映画『ラブ&ポップ』の口コミ・レビュー

ラブ&ポップ

[ラブアンドポップ]
1998年上映時間:110分
平均点:4.61 / 10(Review 38人) (点数分布表示)
ドラマ青春もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
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監督庵野秀明
摩砂雪(友情准監督)
キャスト三輪明日美(女優)吉井裕美
仲間由紀恵(女優)高森千恵子
希良梨(女優)野田知佐
工藤浩乃(女優)横井奈緒
渡辺いっけい(男優)コバヤシ
平田満(男優)カケガワ
吹越満(男優)ヨシムラ
手塚とおる(男優)ウエハラ
浅野忠信(男優)
森本レオ(男優)裕美の父親
モロ師岡(男優)ヤザキ
岡田奈々(女優)裕美の母親
しゅはまはるみ(女優)
山賀博之(男優)
河瀬直美裕美のナレーション
石田彰ヨシオ
三石琴乃ラジオのパーソナリティー
林原めぐみ伝言ダイヤルの案内
原作村上龍「ラブ&ポップ」/「トパーズII」
音楽光宗信吉(音楽監督)
作詞北山修「あの素晴らしい愛をもう一度」
作曲加藤和彦「あの素晴らしい愛をもう一度」
主題歌三輪明日美「あの素晴らしい愛をもう一度」
撮影柴主高秀
製作大月俊倫(製作総括)
特撮樋口真嗣(友情特殊技術)
古賀信明(デジタルスーパーバイザー)
尾上克郎(デジタル操演)
神谷誠(友情特殊助監督)
美術大坂和美(装飾)
鶴巻和哉(小道具協力)
山賀博之(小道具協力)
録音橋本泰夫
その他鶴巻和哉(特報撮影)
佐藤敦紀(特報撮影)
IMAGICA(現像/ポスプロ)
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💬口コミ一覧

38.青い。なにもかも。妙に懲りまくったカメラアングルなんて
プロなら絶対恥ずかしくてやらないことだろうな。でも私は敢えてその青臭いことをやってみたという監督の姿勢に拍手を送りたい。ラストはすごい。
あれに現代女子高生の全てが要約されている感じだ。
ルーズをドブ川(汚らしい世間)に浸しながら、つまらなさそうに、ダルそうに淡々と、
それでも前を向いて歩いていく。
心のどこかには、(音程は)心もとないが「素晴らしい愛」を求めながら。
邦画史上に残る屈指の名シーン。
うさぎさん 10点(2003-12-19 05:45:31)
👍 4
37.一見、アダルトビデオのようなチープな映像が巧みに当時の女子高生の日常を描き出している。彼女たちの日常における、危険、苦悩、気だるさを等身大のテンションで表現した原作者村上龍と監督庵野秀明のコラボレーションは絶妙であった。4人の女子高生に群がってくる男たちを演じた個性的な俳優陣の演技もそれぞれ秀逸。ラストの決して爽快ではない解放感も印象的である。あらゆる意味で見事な映画であると思う。
鉄腕麗人さん [ビデオ(邦画)] 10点(2003-11-18 14:09:04)
36.ネタバレ 人間がいる限り普遍的かつ永続的に繰り返されるであろう「自己存在の価値や意味」について、社会全体の病理の象徴として噴出した「女子高生の援助交際問題」を通して真っ向から問い掛けた傑作。

監督が実写化するにあたって、あえてこの作品を選択したのも、監督自身が常に「自己存在の価値や意味」について思い悩み、揺らぎながらも真剣に考えているからであり、テーマ的にも「エヴァ」と直結しているからだ。ゆえに「エヴァからの脱却」など本人はたいして考えていないだろう(もし考えていれば作中で林原めぐみや三石琴乃などを使う訳がない)。

この作品における「ラブ」とは、すなわち「自己愛(=自己存在)」の象徴であり、普通の恋愛ドラマにおける単純な「愛」を期待してはいけない。そこを理解出来ないと、この作品の本質を汲み取る事は難しいかも。

ラストも秀逸。汚く、つまらない「不変的な日常という現実の象徴」としてのドブ川を、淡々と歩んでゆく彼女達の姿こそが、この作品の問い掛けに対する極めて「現代的な解答」となっている(それが正しいかどうかは別)。歌の歌詞も実に象徴的。時が経つ事で、もうあの頃と同じように、友達や恋人と「何か」を共有出来なくなってしまった哀しさと共に、現実を生きていく事の意味を見事に歌い上げている。生理的に気持ち悪い男の描写を強調し過ぎたり、妙にオヤジ的な説教臭いシーンがあったりと、客観的な評価としては6点くらいが妥当だが、もう少し評価されても良いと思うのでこの点で。
FSSさん [ビデオ(邦画)] 9点(2004-05-10 02:59:03)
35.分かってないねどいつもこいつも。もう今の女子高生とは様子が違うのかもしれないけど、この時分の女子高生、しいては社会全体の孤独・混乱・混沌……をうまく表現した快作である。援助交際の相手のおじさんを演じる俳優陣が豪華でその演技がそれぞれ秀逸。
スマイル・ペコさん 9点(2003-05-25 10:15:51)
👍 1
34.ネタバレ パネルクイズなら、映画ジャンル10点クラスのイージー問題。本編映像のうち、どこでもいいので10秒も流せば、すぐに庵野秀明監督とわかる特徴のある画で溢れています。であるがゆえに、私は開始5分で挫折仕掛けました。少々煩わしい。そういう意味では、劇場作品としては成立しても、家庭視聴には向いていないかもしれません。
時代は1990年代後半。主人公は女子高生。当時の世相や風俗を記録した資料的な価値もあり、公開から20年以上たった今、当時を懐かしむというより新鮮な心持で鑑賞する事ができました。この先、10年20年後とさらに価値を増すのでは。
特筆すべきはエンディングです。生き急ぐ女子高生の、愚かさと切なさ、そして力強さが集約された見事なエンドロールでした。カラオケ歌唱も素晴らしい。ずっと見ていられます。これは『私の優しくない先輩』と双璧を為す邦画史に名を残す名シーンと考えます。
それにしても仲間由紀恵が美しいこと。まさにブレイク前夜の原石のようです。
目隠シストさん [インターネット(吹替)] 8点(2021-08-19 07:56:04)
33.エヴァンゲリオンの監督と知らずに見ました。。 正直、自分はエヴァンゲリオンのキャラクターにハマっている、大人(自分は当時、中学~高校生くらい)を見て、正直、エヴァンゲリオンという、映画を見ていないのに、映画そのものを軽蔑している感があった。しかし、この映画をみて、この作品と同じ監督なら、ちょっと見てみたい気がし始めた。 とにかく、この映画は、登場人物、社会のカオスをうまく表現している気がする。もちろん、その主人公のカオスに、共感できる人、出来ない人がいるとは思うけど、表現を出すという点ではこの映画は傑作だと思う。 もし、自分のようにエヴァンゲリオンに何か抵抗がある人は、それを、忘れて見てほしいと思う。 なんか、うまく表現できないけど、とにかく良かったです。 自分は主人公の女の子と同じ時期の高校生だった(自分は男だが)ので、共感というか、同じようなことを考えているところも、多くあった。もちろん、反発するところもあったが。
シュシュさん 8点(2004-07-04 12:47:47)
👍 1
32.面白かった。だから何?っていう部分もあったが、純粋に楽しめた。最後の歌のだるさが結論っぽかった。
ぺてさん 8点(2003-12-29 08:50:30)
👍 1
31.ネタバレ エヴァにかぶれてた当時高校生の自分には渡辺いっけいと浅野忠信の間接的な交錯が胸に刺さって抜けなかった。
「お前には価値がある、って、そういうことでしょ?」
浅野忠信の衝動的な性暴力のあとで、渡辺いっけいから発せられたそのセリフを、
鑑賞後数日間ずっと意味もわからず反芻していた。
やがて、衝動的な優しさは暴力になりうる危うさがあるということを、この映画から学んだ。
そしてそれは、台風クラブの性的衝動と符号し、青春の営みは、危うさと表裏一体であり、
それこそが美しいと、そういうことなんじゃないかと、感激したのだが、
庵野秀明が映画化の権利獲得にのため村上龍へ口説く後日談には、
「彼は『この作品には愛があります』なんてウソを言う他の監督と違い、
『いくらの予算で撮れるか』だけを熱く語っていたので返って信頼できた」
との談があり、映画はこのような情報の非対称性も含めて楽しむものかも知れない、などと思ったり思わなかったりしたものだ。
ラストシーンは素晴らしかった。ラストシーンのためだけに、それ以外の全てを我慢して鑑賞する価値があると感じた。
結果論だが。
よこやまゆうきさん [ビデオ(邦画)] 7点(2017-05-31 02:27:17)
30.面白くはないんだろうけど、個人的にこういう微妙な映画好きなんだよね。観て損した気にはぜんぜんならなかった。(ビデオだから。)村上龍けっこう好きだし。(最近の小説は全然面白くないけど、)まともな人が見たらきっとつまらない。
レンジさん 7点(2003-09-26 18:30:06)
29.街(都会)の描き方がうまい。DVカメラのざらついた感触が、ぴったり合っていた。が、やりすぎなくらいのカメラワークが少し残念。次々と登場する変態たちの中でも特に、手塚とおるの演技がずば抜けて凄かった。
峠のわが家さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-12-19 15:15:14)
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28.「援助交際」を題材に、渋谷を舞台に撮られた作品。テーマがテーマだけあって、たった7年前の作品なのに、妙な古臭さを感じてしまった。タイムリーに観ていれば、もっと楽しめたかもしれない・・・ただ、浅野忠信の出演シーンはかなり見ごたえがあった。後半に少しだけ登場するのだが、かなりの熱演。それだけでも観る価値はアリ。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-04 09:41:28)
27.たしかにあのカメラアングルとか表現の仕方はひいてしまうところもあったけど、ストーリー自体は深いところをついていてぐっとくるころもありました。仲間湯ゆきえもかわいかったし。最後の「あのすばらしい愛をもう一度」がせつない。
しゃぼんだまさん 6点(2003-08-04 21:02:49)
26.ネタバレ 真面目なのか真面目じゃないのか分からない女子高生たちですが4人も集まりゃピーチクパーチク騒がしくてかなり五月蠅い。こりゃ最後まで見終えるのはシンドイかなって思えるほど話が飛び飛びで だが後半、裕美の一人行動となってからは話が落ち着き ある一人の女子高生日記としてなら まあ見れたかなという感じ。ただ結果的にはカネのありがたみも分からない未成年の分際でありながら、結果的には援交頼りで楽に四万とか五万ものカネを得ようとしたその根性、叩き直してあげたく思えますよね 誰かさんみたく。

とは言え、浅野忠信男の豹変ぶりについては、口約束した四万円など払う気などさらさらなかった挙げ句、逆に小娘のカネを奪って逃げてやろうと思ってたとかぬかしやがったサイテー野郎なわけでして 比べてみるなら、五万円の彼も確かに醜かったが、四万円の彼のほうが圧倒的に人間としてクズだ。おい 聞いてるのか浅野忠信(仮名)

カメラワークうんぬんについては 無駄にあざといカットが多くゲンナリしそうなところもあったけど、あんなカメラワークで撮られたからこそ この作品となっているわけでして そもそもそこのところは被写体にもよりますよね 今回、被写体がまだ青臭い女子高生だったからこそゲンナリしそうなところもあったけど、あれがOLだとかウェイトレスとかだったならかなりオッケーな感じもしてこようかなってなわけでして、そこのところは結局被写体によるのでしょうね だからその挑戦、悪くはなかったですよ オッケーということで。 
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-12-28 18:08:50)
25.なんだこのカメラワークは?おしゃれくさそうで全然おしゃれくさくない!
話的にはまあ普通。この監督の色んなアングル取りたい病に付き合わされた
感じです。でもあれスカートの中にカメラいれてるんすか?
とまさん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-06-20 14:02:10)
24.周りの人間に記号化されてしまって、本当の自分が見えない虚無感、孤独、混沌。それを埋め合わせる「何か」を見つけたいから、かったるいんだけどとりあえず真直ぐ前に進まなきゃ、とエンディングでドブ川を淡々と歩く様は女子高生の心の在り様なのだと思う。
カメラははっきり言って拙いが、どこか淡々とした進行も女子高生の気だるさと相俟って成功しているように思う。脇を固める援交相手の俳優陣も、皆良い味を出していた。
なおてぃーさん [DVD(字幕)] 5点(2004-09-21 01:52:08)
23.終盤の浅野のシークエンスは余計だったな。
ナクサライトさん 5点(2004-02-06 06:49:45)
22.一連のエバンゲリオン現象(?)の波の先にあった映画とするとわかりやすい気がします。浅野忠信さんの存在感が印象的でした。
itsさん 5点(2004-01-07 01:20:43)
21.庵野監督だから観ましたけど、原作は読んでないので映画から感じた「高校生のある一日」というストーリーと受け取ってます。それ以外に深い印象はなかったです。でも、庵野さんは相変わらず人間の気持ち悪い所をアピールする人ですね。こういう映画人がいるのも面白さの一つです。「あの素晴らしい愛をもう一度」と共に溝を歩くエンドロールは哀愁があって好きです。
tomomiさん 5点(2003-11-03 15:53:26)
20.私としては仲間由紀恵を主役にして欲しかったな~なんて。
実写初挑戦!の素人感覚を武器にしている撮り方などは良いと思いますが、
前作みたいな極太明朝体の連発はやめてほしかった。
(監督は制服も今どき・・のセーラー服にしようとして主演四人に
「ダサイ!」と一蹴されて変更したそうな)
女子高生がダイエットの張り紙にあんな文字や小難しい文句を使います?
独りよがりな演出も空回りな感じでしたし。
何より私は「人のお金で欲しいものを買う」というたかり根性が大嫌いなので
この映画もあまり好きになれないのです。
狙いとズレていたら済みませんが、現状ではこういう感想しか持てません。
ひろほりともさん 5点(2003-10-23 15:40:21)
19.内容は別に悪いと思わないんですけど、ただやりたかっただけのような映像や演出が不快。
「エヴァ」がウケた後遺症が如実に表れた失敗。
カラバ侯爵さん [DVD(邦画)] 4点(2007-07-15 07:35:48)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 4.61点
025.26%
1410.53%
225.26%
3615.79%
4513.16%
5718.42%
637.89%
725.26%
837.89%
925.26%
1025.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 1.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review2人

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