定)
青山浩行(作画監督)
古屋勝悟(原画)
中鶴勝祥(原画)
橋本敬史(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
美術武重洋二
上條安里(OZ美術デザイン)
男鹿和雄(背景)
小倉宏昌
高屋法子(ハーモニー)
編集西山茂
録音上田太士(光学録音)
東京テレビセンター(ダビングスタジオ)
その他マッドハウス(提携)
日本テレビ(提携)
IMAGICA(フィルム&デジタルラボ)
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💬口コミ一覧

211.とにかく素晴らしいの一言。
日本人ならではの家族の在り方、そして想いと深みを現代的なデジタル世界を通して見事に調和させて描きっている部分は、もはや日本の映像表現の極みだと思う。
見終わったあとの爽快感、心地よさ、そして日本人であることを良かったと思うと同時に今作を誇りにさえ感じました。
家族という究極の絆。何度見ても飽きさせる事の無い傑作だと思います。
sirou92さん [DVD(邦画)] 10点(2011-01-22 01:40:56)
210.ネタバレ おばあちゃんは電話を使って関係機関に働きかけ、被害拡大を食い止めました。夏希のピンチにはネットを通じ全世界から救いの手が差し伸べられた。通信手段こそ違えど、人と人との繋がりが力を生むことに変わりはありません。一人では不可能な事でも、大勢が集まれは成し遂げられる。瞬時に全世界と情報を共有できる現代は、それだけ莫大な力を生む環境が整っていると言えます。しかし“情報”そのものが力を持っている訳ではありません。情報はただの記号。「助けて欲しい」という記号も、相手の心に届かなければ意味がありません。記号に意味を与えるのも、実行力を伴わせるのも人間です。おばあちゃんの「あんたなら出来るよ」という励ましの言葉に、夏希たちの必死な姿に、人々が動かされたのは何故か。其処には人の心を動かす“確かなもの”が在ったのだと思います。人脈であり、人柄であり、熱意であり、花札の強さであり。「夏希が美人だからだよ」という軽口も、あながち間違ってはいません。全てひっくるめて人間力。祈るだけではダメ。想いをかたちに変える力が必要なのです。おばあちゃんの人脈は、おばあちゃん一人の手柄ではなく陣内家が膨大な労力を費やして培ってきたもの。夏希が勝負の舞台に立てたのも親族の総力の結晶。大きな事を成し遂げるには多くの助力が必要で、多くの助力を得るためには、それ相当の実力が要るということ。時代や場所が変わっても、その原理原則は変わらない。このテーマは全ての人に通じます。胸を打たれました。ちなみに一番気に入ったシーンは、夏希の吉祥天でも、キング・カズマのバトルでもありません。おばあちゃんが主人公と花札をして笑った場面でした。あの素敵な笑顔。おばあちゃんが慕われている理由がすっと理解できました。実は細田アニメの凄いところはココじゃないかと思うのです。物語に命を吹き込むのはキャラクター。線が細くクセの無い作画は、一見すると迫力に欠ける印象を受けますが、とんでもない。デフォルメされた崩れた顔、ただじっと見つめる瞳、どの表情からもその人物の気持ちが伝わってきました。このセンスと技術は高く評価されて然るべきと考えます。『時をかける少女』の次ですから相当なプレッシャーがあったことでしょう。にもかかわらずこんな素晴らしい作品を創り出すとは。心から敬意を表します。次作は劇場まで足を運ぶことを約束します。次も傑作よ「こいこい!」
目隠シストさん [DVD(邦画)] 10点(2010-11-24 18:12:05)
👍 1
209.ネタバレ 90歳のおばあちゃんとインターネット世界のつながりをみせてくれました! 主人公家族と世界の危機というストーリーに、現実世界とバーチャル世界両方の人と人のつながりが鮮やかに描かれております。なんだか古き良き日本を見ているようであって、これから先の未来の日本を見ているようなとっても素晴らしい映画でした。これからもこのチームで映画をつくり続けて欲しいですね!
ようすけさん [DVD(邦画)] 10点(2010-03-05 00:06:16)
208.アニメ映画を見て心が躍ったのはいつ以来だろうか。そう思わせるほど長い間そういう作品とめぐり合わなかった。
最近は映像は綺麗になるが、中身はたいしたことない作品ばかりだ。
これは、脚本がすごい。伏線が随所にちりばめられていてそれがいいところで発揮される。そして、人類を救う、みんなが力をあわせる、という要因があり、それでいてあまりクサ過ぎない。
ウマイとしか言いようがない。昔の宮崎映画を観ていた頃のような少年の気持ちになり、胸が躍った。中だるみもせず、あっという間の1時間55分だった。
キャメルさん [映画館(邦画)] 10点(2009-10-29 09:34:20)
207.ネタバレ 古くはマシュー・ブロデリックの「ウォー・ゲーム」、最近だと「イーグル・アイ」、
題材に新しさはない。が、この映画のイマジネーションの炸裂ぶりはすごい。長野の美しい自然の描き方、バーチャルシーンでのまるでフリーダムな描写法、なにをとっても一級品。観ているあいだ脳汁があふれまくります。こんなアニメ、世界中でも日本でしか作れない。アニメ文化が真に成熟した国でないとこの映像は出てこない。久々にこの国の国民であることを誇りに思う映画でした。DVDが出たら観ればいいやとおもってるあなた、いますぐ映画館へ!
ケルタさん [映画館(邦画)] 10点(2009-09-06 21:26:33)
206.ネタバレ 家族が一丸となって奮闘するシーンや栄ばーちゃんが各方面に電話してるシーン、健二に「あんたならできるよ」と言うシーンなど…心にがグッときました。人との繋がり、大切です。設定ばかりに気をとられると本質が見えてこない作品ですね。そういう見方は非常にもったいないです。そもそも、ASPサービスの普及に伴い、ネットブックが売れている時代です。劇中の「新しいインフラが生活の支障をきたす事」は浮世離れした話ではなくなることでしょう。そして、「仮想空間」と「田舎の家」の強引な対比がメッセージ性を強めるファクターになっているのが良いなと。
honeydewさん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2009-08-07 17:33:32)
👍 1
205.ネタバレ 「なんでもない人たちが世界を守る」という、使い古されたテーマなんだが
その風呂敷の広げ方がメチャクチャ巧い。
アニメじゃないとできない表現を
次々と、サラッと見せる展開の素晴らしさに度肝を抜かれた。

仮想世界「オズ」という設定が本当に良く出来ている。
ご丁寧にオープニングからその世界観を丁寧に説明してるのもグッド。
突っ込みどころは多分、多数あるのだろう。
が、そんな事を考えさせる暇を与えない勢いが、この映画にはある。

日本のアニメは凄い、って事を再認識。
そしてこの物語の言語、風土、歴史等をそのまま理解できる
日本人で本当に良かったとしみじみ思った。
ふくちゃんさん [映画館(邦画)] 10点(2009-08-03 20:43:42)
👍 1
204.ネタバレ 素晴らしい。エヴァもなにもかもすっ飛びました。
あまり人の評価は引用したくないんですが、10番、よしふみさんのコメントが全てだと思う。
「時かけ」程度の出来だと、宮崎監督も鼻でせせら笑えたかもしれないが、
このサマーウォーズには青ざめると思う。
そのくらいの大傑作。
あえていうと、タイトルがつまんない。こんな地味なタイトルでヒットするのだろうか・・。

もっと説教臭いのかと思ってました。
バーチャル電脳の世界は虚構で、むなしいもので
田舎の大家族のようなナマのつながりが大事だとかなんとか、ありがちな説教話なんじゃないのか。
ところがそうじゃなかった!!!
「バーチャルだろうが、リアルだろうが動かしてるのは人間。
どちらの世界も人間と人間とのつながりこそ大事。」
これぞこの映画のテーマ。もうこの主張が見えてきたときに、私はおそれいりましたウルウル状態でした。
感受性の強い人はボロボロ泣くと思う。

ラストのキスシーンは、「駄目駄目だったポニョのキスシーン」を添削してるかのような感じすらした。
こう描くべきだよと。
いいや、ラストだけではない、ラピュタ以降、まっとうに宮崎アニメが進化すれば
こういうふうになっていたんじゃないかとすら思えてしまう。
笑って泣いてハラハラしてあったかくなって。
これ以外に映画になにが必要?

この映画は、もはや滅茶苦茶、ぐちゃぐちゃの行き当たりばったりになってしまった宮崎映画に
アニメとはなにかを教えてる作品だと思う。
10年後、細田監督には例の「ハウル」をリメイクしてほしいとこ。マジで。
うさぎさん [映画館(邦画)] 10点(2009-08-03 14:36:53)
👍 1
203.ネタバレ 基本は「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」のあらすじを大筋なぞっている。
ただデジモンが40分だったのに対して本作品は115分となっているため、先輩への淡い恋、旧家への数日の旅行(上田という土地)、Ozというシステム、祖母と義理の子の関係、Ozの制作者、キングカズマ、裏本編とも言うべき高校野球などなど様々な要素が入っている。
Ozのような脆弱な仕組みがー、というが、サイエンスフィクションでもなくただの娯楽映画なのでこれくらい極端でいいのである。
このくらい極端なシステムにした場合のほうがあらゆるものを繋いでしまった後のリスクをわかりやすく体感できるのでそこを突っ込むのはナンセンスだ。
そこは製作者も十分わかっていて作ったはずなのだから。

それと一日一日の変化もまた劇的であり、非常に面白い。
一日目は先輩に頼まれるがままに先輩の親の実家に一緒に帰省。
次の日の明け方、謎のメールに返信することでアカウントを乗っ取られる。
それによりその朝にはニュースでOzの混乱を起こしたのは自分であると報じられる。
という形で半日、一日ごとの経過が非常に素晴らしい。
宮崎駿は知っている人は知っていると思うが、結末を最後まで作らずに書くし、その作り方が一番顕著なのはラピュタで、あれは普通に見ていればわかるがラピュタ到着後はかなり毛色が変わる、つまりその後を考えてなかったのでつぎはぎ的な印象を与える。
多少の整合性がなかったとしても、この作品にはそういうものがない。
とりあえず粗筋を予め決めてから作っている、というのがわかるため、見ていて非常に面白いし、特に野球と上田での現実のシンクロ具合は見ていて最高に面白い。
尚、その後の細田作品は先細りではないがどんどん脚本が荒く適当になっていってしまって残念である。
声優はできればうまい人のほうがいいし、作画もきれいに越したことはないが、何より脚本がつまらないのでは意味がない、と思える。

数年前だとポストパヤオは細田さんと言われていただろうが今は確実に新海さんであろう。
少なくとも「おおかみこども」や「バケモノ」や「ミライ」では次期パヤオには絶対なれない。
でも正直、新海氏はもっとミニマムに動くべき人だと思うので、ケモナーに走らず話を一般人向けに面白く展開してくれるのは細田さんだと信じています。

あー、この作品で一番ワクテカするシーンは、婆さんの死後男たちが力を集めて大学に納入するPC(スパコン?)を家にぶちこんで電力は船から取って冷却は氷の柱で行って、画面もハイビジョンブラウン管を使う、回線も自衛隊のミリ波回線を拝借、といったあの場面ですね。
ああいう、大人たちがそれぞれOzでの格闘のために本気を出してくれるシーンってのはやっぱり見てて爽快だし、「男っていつまでもバカだなぁ」と思わせる良シーン。

多分、最近放送してたとは思いますが、テレビでは見ないのでわかりませんがノーカットでもなければ削られるシーンも多いため、見るならオンデマンドやレンタルBDで見ることをおすすめします。

Ozの設定が緩いと言ってる人がいますが、このくらい緩くないと物語は作れないよ!
こまけーこたいいんだよ!
それより敵のアバターが最後二人になるが、あれは敵当人と主人公のアバターだろうな、と。



ここからは「知ってる人が見てたら少しくすりとできる」話。
その辺に似たようなまとめがあるかも。
まず、携帯は全てドコモのものです、どのメーカーのどの機種かも特定できるレベル。
唯一出てくるiPhoneは海外用にソフトバンクSIMを入れて利用してるのでしょう。
ドコモSIMでも利用できないことはない時期でしたがドコモでiPhoneが出てない時期ではSBのSIM入れるのが普通でしょう。
あと、これは割と見ててわかる人が多いと思いますが、ゲーム機はDSです。
PSPが一台もないのが実に不思議。
ソニーが嫌いなのかといえばHDブラウン管はソニーです。
スパコンの見た目はNECのもの、200テラフロップスは今の技術でぎりぎり普通レベル、当時はあの大きさじゃ無理。
100Gbpsはいまだに実現できてない数字。
まぁ、こういう現実と妄想の狭間あたりが面白いんでしょうね。


追記
衛星を自分ちに落とさなければどこでもいいのか、という発言がありますが、
あれ、落ちた先は陣之内家の私有地でしょう。
なので、私有地で温泉湧いてまた儲かる、ではないけれど、
家は壊れてもそのもとは取ったというエンドだと思いますよ。
にんじんさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2019-07-07 01:54:41)
👍 1
202.もはや夏の風物詩となりつつありますな・・・。
もう何度も見てて、もういいやと思いつつも何となく見てしまう。
今回の鑑賞もそれです。
デミトリさん [地上波(邦画)] 9点(2017-08-23 09:53:39)
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201.ネタバレ 「ご飯食べよ」


この台詞が強烈に刺さりました。むちゃくちゃいい映画です。

実は最近TVで撮り貯めた細田アニメを観ている最中でして、ただいま『おおかみこども~』と本作を消化しました。あっちはあっちで、「母の強さ・愛」にとても心が動く良い作品でしたが、個人的にはこちらのほうがツボりました。
なんでしょう、あの家族のつながりに似たような共感をしてしまいました。別にうちは田舎の豪族みたいな実家は無いし、そこにやたらと権力があって一家の家長として恐れられているばーちゃんもいないのですが、憧れもあるのでしょうか、すごくあの景色・雰囲気が心に染みました。

OZという仮想空間の中で、実質的に全世界を掌握してしまったネットウィルスを倒すという設定も個人的には大好物です。そして主人公の数学少年のあの奮闘ぶり!!いやあ良いですねえ。今の世の中ならああいう設定も比較的イメージしやすいかと思いましたが、他の人のレビューを見てるとそうでもない感じ。自分が世間離れしてるのでしょうか(汗)

でもこの「OZシステム」って、だいぶ種類は違いますが自分にはいま世間を騒がせてる「マイナンバー」制度を連想させました。制限が無ければ、もしくはそのセキュリティを破れば、一つのアカウントから道路標識を全ていじくれるしミサイルも飛ばせるんですよね。マイナンバーも一つの番号から色んな情報につながっているという。ハックや番号=アカウントの盗難によるリスクがでかすぎるシステムだなと改めて認識。やっぱりマイナンバーいらないや。強くそう思ってしまった作品。

個人の意見です、あしからずご了承ください。
TANTOさん [地上波(邦画)] 9点(2015-11-11 01:18:07)
👍 1
200.ネタバレ 題名通り「夏休みのとんでもないひととき」に巻き込まれるストーリー。
「ぼくらのウォーゲーム」を拡張したような世界観で、さらに複雑に入り組んだ展開である。
何がしたいのかよく解らないヒロイン夏希にいざなわれる主人公の健二。
一貫性が無くて飽きやすい性格、自分のやりたい事がハッキリしないグラグラのヒロインを、一本筋が通った健二が支えていく。
理想を具現化したような大家族に囲まれながら、今の世の中には無くなってしまった懐かしさも感じられる。
大家族のほとんどがネットゲームやアバターに興じるというところは現代的だが、全員が戦力になり得るというのはちょっと疑問。
だが、事件は世界中のネットで突然起こり、主戦場は片田舎である。
「ラブマシーン」と呼ばれる凶悪なウイルスに食い荒らされるネット空間。
何でもかんでもデータにして情報を統一しようという「OZ」の危うさと人間の限界を語りかける。「OZ」を破壊されれば、それが管理する医療機器に繋がれた命も危ない。
栄ばあちゃんもそれが原因で助けが間に合わなかった。
最悪「ラブマシーン」に侵食された軍事システムが街を焼き払うだろう。

仇討合戦誰がやる?
誰もやらなきゃ誰がやる?
俺たちがやってやる!
今作の“戦”は刀や槍ではなく、それぞれの知恵と能力を武器にして立ち向かう。
「いくら大家族とはいえ戦力揃いすぎバロス」というツッコミはこの際ヤボだ。

数学に強い学生健二、
ネットゲームのチャンピオン佳主馬、
生まれた時代を間違えたネトゲーじいさん万助、
自衛隊の理一、
オーバースペックな電気屋である太助、
戦う覚悟を決めた夏希、
そして曲者の侘助。
41歳にしては若すぎる(伊丹十三モデル)容姿だが、そこにはラブマシーンの開発者として責任を払おうという覚悟が芽生えていく。
そして夏希の家族たち。
ひと時の夏に全てをかけた老若男女の男女たちの映画。
TV版では夏希と侘助が花札に興じる場面がカットされていたり、最終決戦の重要な伏線が削られてしまっていた。今度TVでやる時は是非ともフルで鑑賞したいものだ。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-19 19:54:40)
👍 2
199.ネタバレ ”夏に見たいアニメ”というランキングで1位だったので、
そういやまだ見てないなと思って見てみることにした。
・・・面白すぎる。
夏っぽい演出は控えめだけど、夏アニメに求めるもののだいたい全部がある。
ジブリアニメが題材にしそうな日常の温かみと、古くからある温もりも描かれているが、
それと同時にネット上のアバターを題材にした現代的な視点でも見事に描かれている。
このネット世界の仮想現実が立体的ですごい(この感じ攻殻機動隊を思い出す)。
そういったものがお婆ちゃんの人間的な温かみとか、大家族の人情とかと同時進行で語られてるところがなんかすごいなと思う。
登場人物だってすごい。
主役級の人が3人以上いる。
脇役だって沢山いるけどみんな性格がちゃんとあって生き生きしている。
そこから生まれてくる人情とか絆とかが凄い。
小さなことが大きなことに発展してく面白さ。それを伝えるテンポもかなりいい。
ある意味で展開のむちゃくちゃさもあって良い。
いろいろなものと絡めて物語が進み、古きものと新しきものとの融合、これはミクスチャー・アニメ。
たぶんこういうのを宮崎駿監督は出来ないんじゃないかと思う。それかやらない。
今や”面白さ”の点では細田守監督アニメは、ここ近年の宮崎駿監督アニメの上を行ってるかもしれない。
ヒロインだって可愛らしいし、恋愛の初心さとか透明感がアニメらしくて最高。
アニメでいう”聖地”が自分の家からけっこう近くて高校野球とか地元ネタですごく親しみを感じたアニメだった。
しかし!エンディング曲が糞。
ゴシックヘッドさん [DVD(邦画)] 9点(2013-08-13 11:10:04)
👍 2
198.ネタバレ 映像や世界観、物語の起承転結、どれをとっても文句なしに好き。細かい突っ込みどころが気にならないぐらいゴリ押してくれればそれでいいんだよねえ。ファンタジーなんだし。
ぐっすすっすさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2013-01-23 00:11:39)
197.ネタバレ ネットの危うさと、人々が結びつく力強さを端的に表している大好きなアニメ映画です。人付き合いって本当に大切だよなと改めて思います。過去作品に似ているという理由から、もしくはカット満載のTV版を見ての酷評が多いようで残念ですが、見る前のイメージと内容が異なるので、それも仕方ないかもしれませんね。かく言う私も日本の田舎の夏という情報ばかりで、電脳世界のイメージがなかったのでイイ意味で裏切られた感じでした。ネット絡みで一昔前だとやや専門的な小難しい分野でしたが、今時ですと何も考えずに見る系のアニメだと思っております。そういう意味ではこの作品を見て粗捜しせずに、家族の大切さを再認識してもらいたいですね。それと…山下達郎が素晴らしい(笑)
mustang_newsさん [映画館(邦画)] 9点(2012-08-26 21:03:51)
196.ネタバレ 素直に好きです。エンターテイメントでほろっとさせて、ちょっぴりロマンスが入っている。
田舎、大家族、ネット社会、仮想現実、暴走するAI・・・これらの要素を綺麗なデザインの絵でコミカルに描くのは今っぽくてハイセンスだなと感じます。
出陣前にみんなでごはんを食べるところ、世界中のみんながアカウントを分けてくれるところが大好きです。
かずろうさん [レーザーディスク(邦画)] 9点(2012-03-11 22:28:20)
195.夏休みの夜、子供と一緒に観たい映画ナンバーワンですね!日本の田舎の風景とハイテク空間が違和感なく溶け合っていて、最後まで楽しめました。少年少女って、夏休みを迎えるたびに、ひとつ大人になっていくんですよね。すっかり忘れていたそういう感覚を、この映画が思い出させてくれました。これ、DVDやスカパーなど、ノーカット・ノーCMで観れば問題ないのですが、以前、民放で放送された時は、クライマックスに何度もCMが入り、テンポ感が失われてしまい、興醒めして台無しでした。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-30 15:42:27)
194.夏になったし、夏の雰囲気を味わいたくタイトルに「サマー」とついたこの作品を借りて観賞しました。まさに「サマー」でした。夏の青空、雲の白さ、山の緑、朝顔、田舎、親戚、広い家。まさにノスタルジー全開で、子供の頃の田舎での記憶がそのまま蘇りました。この映画は設定の矛盾点や声優陣など多くのマイナス要因をあげられがちですが、そういう事を考えながら観るのがもったいない位の映画だと思いました。ただ楽しめばいい、ただ感動すればいい、ただ映像の美しさに見とれればいい、そういう映画だと思いました。
N.Y.L.Lさん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-19 12:05:07)
193.繰り返し観ては泣き、観ては泣きで、もう条件反射的に涙が出る、冒頭からなぜか泣けてくる始末。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 9点(2010-12-18 18:43:03)
192.ネタバレ  「電脳コイル」のような話だと勝手に想像していました。そのせいもあって,なかなか面白く観ることができました。面白いなと感じたところ→親戚が集まるとけっこう「この人誰だったけかな」とかいうことが,子どもの頃あったんですが,そんなところがよく表現されていたと思う。よく,母親や叔父叔母に「ほら,○○のおじさんの子どもで,いま大学生で○○に行ってるんだってよ。」「あの,おばさんのむすこのお嫁さんで・・・」何てことを言われてた。そんなこと言われたってなかなかつながりが分からないんだけれども,一緒に過ごす間に仲良くなったり,嫌なやつだと思ったりってなことがあったなあ,と,いうことを感じさせてくれました。だから,この物語の中でそれぞれのキャラクタの背景とか,人物像なんて細かく伝える必要はないんじゃないかなと。観た人が感じたままに判断すればいいだけです。で,結局,例え血はつながっていなくても家族としての「つながり」が出てくるわけで,そういう人と人とのつながりっていうのはデジタルにしろアナログにしろ人の気持ちで変わってくるものなんだなあ,と感じさせてもらいました。
蝉丸さん [DVD(邦画)] 9点(2010-08-07 19:46:06)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 211人
平均点数 6.39点
020.95%
141.90%
252.37%
3136.16%
4115.21%
52411.37%
64320.38%
74018.96%
83617.06%
92511.85%
1083.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.08点 Review24人
2 ストーリー評価 6.61点 Review31人
3 鑑賞後の後味 7.32点 Review31人
4 音楽評価 6.75点 Review28人
5 感泣評価 6.25点 Review28人

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