映画『グリーン・ゾーン』の口コミ・レビュー

グリーン・ゾーン

[グリーンゾーン]
Green Zone
2010年スペイン上映時間:114分
平均点:5.52 / 10(Review 67人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-05-14)
ドラマサスペンス戦争もの小説の映画化
新規登録(2010-02-07)【TOSHI】さん
タイトル情報更新(2021-05-16)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ポール・グリーングラス
キャストマット・デイモン(男優)ロイ・ミラー
グレッグ・キニア(男優)クラーク・パウンドストーン
ブレンダン・グリーソン(男優)マーティン・ブラウン
エイミー・ライアン(女優)ローリー・デイン
ジェイソン・アイザックス(男優)ブリッグス少佐
マイケル・オニール(男優)ベザル将軍
平田広明ロイ・ミラー(日本語吹き替え版)
大塚芳忠クラーク・パウンドストーン(日本語吹き替え版)
石田太郎マーティ・ブラウン(日本語吹き替え版)
檀臣幸フレディ(日本語吹き替え版)
福田信昭ブリッグス(日本語吹き替え版)
鶴岡聡(日本語吹き替え版)
脚本ポール・グリーングラス
ブライアン・ヘルゲランド
音楽ジョン・パウエル
編曲ジョン・アシュトン・トーマス
撮影バリー・アクロイド
製作ロイド・レヴィン
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ユニバーサル・ピクチャーズ
クリストファー・ラウズ(共同製作)
ポール・グリーングラス
製作総指揮リザ・チェイシン
デブラ・ヘイワード
配給東宝東和
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
衣装サミー・シェルドン
編集クリストファー・ラウズ
あらすじ
米陸軍のロイ・ミラー准尉は、イラクで大量破壊兵器捜索の任務に就いていたが、与えられた情報に従って捜索しても何ひとつ収穫のない日々を送っていた。彼は情報源に不信感を抱き、やがては国防総省をも疑い始める。そして、そんな彼にCIAのブラウンが近付いて来たことから、彼は軍規に反して単独調査に走るのだったが…。「ボーン・シリーズ」の監督・主演コンビが、イラク戦争の暗部に迫る。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

67.ネタバレ なんでしょう、このハンパな映画。イラク戦争開戦に至った大量破壊兵器の有無について、その真相にキチンと迫るワケではなくって事実とフィクションがごた混ぜ状態、何故か一政府高官が悪でCIAが正義というスタンス。ブッシュの責任やアメリカ国家の責任についてはハッキリとは言及できておりません。また、カメラワークがほぼ全編わざとらしい手ブレしまくり映像で、きちんと被写体が捉えられていないために、役者の表情が判らず、登場人物のキモチがちっとも伝わってきません。ミラーが何故真実を暴きたいと思ったのか、その突き動かされてゆく理由というのがブレブレの向こう側から見えてこないんですよね。特にクライマックスの追う者、追われる者のシーンではカメラがブレまくる上にカット割が細かく、映像が繋がっていないために、ギャグでやってるのか?って失笑レベルの世界になってしまっていて。手ブレ映像、もう流行遅れなんでやめて下さい、と切に願います。結局のところ、社会派としては斬り込み足らず、アクションサスペンスとしては映像も展開も不明瞭。ひたすらハンパな映画。ですが、アメリカが起こしたイラク戦争が正しいものだったのか、今のイラクの混乱の責任がどこにあるのか、それをきっちり批判的な視点で描いているという点については評価できると思います。グリーン・ゾーン=安全地帯の内側から損得だけで世界を動かし、人々を不幸にする連中が存在しているって事を描いただけでも、よくやったと言えるでしょう。世の中にはイラク戦争が正義の戦争だって思ってる人だってまだまだいるのでしょうしね。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-14 14:13:31)
👍 2
66.ネタバレ 面白い。非常に面白い。なんかそれっぽい疑問をフィクションで投げかけることで、受け手の自尊心を満足させるハリウッドの巧さはこう言うところにある。実際は当時の報道を思い返すとそんなだったっけ?とすぐ気づく。

本作のカット、凄い。隊内のフォーメーションを上手に切り取った見せ方に痺れた。市街地の兵がそれぞれ役割をもって描かれる様は圧巻。もっと速く、もっと速くという欲求に極限まで応えるカメラワークに大満足だ。

また、GPSやヘリコプターを使った作戦も非常に見応えがあり、地上部隊と空からの連携がゾクゾクする。終盤のカットの速さはもっと速くという欲求を超えて、何が何だか分からないほどのスピードで(位置関係や追撃プロットはたぶん破綻してないと思われるが、確信犯的演出的破綻は有るかもしれない)、何度でも観たくなる中毒性がある。なんつう面白さか。久しぶりにゴリッと凄いアクションを観た。

他方、イラクにまつわることや、イラク戦争に関することはこの映画的にはあまり触れられていないかも。劇中のサスペンス的な創作や変に正義や巨悪を演じるアメリカを信じてしまう人が出ないかと心配になりもした。ネット上では日本語の湾岸戦争の情報は、日本教職員組合的というか、アメリカが悪でイラクが純真な世界という解釈をさせたがる結構過激な文章が多くて、参照すると変な方に思考が誘導される。日本語で読む人には他国の情報を入手できないだろう、という悪意の入った主観的な文章がちらほら見受けられる。

これはこの映画とそれほど関係のないところだけど、何となく日本に長くつきまとう問題ではないかと思う。っていうのも映画の感想とは関係のないことか。
黒猫クックさん [映画館(字幕)] 8点(2010-05-16 02:59:21)
65.ネタバレ 好きな人にはたまらない作品かもしれないが、個人的には全く合わなかったと正直に白状したい。あまりに合わなすぎて、完全に飽きてしまった。ブレるカメラ、早すぎてよく分からない映像、ムダに多いセリフに辟易して、「もう好きにやってよ」と集中力を切れた状態で鑑賞していたので、評価は低くせざるを得ない。一方では、臨場感があり、迫力があり、リアルな世界が繰り広げられており、興奮できる映像ともジャッジできるが、他方では、暗い画面の中で人影がうごめいているだけの訳の分からない映像ともいえる。自分には完全に後者でしかなく、見る者を選ぶ映画といえるか。ここまで合わないとは思わなかったが、エンターテイメント性の有無がポイントなのだろうか。本作は非常に政治的なメッセージが強い作品でもある。「大量破壊兵器はどこにあるのか」ということは、当時にはかなり話題となり、問題となったテーマであることを記憶している。製作当時にはまだ良かったのかもしれないが、今となってそれを論じても大した意味はないのではないか。「大量破壊兵器は実は存在しなかった」という事実を明らかにしたくらいでは、いまさら誰も驚かないだろう。たとえ、大量破壊兵器が見つかったからといって、イラク戦争が完全に正当化されるわけでもない。もっとも、本作においても「大量破壊兵器はどこにあるのか」ということ自体は大きな論点にはなっていないような気がした。本作においては、捏造された資料に基づいて戦争に踏み切り、その戦争によって多くの者が苦しめられたという事実、本来役割を果たさなくてはならないマスコミによって、情報操作されたという事実をポイントにしていると思う。また、「戦争後の統治の在り方」についても一石を投じている。
アメリカ人ではなくて、イラク人によってイラクのことを決定しなくてはいけなかったということは素晴らしいまとめ方だとは思う。イラク問題がここまでコジれている要因の一端を教えてくれている。ジャーナリスト出身であるグリーングラス監督が、今なお問題になっていることについて、非常にマジメかつ真剣に取り組んでいる姿勢は評価したいが、スター俳優によるアクション・サスペンスを堪能したいという欲求にはマッチしていないと言わざるを得ない。政治的な作品とエンターテイメント性ある作品との両立は難しいが、自分にはどっちつかずで、意義を見出せない映画としか思えなかった。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 4点(2010-05-17 22:37:17)
👍 2
64.ネタバレ ん~~、劇場に足を運ぶ前にここを読んじゃったのが悔やまれる。

しかしなんでこんなにカメラをブラすんだろう。。。?
音響とか撮影アングルでけっこう臨場感は味わえると思うんだけどなぁ。
けど、ハートロッカーでもカメラのブレがきついと皆さん指摘されてたけど
私には全然気にならなかったのが不思議。

ともかく戦争反対!
Pea Shanさん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-18 02:51:25)
63.ネタバレ 複雑なサスペンス展開の中でのデジタル追跡戦、激しいカメラワークで臨場感を演出した戦争シーンなどポール・グリーングラス監督ならではのこだわりが凝縮。ただ画面が揺れすぎて映像を把握しづらかったです。素手の相手に九死に一生のマット・デイモンが拾ったマシンガンを苦し紛れにぶっ放す姿は滑稽でした。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2010-05-18 15:42:23)
62.トレードマークというべき相変わらずのタッチ。寛容に受け取れば、『ボーン』シリーズなら主人公の俊敏さ・機敏さを強調し、『ユナイテッド93』なら乗客の動揺と切迫感を表象する手段でもあり、本作でいうなら現場の混迷と混乱の状況を示すといったところか。主人公は政治状況・組織関係の混迷(大状況)と、迷路のような異郷の夜の路地(局地状況)をひたすら奔走する。それは良いが、バス停留所の件りになるともはや視点が拡散しすぎで、位置関係の把握どころではない。こうなると、サスペンスとしては辛い。撮影途中のフォーカス修正や、高速ズーミングなどの誘導的細工で擬似即興感づくりに勤しむ一方で、映画の「嘘」を敢えて露呈させるようなリバース・ショットは盛んに入り混じり、各キャラクター造型は単純明快で非リアルであり、結末は能天気なほどファンタジックでありと、見事に社会派臭を払拭している。政治性を牽制する戦略も抜かりなし。陸橋の崩れた街道を俯瞰するロングショットや、夜の路地を徘徊する野良犬、義足を外され片足飛びするイラク人など、個々には眼を引くショットも多い。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 4点(2010-05-18 20:55:13)
61.「イラクには大量破壊兵器が無いのは、開戦前から分かっていた」という説はまことしやかに語られていたので、単なるフィクションとしては観られなかった。こんな映画が公開できるのはアメリカの懐の深さか、はたまた「所詮、映画」という米国民やエンタテイメントに対する軽視か。多分後者でしょうね。
kaaazさん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-18 21:24:31)
60.ネタバレ さんざん報道されてきた言辞をなんの衒いもなくきっぱり言いきるすがすがしさよ。マット君、きみはすっかり体育会だな。

【以下バレ】

情報を得て密談が行われている屋敷に踏み込む~3台のヘリがどこからともなく飛来し屋敷の主人をさらう~義足の現地人から手帳を奪い返す、という流れの場面はまあまあ面白かったんじゃ。以降はよくある展開をなぞっただけだし、クライマックスでのわけわか加減は、かつてこの監督の作品で似た経験をしたことがあるだけに救いがたいと思ったが。

この戦争を描いた映画は何か散漫な印象をうけるものばかりで、それは彼の地の街並みの色気のなさ(すべて同じ建物に見える。派手な店やホテルや公園がない。だいたい意匠なさすぎ)に一因があると思うのだが、夜のシーンが多いのはそれに対する対策かも。成功したとは言い難いが、失敗しているわけでもない。同様に、マット・デイモンの行動動機も決め台詞にもこれまでのような曖昧さはないが以下略。

XXを撃ち殺した通訳の台詞と、オーラスに混迷を極める会議のシーンの対比はバランス感覚のつもりか。これもまた成功でも失敗でもない。いやつまり映画的な、突き抜けるような面白さはない。脚本に拘りすぎの印象。優等生的つまらなさ。
アンギラスさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-21 18:25:43)
59.ネタバレ 連日ニュース映像で見せられてきた空爆後のイラクとしか思えない街並みなど、実際の映像を見ているだけあってかとてもリアルに感じられるほど見事に再現されていましたね。ボーン・シリーズのグリーンダラス監督らしいカット割りの速さとカメラワークは巧みで、実際のイラク戦争が舞台なので緊張感、臨場感はあったな。大量破壊兵器に関しては歴史的事実としてネタばれしてしまっているわけでストーリーはイマイチ弱かった。社会派とも娯楽映画とも言えず微妙でしたが、最後のイラク人の「お前たちにこの国のことを決めさせない」ってセリフは響いたな。あらゆる戦争や争いで敗者側のセリフになるとおもうけど。 某首相にも某国に言ってみて貰いたいもんだ。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 6点(2010-05-22 22:11:55)
58.ネタバレ 「最前線を疑似体験」的な広告に惹かれて観たものの、そこを目指した映画では無いですね。米国人にとっては魅力的なストーリーで題材なのかも知れないが、個人的にはそれほど興味なし。ボーンシリーズのようなワクワク感を感じることも無く、後半は飽きてしまった。最後の代表者会議が収集つかない状況になっていたのは、ちょっとテンションが上がった。
キッドさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-23 14:19:38)
スポンサーリンク
57.ネタバレ ボーンシリーズのコンビなので期待してたんですが、プロットに問題が多いように思えます。まず、マットデイモンは小隊を率いているようですが、その設定が全然活かされていません。また、CIAがちょっと無能すぎないかと。イラク側の潜伏者に関するキーアイテムと思われた手帳も最後はぞんざいな扱いに。結局、この監督さん、若しくは脚本家さんは、組織対組織を描くのが余り上手ではないのかも。映像の迫力は素晴らしいですが、プロットは組織対個、個対個になるような題材が良かったかも。
ラスリープさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-25 01:05:12)
56.総じて、レベルの低い仕上がり。マット・デイモンが出ているのに残念だ。
センブリーヌさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-25 15:31:24)
55.主人公だけが何故か独断専行を繰り返しても除隊されないとか、突っ込み所は多くありましたね。しかし「ハート・ロッカー」や「リダクテッド」など非常に重い気分で観なければいけないイラク戦争映画が多い中で、エンターテイメントを前面に出した本作のノリは嫌いではありませんでした。
問題は余りにも手振れカメラの場面が多いことでしょうか。ポール・グリーングラス監督の作風と言えばそうなんですが、普通の日常のシーンくらいは普通に撮って欲しいです。映画が終わった後、目が相当疲れていました。
民朗さん [映画館(字幕)] 6点(2010-05-28 07:35:30)
54.「つまらない脚本から面白い映画を作る達人」ポール・グリーングラスをもってしても、この映画はここまでしか面白くなりませんでした。戦闘シーンは緊張感が漂っていて、とても良かったんですが、話の展開がね、つまらないんですよね。黒幕はすぐアッサリと分かってしまうし。
shoukanさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-28 22:41:55)
53.個人的にはハマりました.映像の迫力,緊張感,展開のはやさなど,素晴らしかったです.セットとはいえ,イラクの廃墟がとてもリアルに再現されていて見応えがありました.

確かに,初めの30分ぐらいで話の展開は予想できましたが,
イラク戦争は実際にあったことですので,観ながら色々なことを考えさせられました.
同年代の人には勧めているという意味で8点です.

手持ち撮影による映像のブレは,確かに気になります.通常のシーンぐらいちゃんと撮影してよ,のコメントには全く同感です.

「劇場に足を運ぶ前にここを読んじゃったのが悔やまれる」のコメントが目にとまって,事前情報なしで劇場に行きました.結末部分でビールをこぼしそうになりました.ご忠告に感謝です(楽しめたという意味で).
urslaさん [映画館(字幕)] 8点(2010-05-31 21:18:33)
52.正直に言って、ポール・グリーングラス-マット・デイモンのタッグにはもっと期待していたので、期待以下といえば以下ですが、並みのアクション・サスペンスは遥かに超える出来と思います。物事が主人公にとってうまく進みすぎる嫌いはありますが、まさにノンストップで息もつかせない展開でした。アクション部分のラストも、展開がゆっくりであれば想定できる範囲なのですが、その時はまさかそういう方向に行くとは思わず、びっくりしてしまいました。
ちなみに撮り方に賛否両論あるようですが、私は手ぶれには強いほうなので、その点は特に減点対象とはしていません。また、アメリカ嫌いではないので、イラク戦争の大義云々を持ち出す気もありません。純粋に一個の戦争モノとしての評価です。
枕流さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-31 22:00:25)
51.ネタバレ 大量破壊兵器があると言いがかりを付けて始めた戦争なのに、調べたらありませんでしたという恥ずかしい過去を今さら映画にする意味があるのか? 観始めてすぐにそう思ったが、途中から段々と分かってきた。よその国に押し入って、国防総省とCIAがいがみ合う。そこで暮らす人たちのことは蔑ろで、視界に入っていない。自国の謀略を暴こうとするマット・ディモンの行為でさえ、現地の人から見ると米国人同士の諍いにしか見えないはず。あの通訳をやっていたイラク人の言葉がすべてです。自分たちのことは自分たちで決めたい。誰かが口にした「民主主義」が何の価値も持たない空虚な言葉に聞こえるのは、それが米国のイラク政策そのものだからだ。それを感じられただけでも観賞意義がありました。激しく動く映像には辟易しましたが、それに怒って0点を付けた「ハート・ロッカー」よりはマシでした。でもやっぱり、臨場感を演出する前にもっと見せるべきものがあるだろうと言いたい。頑張っているマット・デイモンにさほど感情移入が出来なかったのは、この撮り方に依るところも大きいと思う。そもそもの話をするなら、米国の勘違いヒロイズムをこき下ろす映画にアクションなんぞを持ち込むから、画面と一緒に視点までブレまくった印象だ。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-31 23:47:02)
50.画面が揺れすぎで何が映されているのか判別不能。映画というのは見るもののはずなのに、これはその見ることをひたすら邪魔して、どうだこれでも見ることができるかと挑発してくる。前衛的だ。などと冗談言ってる場合ではない。と思ってたけどここまでの評価、悪いなりにも最低点が4点というそこそこの評価。もしかして私が見たときだけ映写機になんらかの不具合があって画面が必要以上に揺れていたのだろうか。それとも私の動体視力が他の方たちよりも著しく悪いのだろうか。冗談抜きで。0点はつけることはないと思ってたけど、こればっかりは他につけようがない。だって悲しいけど本当に何が映されてたのかわからないんだから。字幕だけ見てりゃとりあえず内容はしっかりとわかりましたが、それはそれでどうなんでしょう。もしいつの日か見直すことがあったとして、画面に何が映されていたのか判別できればまた修正したいと思います。
R&Aさん [映画館(字幕)] 0点(2010-06-01 14:22:41)
👍 1
49.手持であろうと、スタビかまそうと、クイックズームしようと、フォーカスが合ってなかろうとなんでもいいのだけれど、でもこれって「見せる」という気がないのか、あるいは失敗しまくってるのか、それともこれがかっこいいと思っているのか、つまりスタイルとして確立したいのか、全然わからなくて、やっぱし観ていて思うのはこんなの駄目だろってことだけで、極端な話だけど、ドキュメンタリーは即時性だからどうしたって追いきれないとか撮りきれない瞬間てあると思うのだけど(まぁそれを撮るのがプロフェッショナルだけど)、しかしこれってドキュメンタリーじゃなくて、所詮そっれぽい感じのフィクションだから、だったら、何を見せるべきか、つまり、撮るべき対象っていうのがしっかり固まっていて、つまり芝居をつけてそれを狙うわけで、それがちゃんと撮れてない、っていうか敢えて撮ろうとしないっていうのは、ただの撮影行為の放棄じゃねぇかよって思うし、戦場の雰囲気ってこういうことじゃないだろっても思うし、要するに撮ってる側が戦場に入り込みすぎた感じのぶれぶれの何映っているかわからない映像のどこに映画の客観性があるんだよってな話で、どんなに頑張ったてスクリーンのこっち側にいる人間は客観であるしかないわけで、それを飛び越える瞬間てあるとは思うけど、こういうことではないんだってことははっきりと言えるのだ。
もう一つ言えば、そういうフィクションさを消したい感じ、つまりリアリズムを求めるのは、それはそれで良いけど、まぁここまで書いた通り、この映画の映像はまず徹底的に駄目で、じゃあお話はどうかってことで、でもやっぱりお話部分も駄目だと思うわけで、結局、映画の面白さって、時に、嘘っぱちさだと思うわけで、事実に創作を入れ込んだものというのは、その創作部分が事実を塗潰してしまうような嘘っぱちであって欲しいのだ。
すぺるまさん [映画館(字幕)] 3点(2010-06-01 22:20:15)
👍 3
48.戦意高揚映画とはまた違った切り口なのは、世界を取り巻く情勢が変化した上にアメリカの政権が替わったからだとは思いますが、変わり身の速さと胸を張って自虐ネタで商売してしまうハリウッドにはあきれるやら感心するやらです。
鑑賞前に知っておくべき情報としては、劇中で描かれる「DIA」と「CIA」と「FBI」はいつの時代でも劇中では仲が悪いと言う前提で描かれます。今回の場合は「DIA」と「CIA」が対立しています。それと米軍は戦争毎に、突発的に出会った際にも対応できるように、敵国要人の名前や写真をあしらったトランプカードを作成して兵に配布しています。
肝心の内容は、【人物像】と【アクション画面】と【複線】の取り扱いがあまりにも「雑」なので残念な仕上がりになっています。まずは人物像ですが、感情移入するだけの情報が足りない。なぜこのような行動に出るのか?等の説得力がない。次にアクション画面についてですが、ドキュメンタリーを装い画面が大きくブレますが、不思議な事に非常に画面酔いしやすい私が酔いませんでしたので、おそらく「過剰で不快だが酔い難いブレ方」をしているのだと思いますのでこの点は好印象です。しかしアクション画面としては何が起こっているのがわかりにくく、またあっさりとしているので少し物足りません。最後に複線ですが、色々な複線が見え隠れしているのですが、その張り方があからさまなので方向性がバレバレだったり、張った伏線の回収があっさりしすぎていたりなのでもうすこし脚本的にがんばってほしかったです。
良かった点は、現場の細部のリアリティ感や臨場感は良く出来ており、もしかしてバグダットで撮影したのか?と思ってしまうほどでした。ストーリーは単純明快ですが、斜めから見ると【いかなる政治情勢下でも自国の軍隊って大切なんだよ】ってPRしているとも解釈できるので、転んでもただでは起きないのは国民性だなと。
余談ですが、劇中で登場するヨルダン国の王位継承権を持つ王子の中にはフセインという名前を持つ王子が数人いらっしゃる。それほどフセインという名前は非常にポピュラーな名前です。昔その王子の中の一人に名前の発音を直接指導された事があるので今でも正確に発音できます。中東で某戦争が始まるすこし前にボディーガード共々所在がわからなくなりそれっきりですが・・・
はいぷさん [映画館(字幕)] 5点(2010-06-02 18:41:51)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 67人
平均点数 5.52点
011.49%
100.00%
200.00%
334.48%
41014.93%
51826.87%
61623.88%
71725.37%
822.99%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.25点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 3.33点 Review3人

■ ヘルプ