映画『学校』の口コミ・レビュー

学校

[ガッコウ]
1993年上映時間:129分
平均点:6.49 / 10(Review 77人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-11-06)
ドラマシリーズもの学園もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-10)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督朝原雄三
平松恵美子
阿部勉【監督】
キャスト西田敏行(男優)黒井先生
竹下景子(女優)田島先生
田中邦衛(男優)イノさん
萩原聖人(男優)カズ
翁華栄(男優)
神戸浩(男優)
裕木奈江(女優)みどり
中江有里(女優)えり子
新屋英子(女優)オモニ
すまけい(男優)校長
笹野高史(男優)土屋
大和田伸也(男優)えり子の父
浅利香津代(女優)えり子の母
園佳也子(女優)イノさんのおば
小倉久寛(男優)自動車解体工場の社長
大江千里(男優)河合茂
坂上二郎(男優)リネン工場の社長
渥美清(男優)八百屋(特別出演)
大木正司(男優)
北山雅康(男優)
光映子(女優)
脚本山田洋次
朝間義隆
広沢栄(原案シナリオ)
音楽冨田勲
撮影高羽哲夫
長沼六男
製作中川滋弘
日本テレビ
松竹
プロデューサー深澤宏
配給松竹
美術出川三男
横山豊
編集石井巌
録音松本隆司(調音)
鈴木功
照明熊谷秀夫
その他東京現像所(現像)
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💬口コミ一覧

77.以前NHKで夜間中学の特集をやっていました。そこで夜間中学の先生が一人の生徒について語っていました。その生徒はもういいおじさんなんだけど読み書き計算ができるようになりたくて夜間中学を志望しました。でもはじめて行く時はとてもシラフでは無理で酒飲んで奥さんに引っ張られて来たそうです。その人は学校で学んだ宮沢賢治の「無報酬の報酬」という言葉に感銘を受け、学校の運動会で一位になるために何日も前から特訓し、徒競争で一着になったエピソードを作文にしていました。夜間中学の先生は「こんなに学ぶことに喜びを持っている人がどこにいますか」と言ってないてました。この生徒はまさにこの映画に出てくるような人間が実際にいるということをしめしています。夜間中学は何らかの事情で今まで勉強することができなかった人たちが自分の意思で学校に通い、本当に学びたいと思いながら勉強する人がほとんどです。この映画はそんな人たちを見事に描写していると思います。現在の日本は大学まで進学しておきながら学ぶ喜びを知っている人がとても少ないような気がします。多くの人がこの映画を見て学ぶことの喜びを知れば少しはいい世の中になるのではと思います。
もんさん [DVD(字幕)] 10点(2007-11-22 02:06:11)
👍 1
76.ネタバレ 西田敏行の最高傑作だと思う。田中邦衛にはボロ泣きさせられた。見てない人は今すぐ見ることを勧める。
湘爆特攻隊長さん [地上波(字幕)] 10点(2005-10-26 23:11:07)
75.山田洋次ワールド、というよりは彼は一つの理想、いやむしろ本来のあるべき姿を提示してくれているのだと思います。この作品では理想の”先生”と理想の”生徒”が出てきます。山田監督は、”学校”というものは、誠意を持って教えようとする”先生”がいて、心から学びたいと思う”生徒”がいれば成り立つものだ、と言っています。逆にどちらかが欠けると”学校”は成立しません。この作品の黒井先生とその生徒たちはまさにその”先生”と”生徒”であります。勉強しようと思って夜間の中学校に入学した生徒たち、そしてそんな彼らに精一杯の気持ちで答えようとする黒ちゃん。今の学校から失われつつある、教師と生徒の密接な信頼関係をまざまざと見せつけてくれました。この作品は、すべての日本人に見失いつつある学校の本来の姿を見詰め直そう、なぜ学ぶのかを再考しよう、という呼びかけを、皮肉にも社会では低レベルとレッテルを貼られている夜間中学の観点から、発してくれています。僕の中のベストワンです。
まさやんさん 10点(2001-07-10 15:15:19)
👍 2
74.かなりの感動もの。見てて、あきなかった。
一人、一人のエピソードがあるのがさらによかった。
幕ノ内さん 9点(2004-03-30 19:29:24)
73.ネタバレ 観終わって「良かった・・・!」「ほんと、良かった・・・!」。驚くのも、爆発とかもないけど、ここんとこに届く、貴重な作品ですよね。
きなこ餅さん 9点(2003-11-07 00:11:57)
72.ネタバレ 夜間中学に通う各生徒のエピソード、イノさんのエピソード、幸福とはなにかを考える授業。

『学ぼうとするものと、よし教えてやろうじゃないかという教師がいるのが学校』とありましたが、原則ですわね。
学び舎ですよ。
生徒たちが大人だからこそ、沁みるってのはあるかもだけど、奇をてらわない作品作りとあいまって授業に出席したような満足感でした。
小綺麗じゃない汗ばんだ画づくり、いいわー。
なんか、スッと入れる。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-11-12 00:37:13)
71.ネタバレ 山田監督の単語タイトルシリーズとも言えるもので、それらの作品はテーマに対してかなりストレートな内容になっています。
台詞や脚本も殆ど捻ったりせずにベタとも取れる言い回しや展開になっています。
その為に演じる役者さんの技量が低いと見ている側が恥ずかしくなってしまいます。
オムニバスのような各生徒達の回想シーンを絡ませた前半部で所々集中出来なかったのはそのような理由だと思います。
特に萩原さんの演技には困ってしまいました。
ミュージシャンが本業である大江千里さんのお医者さん役の方が安心して見ていられたのは何とも皮肉な事です。

後半のイノさんのエピソードになるとグッと作品に引き込まれます。
田中邦衛さんはやはり尋常では有りません。
本作での田中さんは何処という事ではなく全てのシーンで際立っていたと思います。
役柄にハマっていたという事も有りますが、作品を壊さずに自分を余すことなく主張できる数少ない役者さんだと思います。
少し大袈裟な所作と、大きく息を吸ってから口を窄めて喋る台詞とで独特のリズムを作って見せる演技は彼の風貌と相俟って唯一無二ですが、不思議と周りと協調できてしまいます。
単に自分の演技の事だけを考えて全面に出しているのではなく周りを見ながら微妙な所でバランスを取っているのだと思います。

オモニの焼肉屋での黒井先生とイノさんのやり取りはやるせない程切なくなってしまいました。
社会の中の大人として相手に常識的対応を求める黒井先生と、人として男としての感情を相手にぶつけるイノさん、それぞれの立場からすれば双方共それ程間違っていないと思います。
同情や哀れみを示しながら「同じ人間として」と言う無神経とも取れる黒井先生にイノさんが怒ってしまいますが彼の乱暴な行動によってイノさんがお店からつまみ出されてしまいます。
教養の有る者が教養の無い行動を取った者を無慈悲に社会から排除しているようにも映ります。
社会は教養の有る者によって作られていますし秩序を保つには当然の振る舞いですが、お店を出されるイノさんが黒井先生に言った最後の言葉は生きる事に不器用な者達の心の叫びにも聞こえました。

作中では幸福を理解する為に勉強すると言っていますが、勉強をする為の学校で逆に不幸になってしまう生徒がいる現状ではこの様な例外的な夜間中学校や他の受け皿の存在意義は大きいのではないかと感じました。
しってるねこのちさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-07-10 20:20:39)
70.ネタバレ  このシリーズは3作全て鑑賞しましたが、1作目が一番好きです。
 「学校」というタイトルに最もふさわしいのはやはり1作目だと思います。
 この映画を今見ると、現代の教育現場はかなり深刻な問題を抱えていると痛感します。
 福利厚生が行き届きすぎて、学生たちや保護者への待遇が手厚くなりすぎた結果、なぜかその恩恵を自ら手放す人々が増えているという皮肉が現代社会に起きています。
 何も努力しなくても簡単に手に入るものを、人は大事にできないのかもしれません。
 この映画では、先生も生徒も、それぞれが努力し、協力し合って「教育」という現場を作り上げています。だからこそ、見る人の心に訴えかけるものがあるのでしょう。
 「教育」とは当たり前に存在するものではなく、必要とされてはじめて存在できるものなのかもしれません。
 (※映画としては9点~10点なんですが、どうしてもこの映画の萩原聖人さんの演技だけ苦手なので、8点です。)
たきたてさん [DVD(邦画)] 8点(2012-05-07 23:25:10)
69.ネタバレ ○回想録映画において、まるでお手本のような作りの作品。エピソード、掘り下げ方などベタな部分もあるが、軸がしっかりしている分、最後まで見ごたえある作品となっている。○メインエピソードとなった田中邦衛の一連のシーンは、山田洋二監督と共に「男はつらいよ」シリーズを作ってきた渥美清の行く末を暗示しているようだった。あくまで「学校」という作品だが、特別出演した渥美清はこの作品をどう見ていたのか凄く気になる。
TOSHIさん [DVD(邦画)] 8点(2012-05-06 23:57:56)
68.定時制高校についてはよく知られているが、「夜間中学」の存在を知る人は少ない。教育に籍を置いた私ですら、恥ずかしながら知らなかった。この映画はその「夜間中学」の物語である。
戦後の混乱期、生活のために働かなくてはならず、学校に行けない子どもたちや、不遇な環境で小学校しか行けなかった者、あるいはそれすら満足でなく、大人になって漢字も読めず計算もできない者など様々な人たちがいた。そういった人たちへの教育の場として1947年に大阪から始まったのが夜間中学だった。
その夜間中学は一時期のピークをすぎ、今では数少なくなったがそれでも今もなお存在するという。
この映画でわかるように夜間中学に通う生徒は、年齢も環境も大きく異なり、それぞれの人生がある。この映画の内容は作られたものだが、実際の夜間中学のドキュメンタリーもあるそうな。しかしこれはこれで良い映画であり、山田監督らしい人情味が光る。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 8点(2011-08-22 07:22:38)
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67.文部省推薦みたいな話かなと思ったけど違ったな。でも良かった。こういう話って、そりゃあそうだけどさ、という気にさせるもんだけど、素直にいい話だったよ。今、不況で失業者や自殺者対策が課題となっているけど、学歴社会や世の中の流れに乗れない連中はけっこういるから、そういう対策も必要だよね。ただ学校作ればいいという訳ではなく、中身だよね。先生の質かな。実際、ヤンキー先生みたいな人がいるんだし。世の中に適用できなくて、犯罪や自殺に走る人たちの駆け込み寺みたいな所がいるよ。夜間中学もそのひとつだよな。世の中は、外国人にもやさしくない面があるよね。文化が違うと理解しにくいなあ。甘やかすという意味ではなくて、お互いを尊重するという事だろうな。ルールはルールとして、偏見や差別をなくすっていうかさ。このシリーズが楽しみになった。食わず嫌いは良くないね。それが偏見ていうことか。
もがみとくないさん [DVD(邦画)] 8点(2010-01-10 14:32:20)
66.学校というタイトルからして、非常に説教臭い作品を想像していましたが、いやはや僕の想像はあまりにも浅はかでした。授業を通して人間の成長を描き、それでいて山田洋次という人は、人間を深く理解しているのだ実感しました。人が人を変え、教師が生徒に気付かせ、生徒が教師に気付かす、そんな今まで見た事も聞いた事もない構図がそこには存在し、生徒と教師が同じ目線で授業を作り上げていく、その素晴らしさ。演技や台詞の一つ一つからその素晴らしさがヒシヒシと伝わってきます。あんな先生のいる学校なら僕も真面目に毎日授業を受けていたような気がします。美しい映画でした。
ボビーさん [DVD(邦画)] 8点(2006-12-09 17:32:33)
65.ネタバレ 山田洋次監督による学校シリーズの記念すべき最初の映画。田中邦衛のいのさんが他の生徒、仲間達の前でオグリキャップの引退レースとなった話をする度に、オグリキャップ!オグリキャップ!と連呼する度に2着メジロライアンと3着ホワイトストーンの馬券を買っていた私は違う意味でちょっと切なくなり、あぁぁ~大川慶次郎さんの気持ちがよく解った。そういう意味においてもこれは私にとっての切なくてほろ苦い思い出の映画として忘れることが出来ない。
青観さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-11 08:01:56)
64.ネタバレ 初めて見た山田洋次の映画。中1で見るには少し地味すぎたが、なんか印象に残る映画だった。田中邦衛も初めて見たのがコレで、今でもこの映画の彼はよく覚えている。「いけー!オグリキャーップ!」
イニシャルKさん [地上波(邦画)] 8点(2005-05-11 23:51:51)
63.ネタバレ なんでもない題名なんですけど、自分は妙にしっくりと来るものがありました。ただ知識を詰め込むところではなく、人生そのものを教えてくれるところと言うか、そう云う含みを持ったものに思えました。夜間中学にて、“学びたい”と思う人が集い、“教えたい”と思う教師がやってくる、本来の学校とは、こうあるべきなのではないか、なんて事を思いました。一人一人のエピソードも、それぞれがそれぞれの悩みを抱えていて、それだけでも作品にのめりこんでいくのに、中盤より田中邦衛演じる猪さんが死んだという報告を受けてからの、“幸せ”について考える場面。特に、色んな苦労をしてきた猪さんが修学旅行で笑顔で「2だよ~」という場面は、なんとも言えず涙が出てきました。お金とかじゃなく、生きてて良かったと思える瞬間、それが幸せ。そんな大事なことを教えてくれたような、暖かい作品でした。
クリムゾン・キングさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-03 03:16:42)
62.ややドラマチックなクラスメイトばかりだけど、人情味があって心温まる映画。音楽も良い。何気に自分が西田敏行を好きになった作品。
流月さん 8点(2004-03-17 03:08:36)
61.感動の名作だが、その後のシリーズでのパワーダウンにはちょっとがっかり。とは言うものの、この作品の評価が下がることはないだろう。登場人物それぞれに魅力があるが、やはり田中邦衛の演技は秀逸。オグリキャップの件は現実の感動をすら超えてしまった感がある。
もとやさん 8点(2004-03-09 13:47:48)
60.山田洋次監督、人情ものを撮らせたら日本一!ですね..涙、涙、でした..田中邦衛、メチャメチャはまり役でイイ味出してます..この映画は心にしみる秀作ですね..邦画好きの方、オススメ!!
コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-01-29 12:17:28)
59.西田敏行と田中邦衛のやり取りがメチャ好きです。心温まる作品です。
もっち~(←にょろ)さん 8点(2003-11-28 22:01:44)
58.夜間中学を舞台にした感動の作品だと思う。人間模様が、よく描かれていたねこれは、現代の中学生に見て欲しいね。
XXXさん 8点(2003-06-04 15:23:05)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 77人
平均点数 6.49点
000.00%
111.30%
200.00%
322.60%
479.09%
51012.99%
61418.18%
72127.27%
81722.08%
922.60%
1033.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 3.00点 Review1人

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