映画『ダーク・シャドウ(2012)』の口コミ・レビュー

ダーク・シャドウ(2012)

[ダークシャドウ]
Dark Shadows
2012年上映時間:113分
平均点:5.35 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-05-19)
コメディファンタジーリメイクTVの映画化
新規登録(2012-04-22)【8bit】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
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監督ティム・バートン
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
キャストジョニー・デップ(男優)バーナバス・コリンズ
エヴァ・グリーン(女優)アンジェリーク・ブシャール
ヘレナ・ボナム=カーター(女優)ジュリア・ホフマン
ミシェル・ファイファー(女優)エリザベス・コリンズ・ストッダード
クロエ・グレース・モレッツ(女優)キャロリン・ストッダード
ジャッキー・アール・ヘイリー(男優)ウィリー・ルーミス
ベラ・ヒースコート(女優)ビクトリア・ウィンターズ/ジョゼット
ジョニー・リー・ミラー(男優)ロジャー・コリンズ
クリストファー・リー(男優)シラス・クラーニー
ウィリアム・ホープ〔1955年生〕(男優)保安官
デヴィッド・セルビー(男優)
ララ・パーカー(女優)
ラフィー・キャシディ(女優)アンジェリーク(幼少期)
平田広明バーナバス・コリンズ(日本語吹き替え版)
深見梨加アンジェリーク・ブシャール(日本語吹き替え版)
白石涼子キャロリン・ストッダード(日本語吹き替え版)
高乃麗ジュリア・ホフマン(日本語吹き替え版)
家弓家正シラス・クラーニー(日本語吹き替え版)
高島雅羅エリザベス・コリンズ・ストッダード(日本語吹き替え版)
矢島晶子デヴィッド・コリンズ(日本語吹き替え版)
本名陽子ヴィクトリア・ウィンターズ(日本語吹き替え版)
楠見尚己ジョシュア・コリンズ(日本語吹き替え版)
佐々木睦ウィリー・ルーミス(日本語吹き替え版)
諸星すみれ10歳のヴィッキー(日本語吹き替え版)
田村睦心三つ編みヒッピー(日本語吹き替え版)
原作ジョン・オーガスト(原案)
セス・グレアム=スミス(原案)
脚本ダン・カーティス〔監督〕(オリジナル脚本)
セス・グレアム=スミス
音楽ダニー・エルフマン
挿入曲カーペンターズ"Top Of The World"
T-REX"Get It On"
撮影ブリュノ・デルボネル
製作ジョニー・デップ
リチャード・D・ザナック
ワーナー・ブラザース
製作総指揮クリス・レベンゾン
ブルース・バーマン
制作東北新社(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮BUFカンパニー(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術リック・ハインリクス(プロダクション・デザイン)
ジョン・ブッシュ[美術](セット装飾)
リチャード・モリソン[タイトル](タイトル・デザイン)
衣装コリーン・アトウッド
ヘアメイクジョエル・ハーロウ(メーキャップ)
編集クリス・レベンゾン
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💬口コミ一覧

62.ネタバレ またT・バートンとJ・デップのあのトゥーマッチな感じかと敬遠していたが、今作は良い! 全体に流れる70年代初頭の音楽が最高。そうかキャロリンは「モールス」の娘か。最後変身してやっと気がついた!
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-01-20 00:37:25)
61.ネタバレ 大江健三郎は、死を目前にした人間には独特の破壊的な想像力がある、というようなことを書いていた。それを、こう言い換えてみようか。「イジメられっ子にも、やはり独特の破壊的な想像力がある」のだと。・・・ティム・バートンの映画を見るたび、ぼくはそう思わずにはいられない。

バートン作品の世界は、肉体的・精神的な「フリークス」の饗宴だ。彼らは常に社会の秩序やら道徳(モラル)やらを嘲笑し、破壊しようとする。そしてバートンは、そういった「フリークス」の狂騒的な大暴れこそを嬉々として想像=創造することにかけて、文字通り独創的だったのだ。彼は、明らかに彼ら怪物やら怪人たちへと自分を一体化しつつ、社会への徹底した敵意というか〈悪意〉を爆発させる。そう、バートンにとって、彼ら“異形の者たち”こそ社会から迫害され排斥され追いやられる「弱者」であり、“イジメられっ子”に他ならない。そしてバートンは、そんな彼らのそれこそ必死の反撃を、バーレスクな「“負”の祝祭空間」としてヴィジュアル化してみせる。しかも、それを見事に上質な「エンターテインメント」に仕立て上げるところに、彼の本領があるのだった。

それがいつしか(というか、『マーズ・アタック!』以降の)その作品からは、ウエルメイドな画作りだけが前面化して、何より〈悪意〉が蒸発されていく。それとともに、彼の「フリークス」もすっかり“毒気”を失ってしまったかのようだ。だが、この最新作でバートンは、いかにも「ソープオペラ(TVの昼メロ)」の原作らしい醜悪な欲望むき出しの群像劇を得て、彼らを徹底的に茶化すことで社会そのものへの〈悪意〉を取り戻したかのようなのだ。相手に詫び(笑)を入れながら血を吸いまくるJ・デップの吸血鬼や、自己中心的すぎる(そして、演じるエヴァ・グリーンが素晴らしすぎる!)魔女を含めて、観客は本作の誰ひとりにも共感や感情移入できまい。だが、この自己の欲望にひたすら忠実な面々こそ、バートンの〈悪意〉による社会の、私やアナタの「鏡像」に他ならないのだ。しかしその、何と不愉快すれすれの「面白さ」であることか! 

なるほど、ここには「フリークス」ゆえの悲哀を湛えた、あのバートンらしいペーソスはないかもしれない。が、久々に“ふっきれた”バートン作品は、やっぱりタダ者じゃないことも確かなのだ。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 9点(2012-06-05 19:20:15)
👍 1
60.ネタバレ 「現代に蘇った吸血鬼」ではあるが、真の現代ではなくて1972年ということで、今から思えば「懐かしいあの時代」である。ベトナム戦争とかヒッピーとかLove&pieceとか、日本でも今の50代後半からは「わかる」文化だ。それを舞台としたワケは、まあ、近代的な現代よりは馴染みやすいからであろうし、懐古趣味でもあろう。とまあ、真面目に評しようとしても無駄な努力かもしれない。エバ・グリーンのエロい魅力とカーペンターズのTop of the world が映画館で聴くと案外音質よくて感心したことが印象に残った。ケチョンケチョンの低評価はリアルに70年代を知る「少数派」としては残念であるので、9点とさせていただいた。 この映画はストーリーの整合性とかモラル的なものを基準に見ちゃ、つまらない。「くだらない」ものでも飽きずに惹きつけられて1本見とおしてしまう、そういう味の映画かな。まあ真面目で品が良く、40歳より若い鑑賞者にはつらい映画かもしれないが、ブラックな味が好みの中年男にはギリギリストライクです。
小鮒さん [映画館(字幕)] 9点(2012-05-20 23:17:38)
👍 1
59.あまり評価は高くないようですが、個人的にはアタリ。たしかに人間以外を演じるジョニー・デップには見飽きた感がありますが、魔女エヴァ・グリーンの悪女ぶりが秀逸でした。あの大きな目から放たれる鋭い眼光は、いかにも魔女。ギロッと睨まれるだけでゾクゾクします。鎖で縛られ、顔面に○○まで乗せられるジョニー・デップは幸せ者です。
しかも妖艶にして理不尽なまでに屈強。終盤の息詰まらない〝攻防劇〟は、さながら「ターミネーター2」のエロ&矮小バージョンという感じ。女優としては格上であろうミシェル・ファイファーも、すっかり食われていたように思います。というわけで、魔女の尽力でおおいに堪能できました。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-01-07 21:24:23)
58.おもしろかった。
 
ティム・バートンの映画特有の顔が細くて目が丸いヒロインはなんか好きだ。
キャラが立ってておもしろかったから、そのままのノリでもうちょっと長くてもよかったんだけど、潔い。このクオリティーのドラマシリーズがみたい。 
 
時間も短くてスナック感覚で観られる良質な映画。
大人の楽しめるファンタジー。
 
映画を観るぞーって日に何本かDVD借りてくる中に一本入れておいたり、お風呂入って、あとは寝るだけにして部屋暗くしてのんびり観るといい映画。
 
おでんの卵さん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-27 00:40:47)
57.え?最高だったんだけど。
枕流さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-02 20:52:49)
56.ティム・バートンについては、この10年余りの作品はもれなく劇場で鑑賞している。
ただし、実のところ今作は劇場鑑賞をスルーしようかと思い始めていたところだった。
その理由は、この数年の彼の監督作品には、魅力的なイントロダクションに反して今ひとつパンチに欠け、フラストレーション過多だったこと。そして、そのことが“黄金コンビ”である筈のジョニー・デップとの実に8度目のタッグに対しても、猜疑心を生み始めていたからだ。
イントロダクションで伝えられるビジュアルを見た時点で、彼らが組んだ過去作の幾つかと似たような雰囲気の映画であることは明らかで、殊更に食指をすぼませた。

しかし、それらは完全に杞憂、取り越し苦労だった。
「なんだ面白かったじゃないか!」と静まらない高揚感を感じつつ、レイトショーの映画館を後にした。

この監督の過去作と世界観が似通っていることは間違いない。そこに“いつものように”ジョニー・デップが主演俳優として座しているわけだから、二番煎じ、三番煎じと揶揄したくなる気持ちも分からないではない。
でも、これがティム・バートンの映画である以上、それはまったくのお門違いだ。

これこそがティム・バートンという映画監督の“世界”であり、久しぶりに彼の「美学」が存分に爆発している映画だと思う。
ビジュアルのクオリティーのみが際立って、映画の根本的な世界観に欲求不満を禁じずに得なかったここ最近の作品に比べ、今作は圧倒的に振り切っている。
えげつなさも、可愛らしさも、映し出されるすべてが「ティム・バートンらしい」という表現である意味強引に納得するしかない力強さが溢れていた。

そして、こういう“この監督”の世界観に違和感なく息づけるのは、やっぱり“この俳優”しかいないと、改めて納得してしまった。

60年代の人気テレビシリーズの映画化だけに、ストーリーそのものは良い意味でも悪い意味でも“チープ”そのものだ。突っ込みどころも枚挙にいとまが無い。
けれど、そういったチープさも突っ込みどころも、この映画に映し出されるすべてのものが愛おしく思えてくる。

もはやこれは、完全に個々人の嗜好によって判別するしか無い映画世界だろうと思う。
ただ僕は、海の底で“監督の愛妻”がカッと目を見開いたその先も延々と繰り広げられるだろう、この奇妙な家族の奇々怪々な生活模様が気になって仕方が無い。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2012-05-31 23:32:39)
👍 1
55.200年前の吸血鬼が現代に(といっても70年代)蘇り、子孫たちに何やら貫録のあるところを見せつけるも、なにぶん時代遅れの存在なもので、言動がカルチャーギャップネタへと繋がっていく。慌てず騒がず、ご先祖様かつ吸血鬼としての落ち着きを見せ続ける一人合点のチグハグさが、みどころ(このトホホな吸血鬼、趣向は違うけど、ちょっと『処女の生血』を思い出したりして)。ではあるのですが、本作のさらに気が利いている点は、吸血鬼が吸血鬼なら、子孫たちも子孫たち、妙なキャラクターたちを配置して、さて物語をどうまとめるのかと思ったら、まとめるどころかラストではさらにとっ散らかし、でも何か妙にナルホドと思わせる。ナルホド、そうやって盛り上げるのか。もう何でもアリアリ、好き放題やってて気持ちいい。
と手放しで楽しめるのかというと、正直、残念なところもあって、いやこれは単なる好みの問題かも知れないけれど、コワそうなシーンではもうちょっと本格的にオカルト映画風のコワい雰囲気を出してくれたら、コミカルなシーンの可笑しさがさらに際立ったんじゃないか、とも思うのですが(その点、『ヤング・フランケンシュタイン』のモノクロ映像は、効果的でした)。ダニー・エルフマンの音楽は、いかにもコワそうに頑張ってたんですけどねえ。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-26 22:30:03)
54.ネタバレ ティムバートンの美しいダークファンタジーを久々に見た。
荒んだ家族風景は軽く”アダムスファミリー”を連想させる。
色褪せて寂れた港町の雰囲気と、オープニングの音楽がもう最高。これは死ねる雰囲気だ。
自分は音楽に詳しくないので誰が歌っている曲かは知らないが。

この映画は
ヴァンパイアと現代とのズレがウケる。

吸血鬼の数々の伝統がコメディによって消されないのは監督の匠の技といってもいいかもしれない。
怪奇とコメディが両方とも生きている。これはたぶん手腕がないとできないと思う。
しかしジョニーディップの吸血鬼役に自分は違和感を少しだけ感じてしまった。

ティムバートンは自身が好きであろう怪奇趣味を元手に、そこにとらわれることない面白い作品を大量生産する様は
まるで魔術師のようだ。

ただ、ティムバートンが最も得意とすると思えた吸血鬼幻想という題材であるが、
その手のジャンルを極めた彼にとってはあまりにも今さら感というか手慣れた感が出てしまい、ストレートで面白みに欠けるものになってしまったのかもしれない。

ストレートとはいえ他のヴァンパイア映画にはないユーモアや様々な視点を取り入れて成功しているのは
やっぱティムバートンは巨匠であり、こういった趣の美意識の体現者であるからだと思う。

ヴァンパイア映画で描かれるべき悲壮感はちゃんとあった。
人を結びつけるのは愛であるか所有であるのかというのが一つのテーマではあったと思う。
最後で愛を訴えた魔女の肉体は干からびて脆くひび割れて中身は空洞であった。それは彼女の心の表れでもあったと思う。
もしそれが本当の愛であったなら彼女は干からびることなく彼女の中身は空洞には決してならなかったと思う。

近代ヴァンパイア映画のクィーンオブバンパイアという映画はロックミュージックとヴァンパイアを融合したような内容だったと記憶しているが、
このダークシャドウも少しだけその流れをくんでいるのかもしれない。
ティムバートンの映画って、悪女とか魔女が多い確率で出てくるような気がする。
ゴシックヘッドさん [DVD(吹替)] 7点(2013-11-26 23:37:15)
53.バートン監督とジョニーデップ、期待どおりとういか予想どおりで意外性はないけど、なかなか楽しめました。それにしても、魔女が一番セクシーで魅力的に感じたのは私だけでしょうか。
ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-05-12 21:38:00)
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52.ネタバレ ジョニーお得意の真面目で陰気なおとぼけ演技が最高です。
セットも相変わらず良いですね、「シザーハンズ」とか「スリーピーホロウ」とか「コープスブライド」を思い出しました。
おもちゃ箱ひっくり返したような映画、ティム・バートンの好きな物全部出しましたみたいです。
娘役のクロエなんとかちゃん、いいですなぁ。彼女は・・・だったのが予想外で、コレってもしかして作中、最大のネタですかね。
ミシェル・ファイファーの70年代風もいいし、本家バンパイアのクリストファー・リーがうれしいですね、エヴァ・グリーンのモンスターっぷりよ、すごく楽しんでやってる感じ。女優がみんなかわいいです、魔女と幽霊とモンスターと人間が普通に共存してる世界っていうのがいいです。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-04 16:49:18)
51.ネタバレ まずなんといっても、ゴシック風のお屋敷が素晴らしいですね。この作品の真の主役は、このお屋敷そのものなんじゃないかというぐらい。町並みも含めて全てセットなんだそうですが、実に見事な出来映えだったと思います。ティム・バートンの近年の作品はあまりぱっとしないものが多かったので期待してはいなかったのですが、個人的には割と楽しめた次第です。これまでのバートン作品と同様に、「普通じゃないことが普通」なへんてこな人たちがたくさん出てくるんですが、今までと一つ違うのは、そのクラシカルなキャラを徹底的に茶化してるというところにあります。200年ぶりに蘇ったバーナバス・コリンズは、1972年の世界でのギャップをあれこれを見せられるわけですが、それがまたいちいち面白い。この映画、吹き替えで見た方が良いと思います。そしてあくまでも現代に蘇ったわけでなく、「1972年」というところがまた良いんですよね。その時代の服装、スタイル、ヒッピー、そして音楽。蘇ったコリンズ同様に、観る者にとっても懐かしさが蘇る。ヴァンパイアと70年代の掛け合わせそれ自体が新鮮で面白かった。確かに、見終わってなにか心に残るものがあったかというと何も無いし、内容はよくあるソープオペラを化け物キャラでやってるだけなので特段の良さは無いのですが、前述のセットとキャラの茶化し具合、そして72年のエッセンス、これらの要素がとても楽しかったので、少し多目の7点を入れたいと思います。
あろえりーなさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-10-17 20:51:31)
50.ネタバレ タイトルからもっと暗ーーいテイスト?かと思ってたんですけど、
コメディタッチでちょっとビックリ。
と言ってもコメディにはなりきれず・・という半端感でした;
私、ヘレナ・ボナム・カーター、好きなんですけど、
もっとはじけた役じゃなきゃ彼女の良さは出てこない気がしましたです。
そうそう、ヒロインの扱いも途中から影が薄くて。
そうか・・魔女がヒロインだったのか;
AKOさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-15 23:22:46)
49.ネタバレ 相変わらず我が道をいく、デップ&バートンコンビ。今作も、お馴染みのメンバーで思いっ切り楽しく創っているのが観ている方にも伝わってくる(ヘレナ・ボナム・カーターはこれで何回ジョニーに殺されたんだろう?)。それでも、さすがにちょっとマンネリ気味なのか、途中まではなかなか冗長で「これは外したかなぁ」と思ったものの、中盤からはいかにもバートンらしいゴシックホラーとブラックユーモアが渾然一体となって加速度的に面白くなっていった。まともな人間はおろか、まともな怪物すら出てこない(デップ演じる主人公が超自己中で女にだらしないヴァンパイアという設定自体変だし)、いかにもバートンらしいへんてこりんで楽しい映画。
かたゆきさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-08 21:24:30)
48.ネタバレ アバンタイトルからベラ・ヒースコートが屋敷内に案内されるまでの流れは、あたかも彼女が主人公であるかのように思わせる展開だが、それは屋敷内の様子と登場人物を効率的に観客に紹介していくためのものであった事がわかる。

中盤からクライマックスにかけて彼女の影が薄くなるため、三角関係のドラマとしては些かバランスが悪くなってしまうのだが、そうした破綻とアンバランスさがバートン本来の病理的であやうい魅力と云えなくもない。

スタジオのしがらみが顕著な前作は、程よくユニークでウェルメイドで小器用で教訓的で無害でしかないが、本作の不健康ぶり・インモラルぶりこそ彼の本領に近い。

愛情と憎悪、煩悩と理性、異質な他者と一般人、その間で分裂するそれぞれのキャラクター。(エヴァ・グリーンの最期の表情の素晴らしさ。)

屋敷内や崖のシークエンスで印象的な、焦点深度の深い映像。(遠近を惑わすヒ―スコートと彼女の肖像画のパンフォーカスこそ、ラストの予告だ。)

伏線や整合性や現実的倫理といった小細工を取り払っているゆえに、作り手の特異な症候とその治癒への試みとでもいうべきものがバートン流「再構築」映画の中で際立つ。


ユーカラさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-02 10:48:19)
47.ネタバレ 正直あまり期待せずに観に行ったので、結構面白いじゃん!っていう感じでした。ただTVCMだと、随分とコメディタッチな感じがしてましたが、実際にはそうでもなかったです。ティム・バートン監督の映画のわりに色の派手さが若干控えめな感じが残念でしたね。最後の魔女との戦いのシーンで「永遠に美しく」と「ターミネーター2」を連想したのは私だけでしょうか?あと個人的には、ミッシェル・ファイファーも実は化物でした。ってオチを期待していたんですけどね。。。。
しまさん [映画館(吹替)] 7点(2012-05-20 02:26:14)
👍 1
46.エヴァ・グリーンの妖艶、怪演が魅力的。
TERUさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-01 19:08:53)
45.変わった登場人物たちの世界に浸れて、ギャグあり美女ありで退屈しませんでした。映画としての起承転結が弱いのが欠点。
クレイバードさん [DVD(字幕)] 6点(2023-06-03 20:17:55)
44.ストーリーはまぁそれなりって感じだが、話の雰囲気とジョニー・デップとエヴァ・グリーンのキャラが良かった。
misoさん [地上波(吹替)] 6点(2014-06-12 17:35:35)
43.ネタバレ ティム・バートン×ジョニー・デップという組み合わせに過剰に期待しなければ、この映画の世界観、映像美は十分楽しめるものだったと思います。ただ、コメディという観点で言えば、クスッとするシーンはそれなりにあったけれど、ちょっと物足りない感じ。魔女って怖いねー。そりゃヴァンパイアもだけどさ・・・。あと、若者の群れはかわいそすぎ。
ほかろんさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-11-24 21:52:16)
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【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 5.35点
000.00%
111.61%
211.61%
31016.13%
458.06%
51727.42%
61219.35%
7914.52%
846.45%
934.84%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.25点 Review4人
2 ストーリー評価 3.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review4人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 2.25点 Review4人

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