映画『第9地区』の口コミ・レビュー(4ページ目)

第9地区

[ダイキュウチク]
District 9
2009年ニュージーランド南アフリカカナダ上映時間:112分
平均点:7.08 / 10(Review 240人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-04-10)
公開終了日(2010-08-11)
アクションドラマサスペンスSFモンスター映画バイオレンス
新規登録(2010-03-06)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-09-02)【TOSHI】さん
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監督ニール・ブロムカンプ
キャストシャールト・コプリー(男優)ヴィカス・ファン・デ・メルヴェ
ジェイソン・コープ(男優)グレイ・ブラッドナム / クリストファー・ジョンソン
ナタリー・ボルト(女優)サラ・リヴィングストン
ウィリアム・アレン・ヤング(男優)ダーク・マイケルズ
デヴィッド・ジェームズ〔男優・「第9地区」等・・・〕(男優)クーバス大佐
ヴァネッサ・ハイウッド(女優)タニア・ファン・デ・メルヴェ
ケネス・ンコースィ(男優)トーマス
グレッグ・メルヴィル=スミス(男優)インタビュアー
ニール・ブロムカンプ(男優)ヴィカスと一緒にいる男(ノンクレジット)
川島得愛ヴィカス・ファン・デ・メルヴェ(日本語吹き替え版)
楠見尚己ピエト・スミット(日本語吹き替え版)
藤真秀オビサンジョ(日本語吹き替え版)
木村雅史トーマス(日本語吹き替え版)
仲野裕ダーク・マイケルズ(日本語吹き替え版)
宇垣秀成モラヌー(日本語吹き替え版)
脚本ニール・ブロムカンプ
音楽クリントン・ショーター
撮影トレント・オパロック
製作ピーター・ジャクソン
フィリッパ・ボウエン(共同製作)
マイケル・S・マーフィ〔製作〕(製作スーパーバイザー)
配給ワーナー・ブラザース
ギャガ・コミュニケーションズ
特撮ウェタ・デジタル社(視覚効果)
編集ジュリアン・クラーク
この作品のラストや重要展開が気になる方に向けて、ネタバレありのレビューを厳選して掲載。結末や伏線、キャラクターの動向について深掘りしたい方におすすめです。
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【口コミ・感想】

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88.ネタバレ ……グロいっすね。出てくるのは従来の悪役虫型エイリアン。しかし徹底的弱者として描かれている点が従来のものと一線を画している。これがイウォークもしくはギリギリの線でETみたいに愛すべき形態をしていたら全く別の作品となったのでしょうが。
映画の中で潰されるように殺されていくエイリアンたちはまさに虫けらのような存在でなんだか複雑な気分になりました。毎日何匹も潰しているしなぁ、私……ってかんじで。
そういう点も含めていろいろ考え抜かれた意欲的な作品だと思います。
でも、唯一つだけ気になる点が……
エイリアンはともかく、ナイジェリアの人たち、これ見て怒んないかな?
ぞふぃさん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-12 17:58:08)
87.ネタバレ 出だしの、ルポ風インタビューが手持ちのカメラで続いたときには「あれ?こんなに語らせると碌な
映画ではないのか?」と思っていました。しかし、全てを見終わった後には、そのヴィクスの小役人
的な雰囲気を伝える為の手段とわかり、実に新鮮な構成であったのだと思いました。それやこれやで
今までの映画にはなかった新鮮な驚きの連続で、皆様の種々の評価の高さの基になったことが
理解できました。▼あの、特殊地区の特殊な雰囲気は、他の映画でみたような(ブラック・ダイヤモンド?
他の映画?)記憶は確かにありました。しかし、どのようなスラムにも極悪はいるものでナイジエリア人の
車椅子に乗った「オビサンジュ」は、自身の体の為か、エイリアンの肉体に憧れていたようで妙に親しみ
(?)が沸きました。それにしても「ヴィカス」の体の変化をエイリアンとまぐわった為と疑い、かなり
卑猥な質問を浴びせていて、くすくす笑いを誘いました。▼エイリアンの科学者の名が「クリストファー・ジョンソン」
とは!クルストファーとは「クリスト=キリスト」ではないですか!!なんというユーモァ。吃驚しました。
▼それにしても追い込まれ、不安で悲しみの極致に突き落とされたためでしょうか、「ヴィクス」の
頭には、500円硬貨より大きな円形脱毛症が2個もあったのには、演出の細かさに驚嘆しました。
極めつけは、最後に人間の体に戻れる希望は殆ど無い(?)と思われる程、完全にエイリアン化して
しまった「ヴィクス」が、妻のために青いブリキでバラの造花を作っている場面で、思わず落涙して
しまいました。
亜酒藍さん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-11 16:46:12)
86.ネタバレ なんかへんてこな映画だった。あんだけの科学技術をお持ちなのだから、気持ちよくずばずば人類を虐殺してしまえばいいのに。
差別意識を浮き彫りにすることに成功していたと思う。恋人との電話のやりとりはまるで男がエイズになったときのやりとりにおきかえらえる。異星人の武器も爽快。
no_the_warさん [DVD(吹替)] 9点(2010-10-06 21:38:05)
85.ネタバレ 社会派SFって感じなのかな?あまり観ないジャンルだったが、最後までグイグイ惹きこまれた。最初は気持ち悪かったエイリアンに、終盤は感情移入出来た。細かい設定は知らないが、謎が適度でおもしろい。
ラグさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-10-03 21:57:16)
84.ネタバレ かなり面白かったです。俳優さんみんな知らない人だし、ストーリーもあんまり知らない状態で見ましたが、始終目が離せなかった。ラストのシーンも良いですね・・。3年後、どうなるんだろ。
ネフェルタリさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-27 12:26:59)
83.ネタバレ 久しぶりに面白いSF映画を見たって感じです。ドキュメンタリー風な演出も良かったですが、後半のギャングや傭兵達との三つ巴の戦いも大作並みの迫力がありましたね!
見終わった後もクリストファー・ジョンソンは無事に帰れたんだろうか?本当に戻って来るんだろうか?とかいろいろ想像しちゃいますね。SF映画史に残る1本だと思います。
Typhonさん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-25 01:38:48)
82.ネタバレ 序盤は、スラム街の住民達にスポットを当てたドキュメンタリー映画仕立て。しかし途中でれっきとしたSF映画に変身します。主人公が駄目すぎて全く期待できないので、たとえ彼がピンチに陥ったとしてもそんなにハラハラせずに見られます。別に死んでもいいかなって。まぁ死なないんですけどね。登場する人間は全員、馬鹿すぎて救えないので、いちいちムカつくのはやめました。エイリアンよりよっぽど野蛮です。後半はずっと銃撃戦で、あのパンパン破裂する音が苦手な私は苦痛でした。そこで出てきたのが例のスーツ。大逆転のチャンス!と思ったのもつかの間、主人公は駄目男だという事実が改めて突きつけられる結果に。彼は特別な訓練を受けたわけでも、エイリアンを救うという使命に燃えているわけでもありません。彼が持つのは、ただただ、自分が助かりたいということだけ。まぁ、駄目男らしい選択だよなー。と思っていたら、最後ばかりは駄目じゃなかったみたいです。それにしても、メディアや自分の周りの意見ばかりに流され、実際に目で見て確かめないというのは恐ろしいことですね。私を含め、世界中の人間のほぼ全員が、そのような不確定な情報を基に差別心を生み出していると考えると、この映画って本当にリアリティに溢れていると思うんですよ。
ウィマさん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-23 00:39:14)
81.ネタバレ 中々面白かったです。
ただ、この作品には大きな矛盾が有るのでは有りませんか?

自分で作った1発でビルに大穴を開けられるビームガン(?)を1個のキャットフードと交換したがるエビ
高度なアームスーツ(強化外骨格)を作りながら、それをキャットフード100個と交換してしまうエビ
これは何故でしょうか?

私が異星人なら、それ等を利用して人間と戦いを挑み、エビの独立を勝ち取ろうとするでしょう。

しかし、エビ達は物乞いの様に人間へ食物をねだり
不潔で、ゴミを漁り、牛や豚を盗み、僅かな食物を巡って仲間同士で争う。
そして気に入らない事が有れば、すぐに殴ったり殺したりする、当然人間も殺される。
これは言わば、理性感覚の薄い原始人(もしかして黒人だと???)や動物の所業に他ならない。

かと思えば20年以上も母船のエネルギーの原材料を探して、自分たちの星へ帰ろうとしていたエビ達
彼等はエビの指導者だったのでしょうか???
そもそも、あの馬鹿でデカイ宇宙船の中は20年間も調査せずにほったらかし???
まったく、謎だらけです。

つまり、この作品はそういう謎を謎のままにするのが演出の様な所があり
地球へ来るに至った、異星人達の背景や性質について、殆ど明らかにされてません。
そしてそれはついに、最後まで明らかにされませんでした。

これ等を客観的視点による演出としてしまうのは、製作者側のエゴの様な気がしますね。

監督の弁ではこの作品は黒人差別が下敷きに成っているとの事でした。
しかし、作品を見る限り、それには失敗していると思います。

何故なら黒人達は自身が弱い立場だったから、近世に白人の侵略を受け、資源を奪われ、奴隷にされたのです。
彼等にもし、エビの作った機動歩兵が有れば、迷い無く、恨み骨髄の白人達を虐殺して回った事でしょう。
間違ってもキャットフードなどとは取り替えませんよ。

そういうなんと言うか、無理矢理なこじつけっぽいプロットがちょと残念でしたね。

ただ、先駆的なメカアクションや、主人公が受けた理不尽な悲劇、そして陰謀
その後の心変わり、そして秀逸なのが最後の造花作り。。。。

だけど、もうひと塩、味付けが足りなかった。
それがこの作品の惜しい所です。
一般人さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-17 23:36:40)
👍 1
80.ネタバレ 衝撃作。冒頭の疑似ドキュメンタリータッチから、一転ありそうなアクション・サスペンスへの転換、そして人間(エイリアン?)ドラマなど、流し方は鉄板でありながら微妙にテイストが違ってうまい。しかし120分の展開が「エイリアン殺さなきゃ→エイリアンを殺すのはいいことなのか」という心の葛藤系かと思っていたので、このアクション映画的な展開はいい意味で予想外だった。

■とりあえず最初の方は「あのエイリアンとは、かわいそうだけど一緒にやっていくのは難しいなぁ」という印象を徹底して与える。だが中盤から、主人公が追われる身となり、守ってくれるのがエイリアンのみとなる辺りから、急にエイリアンの悲哀と優しさが見え、エイリアンへの愛情と感情移入もされてくる。この見せ方は本当にうまい。
脱出のために20年かけてたったあれだけの量しかない液体を集めるって、それだけ考えても相当な執念でしょ。それを主人公に無にされても、殺すわけでもなく諦めて次の収容所への移住を考える。主人公が身を捨ててエイリアンの脱出を助ける終盤もいいけど、個人的には「自分たちの星に帰りたい」という息子を、父親が「無理なんだよ」といって諭すシーンが一番物悲しく思えた。

■エイリアンは人間なのか動物なのか、という話があったが、サインさせなければいけないところなどは「法的には人間=事実は人間と同等」ということであろう。しかし、事実が人間と同等だからこそ、意識の上ではなおのこと「こいつらは動物」という蔑みが強化される。おそらく黒人差別の頃も「黒人=下等生物」認識はあったと思う。以前は黒人の「ペット」的なものがいたらしいし、『アーロン収容所』では、白人女性が日本人捕虜のいる部屋で平然と着替え始めた(=日本人は人ではなく犬とかと同等の認識をしている)ということが書かれていたが、それと同じだろう。

■ところで、「コミュニケーションできる」ってのはすさまじく友好関係を築く上で重要なんだなぁと思った。他のエイリアンに感情移入できないのは彼らがただ「襲う」だけの存在だったからであり、あのエイリアンに共感できたのは彼が主人公といろいろと話し、ゆえに理解し合えたからであろう。話さなければわかりあえない。
θさん [DVD(字幕)] 10点(2010-09-09 00:58:48)
👍 3
79.ネタバレ 面白かったです。CGも素晴らしい。3年後?もっとかもしれないが、エイリアン親子との約束はどうなったのかが非常に気になる!
まいるどへぶんさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-08 05:17:03)
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78.ネタバレ 人間にもエビにも初めは感情移入できず、ちょっと嫌な感じかなって思った。次第にハエ男のような話しになり、徐々にアクションが派手になっていき、最後は結構快感。
きいろくまさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-07 20:13:59)
👍 1
77.ネタバレ これは、面白かったなー。最初は嘘くさく感じていたニュース映像なんかも、どんどん説得力を増していくし。新しいSF映画の形ですな。似たようなやつは、いらないけど。所々に、作った人間のセンスの良さを感じた。このセンスだけでも日本映画も見習ってほしい。
パオ吉さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-07 02:49:56)
76.ネタバレ 面白い!

冒頭の嘘くさすぎる設定と、なかなか良くできた特殊効果が一気にこれは壮大なB級映画なのかもしれないと期待させてくれ、そしてその少し斜め上を行ってくれる。

どうしようもなくいい加減に見える共存の設定が、むしろこの上なくリアルだったりする。現実に移民政策とか福祉策とか、変わったことをやっているどこの国も巧くいってないくせに海外に巧くいってるかのようなプロモートして、本人も気づいていない共産主義的な考えを持った外国人あたりが簡単にだまされているし。この映画はそういう政府の実際は巧くいってないくせに巧くいってる体で、国内なんかより国外で影響力を持つおっちょこちょいな有名人あたりに外見を取り繕う「現場」っていうのを上手に作り込んでいた。

そんなおっちょこちょいな現場にはおっちょこちょいな政府と、お約束的映画仕様のアホな国連軍。それからおっちょこちょいな現地(宇宙人も含めた)人。そういうのが織りなす不可逆的な災難っていうのは病みつきになる。思わず何度も何度も観てしまう。

物語が進むトリガーになっている、あの液体。あの「設定?あ、それは何だって良いんすよ」的な割り切りにはガッツポーズ。やっぱそうそう、その辺はどうでも良い。ターミネーターだって内骨格の頭部に同縮尺でシュワルツェネッガーの写真重ねるとアゴが出っ張るとかそういうところ誰も突っ込まないし、そんなのどうでも良いし。というか物語全般に言えることだけど設定なんていう後からいくらでも作り込めるものはどうでも良いし。

そう言うわけで、非常に巧く作られているし私はハンディカム視点の映画は基本的に大好きだし、なるほど2009年のSF映画で一番面白かったと思う。
黒猫クックさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2010-09-05 18:25:15)
75.ネタバレ 生死を賭けた爆発物処理班のお話かと思っていたのに、どうも様子が違う。 命の尊さなんてこれっぽっちも感じれなかったし、100%それに反する内容だったしで。、 どうやら自分はハート・ロッカーと勘違いをしてしまってた模様だ。大変だ。  しかし、きちんと感想残して行くならば、猿の惑星っぽかったですね、というかティム・バートン版のPLANET OF THE APES っぽかったですね。身勝手極まりなかった主人公の脱出劇とか特に。 あと、頭に浮かんだもの好き勝手に言わせてもらいますが、プレデター、えびボクサー、ゴドラ星人、ビラ星人ってとこでしょか。、、  あと、片腕マシンガールとか。
3737さん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-04 23:24:57)
74.ネタバレ 白人から酷い人種差別を受けてきた黒人が、宇宙人を「最低な奴ら」「エビ」と貶す冒頭のシーンが印象的。不安は人を凶暴にさせる。最初は私も人間目線で「宇宙人は凶暴だな。怖いな。隔離したくなるのもわかるな」と思って見ていた。でもヴィカスが酷い目にあい、残酷な実験、弱いもの相手に商売をするギャング、そして宇宙人の中にも頭が良くて話のかわるものもいるというのがわかると、不思議と宇宙人目線に見方が変わっていく。最後には「3年後、仕返しにくればいいんだ」とさえ思ったり。宇宙人が実際に来たら本当にこんなことになるのか?なんてことはわからないけど、ある物事に対していろんな方向からの見方があって、それぞれに自分達に都合の良い正義が存在するということですね。最後まで楽しく見ることができました。
あっちさん [DVD(吹替)] 8点(2010-08-30 15:11:20)
👍 1
73.ネタバレ まず、いろいろ考えずにリラックスして観るべき映画だと思います。
「なんで宇宙人が地球の言葉をしゃべるんだ」とか「こんな風に宇宙からの生物を受け入れるわけないだろ」とか言い出したらキリがありません。
ストーリーはけっこうぶっ飛んでますし、描写やキャラはグロいし、B級映画臭がプンプンしてます・・・が、面白い!
設定が斬新なことに興味をそそられましたし、ドキュメンタリ風な構成も話をわかりやすくしていたと思います。
ただし、この作品の「テーマ」とか「訴えていること」とか、小難しいことは念頭にありません。
名作ではなく、あくまでも「ハイレベルなB級映画」(矛盾した表現^^;)だと思いますので・・・
午の若丸さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-28 13:58:31)
👍 1
72.ネタバレ これはまず「設定の面白さ」というのがあるだろう。巨大な宇宙船が南アフリカに漂着し、宇宙人が難民として扱われ隔離されるというその斬新さがまず特筆に値する。そして、リアリティを出す為にドキュメンタリー・タッチで作られている点も興味深い。ともすればくだらないB級SFになりがちなテーマを、この「リアリズム」によってうまく回避している。生のスラム街で撮影することで、本当にありえそうに思えてくるから凄い。そして、主人公のヴィカスが、最初のうちは典型的な「お役人」風であるのが重要なポイントで、露骨に宇宙人達を毛嫌いするのではなく、見下した気持ちを心に秘めて表面上の笑顔で接するこの役人的キャラが凄く良い。自分が「感染」することで、外面が人間から宇宙人にどんどん変わっていくわけであるが、それとは逆に、表面上偽の皮をかぶっていたヴィカスが、どんどんと偽りの衣を捨てて真に人間らしい感性を露にしていくわけだ。たいして特別な事もせずに昇進しようとし、それでいてそう仲良くない同僚達とのぎこちないパーティーが繰り広げられる。そして全面的に身を寄せていた会社からただの金づるにされ、快く思われてなかった父に裏切られる。人種差別だメタファーだと色々な深読みは出来るのかもしれないが、とりあえず言えるのは、最初から最後まで皮肉の利いた作品だと言うことである。
あろえりーなさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2010-08-28 12:41:13)
71.ネタバレ ちょい自己中な感じの主人公が追い詰められてエゴを炸裂させるお話。事の善悪はともかくとして目的に向かって突っ走る疾走感が心地よい。
Robbieさん [DVD(吹替)] 6点(2010-08-22 19:22:59)
70.ネタバレ 結構面白かった。
言語問題やなんで液体燃料浴びるとエイリアン化するのかというのは差し引いても・・
向こうでは難民・移民問題を抱えてる国が多いからうけるのかも。
このエイリアンどもはそのうち地球に強制連行されてきたとか妄言吐いて
謝罪と賠償要求してくるかもねw
しかし平気で身体を引き裂く連中に(動物に例えるならライオンやクマよりも恐ろしい力を持ってるのに)
よく丸腰で近づいたり、あんな難民キャンプに閉じ込めておけるな。

それとParktown Prawnていう虫をこの映画をきっかけに始めて知りました。
南アフリカというと犯罪率の高さで悪名が高いですけど
それ以上にこの虫は恐ろしい・・・
ume0214さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-08-21 17:06:55)
69.ネタバレ 人間が人間を差別することの問題よりも、人間が動物を虐待する問題に見えました。たとえば住む場所を人間に奪われたクマやイノシシが、だんだん食料がなくなって、やむえず食料を求めて山を降りてきたら、「元の場所に帰れ」と追い返されるイメージ。ようするに人間に目障りな動物は、山奥という名の第9地区に閉じ込めてしまえということです。それで人間の都合で山奥を開拓して新しい工場を建てたら、自動的に動物たちは立ち退きを迫られる。野生動物からすれば、どこへ行けというのだと途方に暮れるしかない。南アフリカの移民問題のメタファーというよりも、むしろ動物に対する人間の横暴が映し出されているように私には見えました。基本的に動物というのはモノです。かりに他人の所有する動物を殺してもそれは器物破損扱いになるだけ。この映画のなかで人間がエイリアンのことを果たして、同等に扱っているのか、それともやはり動物として扱っているのか微妙なところです。エイリアンに承諾書のサインを求めていることから見れば、いちおう人間扱いされているのでしょう。しかし平気で彼らを殺しているところをみると、動物と同じように、モノと同じ扱いを受けているように私にはみえる。エイリアンの巣を焼き払うのだって、スズメバチの巣を処分するのと同じ感覚だ。そういうわけでエイリアンを人種差別の暗喩としてみるのはちょっとムリがある。しかし一組の親子だけが、やたらと知能が高い。そして何よりも「愛」という感情を表に出している。従って観客はこのエイリアンを同じ人間として自然と見てしまう。だから共感できる。絶体絶命の状況からこの親子が地球を脱出するシーンは、それだけでも、ショーシャンクの脱出劇と同じような爽快なカタルシスを得ることができる。私は地球からの脱出劇として面白い作品だったと思います。
花守湖さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-20 23:01:14)
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【点数情報】

Review人数 240人
平均点数 7.08点
010.42%
110.42%
210.42%
341.67%
4114.58%
5208.33%
63514.58%
76125.42%
85924.58%
93815.83%
1093.75%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.22点 Review27人
2 ストーリー評価 7.93点 Review33人
3 鑑賞後の後味 7.48点 Review31人
4 音楽評価 6.80点 Review21人
5 感泣評価 6.04点 Review23人

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
作品賞 候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート) 
脚色賞ニール・ブロムカンプ候補(ノミネート) 
編集賞ジュリアン・クラーク候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
脚本賞ニール・ブロムカンプ候補(ノミネート) 

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