映画『完全なる報復』の口コミ・レビュー(2ページ目)

完全なる報復

[カンゼンナルホウフク]
LAW ABIDING CITIZEN
2009年上映時間:108分
平均点:5.42 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-01-22)
サスペンス犯罪もの
新規登録(2010-10-26)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2018-06-26)【たろさ】さん
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監督F・ゲイリー・グレイ
助監督K・C・コーウェル(視覚効果班助監督)
キャストジェイミー・フォックス(男優)ニック・ライス
ジェラルド・バトラー(男優)クライド・シェルトン
レスリー・ビブ(女優)サラ・ローウェル
ブルース・マッギル(男優)ジョナス・キャントレル
コルム・ミーニイ(男優)ダニガン捜査官
ヴィオラ・デイヴィス(女優)市長
レジーナ・ホール(女優)ケリー・ライス
アニー・コーレイ(女優)
マイケル・ケリー〔男優・1969年生〕(男優)
ロジャー・バート(男優)
ジョシュ・スチュワート(男優)
F・ゲイリー・グレイ(男優)(ノンクレジット)
脚本カート・ウィマー
音楽ブライアン・タイラー〔音楽〕
編曲ブライアン・タイラー〔音楽〕
撮影ジョナサン・セラ
製作ジェラルド・バトラー
カート・ウィマー
製作総指揮ルーカス・フォスター
配給ブロードメディア・スタジオ
衣装ジェフリー・カーランド
編集タリク・アンウォー
その他キャスリーン・M・コートニー(プロダクション総指揮)
ブライアン・タイラー〔音楽〕(指揮)
マイケル・トロニック(サンクス)
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💬口コミ一覧

11.ネタバレ “悪”とされる秘密結社にとっては戦隊側が“悪”であるように、“正義と悪”というのは置かれた立場によって変わるもの。この映画であればどちらが勝っても、“正義”が勝ったと腑に落ちることになるか……そう序盤では思っておりましたが、牢屋からの報復が始まって以降、ちょっと投げっぱなしですよね。隠れ家から独房にトンネルを掘っておけば、あの殺人はすべて完遂するのかどうか。皮肉ではなくそこが正直わからない。たとえば判事の携帯電話から弾が出る仕掛けやすり替えた方法など、説明までいかなくてもせめて伏線がないとなんでもアリになってしまわないだろうか(最後に自作の核兵器を持ち出す、なんてこともできてしまう)。ラス前まで来て隠れ家とトンネルが露見しないと考えているのも妙だ。
米国の司法制度の問題点を追求するのを主眼として、下敷きに据えたのがもっともセンセーショナルである猟奇的な復讐テロにしたにも関わらず、その部分が曖昧ではなにもかもぼやけてしまう。「もう殺人者と取引はしない」、このひとことだけで万事OKにはなりえないだろう。
序盤で期待は大きかっただけに惜しいが5点。オーラスの演奏会で“なにか”が起こってサヨナラホームランを期待したことは最後に記しておきます。
まつもとしんやさん [DVD(字幕)] 5点(2012-10-04 11:44:05)
10.ラストの締めくくりでマイナス1点。私にとってはバッド・エンディングでした。確かに奴はやり過ぎていた。けど、あんな終わりにしちゃったら元も子もない。あと、冒頭のシーンももう少し怨みが高まる様な作り方や長さ持ってくれないと感情移入も薄い。冒頭から10年経つのが早過ぎ。復讐が始まってからも結構トントン拍子。スペシャルドラマにして2時間×3回くらいの丁寧な編集にして犯人をギャフンと言わせるくらいのエンドにしたら私好みのお話になったかも、と残念。
movie海馬さん [地上波(吹替)] 5点(2012-09-26 23:39:37)
9.妻子を殺され復讐の鬼と化した男と、自己中心的なエリート検事がかつての残虐な事件を巡って息詰まるような攻防戦を繰り広げるという話なのだが、途中から終盤にかけて完全にストーリーが破綻している。特に改心したはずの検事が犯人を目の前にして刑務所もろとも爆殺しちゃうって……。けっこう重厚で良質の犯罪映画を撮ってきた監督だっただけに、とても残念な映画だった。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-17 01:22:44)
8.ネタバレ 半分くらいまでは面白かった。仕掛けが大きくなりすぎて恐怖感がなくなった後半がもったいない。
Mazelo Nostraさん [DVD(字幕)] 5点(2011-10-11 11:24:04)
7.ネタバレ 『リベリオン』で中学生感覚溢れるフレッシュな感性を炸裂させたカート・ウィマーによる脚本作品ですが、当初監督に予定されていたフランク・ダラボンが手を加えたり、サスペンスアクションの分野で高名なデヴィッド・エアーが手直しをしたりと一流脚本家達による品質チェックを受けたことで、従来のウィマー作品とは毛色の違う大人の社会派サスペンスとしての体裁が整えられています。観客の先読みのさらに上を行く意外性ある展開で楽しませてくれるし、司法取引により正義の執行が妨げられているのではないかという問題提起にも深みがあり、娯楽性と社会性が絶妙なバランスでブレンドされた良作と言えます。あくまで前半部分に限った話ですが。
後半部分に入ると、一転していつものウィアー節に戻るのでガッカリさせられます。具体的にはシェルトンが独房に入って以降の展開なのですが、ロボットによる銃乱射+とどめのロケットランチャー炸裂や、検事達が乗車する車両の一斉爆破など見せ場はやりすぎの領域に到達し、さらには「シェルトンは政府の汚れ仕事の請負業者であり、良い仕事をすることで知られた暗殺者だった」というB級アクションならば燃えるのだが、社会派サスペンスでやられると笑ってしまうような中学生感覚溢れる設定が追加され、前半とはまるでテンションの違う作品へと変貌するのです。原題”Law Abiding Citizen(法を守る市民)”からの逸脱は甚だしく、さらには司法取引に係る問題提起もここで完全に途切れてしまい、これは一体何の映画だったのかが分からなくなってしまいます。一応は社会派サスペンスなのだから、観客がリアリティを感じられる領域に物語を留めておく必要はあったと思います。
ミステリーとして見てもイマイチで、中盤にて「シェルトンには外部協力者がいる」というネタふりがあるのだから、観客も一緒にその外部協力者を探すよう仕向ける演出をすべきだったのに、この点を軽く扱ったがために「シェルトンは夜な夜な刑務所の外へ出てテロの仕込みをしていた」という大オチが観客にとってのサプライズとして機能しておらず、それどころか「さすがにムリがありすぎて説得力がない」と作品の弱点にすらなっています。だいたい、暗殺の請負業者だったシェルトンがおかしくなって収監されたとなれば政府は彼を24時間の監視下に置くはずだし、あれだけの死者を出せば外部協力者への連絡手段があることを疑われて独房内の捜索を受けることも容易に想定されます。そんな前提条件があるにも関わらず、一度でも独房を調べられればアウトという計画を実行に移したシェルトンは、切れ者の暗殺者どころか運任せの愚か者にしか見えません。
また、シェルトンの人物造形も不安定です。観客に同情心を持って見て欲しい悪人なのか、完全にぶっ飛んだ異常者なのかが定まっておらず、観客としてはこの人物をどういう目で見ればいいのかが分からないのです。少なくとも前半部分では前者の性格を持つキャラクターとして描かれていたのですが、自身の計画遂行のため同じ房にいた囚人(さほど悪そうには見えない)を殺したあたりから、”やむにやまれぬ事情で悪に手を染めた人”ではなくなっていきます。中盤以降に彼がターゲットとした人物達は家族の不幸との関係性がかなり薄く、この人たちがなぜ殺されたのかが心情的にピンとこないことからも、目の前のドラマに感情が寄り添えなくなりました。
ザ・チャンバラさん [インターネット(字幕)] 4点(2016-09-23 18:25:57)
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6.ネタバレ 鑑賞前は、「法の問題点を突きながら」「サスペンスとアクションで映画を盛り上げ」「2大スターがぶつかり合う」のを楽しみにしていました。法の問題点に課題を投げかけるだろうという期待は、ジェラルド・バトラーが残忍な殺人を犯し始めたところで消えてしまいます。サスペンスとアクションも、バトラーが刑務所の中からある方法で爆破を仕掛けて人を殺し、ジェイミー・フォックスはそれに右往左往させられるだけで物足りない。肝心の2人の対決も、工夫なく終わってしまいます。主演2人は魅力的な俳優さんなので飽きることはないのですが、ここが良かったと思える点に乏しい映画でした。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 4点(2011-01-31 13:51:11)
👍 1 😂 1
5.ネタバレ 司法制度への疑問を提示してはいるが、ドラマとしては粗が多くて入り込めない。
妻子を惨殺された夫の復讐劇なら普通はその夫に感情移入するものだけど、イカれた犯罪者にしか見えないので無理。
そうかといって検事にもまったく共感できず、ラストの返り討ちも疑問で後味の悪さだけが残る。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 3点(2013-08-26 22:55:33)
👍 1
4.ネタバレ 報復とは同じ思いを味あわせる事。
クライドの10年越しの怨念は犯人、司法、市政に向けられた常軌を逸したもので、奥歯を噛み締めた面持ちが正気と狂気の狭間にある不気味さを感じさせ、「どこまでやってしまうのか」力が入りました。しかし、トンネルに脱力させられ、ニックのクライドに対する「報復」に醒めきってしまいました。クライドは甘んじて罰を受けたのに対して、ニックは「正義の鉄槌を下しました」気取り。唾棄すべき「ご都合主義の正義」が極まれる作品でした。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 3点(2013-05-20 22:29:27)
👍 3
3.ネタバレ 先ほど観終りました。

非常に残念な映画です。
勧善懲悪に拘って、相当の傑作を最後の最後で台無しにしてしまっている。

確かにクライドは凶悪な殺人者ですが
同時に不完全なアメリカ司法制度の被害者です。

私はニックが罰を受けなかったという所がどうしても納得が行かない。
彼は本当にクライドに学んだのでしょうか?

みなさん言っていますが完全な報復には程遠い
不完全な報復、そしてとんでもなく片手落ちな正義です。

10年という月日を費やして
冷徹で頭脳明晰なクライドが計画した完全犯罪(結局露見しましたが)に比べ

ニックの最後のやり口は非常ズサンで場当たり的で傲慢
臨時とはいえ、地方検事という立場から考えれば、正に恥知らずと言うしかない。

イライラついでに言ってしまえば、プロットにもスザンな所が多数有る。

普通あれだけの事をした囚人の独房には、監視カメラぐらい付けるのが普通です。

その他、クライドが購入した土地が終盤、アッサリ割れてしまう辺りもそうですが
地下を掘って刑務所にあれだけの用意周到な仕掛けを施していれば
そのアジトにはカメラやセンサーぐらい付けてるでしょ。

それもこれも本当は些細な事で、映画自体の出来は本当に素晴らしいのです。
私は終盤に入るまでは非常にドキドキしながら見ていました。
それなのに全く、なんであんなラストへ強引に持って行かなければ成らなかったのか。

まあ、ココまでにしましょう。非常に不愉快だ。

ラストが煮え切ってキッチリ落ちていれば8点以上でしたが
今回は負けを悟り、潔く死んだクライドの鎮魂を意味を込めて
3点を献上します。
一般人さん [DVD(字幕)] 3点(2012-04-01 17:32:21)
👍 1
2.ネタバレ 司法取引を批判する映画なのか、刑務所にいながらにして凄惨な犯行を繰り返すサイコサスペンス映画なのか。後者の映画を撮りたいがために、中年層を取り込めるよう、司法取引の批判という知的な社会性漂うコーティングをしてみました的な映画。ジェラルド・バトラーがただの冷血なテロリストにしか見えず(事実暗殺者だが)、共感ゼロです。女裁判官を言い負かすシーンが面白かっただけに残念。
かんちゃんズッポシさん [映画館(字幕)] 3点(2011-01-25 23:09:03)
1.前半から中盤にかけては結構面白い。でも後半は皆さんと同意見です。後半もう少しきちんとストーリーを練ってくれていたら意外と完成度の高い映画になったかもしれません。というか、真面目な話、もう少しちゃんと作ってくださいよって感じです。何となくレビューも投げやりになりがちなほど、ちょっとこれは酷い作品でした。

いや、前半部分はとても良いんですよ。前半部分はね。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 2点(2015-04-11 21:09:13)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 5.42点
000.00%
100.00%
213.23%
3412.90%
426.45%
5825.81%
6929.03%
7412.90%
839.68%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 3.33点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review3人
5 感泣評価 2.33点 Review3人

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