映画『必死剣 鳥刺し』の口コミ・レビュー

必死剣 鳥刺し

[ヒッシケントリサシ]
2010年上映時間:114分
平均点:6.38 / 10(Review 39人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-07-10)
ドラマ時代劇小説の映画化
新規登録(2010-07-14)【ぶん☆】さん
タイトル情報更新(2025-05-13)【イニシャルK】さん
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監督平山秀幸
演出吉田康弘[監督](メイキング)
キャスト豊川悦司(男優)兼見三左エ門
池脇千鶴(女優)里尾
吉川晃司(男優)帯屋隼人正
戸田菜穂(女優)睦江
村上淳(男優)右京太夫
油井昌由樹(男優)大場兵部
関めぐみ(女優)連子
矢島健一(男優)矢部孫千代
石山雄大(男優)茂吉
外波山文明(男優)兼見清蔵
高橋和也(男優)兼見伝一郎
木野花(女優)はな
小日向文世(男優)保科十内
岸部一徳(男優)津田民部
山田キヌヲ(女優)多恵
村杉蝉之介(男優)山内
濱田龍臣(男優)鳥刺しの少年
加藤隆之(男優)
原作藤沢周平「必死剣 鳥刺し」
脚本伊藤秀裕
江良至
作詞松井五郎「風に向かう花」
主題歌alan「風に向かう花」
撮影石井浩一
柴崎幸三(協力撮影)
製作伊藤秀裕
平城隆司
東映(「必死剣 鳥刺し」製作委員会)
ポニーキャニオン(「必死剣 鳥刺し」製作委員会)
テレビ朝日(「必死剣 鳥刺し」製作委員会)
制作IMAGICA(制作協力)
配給東映
特殊メイク江川悦子
特撮岸浦秀一(操演)
作画橋爪謙始(画コンテ)
美術中澤克巳
江川悦子(造型)
衣装斉藤育子
江川悦子(かつら)
編集洲崎千恵子
その他吉田康弘[監督](メイキング)
遠藤茂行(宣伝総括)
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💬口コミ一覧

39.期待通りの内容でした。安心して見れます。ただラブシーンに時間を割きすぎで、せっかくの重厚感が薄まったのは残念でした。
紫電さん [DVD(邦画)] 9点(2011-02-21 21:48:50)
38.ネタバレ 丁寧な作りの本格時代劇。必死剣、自分的には有りです。ラストに繋がる過程など練られていて良かったです。池脇千鶴とのあの展開は少し納得がいきませんが、妙に色っぽいと思ってしまった。原作では剣を極めた話や主人公の感情についての説明もあったのかな?少し気になります。日本映画でしか感じることの出来ない満足感はありました。
ラグさん [DVD(邦画)] 8点(2012-02-04 00:56:18)
37.ネタバレ 兼見と別家の対決、及び多数の家臣たちとの中庭での戦い。剣捌きの良し悪しは素人には判別できませんが、兼見の気迫は伝わってきました。執念が、兼見を家老の下まで辿り着かせたのだと思います。下げ尾を切り落とし、口に咥える演出も冴えていました。必死を表現し、かつ鞘も必要無いという覚悟の表れ。“鳥刺し”とは相手の柄に切先を差し込む技術をさし、“必死剣”とは自らの命と引き換えに相手を絶命せしめる剣と理解しました。兼見という捨て駒を上手く利用しようとした家老。キレ者です。思惑通りに兼見は別家を退けました。しかし家老は人間の心を軽んじ過ぎました。組織にとっては駒であろうと、一人の人間。その矜持の高を見誤ったが故に、家老自らも命を落すハメに。保科は言います。連子が居なくなっても藩政に改善はみられないと。連子を殺めた時点で兼見は命を捨てる覚悟だったのですから、最期に藩最大の癌を取り除く事が出来たと考えれば、救われるというものです。あとは無能な君主が早期に隠居することを祈るのみ。人の命を奪うという事は、自らも同じ事をされても構わないということ。その覚悟は必死剣の理念にも通じます。道理を無視した連子と家老は報いを受け、兼見は道理に従ったという結末でありました。気がかりは里尾。傍からみれば縁談を進めていた方が幸せだったように思えますが、果たしてそうでしょうか。幸せの価値は本人が決めることです。少なくとも里尾はその意思を持っている女。兼見が迎えに来るとの約束を果たせぬであろう事は、最初から分かっていたはずです。でもその思いが嬉しくて、でも切なくて、彼女は泣いたのだと思いました。兼見の忘れ形見と共に、彼女は生きていく。ただ願わくば、思い出の中を生きるのではなく、今を、これからを、生きて欲しい。兼見もそう願っているはずです。正直トヨエツがこれほどやるとは思っていませんでした。殺陣もさることながら、実直な侍役がよく似合っていたと思います。トヨエツは現代劇よりも時代劇の方が向いているのでは。鑑賞済みの藤沢周平原作映画の中では『たそがれ』以来久々に満足できた作品でした。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-01-25 18:59:04)
36.ネタバレ 説明もなく唐突に時間軸がコロコロと変わる。なのに編集さんがあまりにもいい仕事をしているおかげで、違和感なく観ることができた。ただもう少し短く出来た気もする。それでもこの映画は、普段時代劇を観ない人にも勧めたくなるほど、圧倒的で繊細だ!多くを語らない主人公の心情を、我々日本人がそれぞれ違った解釈をして受け止めたとしても、それをよしとしてくれる。そんな『日本映画』でした。
Dream kerokeroさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-01 03:48:31)
👍 1
35.ネタバレ 久々に重厚な時代劇を観た気がします。レビュアーの皆さんが驚いているように、池脇千鶴が妙に綺麗に見えるんだよね(物凄く失礼)。最近数本彼女の出演している映画を観ていて、そのギャップあるかもしれないけど、こういう演技が出来るんだ、と変な関心をしてしまいました。
トヨエツは本当に上手いと思う。こういう表現は変かもしれないけど、侍の姿にじわりにじみ出てくるような色気みたいなものを感じるんですよ。「七人の侍」の時の木村功みたいにね。今の若い役者ではこういうのがホント居ないんですよね。だから、多少ヘンなのだけど吉川が面白い具合に引き出されてくる。これはキャストの妙なのかもしれません。
あたしは原作読んだ事がないので内容は全く分からなかったのだけど、ちょっと演出とキャスティングの面で結構先読みが出来てしまう感じがあったので、ちょっとガッカリでした。岸辺一徳と小日向文世の役は逆転していた方が最後の最後まで緊張を維持できる良い映画になった気もします。
奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 8点(2010-09-15 12:34:14)
34.ネタバレ 実に丁寧な作りの時代劇で、至福の時間を過ごさせてもらいました。原作は未読ですが、岸部一徳が登場するや「黒幕はお前だ」と思いました。おそらく他の多くの方もそう思ったはずで、終盤のサプライズを大きくするには、配役にもう少し意外性があっても良かったかなと感じました。
ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 8点(2010-08-02 02:10:53)
33.ネタバレ 池脇千鶴をこんなに美しく撮るなんて・・・これは、詐欺なのか魔法なのか!

観客に媚びるような過度な演出は控え、回想シーンを巧みに織り交ぜながら、美しい庄内地方の自然を背景にして、男女の心情変化を描きます。
『誰の為に死ねるか?』の問いに『愛する者の為に生きる』という答えを最期に出した彼は、必死剣を繰り出さねばならぬ状況に追い込まれます。このラストの殺陣が、現実の切り合い(殺し合い)を見事に表現した素晴しい出来です。

一見すると、とりとめの無い時代劇に見えますが、実は映画の面白みがじっくり詰まった秀作です。まさに~外見は飾らず志は高く~武士(もののふ)のような生き様の作品というべきか。
つむじ風さん [映画館(邦画)] 8点(2010-07-28 01:35:13)
32.ネタバレ 久々の骨太な時代劇でした。あのように
美しい日本の原風景は庄内地方でのロケ
ということで、納得しました。本当の
切り合いとはあんなものだと思いましたが、
帯屋隼人正に「お手向かいしますぞ」と
小刀を抜いた瞬間に、凄まじい殺陣が予期
でき、嬉しくなってしまいました。
唯、絶命直前に、刀の下緒を噛み締めた意味
が不明でした。DVDで繰り返し見て、さらに確認
したいと思います。どちらを「鳥刺し」で仕留める
のかなと迷いましたが、やはり殿様はどんな
いやな殿様でも手向かいできなかったのが
武士の世界であったのかと自答しました。
亜酒藍さん [映画館(邦画)] 8点(2010-07-18 17:38:20)
31.ネタバレ 生きるのに不器用な剣の達人が政争に利用されてしまうというプロットはあちこちで見ますね。今作の「鳥刺し」は、映像を見る限り、瀕死の状態で油断した敵を、刀を投げて倒すというものですが、重傷を負っても利き手が無事という前提なので、ちょっと無理があると思いました。
次郎丸三郎さん [ビデオ(邦画)] 7点(2021-08-08 01:02:24)
30.ネタバレ 最初に側室、最後に家老が殺されますが、やはり武士というものは藩主を討ちにくいものなのですかね。原作を読んでいませんが、必死剣そのものがよくわかりませんね。いくつか違和感ありましたが、ラストの余韻がいい感じでなかなか面白い映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-31 12:36:37)
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29.ネタバレ 「鬼の爪」も「武士の一分」も最低な出来としか思わなかったので、これも期待していなかったんだけど、何と予想外に良い内容だった。●豊川悦司って、こんなに落ち着いた芝居をしてたっけ?と驚き。池脇千鶴って、こんな可憐なキャラクターを表現してたっけ?と驚き。冒頭にいきなりキーポイントの刃傷をずばり持ってきておいて、あとは本筋と回想を織り交ぜる構成も巧い。あと、あまり時代劇では注目されることのない、「閉門蟄居」の具体的作法をきちんと描写しているのもポイントが高い。●クライマックスはちょっとしつこいくらいなんだけど、緊張感は維持されているし、文字通り「必死」の状態を表すには、あれくらい必要なんですね。主題に忠実な表現です。●ああそれなのに、エンディングテーマはとにかく最悪。こんな使われ方をしたら、歌手の方がかえって迷惑なのではないかと思うが、そういうことは誰も考えなかったのかね。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-06 23:58:40)
👍 1
28.ネタバレ 藤沢周平の「隠し剣」シリーズの一篇を映画化した平山秀幸監督の時代劇。山田洋次監督以外の藤沢周平原作映画を見るのは初めてだったが、かなり本格的な時代劇でなかなか面白かった。打ち首覚悟で藩主(村上淳)の側室(関めぐみ)を斬殺したトヨエツ演じる主人公・兼見の処分がなぜ軽かったのかという点は最後まで興味を引くし、この主人公の生き様とでも言おうか、それを描いたドラマとしてもよく出来ていると思う。この兼見と吉川晃司演じる別家との対決、およびその後の大人数を相手にした決闘シーンがすごい迫力で、最近はCG処理されることの多い流血シーンを血糊で撮影したりしていてかなり気合が入っていてこれぞ本物の時代劇という感じがした。そして最後に兼見が繰り出す必死剣 鳥刺し。先ほども書いたように最初、側室を殺めた時点から死を覚悟しているような兼見だが、この技はまさにそんな兼見の執念がにじみ出ていて本当にすごかったし、兼見を利用するだけしておいて側室同様に道理に反することをし、結局は鳥刺しによって命を落とした家老・津田(岸部一徳)や最初に兼見に殺された側室の最期は兼見とは対照的でなんとも皮肉めいている見事な結末だった。最後のシーンが来るはずのない兼見を待ち続ける里尾(池脇千鶴)というのも余韻を残すうまいラストシーンだった。ただ中盤あたりに兼見と里尾の濡れ場があったのは余計だったかな。それに岸部一徳を時代劇で見るとたいがい悪役なので意外性に乏しく、側室役の関めぐみもわかりやすすぎる悪女でちょっと残念。とはいえ、トヨエツを時代劇の主役で見るのは初めてかもしれないが、静かな抑えた演技で味のある演技をしていてとても良かった。それにかなり久しぶりに見た平山監督の映画だったが、また平山監督の映画に興味がわくにじゅうぶんな出来だったと思う。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2012-07-06 23:28:32)
👍 3
27.ネタバレ 世間の噂話だけを根拠に、自分の死に花を咲かせるための暴力を行使する、って昭和にもたくさんいた愚かなテロリストの典型みたいな冒頭の事件。あんまりこんな奴に付き合いたくないな、と思いながら観続けていると、疑念を持ちながらもボスの言いなりに用心棒としての殺人を行なう。自分というものを消して、道具に徹する。使役され、善悪の判断を外部に置くスッキリした生き方ではあるが、やはり愚か。しかしそこで使役されていた意味が分かり、初めて自分の判断で「敵」を捉え乱闘から必死剣に至る。「必死」によって初めて、自分自身だけの「生」にたどり着けた男の物語、ってことか。観ながらモヤモヤしていたものが、岸部一徳の下知で「そういう話か」とスッキリする瞬間がこの映画の勘どころ。その瞬間のドキドキに比べると後の乱闘はいささか大味だった(ご別家との一対一の静かな緊張は悪くない)。使役されることの悲しみは漂った。「侍もの」では女性の描き方ってのが難しいんだな。噂話というベールは掛かっているけど、側室は分かりやす過ぎる型通りの悪女で、主人公の妻や姪は、これまた型通りの貞女。寂しく微笑むだけの存在。時代劇でも市井ものでは魅力的な女性をたくさん描けるんだけど、武家ものになるとなかなか型を破れない。それだけ女性が生きづらい環境だったってことなんだろうが。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-07 12:22:57)
26.ネタバレ 実際の斬りあいってこんなのだろうな、と思いました。ドタドタって感じで、血もどわーって出て。最期の姿は、侍の生き様の壮絶さを感じました。トヨエツもいい仕事してました。池脇千鶴ちゃんも「大阪物語」の可憐な頃に比べて、大人の女になっちゃいましたね。いやいや何より、ほんっと、藤沢周平作品ってハズレがないですね。この作品は「隠し剣」の次に好きです。もっと映画化してほしい作家です。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-10 06:14:45)
25.ネタバレ 久しぶりに重厚で格調高い本格時代劇を観た気がする。冒頭の歌舞伎を思わせるシーンからして、何やらテレビとは違う。映画的な雰囲気が十分に感じられ、主演の豊川悦司と敵対する吉川晃司も違和感こそあるものの、そこは平山秀幸監督による演出、演技指導によってか難なくこなしているようでその違和感も見終わる頃にはどうでもよく感じてしまった。藤沢周平原作の時代劇に出てくる女性はどれもこれも待つ女としての美しさ、可愛さに満ちている。ここでの待つ女は池脇千鶴が演じているが自分が愛している男が命を削っての壮絶な戦いに出向いて、最後は壮絶なる死を遂げる姿を知らないまま、赤ん坊を抱きながら必ず自分を迎えに来てくれるものだと信じて待っているその姿が何とも悲しい。タイトルにもある「必死剣 鳥刺し」についてもあの壮絶な戦いの中で死んで行く男としての人生の結末の儚さ、最後の最後で自分を陥れようとしていた男、その代表格である岸部一徳演じる津田を見事なまでに斬って見せる兼見三左エ門の執念は同じ男として見習うべきものがある。物事は最後まで諦めてはならぬということをこの映画の主人公の姿を見ているとそう思えてならない。それにしてもラストの戦いの場面の壮絶さ、何もあそこまで血を大げさに見せるほどやらんでもいいのに。平山秀幸監督、間違いなく黒澤明監督の「椿三十郎」の影響を受けているだろう!あれは白黒だから良いのに、カラーであこそまでやられると流石にちょっとやりすぎだと言いたくもなるし、そういう意味での不満などもあっての7点てことですが、本格派の大人の時代劇としては久しぶりに観ることが出来て良かったと思います。
青観さん [映画館(邦画)] 7点(2010-08-01 21:56:43)
24.ネタバレ 藤沢周平の原作は未読です。久々に骨のある、しっかりとした時代劇を見た気がします。キャストにごり押し感がなく腰を据えてみることができます。本来当たり前のことですが・・・主要キャストいいですね。豊川悦司、吉川晃司の両者がこれだけ渋い味を出せるとは。バカ殿(村上淳)も雰囲気出ています。岸部一徳は相変わらず安定してます。池脇千鶴の純朴一途な役はどちらかというと見た目相応で、もうちょっと変化ある役をやらせたほうが面白いと思うのですが、まあこれはこれでよいでしょう。話もシンプルで無駄がなく、キャラクターの立ち位置もわかりやすく整理されています。志からすれば、むしろ手を組むべき者同士が、立場上、命をかけて剣を交えなければならないところに、侍(さぶらうもの)の悲哀を感じました。映像も落ち着いていて、信念を貫く侍たちの姿を損なわないものでした。
camusonさん [地上波(字幕)] 6点(2023-09-05 20:09:34)
23.ネタバレ  誰か上様を切ってください。胸糞悪くて仕方ないです。
 『上様』『家老』『側室』の三大悪。この3人にそれ相応の報いを受けさせてこそ溜飲も下がるというもの。
 連子を切り捨てるシーンも冒頭ではなく中盤くらいのほうが良かったのでは。冒頭でいきなり切り伏せ、物語は『何故兼見は連子を切ったのか』のミステリー仕立てでスタート。当然鑑賞者の興味はそこに向きます。中盤、連子に仕えていた出家した女性が『兼見様にお会いしたら聞きたいことがございました。何故連子さまを殺められたのですか』と尋ねるシーンのおまけつき。そこを明らかにしないというのはミスリードというより反則ではないだろうか。
 また、別家の帯屋と兼見が切りあうクライマックスは見応えはありますが、どちらも正義なので、どのような結末になっても悲劇。とゆーかこの二人が家老の手の平で踊らされていたかと思うと腹が立ちます。
 私は小さい頃『暴れん坊将軍』やら『水戸黄門』やら『遠山の金さん』やらを見て育ったので、どうしても時代劇には勧善懲悪を求めてしまいます。そーゆーわかりやすいもの、爽快な結末を期待する人にははっきり向かない映画。
 ただ映画としてはもはや完成されていて、キャストも演技も良く、所作は美しく見応えがあります。
 連子の横暴ぶりを見せる前半、そして悲劇の終盤は盛り上がりますが、中盤がやや中だるみ。また、悲劇を強調したかったのでしょうけど、兼見と里尾の恋愛は不要。
たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2020-12-14 02:39:10)
👍 1
22.もっと短い映画になったよね。なんで時代劇ってこんなにもさっとしてんのかね。
センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-02-15 13:55:17)
👍 1
21.主人公、兼見三左エ門をどう描きたいのか最後まで分からなかった。
苦悩や我慢をアップやしぐさで表現しても良かったのでは?
豊川悦司さんの存在感、寡黙なさま、殺段、どれも素晴らしかっただけに残念。
そして、吉川晃司さんも超クールでカッコ良く、作品を盛り上げていた。

クライマックスは見ごたえ充分、記憶に残る。
たんぽぽさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-01-25 17:18:28)
20.ネタバレ 終始凡庸な話だなと思って観ていたのですが、終盤の殺陣から必死剣披露するところまで実に見応えがあって良かったですね。普通、時代劇のチャンバラというと、1シーン1シーンを長めにじっくり見せるパターンが多いのですが、本作はいろんな角度から撮影してそれを編集でつなぎ合わせているという、なかなか高度な作りになっております。そんで首から出る血しぶきとか、鬼気迫る表情とか、少しずつ切られて弱っていく主人公とか、実に生々しくてぐっとくるものがありましたねぇ。ただ、あんだけ大人数いるわけだから、わっとかかればすぐに倒せるやんとか思っちゃうんですが、そういうツッコミは下衆なのでしょうかね。間違いなくトヨエツの代表作だと思います。
あろえりーなさん [地上波(邦画)] 6点(2014-02-18 22:51:17)
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【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 6.38点
000.00%
100.00%
200.00%
312.56%
412.56%
5410.26%
61846.15%
7717.95%
8717.95%
912.56%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.40点 Review5人
2 ストーリー評価 6.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.60点 Review5人
4 音楽評価 6.50点 Review4人
5 感泣評価 5.75点 Review4人

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