映画『の・ようなもの』の口コミ・レビュー

の・ようなもの

[ノヨウナモノ]
Something Like It
1981年上映時間:103分
平均点:7.17 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-09-12)
ドラマコメディシリーズもの青春もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-09-10)【イニシャルK】さん
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監督森田芳光
助監督杉山泰一
キャスト秋吉久美子(女優)エリザベス
伊藤克信(男優)志ん魚
尾藤イサオ(男優)志ん米
麻生えりか(女優)由美
小林まさひろ(男優)志ん肉
でんでん(男優)志ん水
加藤治子(女優)由美の母
鷲尾真知子(女優)おばさんディレクター
永井豪(男優)お客様
小堺一機(男優)オカマ・川島
ラビット関根(男優)オカマ・川添
室井滋(女優)エリザベスの友達・亜矢
エド・はるみ(女優)女子高生
脚本森田芳光
音楽塩村修
作詞森田芳光「彼女はムービング・オン」/「シー・ユー・アゲイン 雰囲気」(名義「タリモ」)
主題歌尾藤イサオ「彼女はムービング・オン」/「シー・ユー・アゲイン 雰囲気」
撮影渡部眞(クレジット「わたなべまこと」)
笠松則通(撮影助手)
製作三沢和子(デスク)
企画森田芳光
配給日本ヘラルド
編集川島章正
冨田功(編集助手)
録音橋本泰夫
小野寺修(整音)
渡部健一(効果助手)
照明木村太朗
その他IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

35.ネタバレ DVDが出たんで買いました。とにかく大好きな映画です。衝撃的な事件も情熱的なロマンスもなく、若手落語家の日常を淡々と描くだけなんですが、主演の伊藤克信さんをはじめとするキャラクターがみな魅力的で、何度も観たくなります。伊藤さんは、本作がデビュー作。たどたどしいところはあるけど、自然体でとってもいい味を出しています。先輩役の尾藤イサオさん、でんでんさん、小林まさひろさん、後輩役の大野貴保さんとのチームワークがよくて、散りばめられたコネタ(ラブホテルのシーン、銭湯のシーン)もくすっと笑えマス。脇役ですけど鷲尾真知子さん、吉沢由紀さんの独特なキャラも面白いですね。銭湯に向かう時の坂道とか、師匠の家とか、下町の雰囲気もいいなぁ。尾藤さんの歌う主題歌もいいです。とにかく好きなところだらけ。この前、北野たけしさんのTV『点と線』に伊藤さんが一瞬出てました。「いまのそうだよねぇ」と思うくらいのちょい役(運転手役)でした。もっと活躍してほしいです。
上野若宮深さん [DVD(邦画)] 10点(2007-12-01 22:37:14)
34.ぎゃー!これをわすれていた。森田監督最高傑作。

わたしは、自分の欲求を映画のなかに求めるタイプの
ダメな人間なので、こうゆうごく普通の世界に住む
一見、幸せにみえるひとびとの日常がとてもうらやましい。
(おれって不幸)
でも、やっぱりこの映画のなかのひとびとはみんなすごくしあわせそうだ。
そして、それゆえ、らすとの宴のおわりの夕景と音楽は非常にせつなく、いとおしい。
最高!夜から明け方にかけて主人公が歩く名シーンの”東京”は外国のようにうらやましい。 登場人物の人間関係もすごくうらやましい。そしてなにより、全篇にただよう”エロス”がうらやましい。ホント、愛おしい作品!これのDVDは、ぼくのたからものです。
男ザンパノさん [映画館(字幕)] 10点(2006-12-04 18:29:49)
33.レンタルでももう置いてないのでオークションでビデオ手に入れました!!どうということのない淡々とした物語なのになんでこんなに魅力的なのか。それから、当時の風俗もとても懐かしいです。80年代って携帯もネットもなくて、音楽はレコードかけて、カセットに録って。あの頃に戻りたいなあ。はやくDVD出してくれ!しんととしんとと・・・
ロイ・ニアリーさん 10点(2003-12-12 15:53:40)
32.中学一年の時にテレビで見ました。もう衝撃でしたね。こんな映画があるんだーって感じ。20年以上経ったいま考えるとその後の人生に影響を与えた映画ですね。DVDが出たら即買いますね。
じんさん 10点(2002-11-29 07:58:43)
31.ネタバレ この映画を包み込む全てが愛おしくなった。
生きていくという事は良くも悪くも変わっていく事。変わらなければ生きていけないのが人生。それは時には喜びであり、時にはとてつもない悲しみを伴う事でもある。この映画は酸いも甘いも出会いも別れも含めて、人生は素晴らしいということを心の奥底から感じさせてくれたし、ずっとこの人たちの人生を見て共に時の流れを感じていたいと思った。
しかし楽しい時間は終わる。物語からカーテンコールのように登場人物は一人一人それぞれの人生を歩み始めるかのように去っていき、最後には無人になる宴会会場。祭りの後の言葉にしがたい寂しさ。でも確実に残った幸福感。
この映画に出会う前より少しだけ、だけど確実に人生に前向きになれた気がした。そして画面の外に最後に取り残された自分も、日々変わっていく人生を歩んでいかなければならないと思った。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 9点(2016-02-08 15:23:57)
30.連ねたらキリがないほど好きなシーンばかり。森田芳光・・・どうなってしまったんだ!なんじゃあの「黒い家」(自主規制)
シュールなサンタさん 9点(2002-10-06 00:57:35)
29.とにかく、早急にDVD化をお願いします。映像の軽妙さ、1カット1カットの潔さを感じます。森田さんの怪作です。この作品を見たときに、感じた日本映画の新しい可能性をそれ以後感じないのはなぜでしょうか。あ、そういえば、井筒さんと崔さんがいた!!なんかみんなあか抜けてきちゃったけど・・・。
ぴかりの国からさん 9点(2002-05-05 01:29:05)
28.ネタバレ 森田芳光は本作が商業映画デビュー、そして志ん魚=伊藤克信もこれが俳優デビュー作。初見の折は伊藤の強烈な栃木訛りと棒読み調セリフ回しには度肝を抜かれました。これが森田の演出なら特異な演技力の持ち主ということになりましょうが、彼はそもそも日光出身だしちょっと前までは素人だったんだから、たぶん素なんでしょう。森田芳光の演出も初期・森田の特徴であるシュール調が織り交ぜられています。銭湯のシークエンスに於いて、男湯でなぜか一人だけ女性が脱衣しているのに誰も反応を示さないというシーンは、何度観ても訳が判らん(笑)。女子高落研部員たちも、みなたどたどしいというか素人っぽい演技(この中にはなんと若き日のエド・はるみがいる)。でもそんな中でも、尾藤イサオと秋吉久美子が見せる演技はさすがでした。尾藤はオープニングとエンディングでは歌声まで聞かせてくれる大サービス、これは浜田省吾が作曲でこれまたいい雰囲気なんだなあ。秋吉はソープ嬢なのにお店ではビキニ姿、70年代はけっこう脱いでいた印象があるんですけど、もう出し惜しみですかね(苦笑)。また志ん魚はじめ若手噺家たちが、私生活はみんなアイヴィー・ルックなのもなんか80年代らしくて良かった。この映画の登場人物はみな善人でしかも裏表がないというのも、ある意味珍しい部類の映画と言えるでしょう。そして、付き合ったJKの父親から「お前の落語は下手くそ」と酷評されて隅田川ベリから浅草仲見世を抜けて歩いて帰るシークエンスは、やはり森田映画きっての名シーンでしょう。 心がささくれだった時こそ観るべき、森田芳光の落語への愛が迸る一編です。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-10-29 22:51:46)
27.大好きな作品。森田作品の中で、もしかすれば一番好きかも。特に志ん魚が、独り「しんとと、しんとと・・」と繰り返ししゃべりながら、一人歩いているシーンは最高。落語をドラマモチーフにさりげなく挿入する(「タイガー&ドラゴン」「ちりとてちん」等)先駆的な作品かも。秋吉久美子、よく出たなあという感想とかわいい。(実をいうと秋吉(ソープ嬢!)目当てで見ました。)青春時代のほろ苦さを感じる小品佳作。
にけさん [映画館(邦画)] 8点(2018-12-20 11:12:55)
26.ネタバレ 昔観たときとはさすがに感じ方も違うが、志ん魚が夜明けの街をひとりつぶやきながら歩き続けるシーンは大好き。ここは脚本も演出も天才的な仕上がりだと今も思う。間違いなく森田監督の最高傑作。
monteprinceさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-04-05 00:57:37)
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25.ネタバレ 森田芳光監督って相当の落語好き、しかも、志ん生、志ん朝、金馬という名人級の名人の大ファンであるのだろう!主人公の名前の志ん魚から他にも志ん米、志ん肉と名前に「志ん」という名前を付けている点からして間違いない。更に映画のタイトル「の・ようなもの」てのは金馬の「居酒屋」からのフレーズである。主人公がガールフレードの父親に自分の落語が下手クソだと指摘された後の深夜の街を歩くシーンが凄く印象的である。好きだから才能があるとは限らないし、才能があっても好きだとは限らないという矛盾した世界、それを何ともドライな感覚で描く森田芳光監督の才能は「家族ゲーム」以前に既に持っていたことが解る一方で、それでいながらどうして?最近ではつまらない映画きり連発しているのか?不思議でならない。そうそう、忘れてはならない秋吉久美子のソープ嬢もこの映画の中では主人公以上に何か切ない感じを持っているようで、色んな意味で人間の心の中にあるやるせなさい気持ちを描いている映画として心に残る映画になっている。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-03-22 23:17:27)
24.人の日常って何か可笑しい。落語家という面白さに近い職業の人間たちの話だから滑稽なのではなく、この映画では団地の奥様だの、おませな高校生だの、他の凡人たちもみんなくだらないことに腐心し、生き生きと生きている。つまり、スーツ着て満員電車に揺られてる普通のおじさんの人生も負けず劣らず、多分面白いのだ。要は心の持ちようであって。この映画をそんな風に、のほほんと楽しんで観ていられる自分の感性を大事にしたいと思わされた。疲れるとぎすぎすしてくるもので…。非日常に憧れる、病める大人たちに是非観てほしい映画。特筆すべき見所は、風俗女を演じる秋吉久美子。この映画の秋吉久美子っていい女感が半端じゃない。太っ腹で姉御で、去っていくのもどことなく寂しげながら、さっぱりしていて。たかるばかりの弱い女でいてはいけませんなあ…たかる相手もいないけど。
よーちーさん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-03 22:58:58)
23.ネタバレ 家族ゲーム、ハルと並ぶ森田監督の傑作。
皆さんも書いてるように、どこがいいのかわからないが、いい!
出てる人物は誰も彼も・・・主人公自体もう下手くそなんだけど、それもすげえいい味になってるしなあ。一人ぼっちで帰ってゆく主人公の詩のような、
朝を迎える街を克明に素晴らしく描写していく心の中のつぶやき。
そしてハッと前を向くと、由美が立っていて一言「下手くそ」
ああ・・・なんともいえないこの素晴らしき感性!
森田監督、初心に戻ってください。
うさぎさん 8点(2004-02-10 00:06:05)
22.中途半端な歳の青春映画。何気ない日々を、これだけ飽きさせず楽しく描ける・・・なかなかない映画です。サイコばかりではなく、またこのような肩のこらない落語精神旺盛の映画撮らないですかね。当時は、あんな海老天の多い天ぷら蕎麦食べたかった。今じゃ健康に気を使って・・・。
チューンさん 8点(2002-10-26 01:09:08)
21.当時は秋吉久美子の思わせ振りの演技が話題になってましたっけ?そう言えば、これって森田芳光監督のデビュー作だったんですね。そう思うと感慨深いものを感じます。
イマジンさん 8点(2002-02-27 12:00:41)
20.徹夜で酒を飲んで歩いて帰るとき、いつもこの映画を思い出す。「もう電車ないでしょ?」「飛行機で帰りますから」名ぜりふです。確か山本直樹のまんがでパロってた。森田芳光の意味がわかんないけどなんか感じるデビュー作。(意味不明)
阿佐ヶ谷さん 8点(2001-03-26 23:51:21)
19.気になったことはきっちり呟いておこうのコーナーです。

はい、銭湯の脱衣場で、でんでんらの横で一緒になって脱ぎ脱ぎしてた女子、彼女は一体なぜにあんな状況だったのでしょう。(脱衣場は共用?まさかですよね)いくら昭和の時代だったからといえ、そんなことあり得ないんですよね、
ねえ、なぜ? 
ねえ、なんでなんですのよ森田さん 教えて? 
ねえ、森田さーーん!
でも残念ながら彼はもうお亡くなりになってしまわれたのでもうこの世に居ない。
そうか、ならばそれはもう、あの時脱ぎ脱ぎしていた裸女子を探し出して彼女に直接聞くしかない。
ねえ、なんで?
いまどこにいる?
ねえ、なんでなのよ お姉さーーん!
なんで、でんでんらの横で脱ぎ脱ぎしていたの?

で、そのでんでん、
なんで彼らは彼女の裸体を目にして無反応でスルーしていたの?
画面上では見切れかけていましたけど、確かパンツだって真横で脱ぎかけていましたよ?
ねえ、なんで? なんでなのよ 教えて でんでんさーーん!
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-11-20 14:43:07)
18.男湯の脱衣場で脱いでいた女性は なんだったんだ???????????
ケンジさん [インターネット(邦画)] 7点(2019-05-06 21:41:23)
👍 1
17.ネタバレ たまらなく好きな映画です。僕はこの映画の雰囲気が大好きなんです。登場人物は基本的に善意で動いていて、気の抜けたギャグをポロッと言ったりします。たまに訳の分からないキャラクターが出てきて、ギャグのようなものをつぶやく。話をつまらなくしてしまいかねない登場人物たちですが、何故か愛してしまう。脚本の良さと監督の技量がなせる技だと思います。当時素人だった伊藤克信を主役の・ようなものに据えて名作を作り上げてしまった森田芳光に頭が上がりません。監督の最高傑作だと思います。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-18 16:05:55)
16.ネタバレ タイトルがセンス良いんだか悪いんだか解らんけど何か好き。

内容もいまいちピンとこないけど不思議と最後まで飽きずに観れてしまうとこが好き。

主人公・志ん魚(伊藤克信)が、狙いなのか素なだけなのか素人芝居なとこが好き。

エリザベス(秋吉久美子)のトルコ嬢(ソープレディ)ぶりが好き。

ほか、脇を固める俳優陣も地味だけど好き。

妙なセリフまわしも、癖になりそうで好き。

嫌いなとこより、好きなとこが多いし・・・

私にとっては7点位・・・の・ようなもの。
ぐうたらパパさん [インターネット(字幕)] 7点(2013-07-24 15:01:14)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 7.17点
000.00%
100.00%
212.86%
312.86%
400.00%
538.57%
6617.14%
7822.86%
8925.71%
938.57%
10411.43%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 3.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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