映画『マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙』の口コミ・レビュー(2ページ目)

マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙

[マーガレットサッチャーテツノオンナノナミダ]
The Iron Lady
2011年上映時間:105分
平均点:5.72 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-03-16)
ドラマ政治もの実話もの伝記もの
新規登録(2011-12-18)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2019-06-24)【Olias】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督フィリダ・ロイド
キャストメリル・ストリープ(女優)マーガレット・サッチャー
ジム・ブロードベント(男優)デニス・サッチャー
オリヴィア・コールマン(女優)キャロル・サッチャー
ロジャー・アラム(男優)ゴードン・リース
イアン・グレン(男優)アルフレッド・ロバーツ
リチャード・E・グラント(男優)マイケル・ヘーゼルタイン
アンソニー・ヘッド(男優)ジェフリー・ハウ
ジュリアン・ワダム(男優)フランシス・ピム
マイケル・マロニー〔男優・1957年生〕(男優)医師
高島雅羅マーガレット・サッチャー(日本語吹き替え版)
糸博デニス・サッチャー(日本語吹き替え版)
勝生真沙子キャロル・サッチャー(日本語吹き替え版)
本名陽子若き日のマーガレット・サッチャー(日本語吹き替え版)
出演ロナルド・レーガン
脚本アビ・モーガン
音楽クリント・マンセル
トーマス・ニューマン
撮影エリオット・デイヴィス
配給ギャガ
衣装コンソラータ・ボイル
ヘアメイクJ・ロイ・ヘランド(メリル・ストリープ担当)
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
英国史上初の女性首相マーガレット・サッチャーの半生を描いたドラマ。父の影響で政治家を志し50歳で保守党党首に、54歳で首相となる。男顔負けの強い意志とリーダーシップで「鉄の女」と呼ばれるが、そんな彼女にも妻や母としての顔があり、知られざる孤独と苦悩があった。そして老後は認知症を患う。監督はフィリダ・ロイド。メリル・ストリープが主演女優賞を受賞。3つ目のオスカー像を手にした。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

27.ネタバレ 英国史上初の女性首相、男社会を闘い抜き、瀕死の英国経済を立て直し、旧ソ連をして“IRON LADY”と言わしめた女傑M・サッチャー。当時政治家としての彼女の存在感は凄かった。日本の首相は印象薄くても彼女のことは明瞭に思い出せる。彼女の生涯を二時間弱に詰め込むのはそもそも無理で、やっぱり諸々のエピソード紹介になってしまっている感がある。教科書のように出来事を短く次々つながれても、こちらとしては「それ知ってる」ことばかり、たとえば予算案をめぐって党内で揉める折、サッチャー氏が持論を強硬に展開し、「おお」と思ったところでその話は終わっちゃう。がくっ。ただ、家族とのエピソードは他国民が知りえないことで、どれほどが創作かはわからないけれど、かつての栄光無く、息子に会えなくてがっかりする老女の姿には胸が詰まる思いがした。なにしろメリル・ストリープがオスカー何本でも持ってけー、と言いたくなるような卓抜の芝居芸を見せる。ほんとに上手い。個人的には彼女の演技はシツコイなあ、といつも思うけれど。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-29 23:55:22)
26.ネタバレ いまだ賛否の分かれているイギリス初の女性首相の伝記映画。なのだけど彼女がまだご存命ということで制作陣が萎縮してしまったのか、テーマの搾りきれていないなんとも散漫な映画となってしまった。男性中心社会でのし上がっていくまさに〝鉄の女〟のパワフルな女性の姿を描きたかったのか、それとも年老いて認知症を患った孤独な女性の〝もののあはれ〟的哀愁を描きたかったのか、それともそんなパワフルな女性を影で支え続けた夫との〝ラブストーリー〟を描きたかったのか。どれもこれもが中途半端で残念な作品。それでもストレスなく観れたということと、やはりメリル・ストリープの演技が素晴らしかったので6点。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-10 12:09:12)
25.ネタバレ この作品の一番の見所は、なんといってもメリル・ストリープの演技でしょう。鉄の女と言われたマーガレット・サッチャーを見事に演じきっている。ただ、政界を引退し、夫の幻覚を見る寂しげな老婆となったサッチャーが過去を振り返るという展開なので、全体的に物悲しく、また一つ一つのエピソードが深く掘り下げられていないと感じる。サッチャーの場合、政界という「男の世界」にただ一人飛び込み、史上初の女性首相になるまでの、「女性」としての大変さと、疲弊していたイギリスの経済と財政を立て直すため、多くの反発を受けながらも果敢に政策を実現していった「改革者」としての大変さの2つがあると思うのだが、どうにもさらっとしたタッチで表面だけなぞっているような感じで真に迫ってこない。そしてまた、夫や子どもたちとの描写も乏しいので、家族劇としても物足りない。唯一ぐっときたのは、フォークランド紛争での決断の時。彼女は困難な決断をし、数十人ほどの犠牲が出るのだが、遺族宛に自ら手紙を書く、その時の心情を察すると胸が熱くなる。あるいはまた、デモに襲撃され、罵声を浴びせられるシーン。心中察するとさぞ辛かったはず。サッチャーが発する言葉の一つ一つが素晴らしい。現実の様々な問題を前にすると、理念が腰砕けになる政治家が多い中、彼女はずっと理念を曲げずに、全ては国益を第一に考え政策を決めていった。その姿勢は世界中の政治家が見習いたいものだ。勿論、それ故に頑固者だと揶揄されもしただろうが、彼女のような人でなければ、困難な改革を断行するのはまた不可能なことであっただろう。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-09-19 23:29:31)
👍 1
24.イギリス首相を務めたマーガレット・サッチャーの伝記映画。特に大きな盛り上げどころもなく、淡々と話が流れていきます。政治的な話も多いですが、どちらかというと家庭中心の描き方かな?特定のイデオロギー(ハイエクとか)を絡めない事実中心のストーリー展開はよかったと思います。
maemaeさん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-30 10:14:49)
23.メレル・ストリープの認知症の演じ方のうまさは、ジュディ・デンチと遜色ない。しかし、同時代モノは、レーガン、サッチャーと認知症で苦しんでいる中、ぼける気配のない中曽根大勲位は、怪物だ、なんていう、どうでも良いことを思いながら見てしまう。
みんな嫌いさん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-01 15:19:24)
22.ネタバレ 鉄の女の栄光と挫折。国を立ち直らせた事に対する家族への代償はあまりに大きくその罪悪感に苦しむドラマです。特殊メイクによりそれぞれの年代を見事に演じ分けたメリル・ストリープの怪演は見逃せません。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-24 00:14:43)
21.メリル・ストリープの演技はさすがだと思いますが、話が発散して何を伝えたかったのかわからない。もう少しエピソードを絞ればよい映画になった?
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 5点(2020-10-26 21:49:07)
20.サッチャーをイギリスを建て直した偉大な政治家として描くのか、庶民を苦しめた悪い魔女として描くのか、興味深く見始めたのにボケ老人として描かれていて驚いた。
政治家としての功罪に関しては、ほぼダイジェスト。
晩年の姿に切なさを感じる寂しい作品でした。
もとやさん [地上波(吹替)] 5点(2019-01-13 17:32:48)
19.ネタバレ 年老いたサッチャーがいた痛すぎて、ストーリーに入り込めず。
ゆっきーさん [DVD(字幕)] 5点(2018-05-09 08:58:04)
18.メリルストリーブってどんな役もハマるなー。内容はいまいち。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-28 06:40:25)
スポンサーリンク
17.真正面からの政治ドラマを期待していたので、老耄したサッチャーの内的世界にスポットを当てた作風はちょっと肩すかしを食った。保守的なイギリスで庶民出身、女性という立場に伴う様々な苦労、政治家サッチャーと家庭人マーガレットを両立できない苦悩、それらは老耄を絡ませなければ描けないものだったのか?
なんかリベラル派が多いという映画界が「庶民を虐げながら仮初めの栄光に浸ったサッチャーも、結局は独り相撲を演じていて追い落とされた末にボケ老人になってしまいましたとさ(笑)」と言っているような底意地の悪さを感じると言っては穿ちすぎか。
そもそもこういう描き方(「勝手に想像した」内的世界に基づく人物像)は、人物が完全に歴史上の人物となって初めてとられるべき手法で、あまりにも無神経さを感じ、遺族が「左翼のファンタジー」と不快感を示したというのもむべなるかなと思える。点数はメリル・ストリープの演技に全部振りたい。
C-14219さん [地上波(字幕)] 5点(2014-03-22 14:51:32)
16.ネタバレ 年老いたサッチャー氏の回想という形で、ちょくちょく現代に戻ってくるのがじれったい。政治家を志す→結婚→政治家であり妻であり母であり…→首相就任へ→経済の立て直し→フォークランド紛争→退任。大体こんな感じだったかな。しかし、どれを取っても中途半端にかじったに過ぎず物足りない。「さあ、彼女の人生を簡単に振り返ってみましょう」では良い映画にはならないという事だろう。何か一つを大きな柱にして、他はさらっと紹介する程度で良かったと思う。欲張りすぎちゃってまさに「散漫」。良かった点としてはやはりメリル・ストリープの演技。さらに若き日を演じたアレクサンドラ・ローチも雰囲気があって良かった。日本の首相でこんな映画を作るとしたら中曽根大勲位より小泉さんの方が面白くなるかな?
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-20 18:06:06)
15.ネタバレ サッチャーが困難に立ち向かい、未来を切り開いていく!みたいなところにフィーチャーされた映画でないことには、なんとなく理解を示せるのだが(割と近年の影響力のあった今でも賛否両論の首相で…)全体としてやっぱり薄味で、物足りない感はあった。メリルストリープは相変わらずの素晴らしさでしたが。
なこちんさん [DVD(吹替)] 5点(2013-01-20 03:36:53)
14.メリル・ストリープの演技は嫌味なほどに素晴らしく、オスカー受賞も納得の技を披露しています。デ・ニーロやパチーノら同世代の演技派達が過去の名声を切り売りしながら手軽に大金を稼いでいるのを尻目に、依然として第一線に立ち続けているストリープの真摯な姿勢には頭が下がります。彼女は今回で3度目のオスカー受賞となりましたが、キャサリン・ヘプバーンが持つ最多受賞記録に並ぶのも時間の問題ではないかと思います。。。
そんなストリープの熱演の一方で、肝心の映画はスポットを当てる対象を完全に間違えており、観るべき点に乏しいという残念な仕上がりとなっています。この映画は認知症を患った現在のサッチャーを中心としており、彼女の回想によって”鉄の女”であった過去が語られるという形式となっています。過去と現在との対比によって個人としてのマーガレット・サッチャーに迫るというアプローチは理解できなくもないのですが、一方で観客が望むのは多くの敵を作りながらも強い意志で改革を断行し、そして結果を残してみせたサッチャーの姿であるはず。70年代後半から80年代前半の英国は深刻な経済不振に加え、権利ばかりを主張する労働組合によってあらゆる改革を妨害され、おまけにIRAによる爆破テロも頻発していました。さらには、国力低下に付け込まれてアルゼンチンにフォークランド諸島を奪われかけるという最悪の状態にあったわけですが、たった一人でそれをひっくり返してみせたのが”鉄の女”マーガレット・サッチャーなのです。在任期間中の彼女の活躍を映し出すだけで魅力的な物語となりえたにも関わらず、監督と脚本家が要らん工夫をしてしまったがために、せっかくの題材が台無しとなっています。決してつまらない映画ではないのですが、観ている間中、もどかしさを覚える仕上がりではあります。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 5点(2012-09-29 23:52:48)
👍 2
13.ネタバレ 多分、見た人はみんな同じことを考えると思いますが・・・認知症を患った晩年でのシーンがかなりの部分を占めており、肝心の政局描写はさらっと過ぎてしまっているという印象。せっかく、久々にメリルを本気にさせる題材を持ってきたのだから、どんな重大場面で何を考えてどんな決断をしたのかとか、男ばかりの政界の中でどのように支持を得てきたのかとか、そんなところを誰でも期待するのに。対象の重さから作り手の側が逃げてしまったととられてもやむをえないです。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-09-22 02:30:48)
12.ネタバレ サッチャーが病を患っているところをメインに持ってきていたのを知らなかったので、期待外れでした。もっと、女性の首相誕生シーンを細かく描いてほしかったかな。家庭と仕事を両立する女の姿とか、男社会の中で戦う女の姿とかがもっと見たかった。
しっとりとしていて、そして哀しさの漂った映画でした。
kanekoさん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2012-04-30 23:50:21)
11.マーガレットサッチャーとまではいかなくても、私も一応、男社会で働く女の一人であり、ふとした瞬間にどうしようもない孤独に陥る。サッチャーのように黒尽くめスーツ集団の中で、目立ったり、トイレを探すのが面倒だったり、という些細なものから、女だからね、、という無言の圧力、自信の喪失。私は鉄の女ではないので、いちいち傷つく。だから、この映画で、勇気をもらいたかった。戦う勇気を。

映画の中でサッチャーは強い決断を見せてくれたけれど、引退後の姿がメインだったから、その姿は格好良いというより、痛々しかった。強い女が見たかった私は、自分と同じように弱く、そして年老いて孤独になるサッチャーの姿が、一人で強がっている自分と重なり、苦痛でしかたなかった。あまりにも苦痛だったものだから、行間にあるメッセージを冷静に感じとることができなかった。これは映画のつくりのせいなのか、私の心境のせいなのかはわからないけれど、心が元気なときに見ることをお勧めする。今回はどっと落ち込みました。
ただ、私を映画の世界に引きずり込み、どっと落ち込ませるほど、メリルの演技はすばらしいものだったといえる。

うらわっこさん [映画館(字幕)] 5点(2012-04-13 17:57:18)
👍 1
10.M・ストリープのオスカー受賞作なのでほめたいところですが、家庭人としてのマーガレットがあまり描かれておらず、映画にした意味があまりなくなってしまいました。"鉄の女"と呼ばれていた頃よりも、引退し夫を亡くしてからの今を語っているところは、孤独さや無情さを感じました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 5点(2012-04-12 23:39:40)
9. 首相になってから晩年の認知症まで、新聞やテレビニュースで知り得たサッチャー像は想像どおり。周囲の男どもを叱咤したりフォークランド紛争での対決姿勢などは報道された情報をなぞるだけのような印象で、自分の想定を超えるものではなかった。
 ”女性宰相の奮闘物語”という意味合いに価値があるのだろうが“人間サッチャー”には深く斬りこんでいない。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-09-25 20:33:09)
8.ネタバレ ○メリル・ストリープはもちろん最高の演技を見せたが、英国人の代表的人物を米国人(イングランドの血は少し引いてるらしいが)が演じることにどうも違和感。○サッチャーと言えばで思いつくエピソードの数珠つなぎにしかなっておらず、首相になってからが短すぎる。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-01-05 20:57:27)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 5.72点
000.00%
100.00%
200.00%
336.38%
4612.77%
51225.53%
61225.53%
7919.15%
848.51%
912.13%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review4人
2 ストーリー評価 5.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.60点 Review5人
4 音楽評価 4.50点 Review4人
5 感泣評価 4.80点 Review5人

【アカデミー賞 情報】

2011年 84回
主演女優賞メリル・ストリープ受賞 
特殊メイクアップ賞J・ロイ・ヘランド受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2011年 69回
主演女優賞(ドラマ部門)メリル・ストリープ受賞 

■ ヘルプ