映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の口コミ・レビュー

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

[レイルウェイズヨンジュウキュウサイデデンシャノウンテンシニナッタオトコノモノガタリ]
2010年上映時間:130分
平均点:5.72 / 10(Review 36人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-05-29)
ドラマシリーズものファミリー
新規登録(2010-06-20)【あにやん‍🌈】さん
タイトル情報更新(2016-03-02)【イニシャルK】さん
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監督錦織良成
キャスト中井貴一(男優)筒井肇
高島礼子(女優)筒井由紀子
本仮屋ユイカ(女優)筒井倖
奈良岡朋子(女優)筒井絹代
三浦貴大(男優)肇の同僚の新人運転士 宮田大吾
橋爪功(男優)一畑電車社長 大沢悟郎
佐野史郎(男優)一畑電車運輸営業部長 石川伸生
中本賢(男優)肇の同級生 西田了
遠藤憲一(男優)京陽電気・工場長 川平吉樹
甲本雅裕(男優)一畑電車運転手(指導係) 福島昇
渡辺哲(男優)一畑電車車輌課長 高橋晴男
宮崎美子(女優)絹代の介護士 森山亜紀子
石井正則(男優)一畑電車司令室 田窪利和
笑福亭松之助(男優)絹代の同級生 長岡豊造
緒形幹太(男優)一畑電車運転士 薮内正行
脚本錦織良成
小林弘利
作詞松任谷由実「ダンスのように抱き寄せたい」
作曲松任谷由実「ダンスのように抱き寄せたい」
主題歌松任谷由実「ダンスのように抱き寄せたい」
製作平城隆司
亀井修
ROBOT
松竹
テレビ朝日
小学館
博報堂DYメディアパートナーズ
製作総指揮阿部秀司〔製作〕
企画ROBOT
制作ROBOT(制作プロダクション)
配給松竹
美術磯見俊裕
編集日下部元孝
照明吉角荘介
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💬口コミ一覧

36.ネタバレ 以前にも一度観たはずなのですが、ただただ感動してしまった。ジーンとさせようとしてるなーって何となく感じてるんですけどね。分かっててもジーンとしてしまう。それはもう仕方ない(笑)

一流企業に勤めセカセカと働くことに何の疑問も持たず生きてきて、それが友人の死と家族の状況の変化を受け一大決心をする49歳のおじさんの話。こんな歳のおじさんだからこそ魅力的な話の展開になっています。仕事仕事で家族も蔑ろにしていたら気持ちにも余裕がなかったのが、夢だったバタ電の運転士になってからはまるで憑き物が落ちたよう。家族ともゆったりとしかし誠実に向き合い、運転士の仕事にもまっすぐに取り組む。「仕事?楽しいよ。恥ずかしいくらいにな。」縁側で娘とスイカを頬張りながらこう答える父はなんだかとても格好良い。また中井貴一さんっていうのもぴったり合っていたので良かったんでしょう。あの歳でも精悍な佇まいで、地元の人にも愛されそうだ。

多少古い映画ですが、こんな田舎の牧歌的な地方電車ですら、時代の変遷も感じてしまった。少し遅れてくる乗客のために電車を待たせたり、乗客の荷物を運んであげて電車を止めてしまったら、失礼ながらこんな田舎の電車でもやはりあのくらい怒られるんですね。それにSNSも。当たり前ですが、なんだか昭和的に寛容に許されてきたことはもう許されなくなってきてるんだなーと感じてしまった。実生活でもそれはすごく実感することが多いですが、この時代・このロケーションですでにそうなっていたことに、いささかショックを受けました。そしてやはりこれは映画なので、中井貴一さん演じる筒井さんは地元の方の応援のおかげで事なきを得るんですが、実際は筒井さんと同程度の人が現実にいたとしてもああはならないだろうなとも思ってしまう。冒頭に書いたように分かってはいるんですが、そこはうまくいきすぎですよね。

ある程度それまでに稼いでいたり、奥さんが今バリバリ働いているから父親がこんな自由にできるんだろうとは思いますが、それを差し引いてもこの昔の夢を再度追いかける行動力や、仕事に真摯に向き合う姿勢は見習いたいと思いました。色々立ち帰るところを思い出せた映画となりました。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 9点(2021-07-17 01:35:05)
35.ベタな展開かもしれないが、良い映画。「素晴らしき哉、人生! 」を多少思い起こさせるところもある。
こういった作品をほのぼのと感動しながら観られるのは、ある程度歳をとる、ということも関係あるのだろう。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-03-16 21:23:32)
34.いや、いいねベタベタで。現代的な目で見ると社会人としてどうかと思わされる部分があったり、ご都合主義のようにも見える脚本だが、別にいいんだよね。これが日本の古い美徳なんだから。むしろそんなモノがいちいち気になったり、突っ込んだりしそうになる自分の世知辛さと了見の狭さが虚しくなる。そういう社会から脱却して生きようとするサラリーマンがテーマなんだから突っ込んだら野暮だわな。現代の日本人が忘れがちな日本的美徳をこれでもかというほど描いたストーリーと、主題歌はアメリカの心がエアロスミスなら、日本の心は荒井由美。これは日本版アルマゲドンです。
Arufuさん [地上波(邦画)] 8点(2011-12-19 21:33:05)
33.ネタバレ 自信の昇進を投げ捨てて一大決心をして転職するってところが気になって映画館に足を運びました。私も同じことをしましたので。。
おばあちゃんでしたね。ちょっと予想とは違いました。共感するところは無かったですが、気持ちはよくわかります。中井貴一さんはやっぱりさすがでした。本仮屋ユイカさんも好演です。クールな父親と感情的な娘が対照的になっていて、さまざまな場面で活かされていたと思います。
妻(高島礼子さん)との関係については疑問ですね。夢を追う2人なのはわかりますが、家族としては結束して欲しかったです。。
ラストで、看護師の道を選んだ場面にポロッと来ました。
urslaさん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-20 19:12:26)
32.ネタバレ  ぎすぎすした空気。何か悪いことが起りそうな気しかしない、そんな張り詰めた雰囲気で物語はスタート。つかみとしては出だしは完璧だと思います。
 大企業の肇は大規模なリストラを命じられ、同期の工場を閉鎖する。家族の仲は冷え切っていて、そんな折母が倒れる。同期も交通事故で死ぬ。そんな息が詰まりそうな日常。そこから徐々に物語はその路線を変更していく。鉄道が舞台なだけに。前半にやたら鉄道の分岐シーンが映し出されるのはある種のメタファーか。
 肇は50歳ながら何でもできるスーパーマン。仕事は完璧。勤勉で努力家。どんなアクシデントにも臨機応変に対応し、お客さんファーストをつらぬく。こーゆー人間になりたいと思わせる、魅力的な人物です。脇を固める人たちも良い人ばかり。
 雰囲気は穏やかながらも、アクシデントが多く、ストーリーは起伏があって飽きさせないように腐心されています。特に子供が列車を運転してしまう事故から謝罪会見までの流れはなかなか見事。『ハラハラ⇒感動』の流れがきれいにまとまっています。
 新しさとは無縁の映画。
 それに現状に満足している人の琴線には決して触れないであろう作品。
 でも私はこーゆー王道でしっかり楽しませてくれる作品が好きです。
たきたてさん [DVD(邦画)] 7点(2020-12-28 03:35:38)
31.ネタバレ まずストーリーの都合で死んだ工場長は気の毒である。また劇中の鉄道会社は、本当にこんな会社と思われていいのか、という感じの場面が多く、世の中これで通ると思っているなら困ったものである。
しかし一方、転身後の主人公が業務の習得はもとより、職場での人間関係や顧客への態度も含めて完璧な人物像に変わっていたのは見事だった。若い男の苛立たしい物言いにも、全く別次元から余裕で応対していたのはさすが年の功と思わせる。要はもともと何でもできる男なのであり、前の会社でやっていなくとも環境に合わせて変えただけのことで、どうやらこれは本当に有能な人物だったのだ、ということが主役の演技を通じて納得できた。
ただし劇的な転身を図ったこの主人公だけが特別ということでもないらしく、劇中の“変われるうちは老人ではない”という発言のように、変わるときにはいつでも変わる、といった程度の気分で構えているなら万人にも可能だろうという気がした。

ところで主人公の転身の話は前半で終わったようで、後半は周囲の人間との関係が重点になっており、特にこれまで構ってこなかった一人娘には伝えることが多かったらしい。劇中ではこの娘の立ち位置が微妙に見えており、世間知らずな甘ったれと素直ないい子の間にいて、父親に反発しながらも断絶はしておらず、次第に父親側に寄り添っていくのが自然に表現されていた。特に社会に対する責任ということを何気ない事件から学んでいく展開は巧みに思われる。また人物の外見としても、清潔感がある一方で色気もあって可愛らしいので見惚れてしまう。

そのほか、この映画では鉄道周辺の風景が非常に印象に残る。広い空、美しい雲が映像化されているかと思うと、劇中での発言通り天気が変われば印象も変わって来る。また普通の農村かと思っていると駅のすぐ向こうに宍道湖の湖面が広がっていたりして、これが出雲の景観なのだという感慨があった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-29 19:51:55)
👍 1
30.50歳前後の事務系サラリーマンで好きな仕事してる人の方が少ないでしょう。でも、ダラダラと続けてしまう人が殆どなのでは。という意味では、本作はある種のファンタジーです。確かに話に起伏はなく、かなりベタですがいい映画だと思います。主人公の変わり身の早さには違和感がありましたけど。もうちょっと葛藤があってもよかったような。島根の原風景がちょっと「男はつらいよ」を彷彿とさせて、なんともいい気持ちにさせてもらいました。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 7点(2013-07-14 16:24:52)
29.ネタバレ 主人公が私と同年代、境遇も私と全く同じ母親が実家でひとり暮らし、元鉄ちゃん、未だに電車の運転士になりたいという状況。まさに、仮想体験させてくれたような感じで、感情移入しまくり。客観的な評価は困難。運転士は無理だろうけど、これからでも夢に向かって行けるっていう勇気をもらった。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-05 13:51:45)
28.これはいかん。前にも書いたが、私はサラリーマンである。サラリーマンといえば、何回かは「やめたい」と思うはずである。(たぶん) そんなシーソーゲームを繰り返して日々をやり過ごす私にとって、
この映画はきく。仕事終わり、金曜日の生ビールよりきく。そして私はビールを片手にこの映画でないた。
lalalaさん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-07 16:11:40)
27. まあ直球ばっかりの、ケレン味のない、徹頭徹尾まっとうな作りに、むしろ感心した。中井貴一も、本仮屋ユイカも、こんな真面目一本槍な映画にこそふさわしい。とはいえ、悪く言えば、平均的邦画ど真ん中の、オーソドックスすぎる作りは、若さも革新もなく、変に老成してしまっていると言えなくもない。撮影も、なぜこのように、従来どおりの薄暗いローキーに終始するのだろう? とにかく作りが古くさい。なのに、そこを上回って感じ入るものがあったので、7点いれておきます。
goroさん [DVD(邦画)] 7点(2011-10-23 00:23:33)
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26.ネタバレ 会社を辞める決断に至るまでの心情描写がやや弱いように思う。あれ?結構簡単に辞めちゃったな。&あれ?結構簡単に運転士になれちゃったな。ほのぼのとした雰囲気の癒される田舎の風景が良いですな。
東京ロッキーさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-09-20 17:27:36)
25.良作でした~ 私的に涙腺がゆるむシーンが2箇所..最後は、ちょっと狙いすぎ(格好つけすぎ)でしたが、全体を通して共感する部分が多く、堪能させてもらいました...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-20 13:04:31)
24.僕は全くの鉄ではありませんが、良かったな~(´∀`*)たぶんこのジャンルが個人的に好きってのもあると思いますが、美しい風景と電車。田舎と言っては失礼ですが、日本の原風景ですよね。やはり中井貴一さんの演技は安心して見ていられます。心が癒される映画です。
鉄仮面さん [DVD(邦画)] 7点(2011-05-30 00:24:14)
23.ネタバレ 美しい風景映像と悪い人は一人も出てこない
べたな物語で、ローカル鉄道のプロモーション映画のような内容でした。

主人公が50歳を前にして大企業の重役の椅子を辞退して経営の苦しい地方
の鉄道の運転手になる決心をするというこの映画のキモの部分について、
その心境に至った理由付けを、小さい頃から電車の運転手になるのが夢
だった、工場のリストラと同僚の工場長の死、家族内の問題、母親の不治
の病など色々描いてはいるのですが、何だかどれも今一つ心に響くものが
なく、それ故に全体を通して盛り上がりにかけて淡々と進行して終わって
しまった印象ではあります。

次から次へと災禍が起きる昨今、こういう映画もありかなとは思うので
すが・・・
キムリンさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-21 13:24:10)
22.ネタバレ 序盤の、筒井肇が娘と降り立った出雲駅 (だったかな?) 構内の光景とか、田園風景を走る一畑電車の素朴さとか、まるで昭和時代のような懐かしさがあってよかったです。「三丁目の夕日」と同じ制作会社のようですが、あの電車はVFXじゃないよね?(笑) ストーリーとして気になったこと。 実話ベースでないなら、親友の死は必要なかった気がします。もう一つ、彼が転職を決意するに至るまでの葛藤や心境の変化があまり伝わりませんでした。また個人的には、それほど電車に思い入れがあるのならば、なぜ彼は一番初めに鉄道会社を選ばなかったのか、むしろそこを知りたかった気がします。彼ほどなら、大手の鉄道会社に初めからいけたでしょうから、、。 ストーリーとしてよかったこと。 「高齢化社会だし、これからは50歳の新入社員なんて当たり前になるだろう」 橋爪功さん演ずる一畑電車社長によるこの台詞は、何気ない一言なんです。しかし、私のように50歳も間近のオッサンにとっては、ちょっと勇気づけられる言葉であるし、そして心に響く一言でした。 人生の、大きくて安定したレールを自ら脱線して、小さくて不安定なレールを選択するというストーリーだったけど、これは金や地位を手にするサクセスストーリーではなくて、胸のすく「心」のサクセスストーリーでありました。
タケノコさん [DVD(邦画)] 6点(2021-02-05 12:52:27)
21.そこそこに共感できる物語ですが、主人公の心理描写が浅いのか違和感を覚える個所が多い映画です。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-07 19:58:19)
20.ネタバレ 大手電機メーカーのエリート社員から地元ローカルな一畑電車の運転士へ50歳目前での転身を描いた作品。
さすが中井貴一さんはいい演者ですね。
リストラ請負人のエリート社員と温情深いローカル運転士のそれぞれを見事に演じてらっしゃいましたが、脚本的には『その転機』をもうちょっと深く掘り下げても良かったかなぁ。
それこそがこの映画の大事なところでしょうし。
他には本仮屋ユイカさん、高島礼子さん、遠藤憲一さんと堅実な役者さん揃いで安心感バッチリ。
母親役は奈良岡朋子さんだったんですね、お年を召していてショックでしたが、なんとまぁ贅沢な演者陣でしょう。
一畑電車キャストの面々も朴訥で良かったですし。
チョイと都会悪、田舎善が過ぎる気もしますが映画として爽やかな印象を残すのに成功していると思います。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-03-29 10:23:52)
19.ネタバレ 主人公の心境・心理の描き方が浅い。 前半の「冷徹なリストラ仕掛け人」と後半の趣味を仕事としながら嬉々として毎日を過ごし、夢破れた若者にさりげない説教をする「良い人」のギャップが大きすぎる。 中井貴一が良い演技をしている分、そこだけが非常に惜しい。
たくわんさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-05 10:40:34)
18.ネタバレ 大手メーカーでがむしゃらに働いてきた男が、母の病気を契機として地元の鉄道会社で運転士に転身する。このことで、家族との触れ合いや夫婦関係を改めて考えることになる。穏やかだがしみじみした感じが良かった作品だ。島根弁のやわらかな響きも心地良かった。
cas385さん [DVD(邦画)] 6点(2012-01-20 12:33:49)
17.中井貴一はやっぱり演技は秀逸。なんかこのようなほのぼのムービー(しかも地方が主役)の映画をどんどん作ってほしいなあ。運転士の中井貴一も決まってたな。まあ大きな盛り上がりはないけど嫌いな映画ではないわ。電車の運転士、子供の頃男の子なら一度はあこがれますよね。楽しいと思える仕事に出会えることは本当に素晴らしい事ですよ。
カボキさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-15 10:59:56)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 36人
平均点数 5.72点
000.00%
100.00%
212.78%
338.33%
4411.11%
5719.44%
6822.22%
7925.00%
838.33%
912.78%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 4.00点 Review2人
5 感泣評価 3.50点 Review2人

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